さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

積丹半島 神威岬へ

2023年04月22日 | 北海道シリーズ


天気がいい日を選んで、積丹半島へ向かいました。


目的地は積丹半島のはじっこ神威岬。この半島は険しい山が海岸線まで迫っているので
長らく秘境でした。明治時代に北海道を周ったランドーも、ここの道なきエリアを
進むことは断念しています。いまはご覧のとおり、海岸線に沿って道路が開通して
いるのでぐるりと回ることができるのです。


まずは余市を通過。ここは廃線になるという話になっているので、この立派な駅舎は
どうするんだ?

バスは1日に2本! 選択肢もなく朝9時に小樽を出発するのに乗るしかない。
神威岬では乗って行ったバスが折り返すので、1時間しか岬に滞在することは
出来ません。あちらではバス停から岬まで歩いて20分ほどかかるとか。それじゃあ
1時間はあまり余裕がない。しかしその次の「最終」に乗るなら、岬で4時間ほど
いなけりゃならない!


やはりトンネルに次ぐトンネル。険しい崖が海岸まで迫っているので、トンネルを
掘らないと進めないわけです。大変な土木工事だったでしょう。先頭に座って
見ていると、トンネルが3つ並んでいるのを見たりしました。まず人が通れるくらいの
小さいトンネルの跡がある。次に少し山側に車が通れるトンネルが掘られた。そして
さらに内陸部にこのようなトラックも通れる2車線の大きなトンネルが開通している。
この100年くらいで頑張ってきた歴史です。

さて停留所に「群来町」とありますね。ニシンが海を真っ白にするほどやってきた
ところなのでしょう。底引き網漁船が乱獲したもんだから来なくなっちゃったw


あれは天狗岳か。東京は25度の夏日、甲府は30度の真夏日なんてニュースで言って
ましたが、こっちは雪山だぞ。


途中で道は山の中を通って行きます。白樺ですよ。


まだ雪が残っているぞ。


北海道らしい景色を堪能できる道のりです。




片道2時間20分の道のり。途中でトイレ休憩もあるんですよ。


道路とトンネルのない時代は、船で行くしかなかったのです。


またすごい雪山が見えてきたぞ。


あれは余別岳か。その向こうがいよいよ半島の先っちょだ。


長い道のりだった。まもなく神威岬に到着です。