この夏一番の思い出です。あれから1か月半・・・。
<8月14日(金)>
大学勤務になって初めてバイクで出勤した。それも荷物満載で。
朝の東海環状道の土岐付近の風景でちょっと北海道を感じた。今日は、仕事が終わったら北海道に向かうのだ。
仕事が終わって目指したのは福井県敦賀のフェリー埠頭。岐阜各務原ICから東海北陸、名神、北陸道を走って敦賀に来ました。
バイクの少ないこと。11時15分乗船、午前1時出航のフェリーですが、9時30分になってもバイクは僕の1台だけ。結局、乗船したのは僕のダエグを含めてたったの6台だけだった。
船に乗ったらまずはお風呂。深夜の船上露天風呂はなかなかいいものだ。
ツーリストSは畳2畳半くらいの小さな個室で、一応プライバシーも保たれている。最近バイクに乗り始めた小学校教師時代の友達T先生にメールをしていたら、船が動き出した。
<8月15日(土)>
夕方になってやっとケータイの電波がつながった。たぶん津軽海峡にさしかかった辺りだ。そして、フェリーは定刻どおり夜の8時30分に苫小牧東港に着いた。北の大地に足を踏み入れた僕は、真っ暗な国道を西に向かい、9時半に予約しておいた東横イン苫小牧駅前に着いた。
着いた時の気温は20℃。涼しいー。
この時期の北行きフェリーはすごくすいてた。フェリーでは、船上露天風呂に入ったり、部屋で「赤い霊柩車」の再放送を見たり、めっちゃのんびり過ごした。久しぶりに映画も観た。上映してたのは「サクラサク」。ちょっとだけ涙が出た。
明日が本当のスタートだ。天気も良さそうだ。明日はひたすら東に向かって走り、糠平湖辺りでキャンプができたらいいな。
<8月15日(日)>
今日は苫小牧から北見まで350㎞余りも走った。
苫小牧を出て、日本最古のサイロと雪だるまのポストを見て、ひたすら高速道路を走って十勝清水へ。そこから北に向かって然別湖。天気もよく、神秘的な風景に感動。お昼は湖畔のレストランで十勝野菜カレーを食べた。。
ところが、僕はつくづく雨男。然別湖を後にしてものの5分もしないうちにどしゃ降り。降水確率10%以下だったはずが・なんと上川地方大雨警報発令の表示もあり、見渡す限りの原生林の三国峠は白一色になっていた。
景色が見えないからただただ走るだけ。それでも、白樺林の中の直線の道を走ってる時だけ小雨になった。天気が良ければずっと美しい景色の中を走ることができたんだろうな。そうは思っても、天気が悪くても楽しいのが北海道だ。
今日はキャンプができず、北見駅前の東横イン泊になった。
<8月16日(月)>
朝から雨。北見からまずは道東で絶対に外せない美幌峠に行き、揚げいもを食べながら屈斜路湖を眺めた。
次に向かったのが川湯から北に伸びる道道102。僕の秘密の道です。東藻琴では、屈斜路湖を東側から眺め、その後は高原道路、ワインディング、大農場地帯と北海道を凝縮したような景色。しかもそれが僕一人だけの占有道路状態なのだ。オホーツク海に抜けると、JR北浜駅へ。
駅舎が海の見える喫茶店として話題になった駅だ。限定ヒレカツカレーと久しぶりのおいしいコーヒーが今日の昼食。
再び南下し清里町の「海まで続く(ような)道」と斜里町の「地平線まで続く(ような)道」を地図で探した。この2つの道を見つけた喜びと景色の凄さの感動。やっぱり北海道は魅力がいっぱいだ。
その後、知床半島北側を走って5時少し前に民宿旅館「酋長の家」に着いた。「酋長の家」は僕の道東の常宿で、去年もお世話になったお気に入りの宿だ。
<8月17日(火)>
今日も天気予報では一日中雨。
