さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

米子栄枯盛衰

2014年01月06日 | 山陰・北陸日本海



米子の商店街を通り過ぎると、高島屋がありました。上の階に行けばレストラン街が
あって、そこには喫煙コーナーがあるはずだ!俺は知ってるぜ!(=゜益゜):;*.’:;

それにしても人がいない。入っただけで「あのー、どちら様ですか?」とか言われ
そうな程。



ホレ。写真も遠慮なく撮れてしまうほどだ。



う~む、これがデパートかぃ~。地方に住んでいた友人が「田舎では昼間にプラブラ
歩いている人はいませんよ」と言っていたのを思い出す。じゃ俺はナニかい?



段ボール山積み。これでいーのか高島屋さんw

あとで東京に帰って米子出身の人と話をすると、「高島屋は駐車場がないから、
みんな自家用車に乗るようになってから人が来なくなっちゃったのよ~」と言って
おりました。ううう。


1Fの横には郵便局があった。旅先から絵葉書を出すので、鳥取の記念切手を買う。
出るときに入ってこようとしたお嬢さんと自動ドアで鉢合わせw

それがスワワ!米子美人…(*´д`*)ウヒー

「どうぞ」(^益^;

「いえお先にどうぞ」

「いやいやどうぞ♪」(*´益`*)

「いえいえいえ…」

「それならお先に…」と出ようとしたら、チンタラしていたもんだからドアが閉まり、
美しい女性の前にデレっとしていた私ははさまった

「ぶっ!」と笑われました。典型的な恋の始まりですね。しかし私は明日にはこの街を
旅立ってゆく運命。典型的な港町の女の涙ということになりますね。それがわかって
いるからこそ、私は心を鬼にしてそのまま外へ出ました。心では結ばれていたという
のに、典型的な「男は黙って…」という渋い決着のつけ方でしたね…^^



目の前には感じのよさげな喫茶店がありました。いま笑われてしまったお嬢さんが
あとから入ってこないかなーという0.1%の可能性を夢見つつ、モォニング・セットと
コーシーを注文。中ではしゃきっとしたヲヴァーサンが店を切盛りしていました。
私の他にはズィーサンがちらほら。あのヲヴァーサンは米子のマドンナなのか?



「やよい」というスーパーがありました。その名前からいって、商店街を干上がらせた
初期の百貨店なのでせう。私の同僚に、「やよいさん」という名の女性がいます。
とにかく喚く人なので、なるべく近寄らないようにしています。なのでここもパスw

それにしても、ほとんど歩いている人はいない。車もすごく少ない。なので静か~。
信号機で、盲人用に鳴らしている音だけが響いています。

 ピッポウ! ピッポウ!

そーだ、くらもちふさこの「天然コケッコー」で、ヒロインが街を歩くと、この「ピッポウ」
だけが響いていたっけ。舞台は山陰の田舎町だから、こんな感じなのだね。
これなのか~。それにしても、盲人どころか歩行者も、そして車もあまり姿を見かけ
ないくらいだ。んで一年中、24時間「ピッポウ」してるのねw 



「やよい」よりはるかに近代的な「天満屋」がありました。中国地方に展開している
百貨店。「天然コケッコー」では「天波屋」になっていたと思うが、これか~。ヒロインが
バレンタインのチョコレートを買いに、村からバスに乗って買いに来るんだったっけ。

よし入ってみるぞ。どうせすることないしw



でかいっ!そして人がいないっ!一瞬ハリウッドのSF映画のような気がしてくる。
なんか突然全人類が蒸発しちゃったような?それならさっきの米子美人とふたり
だけになってしまったとかゆうシチュエーションにしてほしいものだが…w



幼児コーナー、ゲームコーナーって、いつでも人がいそうなものだがw
向こうのほうに店員がいて、ちらと目が合うと「いらっしゃいませー」と言われる。
遠くからもフレンドリーだぜ^^

結局商店街から「やよい」へ、そして「高島屋」へ、それから「天満屋」へ人は移り、
今は郊外のショッピングセンターに行ってしまったわけだね。オモロないねー(゜゜)



というわけで、宿に帰って温泉に入るか~。
海岸のほうには黒い雲がたれこめています。冬になると、あの雲からすんごい雷が
鳴るんですよ~w



温泉に入ったあとに飲もうと、地ビールを買って帰りました。
東京じゃ見たことないけれど、真ん中のヴァイツェンが一番美味しかったかな~^^