家からバイク屋までの道のりが僕の最後のリッターバイクでの走行でした。それほど遠い距離ではありませんが、1区間だけ高速道路を走り、その安定した走りをじっくりと味わいました。
決心して半月の間に気持ちの整理ができたのか、前車の11年間思い出を共にしたZRX1100との別れほどつらくはなく、バイク屋の前に止めたダエグを眺めていても思ったほど悲しい気持ちにはなりませんでしたが、「これでもう、コイツは僕のバイクではなくなるんだ」と思うと、やっぱり寂しいものでした。
そして、この瞬間から僕の愛車は8年落ちのホンダCB400スーパーボルドール。妻のお古で、僕もたまに乗っていたバイクです。こうして、30代の時に乗っていたGPZ600R以来24年ぶりの中型バイクでのバイクライフがスタートしました。