小樽の一軒目は、まっすぐ「ちさと」に。そしたらなんだ?きのうから1ヵ月の休み?
が~~ん!何があったんだ?人が来ないから海外旅行にでも行ったのか?小樽には
滅多に来られないのになあー。
「しかたなく」と言ったら失礼にあたる小樽の超人気店、「ふじりん」はそのすぐ
横です。席は空いてるかなー。
予約なしでも座れました。「ちさと」の大将の様子がわかりました。足、早く治してね。
さて「ふじりん」は、酒の種類が豊富です。全国のいい酒、特に俺の好きな東北の
有名な銘柄などが並んでいますが、こちらは旅行者なので、北海道の地酒を順番に
頂きます。
毛ガニ一杯1800円ナリ!激うま!!!普段は2000円だけど、コロナで客が少ないから
サービスしているとか。ボタンエビもすんばらしい!後日新聞記事を読んでいて、
カニが余っているとか。大がかりな宴会がキャンセルされているから、高級食材が
だぶついているんだって。安くして頂ければどんどん食べたい!
「北海道の酒は、ここ10年くらいでだいぶ旨くなったねェ~」「そうでしょ♪」
「うん~、前はひどかったけど、米も造り方もよくなったのでしょうね~」などと
話ながら、1合数百円の地酒を順番に頂いていたら、隣に地元の若い二人組が入って
きて、いきなり「龍泉いきます!」と言い出した。
女将さんは「本当にいくの?一杯2500円よ。一杯って、小さいグラスよ?」と確認する。
若者たちは「はい、いきます!」と言うので、女将さんはビンを取りに行く。
そこで「龍泉って、十四代の最高峰の龍泉ですか?」と聞くと、「そうよ!一本手に
入ってるのよ」とのこと。まず手に入らない幻系です。「ネットでは一本40万円って
出てたわよ」とおっしゃる。たしかにそんな値段にしても中国人が買ったりします。
ビンだけ本物を見せて頂きました^^; 小さいショットグラスで、上の画像の毛ガニ
一パイと巨大なボタンエビ2匹を合わせた値段です。あなたならどうしますか?あっさり
両方!とか言わないで下さいねw 私の友人にそれを聞いたら、「俺なら龍泉を飲もうと
しているやつに、鼻水ズルズル~とか言ってやるね」と言っていました。ひどいw
北海道は一年中牡蠣が食べられます。またあちこち産地によって違いもあるし^^
毛ガニを食べ終わったら、サービスで殻に酒を入れて焼いてくれました。もー最高!
龍泉なんて飲まなくたって・・・飲みたいぞ! でも北海道で飲んではいけません。
いつか山形に行ってチャンスがあったときにとっておこう^^;
最後におでんを頂く。はんぺんが浮いていて、味が滲み込んだのを目の前に見ている
からなあ~。あと、「海苔」というのがありました。昆布じゃなくて?「海苔は
どういうネタなんですか?」と聞くと、「海苔をお椀に入れて、それにおでんの汁を
かけて、見た目はお茶漬けみたいになってるの。おいしいわよ♪」とおっしゃるので、
それもお願いしました。
それがこれです。お勧め通り、なかなかしみる旨さです。
だいぶ飲んだので千鳥足。幸い宿は近いし、それほど寒くない。
思いもよらず立派なホテルに泊まりました。でも閑散としてました。