松島には無数の島が散在しますが、福浦島には橋を渡って行けますので、そこを
散歩することにしました。
ここはいつもたくさんの観光船が運行しています。もう駅前から、ここに来る途中、
そして海岸にも案内所があって、おじさんたちが「観光船乗らない?!」と声を
かけてきます。寂しそうなオッサンひとりにはあまり声をかけてきません(^益^;
天国にいるおかあちゃんは船が好きだったので、連れてきてあげたかったなあ。。。
さて入るのに有料でした。自然保護のために必要なのでしょう。そしてすごい数の
観光客!まるで週末の高尾山みたいだw
自然はとてもきれい。ただ人がごった返していて、さらに日差しがものすごいぞ。
この島々のおかげで津波の直撃が和らげられたとか。
太陽光線があまりにも強烈なので、日陰を求めて歩きます。これならウルトラマンも
10分ぐらいは戦えそうだぞ。
島を左回りに一周する散歩コースです。みんなゾロゾロ歩いています。中年夫婦も多いが
若いカポーも多い。デヱトいいな~。しかし流れで一緒に歩いていると、こっちはひとりで
無言だから、どうしてもカポーの会話が聞こえてしまふ。聞きたくないってばさ!
するとだいたいそうだが、女子はいろいろ楽しく盛り上げようと話し続けるが、男子は
気の利いたレスポンスがほとんどなし! ま、それでもデヱトまでいってるんだから
頑張ってるほうか~(*´ω`)
ちなみにこんな自然の中だし気温は高いし、息苦しいからマスクをはずしたい。
かなりの若者たちははずしていました。しかし中年以上はみ~んなつけてます。
まわりの批判に怯えるかどうかの差でしょうね。俺なんかひとりだから話さないし、
外を歩くときにはもういーじゃないか、と思っていますがねェ。
あれくらいの島を手に入れて、真ん中の見えないところに小さな家を建てたりしたら
究極の贅沢な気がするなー。ちょうどNHKのあさイチで「孤独との向き合い方」を
特集していました。もう設定自体が孤独をネガティブにしてるじゃんw
「さきち・のひとり旅」で何か問題でも??
お金がなくて相部屋の安宿に泊まったとき、「ひとりがいいな~」って思うよね。
刑務所で囚人仲間と布団を並べて寝るとき、「プライバシーがほしい」と思うはず。
精神的「孤立」は悲しいものでしょう。心がつながることは、時も場所も超えるもの。
だから「孤独」は「孤立」とは違う。「孤独」には好ましい面もあると思うのです。
ホテルの近くで、何やらスナックビルみたいなところに寿司屋がありました。
玄関に到着したら、ちょうど出て行く客を送りに女将さんが出てきました。
とても感じのいい人で、気持ちよくスタート♪
宮城に入ったので「綿屋」があったが、昨夜の仙台に続いてここでも我慢。
石巻で飲むのだ。というわけで、その他の地酒をいく。
「親方」と呼ばれている大将は実直な職人。寿司は旨いぞ。女将さんは気遣い細やかで
ほがらか。いい店です。
寿司を食い終わったら余韻を楽しむために焼酎に突入。注文時に「これは焼酎です
けれど。。。(いいの?)」と確かめられる。たまにあるのだが、どうも子供に
見られているフシありw 島根ではビールの次に日本酒に突入したら、隣のおっさんが
酒を飲んでいたので、女将さんが「別に合わせなくてもいいのよ♪」と気遣ってくれる
こともありました。日本酒や焼酎をガビガビ飲まないような美少年に見えるのか(^益^;
隣りのカウンターにいた中年3人組のひとりが煙草をスパ~とやり始め、俺を含め
4人とも寿司を食べ終わってまったりタイムに入ったので、俺も一本取り出した。
すると隣のおっさんが「なんだ~、吸うのか~、吸わないから我慢してたんだよ~」と
嬉しそうに吸い出した。みんなでけん制してたのねw
そして最初に吸い出した客が親方と煙草の話を始めた。親方も喫煙者で、客は値段が
少し安くて味も悪くないやつだぞと一本味見を提供。親方は喜んでもらっていました。
すると親方はカウンターの奥の調理室のほうに行ってしまった。しばらくすると
