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2012.4 車中泊;日本三大桜名所 伊那高遠城址公園の桜、さくら、サクラ・・・

2012-04-29 21:50:20 | 車中泊の部屋

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 ウィキペディアによると、日本の三大桜名所は、青森県弘前市の弘前公園、長野県伊那市の高遠城址公園、奈良県吉野郡吉野山となっています。4月中旬にあるテレビ番組で伊那市高遠城址公園からの中継があり、「来週あたりから見頃になります」とのことでした。
 僕は、お花見や紅葉狩りなど名所と言われているところには行ったことがありません。理由は簡単、クルマの渋滞がイヤなのです。僕の地元では、桜なら岡崎市岡崎公園、紅葉なら豊田市足助の香嵐渓が名所なのですが、その季節にはわざわざ岡崎や足助を避けて通るようにしているくらいです。
 日本三大桜名所となれば、高遠の桜はそれはそれは見事なのでしょう。一度はナマで観てみたいものだと、日帰りバスツアーをチェックしたりしていました。
 そうだ、夜のうちに高遠の駐車場に行き、そこで朝の開門を待てばいいのだと気づいたのが、4月18日の仕事帰りのクルマの中でした。そこで登場し、活躍するのがVOXYです。
<4月21日>
 4月の新学期が始まってからほとんど休日なしで過ごしてきたため、体はヘロヘロになっていました。18日からは、チオビタ・ゴールドに頼りながらなんとか3週間を乗り切りました。
 この日は、とにかく体力を回復させる日ということで、僕の係の仕事の2階の掃除さえサボり、ひたすらダラダラと過ごしました。そして、夕方になり、VOXYのシートを車中泊用にフルフラットにし、必要な物を積み込みました。これらの準備は、「カテゴリー」の「車中泊の部屋」のとおりです。
 家で晩ご飯を食べ、7時40分に豊田の自宅を出ました。そして、東海環状道・豊田松平ICから高速に入ると、ただただひたすら中央道・伊那ICを目指しました。途中の屏風山PAのコンビニで朝食のおにぎりと菓子パンと飲み物、そして桜を見ながら食べようということで大福餅も買いました。それでも、妻と2人分で1000円札でおつりがくる程度の買い物です。
 10時半くらいに伊那ICを出ました。ここまで、東海環状道も中央道もすいすいと快適に走Dscf3144
り続けることができました。
 伊那から高遠に向かうR361は、対向車線だけは交通量が多かったです。おそらく、夜桜見物の帰りなのでしょう。逆に、夜遅く高遠に向かうクルマはほとんどありません。11時前には高遠城址公園に着きました。ところが、公園近くの駐車場にクルマを入れようとしても、出口と入り口が同じなので、出ようとするクルマと向き合って止まってしまうことになってしまいました。入ろうとするのは僕1台だけで、相手側にはどんどん後ろにつながってきました。ほとんど、僕は交通の流れをを邪魔する悪者状態です。駐車場の出口を塞いでいるのですから。とりあえずバックで出て、別の駐車場に停めることにしました。実は、これは想定内のことで、あらかじめ高遠湖付近の「ほりでいドーム」駐車場をチェックしておいたのです。城址公園まで歩いて15分ほどの無料臨時駐車場で、桜祭り期間中は仮設トイレも設置してありました。
 駐車場には2台、僕たちと同じように車中泊をしていると思われるクルマがいました。僕は、まだカーテンに灯りが映っている軽1BOX車の近くにVOXYを停め、エアマットと敷き、トイレを済ませ、フルフラット・シートに横になりました。3月中旬の気候ということだったので、シュラフと羽毛布団を用意していったのですが、思ったより寒くなく、布団1枚で十分でした。
 わずかな段差は案外気になるもので、なんだか寝付きが悪く、「なかなか寝れないなあ。もう一度、トイレに行こう」と外に出たら、時計は2時を回っていました。「寝れないなあ」と思いながら実は寝ていたのです。
 さすがに、深夜の駐車場を横切るのは怖いものです。何かの鳴き声にビクッしながら用をDscf3146
足し、クルマに戻ってからはすぐに眠りに就きました。
