市の狭山緑地公園では、ヤマユリが群生し今咲き乱れている。こうした風景は子供のころよく見られたのではあるが、今日では珍しい光景である。公園内は、ボランティア(?)の皆さんが周りを草刈し大切に守ってくれたからであろう。
ヤマユリなどは、明るい林の中でよく生えているのであるが、近年は野山が放置され荒れるに任せるところが多い。葛など蔦類が蔓延り里山なども暗くなりヤマユリなどは絶滅に追いやられている。
子供の頃は、薪炭の生産や牛馬の放牧・落ち葉狩りなので野山は適当に管理されヤマユリの群生地があちこちで観られた。秋に球根掘りなどしてよく食べたものである。
数年前、たくさんの花をつけ頭を垂れていた水道用地内のアップしたヤマユリ、今は生い茂った林に覆われ悲しいかな姿を消してしまった。荒れた野山が多くなったのは我が故郷も例外ではない。ヤマユリが群生していたあの光景、今はどうなっているだろうか、。香りを愉しみながらそんなことを想う。
昨日は 5,985歩