さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

函館山の裏側に行ってみた

2023年04月02日 | 北海道シリーズ


この日は正面に見えている函館山の向こう側に行ってみることにしました。山の
向こう側の海岸線は断崖絶壁が海に迫っているので、歩いて回ることはできません。
バーアルトのマスターによれば、むかしそこにも小さい集落があったが、そこは船で
しか行けないところだったとか。いまは廃墟になっているが、マスターはむかし
山を越えて道なき道を降りて行ってみたことがあるとか。私はさすがにそれは
出来ないので、行けるところまで行ってみようと出発です。


どっくのほうに向かう道沿いには、こんな古い建物がだいぶ残っています。


ここは町はずれで便利な繁華街からは離れていたおかげでこういう建物がいくつも
残ったのでしょう。奥のマンション、興ざめですよね。市が規制かければいいのに
なあー。景観を守る意識というのは、日本はわりと希薄なのです。


路面電車終点の函館どっくに来たら、満腹食堂に行かないと^^


さて港を通過すると、湾の向こう側に出てきます。


大きな船が静かに行き交う。


向こう側は木古内、松前方面。


ここらまでは道路があり、いくつか住宅が散在しています。


廃墟もありました。


ここで終点。たしかにあの先には行けそうにない。マスターは「自己責任で、結構
先まで行けるんですよ」と言っていましたが、この表示を無視して行くのはね^^;


この海と山と空のブルーが大好きなんですー。「函館珈琲」で、青に魅せられた
若い写真家がここで撮影している場面があり、また「そこでのみ輝く」では、ここで
池脇千鶴さんが強姦されてたな。。。

しばらく岩の上に座って黄昏ました(^益^)w


さて戻りますかあー。


何か素敵な建物を発見。なんだろう?と思って近づいてみたら、あの窓にこっちを
向いて座っている若者が並んでいました。 ??? 近づいたらそれに気づいた
わけですが、ここはオサレなカフェだったのです。景色を見ているお客さんたち、
俺のことをなんだろう?と思ったことでしょう。この建物、昔の検疫所だった
そうです。日本で外国に開かれていた数少ない港ですからね。


南部藩士の墓だって。江戸幕府が蝦夷地を開拓(侵略)するとき、東北の武士たちが
駆り出されたのです。お気の毒に。


中国人の墓地。ここらは「外人墓地」と総称されるところで、いくつかの国の
人たちの墓地がある場所です。


ロシア人の墓地もあるわけです。墓の造り、雰囲気はお国それぞれの特色が出て
いますね。