やってみたかった一人ツーリング・一人キャンプ。
湖畔でキャンプしたい~と、ずっと思っていて、やっと実現させた。
<5月17日>
朝からキャンプ道具の用意をして、久しぶりにバイクに大荷物をパッキング。わくわくするのと、まだ仕事の疲れが取れてなくて調子が出ないのとで、ちょっと複雑な気分。それでも、行くと決めたのだから行く。そんな感じでバイクに跨がり、10時に家を出た。
目指すは長野県安曇野。目的地での時間を多く取りたかったから、東海環状道豊田松平ICから高速に入ってひたすら高速道路を走り続けることにした。長野県に入ると少し寒く感じたので、メッシュのブルゾンにインナーを取り付け、夏仕様から春仕様に。
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長野道に入って梓川SAで昼食休憩にした。せっかくなので名物の山賊焼丼を食べることにした。唐揚げがご飯の上にごろごろのっていて・・・う~ん、山賊焼定食にすればよかったかなあ。
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1時半頃に安曇野ICを出て向かった先は国立アルプス安曇野公園。
ちょうどこの期間は花フェスタ2019をやっていた。ラッキーと思ったが、ものすごく広い公園らしくチケットは一日券。僕はちょっと寄り道するだけなので、うーん、ここはパスかなあ。
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で、山裾のアートラインと呼ばれている県道を大町に向かって走った。これがまたいい景色、いい雰囲気。緑の間を駆け抜けたり、大平原を駆け抜けたり、しかも左側は常に雪を被ったアルプスの山々。疲れなんていつの間にか忘れ、気分はノリノリ。Ninja、最高。
一度行ってみたかったちひろ美術館に行ってみた。ここも広い公園になっていて、駐車場から広い芝生の公園を横切るように歩いた。これがまたいい感じで、写真撮りまくり。
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いわさきちひろの絵本の絵はどれもみな優しさに満ちあふれている。本当に心が和む。和んだところで、一人カフェ。素敵な景色を眺めながらのコーヒーか格別だった。
トットちゃん広場で電車学習室を見学したりして散歩の時間。のんびりまったりのひとときになった。
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大町に入ると目的の木崎湖はすぐそこだ。
キャンプ場に着いたのはまだ4時。温泉にでも入ってからテントを設営してもいいかなあと思い、割引券をもらって木崎湖温泉に行くことにした。途中のコンビニで食料の調達をして温泉に行くと、割引券だと650円が550円に、それが高齢者割引だと450円。僕、Ninjaに乗って駆け回っているけど最近高齢者の仲間入りをして・・・450円で入ることができた。正直、ちょっと複雑な気持ち。
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旅先の温泉って、どうしてこんなにいい気持ちなんだろう。ライディングの疲れがふ~っと抜けていく感じがする。
キャンプ場に戻って、テントの設営。ほとんど貸切状態なので場所は選び放題だった。夢にまでみた湖畔のキャンプだからできるだけ湖岸に近い場所を選んだ。なかなかいい感じだ。
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テントを張り、まずはお湯を沸かしてあったか~いコーヒー。静かな湖をながめながらのコーヒーはたまりません。至福のひとときだ。そして晩ごはん。献立は・・・五目ごはんにサラダとスープ、そしてデザートは杏仁豆腐。料理なんてしません。温めるだけのご飯に「うちのごはん」の五目ごはんを混ぜ混ぜするだけ。スープはお湯を注ぐだけ。だから、僕のやることはお湯を沸かすだけ。それでも最高のごちそうになっちゃうのがキャンプなんだよな。
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食後のコーヒーを飲み、テントの中でごろ~んとしていると聞こえてくるのは大糸線の列車の音だけ。それがまた風情があって、なんとも言えないくらい癒される。やることと言えぱ、寝ることだけ。ホント、いい気持ち。
<5月18日>
キャンプ場の朝は本当に気持ちがいい。4時、湖と山と少し白くなってきた空。夜明けが近づいてくるとさらに空が白くなり、山の稜線がはっきりしてくる。雲がかかった感じもまたいい。まるで枕草子の「春はあけぼの」だね。夜が明けても空が白いってことは、曇り空ってことなんだけど。それにしても、湖畔の朝は気持ちがいい。