<4月22日>
 5時にアラームをセットしておいたのですが、いつものように「もうちょっと寝たい」と思い、妻と「5時半にしよう」と言って、もうちょっとだけ寝ました。こういう二度寝というのは気持ちのいいものです。
 夏場なら外に折り畳み椅子を出して、朝の空気を吸いながらの朝食ですが、まだまだ信州の朝は寒く、クルマの中で朝食のおにぎりと菓子パンを食べ、食後のコーヒーを楽しみました。車中泊の朝というのは、これがまたいい気持ちなのです。
 そして、ちょっと寒いなあと思いながら、トイレの洗面で歯を磨き、顔を洗ってシャキッとし、久しぶりに厚めのフリースのパーカーを着て、城址公園に向かいました。
 ダム湖畔を歩くコースで、湖畔の桜も、湖畔に映る桜も、とてもきれいでした。これだけでも、十分「お花見」と言える景色です。
 公園を下から眺めるようにして城址公園の南門に近づいて行きます。満開の桜が建物を包んでいるように見えました。
 6時開門ですが、僕たちが行ったのは6時半頃です。開門を待つ列もなくなり、一人500Dscf3148
円の入場料を払って公園に入りましたが、すでに大勢の人で賑わっていました。
 中に入ると、とにかく桜、さくら、サクラ・・・で、城址公園全体が美しい淡いピンク色に染まったエリアと化していました。薄ピンクに包まれた櫓、薄ピンクに包まれた橋、薄ピンクに包まれた碑、薄ピンクに包まれた門、どこを見ても見事としか言いようのない景色なのです。南門と北門の間を行ったり来たりし、二の丸のあっDscf3170_2
た広場のベンチであらかじめ用意しておいた大福餅を頬張りました。美しい桜の下では、花見だんごでなくても、十分いい感じでいられるのです。
 8時近くになり、少しの休憩を除けば1時間以上も歩き続けていたことになります。北門近くの売店でコーヒー・タイムをとり、再び満開の桜の下を歩きました。ふと、まだ仕事の始業時間前の時間帯ということに気づきました。朝のDscf3167
始業前の早い時間だったから、曇り空でも爽やかで、適度な賑わいで、いい雰囲気が味わえたのだろうと感じました。
 もっとも美しいと思えたのは、空堀から桜雲橋と問屋門を見上げた景色です。南信州の歴
史までも感じられるのです。次に素敵だったのが太鼓櫓です。いかにも日本風の景色でした。
 日本三大桜名所の一つ高遠城址公園の桜にもっともっと触れていたい気持ちもありまDscf3169
したが、かれこれ2時間近くも歩き続けたことになります。8時半を過ぎ、後ろ髪を引かれる気持ちで、南門を出ました。
 それでも、もっと高遠の桜を楽しみたいという気持ちもあり、高遠湖を眺める見晴らしのよい高台から、手作りフランクを食べながらしばらく所々ピンクに染まる景色を眺めました。
 駐車場に戻って城址公園を後にしました。道の駅「南アルプスむら長谷」に寄ってお土産を買ったのですが、道の駅というのは地元産のおいしそうなものがいっぱいあります。普段は買わないような漬物やジャムなどまで買ってしまいました。
 城址公園と道の駅との間に、美和ダムがありました。予定には入れてなかったのですが、Dscf3182
堤に沿って咲いている桜がとてもきれいで、つい寄り道をしてみました。今にも雨が降り出しそうなどんよりとした曇り空のため、南アルプスの景色は見られませんでした。もし天気がよかったら、ダム湖の青と新緑の南アルプスと青い空と淡いピンクが重なり合って最高の景色になっていたでしょう。ちょっと惜しい気もしましたが、それでも十分満足できる景色でした。
 さて、信州と言えば温泉です。伊那市街の西の伊那羽広温泉「みはらしの湯」の開く時間が10時です。美和ダムを出たのが10時10分前でした。R361は、高遠に向かう対向車線は当然混んでいましたが、西に向かうクルマはほとんどありません。
 途中の案内看板に「本日の桜情報・5分咲き」と表示されていました。そういえば、花びらは全然落ちていませんでした。
「あれで、5分咲きなの。」
「満開かと思ったら、あれでまだ半分だったんだ。」
 満開の高遠城址公園は、想像を絶するくらいの花、花、花になるのでしょう。今日の咲き具合でも、満開と思えるほど見事な景色だったのですから。
