富山民族民芸村の続き。こちらは江戸時代後期に建てられた民家です。
縁側に子供たちの荷物が沢山置いてあります。私がこの民家にやってくるとき、
ちょうど小学生を満載したバスが到着し、わんさか入ってきたのです(^益^;
一階には子供たちがぎっしり座っていたので、まず屋根裏に上がりました。こちら
では養蚕が行われていたそうです。
最後に見物したのは、富山と言えばコレ、「売薬資料館」です。博物館仕様なので
建物は近代的^^;
古い薬の包み紙です。さすがに私も「懐かしい」とは思えません^^
カラーも鮮やかになってきていますねェ。
「西郷印」って、ご本人はどのように思うでしょうか(^益^;
富山の薬売りは、約300年の歴史があるそうです。
江戸時代に参勤交代で江戸に全国から大名が集まってきているとき、とある大名が
腹痛を起こし、そこで富山の薬をもらったらケロッと治った。それで富山の薬が
全国で有名になったということです。宣伝には絶好の機会だったわけですね^^
富山藩はお隣の加賀藩に比べてボンビーでしたが、この薬を全国に売りまくる
ことによって劇的に財政が改善されたらしいです。
手だけ出ていると、ちと不気味です~w
富山の薬売りは、いきなり薬を売りつけるんじゃないんです。普通の家庭では何種類
も常備しませんよね。そこでこういう「セット」を置いていくんです。そして半年ごとに
巡回し、「使った分だけ払ってもらいますよ」という「後払い」なんです。それなら
いいかな、と思う人も多かったのでしょう。子供や老人がいる家なら安心ですしね。
こんな人たちが全国を回って営業をしていました。その数、ピーク時には12000人
もいたとか!
帰りのバス停から見た紅葉です。。。