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ソロキャンプツーリング2日目。ホント言うと、出発するのにすごく勇気が必要だった。実は・・・僕、16才で自動二輪免許を取ってかれこれバイク歴は半世紀近い。いろいろあるんだよね、歳を取ると。まあ、それはいいとして、思いきって決行してよかったと朝の清々しさを感じながら出発時の不安を思い返していた。
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昨夜は10時くらいには眠りに就いたが12時前に寒さで目が覚めてしまった。こんなこともあろうかとヒートテックのインナーを持ってきている。キャンプツーリング用の薄いシュラフなのでこの時期の長野県の山間部は寒いに決まってる。だから、パーカーも持ってきたが、それは最後の砦、最低気温を記録する早朝にとっておくことにした。
2時頃にトイレへ、そして4時頃にもトイレへ。僕、歳はとってるけど頻尿の兆候は出ていない。きっと冷えているからだろうね、たぶん。
4時を過ぎると、寝たのが早かったせいか眠気が覚めてきた。空は少し白くなってきて、冒頭に書いたようになってきた。
アラームは6時にセットしておいたが、どうせ眠れないんだから5時半に外に出て、お湯を沸かして朝の湖を眺めながらコーヒーを飲んだ。思いきって来てよかった・・・。
朝ごはんのメニューはパンとスープ。やることと言えばもちろんお湯を沸かすだけ。朝の清々しい空気と静かな湖畔の景色もおかずになっているので質素なメニューでもすごくおいしくいただくことができる。これもキャンプの魅力の一つだ。
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食後のコーヒーを飲んでから、湖畔の桟橋を少し散歩して、テントに戻ってちょっとごろ~んとして・・・、そのだらだらと過ごすひとときがまたいい。
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そろそろ撤収しなくちゃ。これが面倒なんだよなあ。シュラフとマットを小さく丸め、火器系、照明系、着替え等々に分けてバッグに詰めていく。片付けの苦手な僕は「めんどくせえなあ」と思いながり仕方なく進める。そうして、最後にテントを畳んで終了・・・なんだけど、これをバイクまで運んでパッキング。寒い朝にTシャツ1枚でやっているのに汗びっしょり。
そこへキャンプ道具満載の多摩ナンバーのCB1300SBがやってきた。しかも薪まで買って。これから本格的に一人バーベキューをやるみたい。お湯を沸かすだけの献立の僕には分からん、その気持ちが。楽しみは人それそれってことで。
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感じのいい管理人さんにお礼を言って、木崎湖キャンプ場を後にした。いい雰囲気のキャンプ場だったので、今度は妻と二人で来たいなあと思う。
近くのエネオスでガソリンを入れ、目指したのは仁科三湖の制覇。
Ninjaをさらに北に走らせ、まずは中綱湖。三湖の中では一番小さな湖だ。ここもひっそりとしていていい感じ。キャンプをした木崎湖とよく似た雰囲気の湖だった。橋から写真を撮って、すぐ北にある青木湖に向かった。
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仁科三湖のなかで民宿やキャンプ場が一番多いのが青木湖だ。かなり大きな観光地なのかなあと思っていたけど、行ってみるとこの湖も木崎湖や中綱湖と同じように森に包まれたいい雰囲気の湖だった。湖畔の道路は森の間を通り、確かに民宿やキャンプ場の看板が所々見え隠れするけれどひっそりとした雰囲気は同じ他の二つの湖と同じだ。自然にメットの中で「静かな湖畔の森の陰から」と口ずさんでいた。それも、いつの間にか「森と~泉に~囲~まれた~」になってた。古っ!!!。
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これで今日の目的は達成した。あとはひたすら帰るだけ。
安曇野インターまでは昨日のように国道を外れアートラインを選んだ。大平原と緑のトンネルは僕のお気に入りの一つに加わった。ちひろ美術館を過ぎた辺りで道に迷ってしまい、狭い所でUターンしたり、道の端のダートの広場で向きを変えたりして、結局国道を走る羽目になってしまったが、安曇野市街地の豊科の通りを走るのもツーリング。どこを走っても楽しくてたまらない。
安曇野ICから長野道を走り、塩尻ICで出て、帰路はR19コースを選んだ。好きなんです、R19。塩尻から鳥居峠までは緩やかな上り坂。
峠の麓の道の駅「木曾ならかわ」で一休み。そう言えばもうお昼を過ぎていた。レストランにと思ったところで、駐車場の脇に蕎麦屋さんがあるじゃない。信州と言えば蕎麦でしょう。
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ちょっと高かったけどさすが信州、腰があってうまい。