親方の声が聞こえてきたので、何をしているのだろうと腰を浮かせて覗いてみるとw
親方はしゃがんで冷蔵庫に寄りかかり、一服しているのでした。俺と目が合って
親方は照れてニッコリ。。。 中学生みたいなことをしているなーと思ったけれど、
親方は寿司職人だけに客の前では吸えないが、せっかく客に勧められて試してみろと
言われたので、隠れて吸っていたのでした^^;
〆にはお勧めのカマ汁。松島の夜もいい店を発見しました♪
御覧の通り「オルゴール博物館」と書かれていますが、正式名称は「ザ・ミュージアム
MATSUSHIMA」のようです。入場料はなかなかですが、聞きごたえありました。
ベルギー王立博物館より譲り受けた数々のオルゴールを展示しています。
左の円盤が回るやつ、右の手回しと、オルゴールは様々な形があります。
普通のピアノのようですが、真ん中の点字みたいなやつで自動演奏。
これもそうですね。ひとつひとつ聞いてみないとなあ~。
そして、広い展示室にぐるりと並んだ巨大なオルゴールと呼んでいいのか、それらを
1時間に1回、鳴らしてくれるのです。すごい迫力ですよ。
ドラムス、サックス、アコーディオンと、ズンチャカほとんど自動オーケストラ。
貴族が自分の部屋にこれを置いて、ダンスパーティーで鳴らしたとか。
オルゴールと言えば小さな金属片をはじいて鳴らす機械を思い浮かべますが、こりゃ
もう巨大な自動演奏機。
これは円盤が回って鳴らす、普通のオルゴールを巨大にしたものでした。
これは木製の笛をたくさん並べたようなやつです。
これは路上に出して、手回しで鳴らすもの。ベルギーに注文して作ってもらったもので、
「千と千尋」の曲が流れました。
こりゃもう大音量で、ダンスパーティーに使うようなものです。
演奏は1時間に1回で、20分以上も聞かせてもらえます。入場したらすぐに演奏時間に
なったので、聞いたあとに他の展示品を見ていたら、また演奏時間が近づいたので、
2回聞かせて頂きました^^ なんと違う曲も流れたので、せっかく来たなら是非
2回聞くといいでしょう~。
動画を編集しましたので、どんな様子だったかご覧ください(^益^)b
松島オルゴール館
さて仙台では夜に飲んだだけの滞在。これから松島に向かいます。石巻はマラソンで
宿が満室で入れないw
松島海岸まで電車で一本、40分ほど。風光明媚な観光地だから、まあのんびり景色でも
見て過ごしますか。
電車の中も駅前も若者で一杯。どうやら仙台近辺に住んでいるカポーにとっては
デェトコォスらしひw
すごい日差しだ。灼熱。
鉄道だけでなく、温泉でも萌え系キャラを売っているのね。こういうのを好む連中に
来てほしいの?層があついの?お金落とすの?
温泉地なので、こんときゃフンパツして豪華な温泉ホテルに宿泊。週末だし料金は
高かったんだけど、ま~しかたない。しかし、サウナは「コロナのせい」で閉鎖した
まま。県民割なんて始まって旅行客は増え始めてるし、今回の旅ではホテルにサウナが
いくつかあったけれど、閉鎖してたのはここだけ。湯舟も「ややぬるめ」と「やや
あつめ」が同じ温度だし、もうちっと頑張ってほしいなあー。
昼飯を食おうかと市場にやってきました。夜に魚を食うので海鮮丼はどうかと思うし、
ラーメンは暑いし、混んでて食べる気になれずw
自宅が近けりゃ海産物も買いたい気になるが、旅行中ですからねえ。。。
というわけで、灼熱の炎天下を歩いて「松島レトロ館」にやってきました。なんか
コンビニをリメイクしたみたいだ^^; それよりも狭いか。このシリーズは、
旅先であれば必ず入ります!
駄菓子屋の前にあった10円ゲーム機。うまく成功しても20円の商品券をくれるという
くらいなんだよね^^;
手ではじくパチンコがありました。少しやってみたけど、釘が甘くて出まくりましたw
必ずあるぞ、ウルトラマンの人形シリーズ。「シンウルトラマン」は背中の筋肉が
モリモリでした。そういえば米国で売ってる戦隊ものの人形も筋肉モリモリだった。
これからはそういう時代がくるのか?
