この酷暑の日々が、しばらくはつづくという。人様は空調設備の整った場所に閉じこもっていればいいのだが、他の生き物たちはどうだろう。
早朝散歩では、涼しい内にとヒグラシの大合唱を耳にするし、気温が上がればアブラゼミやミンミンゼミの蝉時雨となって降ってくる。また、この頃やたらと増えた外来種のガビチョウは早朝から煩く鳴いている。そうこうした彼らの生き様を見ていると、あまりこの酷暑の夏が関係がないようで自然に対する彼らの受容力の大きさに感心するばかりである。
地球の温暖化は人様の営みがもたらしたと言われているが、生き物たちの受容力にも限界があるだろう。レイチエル・カーソン著サイレントスプリングの話とは違うが、サイレントサマーとならないよう人様も今のうちに知恵を出して対策を講じなければと想うこの頃である。
枠内は、網戸で鳴いている蝉 強い日差しをものともせず囀るガビチョウ