差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

遠い想い出

2015年10月08日 | 日記

 酒乱の祖父は、晩年すっかり好々爺になって草花など愛していた。その一つがこのミセバヤである。玉造にして軒先につるして眺めていたのを覚えている。

 当時は名など知る由もなかったが、我が家の庭の片隅で日高ミセバヤが咲きだした。この花を見ると祖父や、当時の隠居の佇まいまで想い出される。懐かしいな。

 草花を見て、それに連なる思い出は誰しも持っている。草花の持っている力、50年以上も前に旅立った人まで想い出させるのである。