さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

函館ロケの映画

2023年04月01日 | 北海道シリーズ

借りたマンションではU-Nextが見られました。せっかく函館に滞在しているので
ここをロケ地とした映画を観ようと思いました。函館をロケ地とした映画ですぐに
思い出すのが「居酒屋兆治」です。まだベイエリアにホテルなんかがほとんどない
時代でした。まあそれは見たことがあるので、他を検索してみました。ラーメン
バー・アルトのマスターは「ギターを持った渡り鳥」がいいぞ!とお勧めしており
ましたが、俺が生まれるより前の映画だし、チンピラ映画は趣味でないのでパス!

調べると結構あります。ここは山あり、海あり、坂道あり、路面電車あり、風情の
ある異国情緒を持った屋敷もあるので景色が絵になる港町。だからロケ地に選ばれ
るのでしょう。


美人の小雪さんが「わたし出すわ」とくれば何を出してくれるんだろう?と期待
したわけですが、オシリとかヲパーイなんかを出すわけもなく、東京から帰ってきた娘が
突然地元の幼馴染たちに大金を配るという変な話でした。☆☆


主人公の柄本佑が函館ロケのときに、「谷地頭温泉もよかった」と言ったらしく、
それが何度も通った温泉の壁に貼ってあったので見てみました。うだうだな若者
たちがあっちやこっちとくっついたり離れたり。俺には合わない感覚かなー。☆


少女漫画を原作にした、メルヘンチックなラブコメディー。函館を舞台とした映画は
圧倒的に物悲しい物語ばかりなので、これは珍しい。まあ子供向けという感じです
からねえ。☆☆☆


親友を失って喪失感に苦しみ、何をしたいのかわからない青年がもがく話。☆☆



バー・シェアーズ・ヒシイのマスターが、エキストラでチラッと映るという話を
聞いたので探したが見つからなかった。バツ1で職業訓練をしているウダウダ男が、
精神不安定の女と結ばれるかな?という話。蒼井優がブチ切れて喚くところの演技が
素晴らしい。ウダウダにはオダギリジョーもはまり役。☆☆☆☆☆


「オーバーフェンス」が函館映画の3部作だったというので、あとの2つも見る。
函館市が「海炭市」となって、造船所が事業縮小で従業員がリストラにあったり、
独り暮らしの老女が立ち退きを迫られたり、家庭に問題を抱えるプロパンガス会社の
若い社長が怪しい浄水器を売ってみたりと、暗い話のオムニバス。見応えあったぞ。
☆☆☆☆


池脇千鶴が、昼はイカの加工所で働き、夜は売春婦になって生きているという悲しい
貧乏暮らしが描かれるが、とっても色っぽくてイイ。☆☆☆☆☆


吉本ばななの、これがベストセラーだったの?函館山の中腹のもんのすごい豪邸が
舞台になる。その建物と川原亜矢子がすごくカワイイな、という印象。しかし
男女関係がよくわからない構成。☆☆


スーパー美女の伊東美咲が、漁師の家に嫁いで不幸になるという暗い話。これも
いい作品だった。登場人物がそれぞれよく描けている名作。☆☆☆☆


自律神経失調症で自殺未遂までしてしまう東出昌大が、医者の勧めで毎日走るという
これまた暗い話でした。☆☆

というわけで、圧倒的に物悲しい、暗い話が多いのです。でもそれは作品の良し悪し
とは関係ないですが。へこまされるようなストーリーが続いたけれど、「あ、あそこ!」
「さっき歩いたところだ」なんて楽しみ方もしました。「ここを曲がって、どうして
ここに出るの?」とかもありましたが、それはしかたない(^益^;