 インター近くのスタンドで給油し、公園からわずか20分ほどで「みはらしの湯」に着きました。給油中にトヨタ86を見かけました。そのかっこよかったこと。ナマで見るのは初めてで、Dscf3188
思わず「でらカッコイイじゃん」と声が出てしまいました。でも、86では車中泊はできません。
 「みはらしの湯」は、その名のとおり南アルプスが展望できる絶景の露天風呂・・・のはずでしたが、あいにく天気が悪く、すてきな景色は望めません。高遠からも、R361からも、山は霞んでしまっていて、信州の山の景色は見られなかったのです。でも、お湯はなかなかのもの。やや熱めのお湯で、ちょうどいいぬるぬる感。入った瞬間から「気持ちいい~」と思えるお湯でした。「見晴らし」は期待できないものの、露天風呂にも入ってみました。少し狭い岩風呂で、僕の好きなややぬるめのお湯。高台から見る伊那の街もなかなかいい感じでした。ただ、囲いが少し高いので、お湯につかりながら街を見下ろすことはできません。もちろん、南アルプスの山々を見るには高い囲いでも大丈夫なはずです。この日は、残念ながら囲いの上はすべて灰色がかった白一色でした。景色はともかく、「い~い気持ちだなあ~」とのんびりとお湯に浸かっていたら、元気なお年寄りがいっぱい入ってきました。あまりにも賑やかなので、お湯から上がることにしました。脱衣場にはシニア野球軍団が押し寄せていました。
 お風呂上がりはもちろん牛乳です。先に上がった妻がロビーでパック牛乳を飲んでいました。僕もすぐに自販機に走り、妻と同じ牛乳を選んだのですが、受け取り口に出てくるまでのしばらくの間に「瓶牛乳は売店にあります」の張り紙を見つけました。先に気づいていれば、瓶牛乳を選んでいたのに・・・。
 「みはらしの湯」を出たのが、11時20分。朝食が5時半で、しかも2時間くらい歩きづめ。まだお昼には早いけど、お昼ご飯を食べることにしました。妻は伊那に入ってからずっと至るDscf3184
所に見られる「伊那名物ローメン」の幟(のぼり)が気になっていたようで、
「ローメンって、何。」
「焼きそばのヘンなの。」
「ヘンなのじゃ、分からない。」
「だって、僕が前に食べたのは、本当に焼きそばのヘンなのだったもん。まずくはなかったけど。」
「それ、食べたい。」
 そんなやりとりをしながら「ローメン」の幟を探しました。
 ところが、いざ「ローメン」の店を探すと、なかなか見当たらないものです。結局、伊那インターを通り越し、市街地に近い所の昔ながらの焼肉屋さんの前で「ローメン」の幟を見つけました。
 「これ、うまいじゃん。」
 妻はローメンが気に入ったようです。僕は、なんだかなつかしくて、
「そうそう、この味、この味。」
 しゃびしゃびなソースに浸かった太くて柔らかい麺のローメンは、僕の好みの味とは言えませんが、やっぱり伊那に来たらローメンを食べなくちゃという気分にはなります。
 あとは、夕方の混み合う前に帰るだけです。
 中央道伊那ICから入ったところで、すぐに睡魔に襲われてしまいました。朝早くからたくDscf3181
さん歩いて、気持ちのいい温泉に入って、ローメンを食べてお腹もいっぱいになり、眠くなる条件がすべて整っています。インターから入ってすぐの駒ヶ岳SAにクルマを停め、車中泊仕様になったリアシートにウォークスル-で移動すると、カーテンを閉じ、布団にくるまって横になりました。まだお昼少し過ぎたばかりだというのに、思いっきり満足感に満たされた気分を味わっているところで、すっかり記憶が消えていました。
 目が覚めたのが2時半。自販機でコーヒーを買って飲み、あとはただただひたすら豊田松平ICを目指しました。土岐あたりで5㎞ほどの事故渋滞に遭いましたが、あとはスムーズに走ることができ、5時前には家に着きました。
 普通に日帰りで高遠まで行けば、大渋滞と大混雑に見舞われてしまうことでしょう。車中泊なら、渋滞しない時間帯に移動し、混雑する前に見事な桜を見ることができます。しかも、費用は休日割引で半額の通行量、食事も2食で一人1000円足らず、あとは日帰り温泉の600円とお土産代だけで、ほとんどお金がかかっていません。
 ますます安価でたっぷり楽しめる車中泊の魅力にはまってしまいます。

