さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

米子・皆生温泉(の裏世界)~山陰・北陸日本海の旅

2014年01月04日 | 山陰・北陸日本海



さて、新シリーズは山陰から北陸までの旅のレポートです。季節は秋も深まり、
日本海では天気が荒れ出し、みぞれも降るという、冬が近づく頃。

画像は米子・皆生温泉からの日本海です。黒い雲が低くたれこめ、海の向こうの
国からは潜水艦でもやってきそうw(゜曲゜)w

   
今回のルートは、「米子鬼太郎空港」まで飛行機で行き、そこから温泉を渡り歩いて
富山まで行き、「富山きときと空港」から東京へ帰ってくるという行程です。(最近は
空港に変な名前をつけますねェ…。) 上の赤い点が宿泊した所です^^

旅の原則

 1.温泉に泊まる。金沢や富山の市街地には温泉がないので、しかたなく大浴場
つきのホテルに泊まる。便器を見ながらのユニットバスはい・や・だ。

 2.素泊まり。温泉旅館の食べきれないほど並ぶ御馳走、毎日は食べられません。
夜は居酒屋に繰り出して、地魚地酒を楽しむ。どうせひとりだしね^^;

 3.
列車はすべて各駅停車のローカル線に乗る。別にテッチャンじゃありません。
宿を出てから午前中に移動。せいぜい2時間くらいなので、急ぐことないんです。
次の街についたら昼飯でも食って、ビールでも飲んで宿に入れる時間を待つ、という
わけだ。



というわけで、最初の宿は米子の皆生温泉でした。「かいけおんせん」と読みます。
知ってた?(^益^;

考えてみれば、温泉の和室にひとりって贅沢♪ 平日で空いているから「ひとり素泊
まり」を受け入れてくれるのでしょうね。内湯も露天風呂もなかなかよかったぞ!



さてホテルの前の温泉街は、典型的な古い雰囲気。土産屋、居酒屋、スナックなど
がちらほら。しかしこの「ラブストーリー」ってのはなんだ? (゜゜)?コイモノガタリ?



うおっ?裏道にはカラフルな看板が並んでいる。これはどう見ても怪しい風俗店。
歩いてみると、ガラス張りの管理人室のような小さい部屋がどこの店の前にも
ついている。「これはなーに?」と観察してみると、中に人がおり、人が通るとそいつ
が出てきて「お兄さん、遊んでいって~」と声をかけてくる。

そおか、客引きがそこに待機しているんだ。しかしなぜガラス張りの小部屋?

そお~か!ここは渋谷新宿じゃねえ。客引きも寒いんだよ。冬の暴風雪が荒れ
狂う、ここは日本海なんだよ!


宿の部屋に戻ってタブレットを開く。こんな田舎宿でWifiがつながっているものかと
期待せずに開いてみると、つながるではないで~すか^^ 「皆生温泉 風俗」と検索
すれば、出てくる出てくるスケベなお店♪

風俗嬢の画像も出てくる出てくる♪ おおおっ?アイドル級の美少女?! 22歳?!


                                        (*´д`*)…ハァハァ



おかしい…。いま俺は皆生温泉にいるんだよ。寂れて人もまばら。米子から本数も
少ないバスに乗ってくる、日本海に面した僻地だぜ。山陰だよ?その温泉街の裏道に
ひっそりと並んでいる風俗店に、20代前半のアイドルみたいなお嬢さんたちが
ゾロゾロいるってのか?オレ好みのカワイコちゃんが○×しましょ♪ってか???

…ネットって便利ですね。「口コミ」も沢山載っているんです^^; 「皆生温泉突撃
レポート」だとか、「皆生温泉の風俗について語ろう」などといったページがあるのだ。

 20代なんて全部ウソで、ババーばかりだよ

 都会の風俗からワケアリで落ちてきた風俗嬢が集まる中国地方最低の場末

などと、ひどいことが書いてある。まあ「えがったぁ~♪」なんてわざわざ投稿する奴は
いないだろうし、誹謗中傷はこういう投稿ではお決まりですからね^^;

 質問者:写真で風俗嬢を選んで、いよいよご対面したら写真とは全然違う人が
  出てきました。これって、チェンジしてくれって言って、できるのでしょうか。

 回答者1:そうしたらコワイお兄さんが出てくるんじゃないの?

 回答者2:俺は「全然違うだろ!」と言って変えてもらいましたよ。同じくらいまた
  ひどいのが出てきましたけれど。

う~む、地獄のスパイラル状態になるわけだな…?


「病気持ちの女ばっかりだ」なんて書くやつもいれば、そこで働く風俗嬢の笑える
投稿もありました。「みなさん、皆生温泉なんて書きますが、みんな生でやってる
わけじゃないんですよ~。ちゃんとつけて健康的に楽しく遊びましょうね~♪」なんて
健気なコメントじゃないですか^^;

ううむ、旅の恥をかきすてたい悪魔のささやきも聞こえてくるのだが、温泉に入り
放題の宿に泊まっているのに入浴料、しかも「=往復の航空運賃」、「=俺が泊まる
宿、数泊の滞在費」を払うってのもねー^^;

モヤモヤとした誘惑の空気に押されながら夜遅くに露天風呂に入っていると、3人組
が湯船に入ってきて、「どうだった?」「こうだった」という話を始める。俺(他人)が
いるから遠慮がちに話していたのだが、もう一人のデブが入ってきて、こいつは
思いっきりあからさまに直前の体験談を話はじめた。

 いやあ~~、俺の風俗歴のなかでも歴史に残る凄さだったね!

 自称24歳、どうみても40代!

 こうやって、ここから左手を回して右手はこう、そして…

~と湯船のなかで、激しい体位と上下運動の再現をするときたもんだ^^;



「射的」と「大人のおもちゃ」は温泉街の定番ですよね。おもちゃ屋さんは、向かいにも
もう一軒ありました。こんなんひと通りも少ないのに売れるのか?