そこからしばらく走って鳥居峠を越えて下り坂。ん?新しい道の駅ができてる。通りすぎながら、信州と言えばおやき、ということで次の道の駅「日義木曽駒高原」で野沢菜のおやきを買い、お気に入りの小野の滝で食べようと決めた。
木曽福島からはGWにシュピーレンで走った道だ。御嶽海の出身地の上松町に入り、寝覚の床を過ぎれば小野の滝はすぐそこ。森と線路と国道に落差のある滝。つい見過ごしがちの滝だけど、見過ごしたらもったいない。
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滝壺の見える小さなパーキングにバイクを停め、道の駅で買った野沢菜のおやきを頬張る。信州の味がする~。
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再びR19を中津川に向けて、木曽川沿いにバイクを進めていく。すると、だんだん睡魔が~~~。眠たい~を我慢しながら、とにかく中央道恵那峡SAまで頑張って頑張って頑張って走った。対向するライダーたちのヤエー(ライダー同士の挨拶のサイン)が「頑張れ~」の声のように感じ、ヤエーを交わす度に眠気が和らいだ。このヤエーが僕にとってはバイクツーリングの大きな魅力の一つになっている。ピースサインが下火になった時の寂しかったこと。それにしても、この時の僕は眠気と戦って頑張るしかなかった。とにかく、バイクでのミスは命取りなのだから。
中津川市街のR19をいつも以上に注意を払って走り、中津川インターへ。中央道に入って、もう安心。
ねむてえ~、とつぶやきながら恵那峡SAにバイクを停め、眠気覚ましのアイスを買いに行く。おおおっ、中津川名物栗きんとんアイス?。信州の蕎麦に木曽のおやき、こうなったら栗きんとんしかないでしょう。
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栗きんとんアイスは目が覚めるような味ではなかったけど、上品な栗の風味は絶品だった。アイスを食べてバチッと目が覚めたわけではない。でも、走るしかないわなあと思ってSAを後にした。
あとは中央道~東海環状道を乗り継いで帰るだけ。走り出したら目も覚めていて、Ninja650の安定した高速性能と新緑の景色を楽しみながら家路についた。
以前からやってみたかったソロキャンプツーリング、しかも憧れの静かな湖畔でのキャンプ。出発前は行くかどうかずいぶん迷ったものだった。でも「迷ったらやる」が僕の信条。実に楽しい二日間だったなあ。
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湖畔でキャンプしたい~と、ずっと思っていて、やっと実現させた。
<5月17日>
朝からキャンプ道具の用意をして、久しぶりにバイクに大荷物をパッキング。わくわくするのと、まだ仕事の疲れが取れてなくて調子が出ないのとで、ちょっと複雑な気分。それでも、行くと決めたのだから行く。そんな感じでバイクに跨がり、10時に家を出た。
目指すは長野県安曇野。目的地での時間を多く取りたかったから、東海環状道豊田松平ICから高速に入ってひたすら高速道路を走り続けることにした。長野県に入ると少し寒く感じたので、メッシュのブルゾンにインナーを取り付け、夏仕様から春仕様に。
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長野道に入って梓川SAで昼食休憩にした。せっかくなので名物の山賊焼丼を食べることにした。唐揚げがご飯の上にごろごろのっていて・・・う~ん、山賊焼定食にすればよかったかなあ。
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1時半頃に安曇野ICを出て向かった先は国立アルプス安曇野公園。
ちょうどこの期間は花フェスタ2019をやっていた。ラッキーと思ったが、ものすごく広い公園らしくチケットは一日券。僕はちょっと寄り道するだけなので、うーん、ここはパスかなあ。
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で、山裾のアートラインと呼ばれている県道を大町に向かって走った。これがまたいい景色、いい雰囲気。緑の間を駆け抜けたり、大平原を駆け抜けたり、しかも左側は常に雪を被ったアルプスの山々。疲れなんていつの間にか忘れ、気分はノリノリ。Ninja、最高。
一度行ってみたかったちひろ美術館に行ってみた。ここも広い公園になっていて、駐車場から広い芝生の公園を横切るように歩いた。これがまたいい感じで、写真撮りまくり。
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いわさきちひろの絵本の絵はどれもみな優しさに満ちあふれている。本当に心が和む。和んだところで、一人カフェ。素敵な景色を眺めながらのコーヒーか格別だった。
トットちゃん広場で電車学習室を見学したりして散歩の時間。のんびりまったりのひとときになった。
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大町に入ると目的の木崎湖はすぐそこだ。