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2012.4 トヨタ86(ハチロク)を見た

2012-04-25 23:40:20 | クルマの部屋

 「わっ、ハチロクだ。」
 思わず声が出てしまいました。
 日曜日に長野県伊那市高遠の桜を見に行った帰り道、伊那IC近くの出光スタンドで給油中、すぐ前を話題のスポーツ・カー「トヨタ86」が通って行ったのです。
 リア・ドライブのスポーツタイプ車にこだわりのある僕は、これまでに雑誌やネット、カタログなどで目にタコができるくらい(?)何度も何度も見てきましたが、実車を目にしたのは初めてでした。今月6日に発売されたばかりの話題のニューカーをまさか伊那で見られるなんて、Photo びっくりしました。
 見た瞬間の印象は、「でらカッコイイ!」でした。名古屋でもないのに名古屋弁です。なんと言っても、走り去っていく後ろ姿のかっこいいこと。幻の名車「トヨタ2000GT」を彷彿させるようなリア・スタイルはドキッとするほど素敵でした。
 VWゴルフ並の短いボディも、低い車高のせいか伸びやかな感じに見えました。そして、引き締まった感じは、クーペと言うより、スポーツカーに近い感じでした。なんともバランスのいいデザインで、とにかく「でらカッコイイ!」のです。
 僕の車歴はと言うと・・・。とにかくリアドライブ(FR・MR)車一辺倒でした。今も、妻と2台を共用していますが、家族用のトヨタVOXYと、もう一台はメルセデスCLKです。1.8S/CのFRの2ドア・クーペですから、プレミアム・ブランドであることを除けばトヨタ86と同じジャンルになります。若い頃から、セリカXX(輸出名スープラ)を2台、MR2を2台乗り継ぎ、メルセデスCクラス(ひょうたん目の前モデル;僕にとって初のFRセダン)、そして今のCLKなどです。
 メルセデスにしたのも、高級車に乗りたかったのではなく、国産車にリア・ドライブのスポーティなデザインの適度な大きさのクルマがほとんど無くなってしまったからです。BMW3シリーズ人気に対抗して、そしてF1マクラーレン・メルセデスのファンとして、分不相応なクルマを選んだのですが、本来はやっぱり「トヨタ」が好きです。
 僕のCLKも7年目になり、消耗部品の交換などで費用がかさむようになりました。維持すPhoto_2 るのもつらくなってきています。もちろんCLKの後継車Eクラス・クーペに買い替えるなんてとんでもないことはもう二度とできません。だから、クラスを落としてCクラス・クーペか、それとも使い勝手のよいCクラスセダンか、それとも小粋なBMW1シリーズ・クーペか、いっそFRから足を洗ってVWゴルフGTIか、などと考えてはいたのですが、7年目のCLKも走りもデザインもお気に入りなのでなかなか決断できないのです。なんと言っても、7年前に清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったクルマなのですから。しかし、86を見た瞬間、これらのクルマとはひと味違った、走りの楽しさを予感させる魅力を感じました。
 トヨタ86におしゃれなドレスアップ・パーツを組んでも、Cクラス・セダンより安いのですから、一気に次期クルマ選び候補に駆け上がってきました。なんと言っても、とにかく「でらカッコイイ!」のです。
 買うとして問題になるのが、プレミアム・ブランドの走りと乗り心地を知ってしまったことです。メルセデスCクラスの400万円を切る価格は、クラウンの「並」グレードとほぼ同じです。僕のような50代の管理職にはクラウンの「並」は、まあまあ分相応と言えるかなあと思える範囲ですが、クラウンの評判がいくら良くても僕のキャラには会いません。Cクラスか、1クーペか、GTIか、それともトヨタ86か、しばらくはクルマ選びを楽しめそうです。
 で、やっぱりいくら古くなってきても今のCLKを乗り続けることにしたりして・・・。
 僕が見た青い86(今思えば、青だったのでスバルBRZだったかも?)は、ほとんど一瞬と言っていいくらいの短時間の遭遇でした。一瞬ですが、「でらカッコイイ」クルマでした。次は、もう少しゆっくり眺めてみたいです。
 写真の1枚目は、トヨタ86(トヨタHP壁紙用画像より)、2枚目が僕の愛車CLKです。

