東海原子力館、原子力科学館を周って、スタンプラリー最後の施設「東海村歴史と
未来の交流館」へ向かう。歩き続けでさすがに疲れてきた。暑いしなー!
ここらには原子力関係の施設がうじゃうじゃあるので、あれもそうか?と思ったが、
あの煙突は「清掃センター」、つまりゴミ処理場でした^^;
延々40分程歩き続けてついに着いたよ、「歴史と未来の交流館」って、どんなよ?
なんか立派な建物だぞ。
広い!誰もいない!涼しくていいが?半分以上がご覧の通り机と椅子だ。他にも
「活動室」があるが、そこも椅子とテーブルだ。奥の小さな部屋が展示室なので
行ってみる。
郷土資料館というほどの展示物もないぞ?
なんかこのあたりには古墳があったそうだ。。。
ううむ、このデカくて立派な施設のコンセプトがわからない。地元の人たち、来るの?
何するために作られたの?
事務室には10人ほども職員さんたちがいました。そういう雇用には役立ってるってか?
スタンプラリーをコンプリートしたと伝えたら、「おお」という感じで賞品を選択する
ように言われました。プラスチックのシャープペン、缶バッジ、クリアファイルでした。
というわけで、クリアファイルを頂きました^^; 今回の旅で、いろいろなパンフ
レットなどをこれに使わせて頂きました。ちゃんちゃん♪
すぐ横には「東海村立図書館」、「東海村青少年センター」、「東海文化センター」と
箱モノがずら~り。人口比に対してこれだけ施設がゾロゾロあるってのもギネスもん
じゃないでしょうか。
ホテルの窓から。シャツが汗びっしょりになったので、水シャワーを浴びて生き返り、
ついでにシャツの洗濯もしました。これだけ暑いと毎日洗濯が必要かーw
さすがに東海村は酒場の選択肢があまりなく、とりあえず評判のいいこちら「雑魚屋」に
やってきました♪
横に常連さんがひとり先客。ビールを飲んでいると、大将が「旅行ですか」と聞いて
きた。ここらでは見かけない客だからでしょう。「旅行でなぜ東海に?」という
質問で、各駅停車の旅で常磐線を北上する場合は、土浦や水戸に泊まったことがある
ので、今回はここにしたと答える。「何もないでしょう」という質問(?)には、
「原発関係の施設をひと通り見ましたよ」と答える。
大将は「原発は止まっているけれど、動かしゃいいんだよ。いろいろ心配もあるだろう
けどさ。死ぬわけじゃなし」という。「臨界事故で死んだじゃないですか」というと、
「たった2人だよ。宅急便の配達が交通事故で死んだようなもんだよ」とおっしゃる。
そうです。賛成派と反対派に分かれるんです。動かせば経済効果は非常に大きい。
交通事故で毎日のように人は死んでいますが、経済的利便性をとってみんな車に乗る
わけで、そこはどっちをとるかという選択を誰もがしなきゃならないわけです。
ここあたりは臨界事故のとき、屋内避難だったそうです。そしてテレビを見ていると、
避難民も原発の会社の重役で謝ってる人も、みんなここの客で知ってる顔だったそう
ですw
刺身の盛り合わせが素晴らしく、これで1000円!日本酒も「田酒」や「ときしらず」
などを置いており、安い値段でコップになみなみ!こーりゃーいい店だよ!!!
隣りにいた常連さんが「そんないい酒だとは知らないで、普通にいつも飲んでたよ」と
いって、会話に加わってきました。
3人で楽しい語らいとなったので、最後にここらのスナック情報を聞いてみた。もちろん
東海村のレジェンド、生き字引、80over系の重鎮はおりませんかと言ったらば、
「まさにそれが1軒あるぞ」という嬉しいお返事。今日延々と歩いた科学館の方向に
20分程歩かねばならぬ。しかしママさんの年齢が年齢だけに、一週間で3日ぐらいしか
開けないというw
「暗い道のりを歩いて行って閉まってたら悲しいな」というと、親切にスマホで店を
検索して電話をかけてくれようとしました。しかし、そういう店だけにページが
存在しない!!!現在の情報ゼロw
しかたなく、ここから10分程度で行ける第二候補を推薦してもらいました。もし
閉まっていたとしても、4軒ほど固まっているのでどれかには入れるはずだという。
こういう道のりを歩いていくってわけだ。
推薦された「ゆり」は暗くなっておりました。。。
しかたなく事前情報ゼロのところにいくしかないってかw
誰も他に客はいませんでしたが、まあ普通に飲み始めた。しばらくすると、会社の
先輩が後輩の若いのを連れて2人でやってきました。若いほうは2年間働いて、この度
退職して地元に帰るそうです。
ここでやっていたお仕事は、やはり原発関係で、地元の住民、ほとんどは老人たちに
「原発は安全で、心配ないんですよ」と一軒一軒訪問して説明して回るということ
だったそうです。ここに連れてきた先輩はよくしてくれたけれど、他の人は挨拶しても
返事もしてくれないとか、居心地はよくなかったそうだ。その同僚たちというか、その
会社ってどうよ??
焼酎2杯飲んだだけで、一軒目の立派な酒と魚をたっぷり頂いた店の倍の値段って
どうよ?まあ店のコンセプトが違うんだから単純に比較はできないが、これから
2週間飲み続けるわけで、ちと方針を考えねばな、と反省した夜でした。。。