さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

小樽のまったりな日々とカオスな夜

2023年04月20日 | 北海道シリーズ


もう4月も半ばを過ぎたというのに、朝起きたら雪だよ!東京は桜もとっくに散り、
25度を超える夏日になる予報も出ているというのに。


満員電車の通勤を強いられていたときは(そして職場ではうんざりする会議の連続で)、
こんな雪には心底うんざりさせられたものだが、のんびりまったりぐうたらな日々を
送っている今はそんなの、かんけーねー!(古い)。テレビでモーニングショーを
見たりする。首相を狙った爆弾騒ぎだの、大谷君だの、特殊詐欺だのをダラダラと
やっている。その番組では最後に出演者がストレッチをすることになっている。
番組が切れる最後にカワユイアナウンサーがちらりと映るんだが、たったの2秒ほど。
玉川さんとか映らなくていいから、女子アナをずっと映せ。なんなら5分くらい
映してほしいぞ。


午前中は部屋でのんびりして、昼飯に外に出て散歩をする。この日は南小樽方面へ。
後日とある酒場で「なんたる市場で歩いてましたよね?」と目撃情報を言われる。
俺もついに小樽での知名度が上がったか (^_-)-☆


人気店の「みかん」に行ってみた。ヒマなので混んでいる12時台は避ける。
評判通り、なかなかの味だった。しかし街中の行列が出来る店、わりと美味くもない
店が多く、逆にわるくない味のところがガラガラだったり。こりゃあネット情報の
仕業ですな。ランキングや評価、口コミなんぞはあまり信じないほうがいいぞ?

部屋でガルシア=マルケスの『百年の孤独』を読んでいます。面白い人物が次々に
出てくるので、腰を据えて読まないと楽しめない大作だが、実に味わい深い作品です。
こういう本をベッドで横になって読んでいると、いつしか眠ってしまう。ダラダラ寝
なので、やたらに夢を見る。夢って、なかなか会いたい人は出てこないし、また
不安や窮地だったりあんまりいい場面じゃないことが多い。それでも亡くなった人が
出てきたり、時間をさかのぼっていたりと楽しいものですなあ。

目が覚めたらもう夕方で暗くなっており、本のページはいくらも進んでいないことに
気づくのであったw 思い出せば学生時代の休みのときがそうだったなあ。。。


スナックのヲヴァ~サンが、「ボトル入れたほうが安いよ」と強く勧めるので、
入れても3500円でした。後日そのボトルを飲んだら、料金をとらないw テーブル
チャージもない店なんですかー( ゚Д゚)

この店、80歳以上限定という感じです。40年以上の歴史がありますが、スタート時の
ままの客層でここまできたか。年寄りが多いと病気(自慢?)の話題になったりする
ものですが、こんときゃ死者の話。なにせ平均寿命を超えた人が多いし、なかには
98歳の人もいるとか。「この半年で6人死んだ」なんて話が出てきたところで、
隣に座った老夫婦が「今日は通夜だった」なんて言い出す。その御夫婦、帰ると
いうので「もうちょっと飲んでいったら」と言われて「明日葬式だから」と応えて
いました。。。でも空気がしんみりしないところがさすがの店!

お決まりのカラオケが始まる。向こうのヲジイサンは楽しく歌うが、伴奏とずれて
歌う。さらに音の高低も違っている。ナイス縦横ずれの熱唱。そこでママさんは
「あのドイツ人もヘタだったな♪」とニヤリ。覚えてやがる^^;
一方で、その奥さんはうまい。

♪噛んだ唇 したたり落ちる 血で書く名前は藤十郎
おんな心を もてあそび 奈落へ落として消えた人
憎いの 憎いの 憎い 恋しい 藤十郎~♪

すごい熱唱だよ!!!

そしてそこでセリフが入る。

ふたつに重ねて 切り刻まれて あの世とやらに堕ちましょう
嬉しい 嬉しい 藤さまのあの世の言葉
思い出しても 耳たぶまで火照って 狂いそうでございます
おんなの真実は 阿修羅の流れのようでございます
幾度この世に生まれてきても 梶はあなたの女でいとうございます

熱っぽく気持ちのこもった長セリフ、思わず拍手をせずにはいられない。

とおじゅううろおぉぉぉぉ~~~♪

さて順番で歌うのだが、その小さいヲヴァ~サンの歌は、常にセリフ入りのやつだ。

忠兵衛、おっ母さんと呼んどくれェ~~~!

またもや長セリフ絶叫入り(^益^)w

「すごいなあ」と言うと、ママさんがセリフのきょうちゃんって呼ばれてンだァ」
と言ってました。

順番で歌うし、「よそ者」で「お若い人」の注目を浴びている俺も当然「歌え!」と
せかされる。俺もヘタなんだが、「星降る街角」を披露する。イントロが始まると
ヲヴァ~サンたちは立ち上がり、曲に合わせて踊るのであった。ウォンチュー!

夜も更け1組2組と帰り出し、最後にママさんとひとりのヲジ~サンと俺だけが残った。
ヲジ~サンは近所にある次の店に行くという。そしてママさんを誘った。ママさんは
行く気になり、俺も一緒に行こうという。「この店はどうするんですか?」と聞くと
「もう閉めるよ」ときたもんだ。3軒目ですっかり酔ってるにもかかわらず、この
流れでは行くしかあるまいて。「ここのお会計は?」と聞くと、「いいよ!」
だってさ!

その次の店はさらなるカオスだった。。。そちらの常連のおばさまたちと合流し、
強烈な女4人がしょーもない下ネタで盛り上がるのだった。とても内容は話せませんw

さっきのスナックで払ってないので、ここはママさんのぶんも払いましたよ(^益^)b