酷暑の上、カラカラ天気の影響で庭の植物たちの悲鳴が聞こえてくるようである。そこで連日水撒きをしているが、その効果か枯れ葉を纏った鹿の子ユリがようやく一輪咲いてくれたのでアップしてみた。湿潤な地で瑞々しく咲く百合たちに比べて可哀想でならない、そんな気持で愛でている爺である。
昨日、愛妻に旅立たれ、目下一人住まいの〇〇さんから昼食会へのお誘いを受け軽い気持で出かける。焼香を済ませた後、ビールを酌み交わす内に「実は、自宅(大豪邸)売って鍵一つで生活できるようなマンション住まいを計画している」という話が出る。思いもかけない話に暫し呆然、長年自治会や老人会、そして防犯協会と共に活動してきた仲間である。人それぞれのあゆみがあり、温かく理解してあげなければならないが、惜別の情込み上げ淋しい気持となる。
先日も、我々の大先輩の旅立ちがあり冥福を祈り別れを惜しんだばかりである。齢を重ねると言うことは、こう言うことかと改めて思い知らされた。
高齢者には、住まいを借りるのもままならないご時世であるが、理想の住まいを見つけて欲しいものである。