知床ウトロの「酋長の家」を出て、まずは知床横断道路。雨の知床峠は国後も羅臼岳も見えない。峠を越えたら嵐。強風なのに濃い霧で、前が見えない。歯をくいしばって、涙をこらえてヘアピンだらけの坂道を下り、羅臼のコンビニで温かーいジョージアを飲んだ。
羅臼からはオホーツク海に沿って南に向かい、根室でかきフライカレーを食べた。お昼はカレー三昧だ。
2時半に今回のツーリングの大きな目的地、納沙布岬に着いた。
納沙布岬からは太平洋沿いに西に走り、雨と風で人っ子一人いない霧多布岬に寄って厚岸の真新しい民宿泊。北太平洋シーサイドラインと呼ばれる国道と道道を走ってきたが、景色はなーんにも見ていない。でも、霧多布から厚岸までは海岸段丘の上や湿原の中を走っていることは分かった。天気が良ければ美しい景色が広がってるんだろうなあ。
厚岸と言えば牡蠣。晩御飯に生牡蠣が4つ。牡蠣そばにも4つ。獲れたての牡蠣のうまいこと、だけど、ちょっと多すぎ。最後は生臭くてにょろにょろして気持ち悪かった。贅沢言ってるなあ。
雨のツーリングは大変だけど、やっぱりそれでも楽しいのが北海道だ。
明日こそ天気になあれ。
<8月18日(水)>
厚岸の朝は今日もどしゃ降り。でも、昼過ぎから天気は回復に向かうという天気予報を信じて宿を出た。
相変わらす白い景色の北太平洋シーサイドラインを走っていたが、ちょっと晴れ間が出たところが大牧場。牛が僕を見てたので写真を1枚。雨が上がって視界が開けると、なんと走り全部が大絶景。ヘルメットの中で何度「すげぇ」とつぶやいたことか。
その後、釧路湿原をぐるっと時計の反対回りで大回りして、鶴居村のおしゃれなレストランで野菜カレーを食べて、釧路市音別の叔父の家に行った。今月のはじめにおばさんが亡くなったので、手を合わせてきた。
天気は回復し、釧路から5㎞ほど西の浦幌町でやっとキャンプができた。
一人キャンプもなかなかワイルドでいいものだ。鍋のままインスタントラーメンを食べることにあこがれていた。もちろん、やったけど、鍋の縁が熱くてスープが飲めん。
<8月19日(木)>
キャンプ場の朝は快晴。目覚めた時は寒くてシュラフから出られなかったが、出発する時にはすっかり暖かくなっていた。T シャツに秋用ブルゾンでちょうどいいくらいだ。
出発してすぐ、ヘンな神社を見つけた。通称「おっぱい神社」。御神体の石はまさにおっぱい。
今日も太平洋に沿って走った。やっぱり青空の下をバイクで走るのは気持ちがいい。
襟裳岬に続く道は絶景の連続だ。
襟裳はつぶ貝の産地ということで、今日のお昼はつぶカレー。貝とカレーは案外合うのもだ。
今日はサラブレットで有名な静内のキャンプ場泊。明日の夜には帰りのフェリーに乗ることになっている。あっという間の1週間だ。
<8月20日(金)>
静内のキャンプ場を出て海岸に沿って西に向かった。フェリーの出る苫小牧までは近いので道道74号で北に向かい、樹海ロードと呼ばれる国道に出て夕張に寄ることにした。
ところが、途中で工事迂回に遭い山道を走ることに。そのうちに樹海の中の一車線のくねくね道になり、だんだん心配になってきた。地方の道道なんて通るクルマは皆無。周りは樹海。行くしかないと思い、怖々と走っているうちに広い道路に出た。そのうれしかったこと。しかも、そこには道道74の標識が。
ほっとしてバイクを止めた所が小さな牧場。親子らしい3頭の馬がのんびり歩いていた。「おうまのおやこはなかよしこよし…」を絵に描いたような光景にすっかり癒された。樹海の中をさまよっている時の怖かったことが一気に消えた気がした。
