長年暗い土中で生活しそこから這いだし、生への営みを謳歌するために羽化しなければならない蝉たち、そこには様々なドラマが待っている。悲しいのは、硬いからに覆われていて行動もままならない内に池などに落ちでしまうもの、あるものは羽化する場所を見つけられず道路を這っているうちにアリの餌食になってしまうもの、また羽化する場所を見つけても殻から半分ほど身を乗り出しても力尽きてしまうもの、、、.である。
今朝見たのは、葉裏に留っている空蝉の姿である。アップした画像にあるように枝垂れ桜の幹を4mほど登り、更に枝伝いに3mほど下った葉裏にあったもので猿のようにとなりの枝に移ることが出来ないセミなのでそう推測する。
長い伝い歩きの中で落下することもなくここまでたどり着いて羽化していった涙ぐましいその生への営みに感服!! 今朝は蝉の底力を改めて見せられた想いである。
早くも我が家はいま蝉時雨が降りている。蝉たちよ、生への営みを十分謳歌し給え、、、、。