さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

法華寺から白毫寺へ

2020年03月13日 | 関西シリーズ


秋篠寺をあとにして、ふたたびバスに乗って奈良駅方面へ戻ります。途中で平城宮跡を
通過。ここはいつも通るけれど降りたことはない。城址なんかと同じで、歴史を知って
いて思い入れの強い人でないとロマンを感じないんだろうなあ。

このあとでバスは航空自衛隊幹部候補生学校に寄る。制服を着た若いお嬢さんが門の
前に立っていました。あのコが自衛隊の幹部になるのかー。


バスは「法華寺」というバス停を通過。そこで衝動的に降りて、法華寺を見てから
次のバスに乗ることにした。ここも本数の少ないバスを利用するアクセスの悪い所。
せっかく目の前を通るんだから、十一面観音菩薩を拝んで行きませんとー。

微妙に体をくねらせ、異様に腕が長くて印象的な菩薩様。まるで体中から蓮が生えて
きているよう。本物は秘仏で見られませんが、御分身でも立派でありがたい。
拝めるのは一年のうちで何度か短い期間。タイミングが合わないとなぁ。。。


しかし拝観料はどこも700円ほどになっている。いくつか回るとあっという間に
千円札がなくなってゆく。ま~毎日きれいにお掃除をしてもらって、貴重な文化財の
保存のために協力しないとかー。


さてさて、バスに乗って近鉄奈良駅まで戻り、また違うバスに乗って高畑のほうまで
やってきました。バスの本数がとても少なく、時間を合わせるのに大変でしたが、
実はここは高畑の先、つまり昨日歩いてきた新薬師寺のすぐ先なのです。な~んだ、
徒歩3~40分ならバスに合わせずにどんどん歩いちゃえばよかったかー。


おお、廃屋のようだが、こんなところになら住んでみたいなあ。


さあて、街はずれの少し山の上にあります。


フーヒーいいながら、一歩一歩上がるたびに俗世間を離れて清められてゆくのだ^^


ようやくついたと思っても、まだ上りの階段はあるぞ^^;


うわー、これだけ上がったんだから、疲れるはずだ。でもこの景色は見る価値あり。


閻魔王をはじめ、いくつかの仏像を見物。途中でひとり入ってきて、熱心に見ていま
した。こんな人のいないお寺に来て仏像見物、きっと変わってる奴なんだろなーと
思いましたが、あちらも俺をそう思っているかもしれん、と思い至る。


早朝とか夕方とか、時間を変えて訪れるのもいいかもしれない。中央に見えている
のは興福寺の塔。


アップにするとこうです。奈良や京都の中心地には、コンクリートの建物を規制すれば
いいのにねェ。


裏手のほうに、石仏が並んでいます。このお寺は本堂よりも、むしろこちらのほうが
魅力的かもしれません。


こうやってお顔がよくわからないのもいいでしょ?


仏像って、大日如来のように目を半開きにして宇宙全体を貫くように見渡している
のや、薬師如来のように災禍を沈めてくれるもの、弥勒菩薩のように時空を超えて
慈愛に満ちた微笑みをたたえているもの、そしてこちらの石仏のように、こちらのこと
にはかかわらないようにすべてを悟ってご満足の様子を示しているようなものもあり
ますね。あ~どれもこれも素敵で仏像ラブな私なのです(^益^)w