夕張市に入った所で夕張メロンを買って家に送った。僕が家に着く頃に食べ頃になっているはずだ。店の人が、夕張は市なのに1万人を切ってしまったと話していた。あとの買い物はすべて夕張でと思った。
夕張の温泉に入ってお昼御飯を食べてと思っていたら、大きな温泉施設「夕鹿の湯」は廃業していた。仕方がないので、駅舎の食堂でお昼にした。食べたのは夕張産地長芋とベーコンのカレー。1480円は高かったけどおいしいカレーだった。
お土産を夕張の道の駅で買って宅配で送り、フェリーの中で食べる晩御飯の助六と北海道小豆のあんパンを夕張のコンビニで買って、ほんの少しだけ夕張市に貢献してきた。微々たるものだが。
夕張から道東道で一気に苫小牧に。港に着いた時、僕の北海道一人旅は終わった。
フェリーに乗り、17時に出航。デッキに出て苫小牧港ターミナルが離れていくのを見ていた。
コンビニで買った晩御飯を食べ、ピアノとコントラバスの生演奏を聴き、お風呂に入って、床に入った。台風の影響でいつもより揺れが大きい。それが巨大なゆりかごみたいで気持ちよく眠れた。…ゆりかごなんて見たことがない…。
帰路は2日間の船旅だ。
<8月21日(土)・8月22日(日)>
昨日の19時、定刻どおり太平洋フェリー名古屋行きは出航した。
台風16号が小笠原諸島辺りにいるため、うねりは大きく、船は大揺れだった。ジャンプしながら進んでいるように思えるほどの揺れようでスリル満点の船旅だ。それでも、ピアノとコントラバスの生演奏を聴いたりしてのんびりした時間を過ごし、疲れた体を休めることができた。
翌々日、つまり日曜日の10時30分、定刻どおりフェリーは名古屋港に着いた。荒れた太平洋を定刻どおりに着くとは・・・。
高速を30分ほど走り、11時10分に家に着いた。こうして楽園の旅は終わった。
<8月14日(金)>
大学勤務になって初めてバイクで出勤した。それも荷物満載で。
朝の東海環状道の土岐付近の風景でちょっと北海道を感じた。今日は、仕事が終わったら北海道に向かうのだ。
仕事が終わって目指したのは福井県敦賀のフェリー埠頭。岐阜各務原ICから東海北陸、名神、北陸道を走って敦賀に来ました。
バイクの少ないこと。11時15分乗船、午前1時出航のフェリーですが、9時30分になってもバイクは僕の1台だけ。結局、乗船したのは僕のダエグを含めてたったの6台だけだった。
船に乗ったらまずはお風呂。深夜の船上露天風呂はなかなかいいものだ。
ツーリストSは畳2畳半くらいの小さな個室で、一応プライバシーも保たれている。最近バイクに乗り始めた小学校教師時代の友達T先生にメールをしていたら、船が動き出した。
<8月15日(土)>
夕方になってやっとケータイの電波がつながった。たぶん津軽海峡にさしかかった辺りだ。そして、フェリーは定刻どおり夜の8時30分に苫小牧東港に着いた。北の大地に足を踏み入れた僕は、真っ暗な国道を西に向かい、9時半に予約しておいた東横イン苫小牧駅前に着いた。
着いた時の気温は20℃。涼しいー。
この時期の北行きフェリーはすごくすいてた。フェリーでは、船上露天風呂に入ったり、部屋で「赤い霊柩車」の再放送を見たり、めっちゃのんびり過ごした。久しぶりに映画も観た。上映してたのは「サクラサク」。ちょっとだけ涙が出た。
明日が本当のスタートだ。天気も良さそうだ。明日はひたすら東に向かって走り、糠平湖辺りでキャンプができたらいいな。
<8月15日(日)>
今日は苫小牧から北見まで350㎞余りも走った。
