小樽2日目の夜、昨夜は寿司屋をはずしたので、今夜は「寿司屋通り」に出動だ。
小樽の有名寿司店がひしめく寿司屋通りのなかでも、ひときわ名高い「おたる政寿司」に
行ってしまうのであ~る。なんと大胆♪ 夜になると道も凍ってるぜw
うわー、こんなビルなのかっ。でかっ!
シャー!
敷居が高いってこういう雰囲気だよね。もう電話したんだし、さきち・行きます!
まずは北海道の地酒を頂きます。んでつまみに。。。 つぶ貝があったので、それを
注文する。値段も立派だが、でかっ!水槽から取り出して、目の前で「開けます!」と
きたもんだ。こんだけ大きいのは初めて見たよw
ひれ酒があったので、それを注文。うーまーいー。
「ひれ酒は少しだけ時間がかかるので、その間に軽くお刺身を出しましょう」と
出される。お値段を聞きたくなるような人は、ここのカウンターには座っては
いけないのでしょう。
ちなみに一流の寿司屋の職人は、一流のバーのように接客の会話がうまい。銀座の一流
クラブの女性もそうらしいが、そちらは行ったことがないので想像するしかない。
聞いたところによれば、一般教養は当然として、政治・経済にも通じているとか。
吉原の花魁なども教養豊かで書道、和歌、三味線や囲碁などの芸事にも達者でなければ
勤まらなかったそうだから、むかしから接客のトップ・プロはそういう素養も求められる
んだねェ。というわけで、私の担当になった板前さん、おしつけがましくなく、でも
ほうっておくことなく、こちらの関心事に合わせていろんな話をしてくれました。
寿司に入ったら、最初はいきなりヒラメだ。しかも軽く塩をふって、柚子だったか
ほんのり香りをつけていたぞ。繊細な芸術品ですなー。
ボタンエビがでかっ!とろける~~w
マグロはなんとカマトロ! どんな遠くからでも、この世に生まれた限りは是非
食べに来る価値は十分にあるぞ!
コースの最後はバフンウニでした。名前もすごいが、盛りもすごい。小おにぎりだよ。
これが全然生臭くなく、絹のようになめらかな食感。こういう最高級のウニって、
獲るの大変なんだろうなあ~。とってくれた人、運んでくれた人、そしてこうやって
目の前で出してくれた人、ありがとうございます。貨幣制度が機能していてホント
ありがたいことです。
ちなみに一番いいやつのコースを頼んだので、それに入ってなかったホタテを追加
しました。これも近年、口に入りづらくなってるからなあ~。
小樽に来たからには、鰊を頂かねばねェ。これがまー脂がのってること!こってり
なので、〆にさっぱりとしてて大好きなカッパ巻きを食べたくなりましたが、さすがに
超一流の寿司屋に来てカッパはどうかと思ってやめておきました。
俺、回転寿司に行くと、後半戦はいつも「ナスのつけもの(なんてのが乗った寿司が
あるんだよ!)」、「わさび巻き」、「山ゴボウ巻き(オレンジ色してるんだ)」
などを食べて、必ず最後にカッパ巻きを食べるんです。別に安いのを選んでいるんじゃ
ありません。それが好きだからです!よかったということか?
そんな私が、行ってしまいました、「おたる政寿司」のカウンター席に。
緊急事態宣言を受けて、いくつかの店はやっぱり閉まってましたよーw