3月のグループ展にふらりと立ち寄ってくださった染色作家のお客さんが、
ちょうど先週、京都のギャラリーで展示されてると伺い、訪れてきた。
その近くにある、行ってみたかった泉屋博古館へもはしごすることに。
最近の定番の西院駅からレンタサイクルで。
いつもできるだけ違う道を通るようにしてるので、
まだ見たことのないタイルに時々遭遇できるのが楽しい。
白いタイルを囲むように並ぶ、渋い正方形のタイル、風合いがあってとてもいい。
この窓辺はタイルに型板ガラスに面格子にはグリーンの蔦まで絡まって
完璧すぎる~
石とタイルの組み合わせが素敵なファサード。
1階も2階もタイル貼りの長屋もあった。
タイルが素敵なビルを発見。
1階がpiuというカフェになっていて、食事もあるようだったので、
ここでランチしていくことにした。
裏玄関も素敵。
店内もおしゃれにリノベされていた。
カウンターにあったこの引き出しが気になる。
ランチはパスタとピザがあって、
ゴルゴンゾーラとはちみつのピザを頼んだら、生地はサクサクで
ブルーベリーとチーズ、はちみつが絶妙に美味しいピザだった。
しかし、これは食事というよりデザートか・・
後で調べたところによると、ここはタワーのようなミルフィーユが押しの映えるカフェだったみたい。
食後はさらに自転車を走らせる。
面白いデザインの面格子。
2階に可愛い面格子がついてるお宅もちらほらある。
グリーンのグラデーションがさわやかなタイル。
廃医院?のタイル。
細かい布目が美しい。
和のやわらかな風合いのあるボーダータイル。
茶色のタイルと面格子。
久々に通った野黒ネクタイ工芸のモザイクタイルは多種類の形、色の
モザイクタイルが使われてて、しかも軒下までアール状に貼られてるところがたまらん。
斜め向かいのカフェっぽい建物にも、雷門のマジョリカタイルが貼られてた。
なんかだいぶ北の方へ上がってたみたい・・
西陣接骨鍼灸院は2階のアーチ窓や軒の控え目な飾りがいい感じの看板建築?
ザクロがたわわに実ってる。
ここのタイルも超魅惑的!
やきものの風合い満載のタイルが贅沢にファサード全面に使われていた。
うーーーん、良すぎる~
縦長窓の入ったタイル貼りの洋館。
この廃店舗の看板も惹かれる。
この後、やっと第一目的地のギャラリー、アートスペース柚へ到着(写真撮り忘れ)。お二人の染色作家さんと再会し、様々な染め、織りの作品をご解説と共に拝見させて頂いた。
織りとか染めは、子供と体験教室くらいでしかやったことがなく、ほぼ知らなかったので、いろいろ興味深かった。
その後、泉屋博古館へやってきた。
展示室は撮影禁止だったが、さすがに青銅器がめちゃめちゃ充実していて、
満喫。
青銅器はとにかく形が奇妙だったり、饕餮文という独特な文様が興味深くて面白い。
特に動物をかたどったものは魅力的だなあ。
企画展示室への渡り廊下
渡り廊下の右手に広がる中庭。
企画展の木島櫻谷の四季の金屏風も華やかで見ごたえがあった。
帰り道に出くわしたギザギザのレトロなマンション。
何?これは?と検索すると、賃貸のデザイナーズリノベマンションとして
出ていた。
元寄宿舎だった建物のようだ。
ギザギザの角に窓があるのがポイント。
塀もギザギザ。所々にレンガが埋め込まれてるのもいい感じ。
ボタニックコーヒーと看板が出ていて、半地下にカフェもあるみたい。
この日は時間もあまりなかったのでスルーしてしまったが。
又機会あれば行きたい。
マリアハイツの壁面は凸凹タイルがびっしり。
凸凹がかなり激しく・・こんなタイルは初めて見たかも。
京大近くの洋風の意匠がついたカフェレストラン。
煙突がついたこの洋館も素敵。
1階はオートバイのお店になっていた。
丸窓のついたタイル貼りの建物も。
赤い屋根がちらりと見える。
キョーラク京都営業所。
深みのあるグリーンのタイルがきれい。
そして最後に、ここも一度行ってみたかったアンティーク着物店「戻橋」へ
立ち寄った。(店内撮影可)
内装もいろいろすごい。
2階の階段にあったステンドグラス。
レトロな家具とレトロな着物がマッチして、
妖しく不思議な空間がつくりだされていた。
トイレも。
この日はちょうど3階で着物の500円セールをやっていたので
思わずエキサイト。
いつものごとく、着物では着ないけど、スカートにリメイク用の着物を物色し、3着ゲット。またゆっくり見に来たい。
タイルと面格子に植物があるいい窓辺。
この日もたっぷり京都を満喫できた。