木々の芽吹きと共に庭の雑草も蔓延り始める。昨日は季節外れの夏日となった中若草の香りを愉しみながら草取りをする。特にハコベなどの香りは、遠い昔を想い出させる。というのは、この草を摘んで鶏の雛によく食べさせた時のあの光景が浮かぶからである。
ミニ松林も根元が綺麗になりました
今では見られないが、当時はどの家でも鶏を飼っていた。雌鶏は定期的に巣ごもりして抱卵し雛を育てるのである。可愛い雛は、ハコベを刻み糠と混ぜて創る餌を好んで食べるのでハコベ摘みは子ども達の役割だった。
こんなことを記していたら、各戸の雄鶏の時を告げる鳴き声が寝床にステレオタイプで届くあの光景が浮かんできた。早暁、Mさんの雄鶏、H宅の雄鶏、Sさんちの雄鶏と、、、近くに遠くにと聞こえてくる。のどかな世界だったなぁ、、、と 因みにM、H、Sは皆屋号
昨日、この前来たばかり末孫、杉並から自転車でパパと一緒にやってくる。忙しい中、積極的に関わって体験させていることに応えて体力も付いてきているようだ。