ちばてつやの「ハリスの風」、最近復刻版で読み直したところです。昔ありがち
だったけれど、主人公の身長が1mくらいで、番長が5mくらいあります。それで
けんかすんの(^益^;
おっとー! 左の「ブーフーウー」、俺が幼稚園のときに使ってたやつだ!!!
おかあちゃんがチョコレートボールを一個入れてくれて、それをみたやつが
「あー!さきち・のベントウにチョコが入ってるー!」と先生に言いつけ、気まずい
思いをして証拠隠滅とばかりに、すぐに口に入れた記憶があります。先生は「うんうん」
と怒らなかったです。いまググったら、ブーの声優が大山のぶ代、ウーが黒柳徹子!
ちなみに私はその番組を見た記憶が全然ありません。
そして真ん中のやつも家にあったし、右の四角いやつは、中学、高校で使いました。
*「どれも、触っても写真を撮っても結構です」という施設なので、並べて撮影させて
頂きました^^
真ん中の「肝油ドロップ」、小さい頃に一日一個食べさせてもらってました。
こういうところにおかーちゃんを連れてきてあげたかったなあ。。。
オロナミンCのこんちゃん、90過ぎてまだ健在ですね。あの意味不明の炭酸飲料に
玉子入れたり牛乳入れたりして飲んでたのかな?(CMでそんなのやってたのw)
男はつらいよシリーズでも、大原麗子さん出演の「真実一路」は好きな作品。舞台が
鹿児島で、ロケ地にも行ったことがあります。もうこんなレトロ扱いになってるとは。
石川さゆりさんが美しい。驚いたのが左下から2つ目、原辰徳がレコードを出して
いた!!! 「ジェントルマン」とか言われてたけど、やらかしたことに口止め料を
現ナマで1億円!高くつきましたね~~www
仙台にやってきました。本当は石巻に3泊して行きたい店がいくつかあったのに、
なんと石巻ではこの週末に宿が取れない!あちこちのホテルも全部満室!!!
こんなことってあるのか?あちこち稼働率100%ってw 以前に徳島でそんなことが
ありました。その日は大学受験の共通テストの日で、ホテルどころか小さな旅館まで
全部埋まっていたんです。今回は石巻の旅館に直接電話をしたら真相がわかりました。
3年ぶりに石巻マラソンが開催されるのでした。。。
というわけで、相馬からすぐの仙台、松島と、石巻に入る前に宿泊。1時間も移動
しないという足踏み旅行だ。
仙台のアーケード街はいつも賑やか。久しぶりに人が多い。だって放射能汚染地域を
渡り歩いて来たんだからなあ~。ところでとある友人にこの旅の行程を話したら、
「さきち・さん!そこは日本の三大ブスの名産地ですよ」と言いました。さっそく
ググると、それは「大阪、仙台、水戸」だそうです。むむむ・・・。
ところで、私の長年の旅の経験から、美女の名産地は北海道と九州。「これは本当に
そう思う」と言ったら、その友人も「僕もそうです。これは明らかに有意な傾向が
ある、まぎれもない事実です!」と言い切っていました。
続けて「でも美女じゃなくたって、たまに妙に萌えるブスもいますからね」と続ける。
そう、美女かどうかって「いまの世の中の基準で評価される可能性が高い」という
ことを意味することが多いわけで、「自分がいいな」と思う基準とはわりとズレたり
するものです。
でもさ、なかには「他人に評価されるかどうか」を基準に選ぶ人もいたりしますよね。
見栄っ張りな人? まーそれで俺は評価低かったりしてーwww どっちにしろ?
