門脇小学校にやってきました。
2015年に来たときにはこのようにすべて幕で覆われていました。
いまは工事も終わり、このように隣接して施設が作られ、内部が見られるようになって
いるのです。
最初は体育館だったところに入ります。津波で運ばれてきた車が展示されています。
双葉の伝承館でもありました、ぐしゃぐしゃの消防車。真っ赤な色と、救出に向かう
べき車両がこんなになったんだという絶望感を感じさせますね。
教室です。建物がまるごと津波にのまれたのですからね。。。
〇年×組なんて表示があるのが悲しい。
仮設住宅が展示されていました。体育館での雑魚寝はプライバシーも保たれず、
いろんな人がいたので大変なストレスだったそうですから、ここに入れたときは
ほっとしたことでしょう。
なんか昭和の団地みたいですね。
壁にできた(作られた?)穴が塞がれていました。震災後の被災地の様子を描いた
池澤夏樹の小説『双頭の船』で、それぞれ妻と夫を津波で失った夫婦と子供たちの
二つの家族がこのような仮設住宅でお隣さんになり、その子供同士が仲良くなって
遊んでいるうちに、このように壁に穴をあけて行き来をするようになり、やがて
親同士が結ばれるというエピソードがありました。人って危機的状況になると
ロマンスが生まれやすくなるといいますからね~。俺は普段から平和すぎるのか
いたずら書きがほほえましい。子供もストレスがあるでしょうから、好きにさせた
両親の気持ちがわかる気がします。