キャンプ場に着いたのはまだ4時。温泉にでも入ってからテントを設営してもいいかなあと思い、割引券をもらって木崎湖温泉に行くことにした。途中のコンビニで食料の調達をして温泉に行くと、割引券だと650円が550円に、それが高齢者割引だと450円。僕、Ninjaに乗って駆け回っているけど最近高齢者の仲間入りをして・・・450円で入ることができた。正直、ちょっと複雑な気持ち。
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旅先の温泉って、どうしてこんなにいい気持ちなんだろう。ライディングの疲れがふ~っと抜けていく感じがする。
キャンプ場に戻って、テントの設営。ほとんど貸切状態なので場所は選び放題だった。夢にまでみた湖畔のキャンプだからできるだけ湖岸に近い場所を選んだ。なかなかいい感じだ。
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テントを張り、まずはお湯を沸かしてあったか~いコーヒー。静かな湖をながめながらのコーヒーはたまりません。至福のひとときだ。そして晩ごはん。献立は・・・五目ごはんにサラダとスープ、そしてデザートは杏仁豆腐。料理なんてしません。温めるだけのご飯に「うちのごはん」の五目ごはんを混ぜ混ぜするだけ。スープはお湯を注ぐだけ。だから、僕のやることはお湯を沸かすだけ。それでも最高のごちそうになっちゃうのがキャンプなんだよな。
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食後のコーヒーを飲み、テントの中でごろ~んとしていると聞こえてくるのは大糸線の列車の音だけ。それがまた風情があって、なんとも言えないくらい癒される。やることと言えぱ、寝ることだけ。ホント、いい気持ち。
<5月18日>
キャンプ場の朝は本当に気持ちがいい。4時、湖と山と少し白くなってきた空。夜明けが近づいてくるとさらに空が白くなり、山の稜線がはっきりしてくる。雲がかかった感じもまたいい。まるで枕草子の「春はあけぼの」だね。夜が明けても空が白いってことは、曇り空ってことなんだけど。それにしても、湖畔の朝は気持ちがいい。
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ソロキャンプツーリング2日目。ホント言うと、出発するのにすごく勇気が必要だった。実は・・・僕、16才で自動二輪免許を取ってかれこれバイク歴は半世紀近い。いろいろあるんだよね、歳を取ると。まあ、それはいいとして、思いきって決行してよかったと朝の清々しさを感じながら出発時の不安を思い返していた。
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昨夜は10時くらいには眠りに就いたが12時前に寒さで目が覚めてしまった。こんなこともあろうかとヒートテックのインナーを持ってきている。キャンプツーリング用の薄いシュラフなのでこの時期の長野県の山間部は寒いに決まってる。だから、パーカーも持ってきたが、それは最後の砦、最低気温を記録する早朝にとっておくことにした。
2時頃にトイレへ、そして4時頃にもトイレへ。僕、歳はとってるけど頻尿の兆候は出ていない。きっと冷えているからだろうね、たぶん。
4時を過ぎると、寝たのが早かったせいか眠気が覚めてきた。空は少し白くなってきて、冒頭に書いたようになってきた。
アラームは6時にセットしておいたが、どうせ眠れないんだから5時半に外に出て、お湯を沸かして朝の湖を眺めながらコーヒーを飲んだ。思いきって来てよかった・・・。
朝ごはんのメニューはパンとスープ。やることと言えばもちろんお湯を沸かすだけ。朝の清々しい空気と静かな湖畔の景色もおかずになっているので質素なメニューでもすごくおいしくいただくことができる。これもキャンプの魅力の一つだ。
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食後のコーヒーを飲んでから、湖畔の桟橋を少し散歩して、テントに戻ってちょっとごろ~んとして・・・、そのだらだらと過ごすひとときがまたいい。
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そろそろ撤収しなくちゃ。これが面倒なんだよなあ。シュラフとマットを小さく丸め、火器系、照明系、着替え等々に分けてバッグに詰めていく。片付けの苦手な僕は「めんどくせえなあ」と思いながり仕方なく進める。そうして、最後にテントを畳んで終了・・・なんだけど、これをバイクまで運んでパッキング。寒い朝にTシャツ1枚でやっているのに汗びっしょり。
そこへキャンプ道具満載の多摩ナンバーのCB1300SBがやってきた。しかも薪まで買って。これから本格的に一人バーベキューをやるみたい。お湯を沸かすだけの献立の僕には分からん、その気持ちが。楽しみは人それそれってことで。