目指した「孝太郎」という店は、行ったら「本日予約で満席」ときたもんだw
といわけで「おしか半島」という店に入ってみた。ちょっと高級感のある店。
ビールに合うぞ、白エビの天ぷら♪
酒は宮城に入ったので、「乾坤一」、「伯楽星」、「日高見」を攻める。「綿屋」
もあった。東京なら喜んでそれを一番に注文するんだが、ここで見たけど飲まない。
それは石巻の「こまち」に行ってから飲むのだ♪
この初夏に生牡蠣があっても驚かず、喜んで注文。冷凍技術、移動の温度管理も
すっかり進んだ日本なのです^^ でっかくてプリプリ♪
魚が続いたので、「牡鹿半島幻の島豚カルビ焼」なるものを注文。これも酒に合って
美味かったぞー。
〆には仙台味噌の焼きおにぎり。あ~写真を見て、また食べたくなるなー。
なかなかいい店だった。ちと立派な企業の部長さんクラスが来るような雰囲気でした。
ま、たまにはいいでしょう。外に出たところに灰皿があったので、帰りに一服。
(-。-)y-゜゜゜
すると飲んでたひとりの客が店の中から一服するために出てきました。この玄関を
撮影しようと思った瞬間にガラリとドアを開けて出てきたので、ちょっと写っちゃった
ねえ~(^益^;
二人並んで吸っているので、おっちゃんは「最近は店の中じゃ吸えないからなあ~」と
ひとりごとのように話しかけてきた。「このあたりもだいぶ変わったからなあ。。。」
とコロナ禍で繁華街の様子が悲しく衰退したことをポツリとつぶやきました。
東京でも「あれっ!あそこ閉店したのか。。。」というのがだいぶありますからね。
規制もなくなったし、賑わいは戻っているのです。でも古くからやってた店などが
だいぶ入れ替わってしまったんですよね。
地図を見ると、港のほうに震災の伝承鎮魂祈念館と復興市場があるではないか。
しかし歩いて行くと片道1時間以上かかりそう。路線バスを調べる。するとさすが
日本!福島のバスの路線図やバス停の位置、それぞれのバス停の発車時刻が出るでは
ないでーすか。コンテナホテルの最寄りのバス停の場所と時間がわかりんチョ♪
助かるなあ~、ウェブサイトをきちんとわかりやすく作ってくれているのは!
時間通りにバスはやってきて、乗客は俺ひとりでした。
バスは港にやってきました。
「浜の駅」と書いてあります。路線バスに乗って来たのも、帰るときも俺ひとり。
みんな自家用車を使うから、公共交通は廃れるよ!
さてどんなでしょ?
海産物はもちろん買えないし、土産を買うには徒歩の旅だから持ち歩くことを考えて
しまいます。いつも買うのは最後のほうですからねェ。
昼食にもまだ早いし、あとでまた戻ってくるとして、しばらく歩いて鎮魂祈念館の
ほうに行くことにした。荷物を持って歩くのは大変だけれど、ロッカーないしなあ。
みんな車で来ることを想定しているから、そういうのがないんです。
ちと暑いぞ。あそこに登ってみようかとも思ったけど、荷物が重いんでやめといた。
たいした重さじゃないんだけれど、道のりが長いんだよw でも昔の人は、徒歩で
全部荷物を持って歩き通したんだよなあー。。。
伝承鎮魂祈念館に到着しました。わりと小さいな。
若干の展示物がありましたが、お願いすると震災のビデオを上映してくれるのでした。
さっき歩いたエリアが津波にのまれる映像でした。
すさまじい津波の映像と共に、そのあとにどれだけ頑張って復興を進めたかという
内容でした。忘れないことが大事ですからね。飲み過ぎて記憶が飛んじゃう私ですが、
こういうのは見ておくといいと思いました。来るのに遠くて大変だけどー。
相馬市関連の展示も若干w
さあて市場のほうに帰ります。
あの先に小さく見えているのが市場。ここは海水浴にいいらしい。いまプカプカ
やりたいねェ。
戻ったら観光バスが到着して、ワンサカじじばばが食堂に殺到しました。ガラガラ
だったのが突然満席&行列! ま、こちらヒマだしバスは2時間に1本だし、ちょうど
海辺で思索にでもふけるかぁ~と思ってたところなので、食事はしばらく待つことに
しました。しかしこういう団体客はさっさと食ってさっさと出て行きます。という
わけで間もなくビールにありつけました。そして地魚丼!俺の好きな白身魚♪
食べ方に念を押されたので、きちんとその通りに食べましたよ(^益^)b
せっかくなので、こちら名産の「あおさ」を買いました。味噌汁にひとつまみ入れると
いいんです♪ 持ち歩くのにも軽いしなあ^^
座ってると小鳥がやってきて、こちらを見つめています。なーに?
反対側の壁の上に巣がありました。もしかして御夫婦でしたか? 頭の色が違う
ようですが。。。せっせとエサを運んでいたので、きっと赤ちゃんたちがいるの
でしょう。見たかったけれど、下からは見えませんでした。
というわけで、帰りのバスがやってきた。これで常磐線の旅は終わり、これから
仙台を経ていよいよ三陸方面へ向かいます。