苫小牧を出て、日本最古のサイロと雪だるまのポストを見て、ひたすら高速道路を走って十勝清水へ。そこから北に向かって然別湖。天気もよく、神秘的な風景に感動。お昼は湖畔のレストランで十勝野菜カレーを食べた。。
ところが、僕はつくづく雨男。然別湖を後にしてものの5分もしないうちにどしゃ降り。降水確率10%以下だったはずが・なんと上川地方大雨警報発令の表示もあり、見渡す限りの原生林の三国峠は白一色になっていた。
景色が見えないからただただ走るだけ。それでも、白樺林の中の直線の道を走ってる時だけ小雨になった。天気が良ければずっと美しい景色の中を走ることができたんだろうな。そうは思っても、天気が悪くても楽しいのが北海道だ。
今日はキャンプができず、北見駅前の東横イン泊になった。
<8月16日(月)>
朝から雨。北見からまずは道東で絶対に外せない美幌峠に行き、揚げいもを食べながら屈斜路湖を眺めた。
次に向かったのが川湯から北に伸びる道道102。僕の秘密の道です。東藻琴では、屈斜路湖を東側から眺め、その後は高原道路、ワインディング、大農場地帯と北海道を凝縮したような景色。しかもそれが僕一人だけの占有道路状態なのだ。オホーツク海に抜けると、JR北浜駅へ。
駅舎が海の見える喫茶店として話題になった駅だ。限定ヒレカツカレーと久しぶりのおいしいコーヒーが今日の昼食。
再び南下し清里町の「海まで続く(ような)道」と斜里町の「地平線まで続く(ような)道」を地図で探した。この2つの道を見つけた喜びと景色の凄さの感動。やっぱり北海道は魅力がいっぱいだ。
その後、知床半島北側を走って5時少し前に民宿旅館「酋長の家」に着いた。「酋長の家」は僕の道東の常宿で、去年もお世話になったお気に入りの宿だ。
<8月17日(火)>
今日も天気予報では一日中雨。
知床ウトロの「酋長の家」を出て、まずは知床横断道路。雨の知床峠は国後も羅臼岳も見えない。峠を越えたら嵐。強風なのに濃い霧で、前が見えない。歯をくいしばって、涙をこらえてヘアピンだらけの坂道を下り、羅臼のコンビニで温かーいジョージアを飲んだ。
羅臼からはオホーツク海に沿って南に向かい、根室でかきフライカレーを食べた。お昼はカレー三昧だ。
2時半に今回のツーリングの大きな目的地、納沙布岬に着いた。
納沙布岬からは太平洋沿いに西に走り、雨と風で人っ子一人いない霧多布岬に寄って厚岸の真新しい民宿泊。北太平洋シーサイドラインと呼ばれる国道と道道を走ってきたが、景色はなーんにも見ていない。でも、霧多布から厚岸までは海岸段丘の上や湿原の中を走っていることは分かった。天気が良ければ美しい景色が広がってるんだろうなあ。
厚岸と言えば牡蠣。晩御飯に生牡蠣が4つ。牡蠣そばにも4つ。獲れたての牡蠣のうまいこと、だけど、ちょっと多すぎ。最後は生臭くてにょろにょろして気持ち悪かった。贅沢言ってるなあ。
雨のツーリングは大変だけど、やっぱりそれでも楽しいのが北海道だ。
明日こそ天気になあれ。
<8月18日(水)>
厚岸の朝は今日もどしゃ降り。でも、昼過ぎから天気は回復に向かうという天気予報を信じて宿を出た。
相変わらす白い景色の北太平洋シーサイドラインを走っていたが、ちょっと晴れ間が出たところが大牧場。牛が僕を見てたので写真を1枚。雨が上がって視界が開けると、なんと走り全部が大絶景。ヘルメットの中で何度「すげぇ」とつぶやいたことか。
その後、釧路湿原をぐるっと時計の反対回りで大回りして、鶴居村のおしゃれなレストランで野菜カレーを食べて、釧路市音別の叔父の家に行った。今月のはじめにおばさんが亡くなったので、手を合わせてきた。
