今宵の2軒目は、オーセントホテルに入っている「キャプテンズ・バー」。小樽の
バーを検索すると、必ず出てくる有名店。宿泊しているホテルに入っているから
便利だなー。何せ外は寒いから、酔っ払って千鳥足で道に迷うことはない(何度
やったことか)。上着も荷物も財布も置いて、手ブラで来られるのも嬉しい。
常連客がけっこういました。「緊急事態宣言」が出たって、地元の根強い人気がある
ところは強い。最初に頂いたのは、こちらのオリジナル・カクテル「フィロソフィー」。
エレベーターに貼ってあったけど、創作カクテルコンペでグランプリを受賞したとか。
こちらのチーフ・バーテンダーさんは有名な方らしいです。
ご覧の通り、「響」をベースにゆず酒と抹茶を合わせたものです。感想を聞かれたので、
正直に「甘いですね^^:」と答えたら、コンペティションに出すには、きっちりと
個性を出さなければならないので、主張をはっきりさせる必要があるとか。
「自然との調和」と言っていましたが、それなら「フィロソフィー」はちょっと違う
ネーミングのような気がするが。。。
北海道に来たからにはニッカの余市を頂きました。いちおう地酒っていうのかしら。
さてお隣のお父さんは酔って賑やか。横に大学を卒業したばかりの娘さんを連れて
来ており上機嫌。そりゃ嬉しいのはわかるけど、年頃の娘さんの前で、あんまり
羽目をはずしてしまっては嫌われるぞォ~^^;
反対側にはおばーさんがふたり。その前のカウンターに、マルスの「繋」とサントリーの
「AO」が置いてありました。「AO」はスコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、
そしてジャパニーズ・ウィスキー(サントリー)をブレンドしたという挑戦的な逸品。
すげーな、と思い「ちょっとボトルを見せて」と手に取らせてもらいました。
するとそれはそこにいたおばーさんのボトルだということが判明。
「うわー!失礼しました!他にもボトルが並んでいたので、店のだと思っていたんですー」と
お詫びをする。いきなり手に取って、失礼なやつだと思ったでしょう。笑ってくれましたが^^;
しかし「繋」と「AO」と、他にもう一本、すんげーの3本も置くか・・・?
そのウィスキーが好きなおばーさまと話が始まる。その日に「厚岸3年」を買ったというと、
いいにくそうに「私は厚岸のはちょっと塩っぽくて、好きじゃないわね」と批評。いいんです。
俺も同意見ですから^^; マルスが好きだというのも意見が一致。北海道限定の「岳樺」は
御存じなかったようです(^益^)w
目の前の2本が(こちらはおばーさまのじゃなくてなあ^^;)、ザ・エッセンス・
オブ・サントリー・ブレンデットシリーズという企画もので、左はすっきりクリーン
タイプの白州、右は濃厚なリッチタイプの山崎。どちらも杉樽モルトなので、
ほんのりと杉の香り。花粉症だけどなー。
チーフ・バーテンダーさんはとっても貫禄ですが、20代の若い店員さんはまだかわい
くて、年配の常連さんたちに少しいじられていました。それもまたいい感じで、
ここは和気あいあいとした憩いの場なのでした。また来たいなあ~。