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2012.4 VOXY車中泊仕様

2012-04-21 19:08:25 | 車中泊の部屋

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僕のVOXYは、インチアップしたPIAAのホイールにミシュランの扁平タイヤを装着してドレスアップしていますが、ほぼノーマル状態です。大きな変更点としては、30㎜のローダウン・サスにしている点で、1BOX車特有のふわふわサスを前車のオペル・ザフィーラのしっかりとした足回りに近づけました。特に、インターチェンジでの弧を描いたようなカーブでその効果がしっかりと感じられます。あわせて、ほんのちょっとかっこよくなりましたし、予想外の効果として、3㎝低くなったことで乗り降りしやすくなりました。
 車中泊仕様としては、オプションでカーテンを装着しただけで、その他は普通のVOXYでDscf3126
す。
 まずは、すべてのシートを畳んだ状態です。これはこれで、荷物を運んだり、着替えをしたりするのに重宝しています。スノーモービルが趣味だったので、よくこの状態にして、カーテンを閉めて着替えていました。3列のシートを全部畳むのに2~3分もあれば十分です。腕力も必要なく、とても簡単なのDscf3127
です。
 次は、3列目だけを出した状態です。ほとんどリムジン・シートとなり、足を投げ出して座ったり、スペースに弁当を広げて車内で食べたり、かなりのリラックス空間になります。目的地に早く着きすぎた時などに重宝します。
 その3列目シートの背もたれを倒し、2列目シートを立てて背もたれを3列Dscf3130
目の座面と水平にします。これで、車中泊仕様のシートになります。これも、わずか数分でできます。背もたれと座面に段差はできるものの大人2人が寝るのに必要なスペースの出来上がりです。後ろからの写真で見ると、楽々睡眠モードであることが分かります。横からの写真では、段差があることが分Dscf3129
かります。3列目の段差はちょうど枕のようになるのですが、2列目の段差は気になります。何らかの工夫が必要ですが、寝てしまえばどうってことはありません。
 必需品の筆頭としては、折りたたみ椅子が挙げられます。僕が使っているのはスポーツ「ヒマラヤ」で1つ977円で買ったアルミ製のものです。このタDscf3132
イプは2脚を畳んでディバッグに入れられます。軽いので、クルマを置いて近くを散策する時には背負って歩きます。
 次に、サンダル、ランタン、コーヒーカップ類を籠に入れます。時には、洗Dscf3133
面器も用意します。こうして1か所に入れておけば、探す手間が省けます。さらに、缶コーヒーも持って行きます。これは運転席のすぐ近くに置いておきます。
 宿泊するのにあった方がいいものとして、エア・マット、シュラフ、毛布や布Dscf3134
団類が挙げられます。エア・マットは自動空気注入式のものを使っていますが、せいぜい2㎝程度の厚さにしかなりませんで。それでも、段差のあるシートには、あるとないとでは大違いなのです。シュラフは、バイク・ツーリングで使っているものをそのまま車中泊でも使っています。コンパクトDscf3135
に畳める良さがありますが、別にコンパクトでなくてもかまいません。ただ、わざわざ買うのがもったいないだけのことで、流用できるものは流用すればよいのです。夏以外は、このほかにも毛布か、春先などは布団も持って行きます。
 天井には、ネットを張っています。これも、バイク・ツーリングで使っているものの流用です。2列目と3列目のアシスト・グリップに掛け、寝る時に着替えなどをネットのDscf3136
上に載せています。
 そのほかに、あると便利なものが水用のポリ・タンクです。5Lの小さいポリ・タンクには水を入れて行きます。実際に使ったことはありませんが、水場のない所での車中泊になった場合に、顔を洗ったりするのにあった方がいいとDscf3139
思っています。そして、空っぽの20Lの大きいポリ・タンクも持って行きます。案外、おいしい湧き水のある場所を通ることがあるのです。そんな時、このポリ・タンクに入れて帰り、しばらくの間はおいしい水でコーヒーを煎れて飲むことができます。
 まだ、シートの下は空いたスペースがいっぱいです。着替えなどを入れておいたバッグや、温泉セット(タオルが袋に入ってるだけのもの)、一眼レフカメラ等々、寝る時に不要なものをシート下に置いておき、それでもまだまだお土産などを入れるスペースがありDscf3140
ます。
 これが、僕のVOXY車中泊仕様です。普段のVOXYから数分で仕様変更ができます。疲れて帰ってきた金曜日の夜にさっさと仕様変更して出かけられるのです。