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感じのいい管理人さんにお礼を言って、木崎湖キャンプ場を後にした。いい雰囲気のキャンプ場だったので、今度は妻と二人で来たいなあと思う。
近くのエネオスでガソリンを入れ、目指したのは仁科三湖の制覇。
Ninjaをさらに北に走らせ、まずは中綱湖。三湖の中では一番小さな湖だ。ここもひっそりとしていていい感じ。キャンプをした木崎湖とよく似た雰囲気の湖だった。橋から写真を撮って、すぐ北にある青木湖に向かった。
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仁科三湖のなかで民宿やキャンプ場が一番多いのが青木湖だ。かなり大きな観光地なのかなあと思っていたけど、行ってみるとこの湖も木崎湖や中綱湖と同じように森に包まれたいい雰囲気の湖だった。湖畔の道路は森の間を通り、確かに民宿やキャンプ場の看板が所々見え隠れするけれどひっそりとした雰囲気は同じ他の二つの湖と同じだ。自然にメットの中で「静かな湖畔の森の陰から」と口ずさんでいた。それも、いつの間にか「森と~泉に~囲~まれた~」になってた。古っ!!!。
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これで今日の目的は達成した。あとはひたすら帰るだけ。
安曇野インターまでは昨日のように国道を外れアートラインを選んだ。大平原と緑のトンネルは僕のお気に入りの一つに加わった。ちひろ美術館を過ぎた辺りで道に迷ってしまい、狭い所でUターンしたり、道の端のダートの広場で向きを変えたりして、結局国道を走る羽目になってしまったが、安曇野市街地の豊科の通りを走るのもツーリング。どこを走っても楽しくてたまらない。
安曇野ICから長野道を走り、塩尻ICで出て、帰路はR19コースを選んだ。好きなんです、R19。塩尻から鳥居峠までは緩やかな上り坂。
峠の麓の道の駅「木曾ならかわ」で一休み。そう言えばもうお昼を過ぎていた。レストランにと思ったところで、駐車場の脇に蕎麦屋さんがあるじゃない。信州と言えば蕎麦でしょう。
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ちょっと高かったけどさすが信州、腰があってうまい。
そこからしばらく走って鳥居峠を越えて下り坂。ん?新しい道の駅ができてる。通りすぎながら、信州と言えばおやき、ということで次の道の駅「日義木曽駒高原」で野沢菜のおやきを買い、お気に入りの小野の滝で食べようと決めた。
木曽福島からはGWにシュピーレンで走った道だ。御嶽海の出身地の上松町に入り、寝覚の床を過ぎれば小野の滝はすぐそこ。森と線路と国道に落差のある滝。つい見過ごしがちの滝だけど、見過ごしたらもったいない。
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滝壺の見える小さなパーキングにバイクを停め、道の駅で買った野沢菜のおやきを頬張る。信州の味がする~。
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再びR19を中津川に向けて、木曽川沿いにバイクを進めていく。すると、だんだん睡魔が~~~。眠たい~を我慢しながら、とにかく中央道恵那峡SAまで頑張って頑張って頑張って走った。対向するライダーたちのヤエー(ライダー同士の挨拶のサイン)が「頑張れ~」の声のように感じ、ヤエーを交わす度に眠気が和らいだ。このヤエーが僕にとってはバイクツーリングの大きな魅力の一つになっている。ピースサインが下火になった時の寂しかったこと。それにしても、この時の僕は眠気と戦って頑張るしかなかった。とにかく、バイクでのミスは命取りなのだから。
中津川市街のR19をいつも以上に注意を払って走り、中津川インターへ。中央道に入って、もう安心。
ねむてえ~、とつぶやきながら恵那峡SAにバイクを停め、眠気覚ましのアイスを買いに行く。おおおっ、中津川名物栗きんとんアイス?。信州の蕎麦に木曽のおやき、こうなったら栗きんとんしかないでしょう。
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栗きんとんアイスは目が覚めるような味ではなかったけど、上品な栗の風味は絶品だった。アイスを食べてバチッと目が覚めたわけではない。でも、走るしかないわなあと思ってSAを後にした。
あとは中央道~東海環状道を乗り継いで帰るだけ。走り出したら目も覚めていて、Ninja650の安定した高速性能と新緑の景色を楽しみながら家路についた。
以前からやってみたかったソロキャンプツーリング、しかも憧れの静かな湖畔でのキャンプ。出発前は行くかどうかずいぶん迷ったものだった。でも「迷ったらやる」が僕の信条。実に楽しい二日間だったなあ。
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