「旧ミニは水に弱い。」よく言われることです。これは単なる風潮ではなく、おそらく旧ミニも含め、50年代~60年代の古いクルマ全般に言えることだと思います。ほとんどの部品が金属 でできているため、どうしても錆が出てしまい、そこから腐食してしまうのです。空気中の酸素に触れるのは仕方がないとして、できれば水を浴びせないようにするのが普段の対処法となります。
僕は、できるだけ雨の日には乗らないようにしていますが、クルマですから走っていて雨に降られることもあります。ただ、ワイパーがショボいということもあり、できれば雨の日は運転しない方が安全ということにはなります。 僕は、水はじき剤の「レインX」をウィンドウに塗って対応しています。また、夜間の雨対策として、ヘッドライトも明るいライトに換えてあります。これで、普通のクルマ同様に何不自由なく走ることはできています。
洗車する時も、泥だらけになった時以外は、水を使わずにクルマをきれ いにしています。すべて「拭き掃除」なのです。そこで使うのが、写真のセットです。
まずは、「拭くピカ」でルーフから順に拭いていきます。ルーフからというのは、屋根だけ白色だからです。「拭くピカ」が汚れる前に白い部分を拭いた方がいいかなと思って屋根から順に拭いています。小さな車体ですから、隅 々まで拭いても30分ほどですし、「拭くピカ」も一枚で十分足ります。次にホイールを拭きます。前タイヤのホイールはかなり汚れますから、後ろのホイールを先に拭きます。純正ホイールはあまり複雑な形状ではないので、案外拭きやすいです。ホイールを拭いたら、タイヤにシュッと吹きかければきれいになるスプレーをかけて、タイヤが泡だらけになっている間にガラスを吹きます。ガラス用のシートは、ミニの全部の窓ガラスを吹いてもあまり汚れないの で、そのままダッシュボードも拭いてしまいます。これで完成ですが、拭きムラが気になります。特に白い屋根は拭いた跡が残ります。そこで、糸モップでから拭きをして仕上げます。水も使わないし、車体も小さいので、1時間もあればミニはすっかりきれいになります。メッキ部分も結構ピカピカになります。
ちなみに、少し前にまたちょっとドレスアップをしました。今回も内装のウ ッド化です。ドアの内側の取っ手をウッドに替えたところ、また少し豪華な感じがアップしたような気がします。
先週の日曜日にバイクに乗ってぶらっと新城作手の道の駅に行った時 、どこかでクラシックカーのイベントがあったらしく、幻の名車トヨタ2000GTと3台のトヨタスポーツ800に加え、7台の旧ミニが駐車場に止まっていました。家族連れの岐阜ナンバーの方とおしゃべりをしているうちに、無性にミニに乗りたくなってきました。
そこで、1時間目の授業のない火曜日に勇気を出して通勤にミニを使い ました。自宅のある豊田から勤務地の岐阜まで片道80㎞のうち4分の3が高速道路です。時速90㎞くらいで走行車線を走り、遅いクルマに追いつくと、タイミングを図って追い越し車線に出て、メーター読みの110㎞くらいで走って追い抜き、速いクルマに追いつかれる前に走行車線に戻ります。おそらくメーター読みの110㎞は、誤差を差し引けば法定速度の100㎞くらいでし ょう。こうした遅すぎない程度ののんびり走行は、案外快適なものです。
今週末は3連休です。木曽御岳山が見たくなっています。木曽温泉の茶褐色のお湯も気持ちがいいものです。バイクで行こうかミニで行こうか迷っています。どっちも楽しいので、どうしようかなあ。