蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

日本女子オープン  (bon)

2016-10-04 | 日々雑感、散策、旅行

       ノーベル賞、3年連続の受賞に輝きました。生理学・医学賞を単独受賞し      
      た、東京工大 大隅栄誉教授は、自然科学3賞では22人目、単独では3   
      人目という快挙で、大変誇らしく思います。子供の頃、ノーベル賞受賞と
      いえば、ずっと湯川博士一人しかいませんでした。

 

 話は変わって、昨日(月曜日)の朝刊、スポーツ欄は、優勝者、史上初のアマチュア 
畑岡奈紗選手(17歳)の話題で大賑わいでした。
(日本女子オープンゴルフ選手権2016
(第49回)栃木県、烏山城カントリークラブ二の丸、三の丸コース)

 最近は、とんと見なくなったゴルフ中継を久々にじっくりと楽しみました。ニュースで、
前3日間トップを走る 弱冠15歳のアマチュア 長野未祈選手の話題を伝えていたからで
した。 最終日の最終組は、当然、長野でしたが、やはり最終組の重圧からか、
前日までの
自分ではないと思えるほど冴えが見られず、惜しくも10位で終わりました。
 その5組前にスタートした畑岡は、とても17歳とは見えない落着いたプレーを続け、
積極果敢な攻めのゴルフを展開し、スタート時点のトップとの4打差を見事に逆転し、並み
いるプロを抑えて 初優勝に輝いたのでした。 すごいことです。

         日本女子オープンゴルフ’16優勝者
          (JGA HPより)


 長野のキャディーを務めたのは、お父さんで、 畑岡のキャディーはお母さんで、時折
見せるティーグランドなどでの会話や目配せに家庭で見るそれと思わせる感じでリラックス
していたようでした。

 畑岡と一緒の組で回っている イ・チヒ(韓国)は、かってこの覇者でもあり、アウト11
番のショートホールでは、見事なワンバウンドのホールインワンをやってのけたのです。
録画再生でなく、リアルタイムのホールインワンをしっかりと見たのは初めてでしたが、一瞬
“ドキッ”としました。 イ・チヒは、このホールインワンでトップと1打差の2位となり、
上位を伺いながらの堅実なプレーで不気味でしたが、コース1の難ホールの17番、490
ヤード、パー4は、解説者の森口裕子が言っていたように、ティーグラウンドからは、左の林
がせり出し、右手にはクリークが蛇行した大変狭い打ち下ろしで、そんなイ・チヒも、左に大
きく曲げて林に打ち込んでしまい、このホールDボギーで戦列から落ちてしまうのです。

 一方の畑岡は、このため長い待ちに入っていましたが、なんと、2オンに成功し、このホー
ルをパーで上がる。 最終ホールも第2打を川越えの打ち上げをダイレクトに攻め2オン。 
下りフックラインの難しいパットを沈めてバーディ(4アンダー)。 この時点でトップに
立ち後続を待つ。
 ここで、トップを走っていた3組後の堀琴音は、17番で痛恨のボギーで、畑岡と並んで3
アンダー。 堀琴音の最終ホール、1打ビハインドとなった堀は、力を込めて2オンするも
フックラインのロングパットを残す。 
 これが入れば、プレーオフ。 なんとしても入れたい強い気持ちが伝わってきます。惜しく
も、カップオーバーしてこの瞬間に、アマの畑岡の優勝が決まったのでした。

 この大会は、アマチュアが活躍したとありましたが、優勝者を含めトップ10に3人もの
アマチュアが入っています。優勝者17歳、4位16歳、10位15歳・・恐るべしですね。 
今や、小さいころからゴルフをやり、体格、環境にも恵まれて、アマチュアのレベルがぐっと
高くなり、プロフェッショナルと技術面ではそれほどの差がなくなってきたとみるべきなので
しょう。 出場選手もみな若い人たちで、ほとんど初めて聞く名前でした。 私らに馴染みの
ある女子プロは、メイン解説者の森口裕子、ラウンド解説の、小田美岐らで、すでに裏方に
なってしまっているのでした。
 

 日本も、大きく成長し、今や成熟社会に入り、スポーツ界においてもレベルが高くなってき
ている証かも知れません。

 ノーベル賞に代表されるように、科学技術面での活躍・業績も、いよいよ成熟の域に達して
きたのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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