天気は回復し、釧路から5㎞ほど西の浦幌町でやっとキャンプができた。
一人キャンプもなかなかワイルドでいいものだ。鍋のままインスタントラーメンを食べることにあこがれていた。もちろん、やったけど、鍋の縁が熱くてスープが飲めん。
<8月19日(木)>
キャンプ場の朝は快晴。目覚めた時は寒くてシュラフから出られなかったが、出発する時にはすっかり暖かくなっていた。T シャツに秋用ブルゾンでちょうどいいくらいだ。
出発してすぐ、ヘンな神社を見つけた。通称「おっぱい神社」。御神体の石はまさにおっぱい。
今日も太平洋に沿って走った。やっぱり青空の下をバイクで走るのは気持ちがいい。
襟裳岬に続く道は絶景の連続だ。
襟裳はつぶ貝の産地ということで、今日のお昼はつぶカレー。貝とカレーは案外合うのもだ。
今日はサラブレットで有名な静内のキャンプ場泊。明日の夜には帰りのフェリーに乗ることになっている。あっという間の1週間だ。
<8月20日(金)>
静内のキャンプ場を出て海岸に沿って西に向かった。フェリーの出る苫小牧までは近いので道道74号で北に向かい、樹海ロードと呼ばれる国道に出て夕張に寄ることにした。
ところが、途中で工事迂回に遭い山道を走ることに。そのうちに樹海の中の一車線のくねくね道になり、だんだん心配になってきた。地方の道道なんて通るクルマは皆無。周りは樹海。行くしかないと思い、怖々と走っているうちに広い道路に出た。そのうれしかったこと。しかも、そこには道道74の標識が。
ほっとしてバイクを止めた所が小さな牧場。親子らしい3頭の馬がのんびり歩いていた。「おうまのおやこはなかよしこよし…」を絵に描いたような光景にすっかり癒された。樹海の中をさまよっている時の怖かったことが一気に消えた気がした。
夕張市に入った所で夕張メロンを買って家に送った。僕が家に着く頃に食べ頃になっているはずだ。店の人が、夕張は市なのに1万人を切ってしまったと話していた。あとの買い物はすべて夕張でと思った。
夕張の温泉に入ってお昼御飯を食べてと思っていたら、大きな温泉施設「夕鹿の湯」は廃業していた。仕方がないので、駅舎の食堂でお昼にした。食べたのは夕張産地長芋とベーコンのカレー。1480円は高かったけどおいしいカレーだった。
お土産を夕張の道の駅で買って宅配で送り、フェリーの中で食べる晩御飯の助六と北海道小豆のあんパンを夕張のコンビニで買って、ほんの少しだけ夕張市に貢献してきた。微々たるものだが。
夕張から道東道で一気に苫小牧に。港に着いた時、僕の北海道一人旅は終わった。
フェリーに乗り、17時に出航。デッキに出て苫小牧港ターミナルが離れていくのを見ていた。
コンビニで買った晩御飯を食べ、ピアノとコントラバスの生演奏を聴き、お風呂に入って、床に入った。台風の影響でいつもより揺れが大きい。それが巨大なゆりかごみたいで気持ちよく眠れた。…ゆりかごなんて見たことがない…。
帰路は2日間の船旅だ。
<8月21日(土)・8月22日(日)>
昨日の19時、定刻どおり太平洋フェリー名古屋行きは出航した。
台風16号が小笠原諸島辺りにいるため、うねりは大きく、船は大揺れだった。ジャンプしながら進んでいるように思えるほどの揺れようでスリル満点の船旅だ。それでも、ピアノとコントラバスの生演奏を聴いたりしてのんびりした時間を過ごし、疲れた体を休めることができた。
翌々日、つまり日曜日の10時30分、定刻どおりフェリーは名古屋港に着いた。荒れた太平洋を定刻どおりに着くとは・・・。
高速を30分ほど走り、11時10分に家に着いた。こうして楽園の旅は終わった。