さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

石巻市震災遺構 門脇小学校 1

2022年07月28日 | 東北シリーズ


門脇小学校にやってきました。


2015年に来たときにはこのようにすべて幕で覆われていました。


いまは工事も終わり、このように隣接して施設が作られ、内部が見られるようになって
いるのです。


最初は体育館だったところに入ります。津波で運ばれてきた車が展示されています。


双葉の伝承館でもありました、ぐしゃぐしゃの消防車。真っ赤な色と、救出に向かう
べき車両がこんなになったんだという絶望感を感じさせますね。


教室です。建物がまるごと津波にのまれたのですからね。。。


〇年×組なんて表示があるのが悲しい。


仮設住宅が展示されていました。体育館での雑魚寝はプライバシーも保たれず、
いろんな人がいたので大変なストレスだったそうですから、ここに入れたときは
ほっとしたことでしょう。


なんか昭和の団地みたいですね。


壁にできた(作られた?)穴が塞がれていました。震災後の被災地の様子を描いた
池澤夏樹の小説『双頭の船』で、それぞれ妻と夫を津波で失った夫婦と子供たちの
二つの家族がこのような仮設住宅でお隣さんになり、その子供同士が仲良くなって
遊んでいるうちに、このように壁に穴をあけて行き来をするようになり、やがて
親同士が結ばれるというエピソードがありました。人って危機的状況になると
ロマンスが生まれやすくなるといいますからね~。俺は普段から平和すぎるのか


いたずら書きがほほえましい。子供もストレスがあるでしょうから、好きにさせた
両親の気持ちがわかる気がします。