さて双葉から電車に乗って本日の宿泊地、浪江に向かいます。いつもの各駅停車を
待っていたら、その直前に特急が止まりました。もちろん有料特急には乗りません。
せっかく止まったのに、誰も乗らないし、誰も降りませんでした。
ちなみに各駅停車で降りたときも、そして乗るときも誰も乗客はおりませんで俺ひとり。
まあたしかに住民はほとんどいないし、伝承館に行く観光客や、ここで働く通勤する
やつはみんな車のようだしねえ。
ホームから見た駅の反対側には、何やら商業施設らしきものが建設中でした。
原発の会社が宣伝を含めて作っている資料館は全部無料ですが、伝承館は有料でした。
すんごい立派な建物ですけんねーw
浪江に到着です。前回はバスだったけど、電車が通りましたからねェ^^
ホテルまでは少し歩きます。やはりここも住民は少なそう。ガランとしていて、
いくら歩いても人を見ません。
こんなふうに立派な新しいホテルがありました。
フロントにも靴を脱いで上がります。そして部屋は畳敷き。やっぱりこのほうが
落ち着きます。そして大浴場にはサウナと水風呂もあるんです。暑い中を歩いてきて、
広い湯船に浸かってサウナに入って汗をかき、そして水風呂に入るのは極楽極楽♪
なんと「日本酒飲み比べセット」がついているプランでした。飲まなきゃソンソン♪
これをひっかけたあとに、浪江の酒場に繰り出そうと思っていました。そしてどこに
店があるか検索してみたら、さすがに人口が少ないもんだから店の選択肢もほぼない。
そして口コミを見ると「入るなり気むずかしい大将に説教された」だとか、「5000円の
コース料理のみ」だの書いてあって、わざわざ頑張って歩いて出る気がうせる。
思えば震災後、仮設商店街を飲み歩くのも俺流の復興支援、新しく店が出来始めた
ところで飲みまくるのも復興支援だろう~なんて思ってたりもしましたが、もう
10年以上経ってそういう気分でもなくなって、いつの間にかただ飲みたいところで
飲むだけになってきたような。
というわけでわざわざ外に飲みに出るのはやめて、ここのホテルのレストランの
店員さんも感じ良いし、「限定福島の銘酒飲み比べ」に突入することにした。
「玄宰」は会津若松・末広酒造の最高峰ではないですかー。「奥の松」の表記が
「松の奥」になってるのもご愛敬♪
太平洋岸を北上してきて、これからまた三陸を旅するので連日酒場では魚を食べる。
というわけで、サラダをたのんでみたら豪華で旨いぞ。外に出なくてよかった♪
居酒屋やスナックが続くと米も食べたくなる。昼はラーメンが多いしな。また
浪江に泊まることがあったらここに来よう♪