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2012.4 ささやかなお花見

2012-04-17 23:43:10 | いろいろ思う部屋

 今年の桜の満開は例年よりもずいぶん短かったような気がします。冬が長かったために開花が遅れた上に、ようやく蕾が大きく膨らんで花が咲き始めた4月初旬に台風並みの春の嵐がやってきて、やっと中旬近くになって満開になったかと思ったら、先週の土曜日の雨で花びらがいっぱい散ってしまいました。
 土曜日はPTA総会や授業参観などがあって勤務日となり、夜は夜で歓送迎会、日曜日は知人のお葬式が入り、この土日の自分の時間は日曜日の夕方だけでした。
 3時過ぎにお葬式から帰った僕は、4時からのF1中国GPをスカパーで観戦しました。そして、レースが終わった6時少し前に「今しかお花見ができない。これがお花見のラストチャンスだ」とばかりに、
Dscf3107 すぐそこの城跡に夜桜を見に行こっ。」
と、いっしょにF1を見ていた妻を誘いました。
 F1が終わったら夕食の仕度をしようとしていた妻は、すぐにOK。
 メルセデスAMGのロズベルグの初優勝とマクラ-レン・メルセデス勢の2位と3位、終盤の3位以降の大接戦の興奮を残したまま、VOXYに乗ってコンビニに向かいました。僕も妻もメルセデス勢の大ファン。最高の気分で買い物です。
 種類の違うおにぎり大小6つ、ソーセージや唐揚げや餃子などが入ったパックを1つ、長~い焼き鳥の照り焼き風串焼きを2本、花見だんごを2本、お茶を1本を買い込み、近くのDscf3115 城跡公園に向かいました。空堀の脇の駐車場からは目の前が桜の木。夕闇の駐車場には僕たちのVOXYただ1台でした。市内でもマイナーな公園で、数年前まで、近所に住む僕でさえ知らなかったくらいですから、すいていて当然です。穴場と言えば穴場です。VOXYの2列目シートを畳み、3列目シートだけの広々とした空間にお弁当を広げ、左右のカーテンを閉じ、足を伸ばして座ると、目の前は城跡公園に咲き乱れる桜・・・のはずが、日が落ちて辺りが暗くなると何も見えなくなってしまいました。でも、咲き終わりとは言え桜の木の近くでおにぎりを頬張れば、十分夜桜のお花見気分は味わえます。
 VOXYのような小型の1BOX車は、豪華さはないけれど広さは十分あります。車中泊やDscf3114 オート・キャンプにも使うことができ、とても便利で楽しいクルマです。シート・アレンジを工夫すれば、楽しさは広がります。
 食べ終わったら、夜の城跡公園の散策です。桜はかなり散っていて、緑Dscf3113 色の葉も出始めていました。それでも、ほんのりピンク色に染まった空堀の景色が、少し離れた豊田市街の夜景と重なり、ほんの少しいい感じでした。
 小一時間ほどのプチ夜桜花見を終え、家に帰る途中で小高い山の麓の神社の鳥居に寄ってみました。そこには2本のしだれ桜が咲いています。こちらは鮮やかな濃いピンクが美しく、花見にはこちらの鳥居の下の方がよかったような感じもしました。しかし、街灯もなくなんとなく不気味です。妻が霊感の話を始めるので、背筋がぞくぞDscf3123 くしてきました。だから、ここでお弁当は怖がりの僕には無理です。
 前日のグランパスの勝利とF1のメルセデス勢大活躍の結果に気をよくし、「これがお花見のラストチャンス」とばかりに行った家から5分ほどの近場での1時間あまりのプチ夜桜見学でしたが、思ったよりずっと楽しむことができました。
 桜が終われば、次は新緑の季節です。首を長くして待っていたバイク・ツーリングの季節がやってきます。GWまで、あとちょっとです。

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カワサキ・グリーンのZRX1200ダエグ

2012-04-14 00:15:31 | ZRX1100・1200ダエグの部屋

 僕のZRX1200ダエグは、2010年モデルで、カラーはキャンディグリーンです。カワサキのイメージ・カラーのライム・グリーンのメタリック版のようなカラーで、鮮やかな黄緑色がとてもきれいです。それまで乗っていたのが、前モデルのZRX1100で、カワサキ・カラーそのもののライム・グリーンでした。99年モデルだったため、ホイールの色もボディ同色のライム・グリーンで、それは後にも先にも99年モデルだけで、超お気に入りでした。
 1100~1200と進化したZRXも、2009年にフルモデルチェンジされ、エンジンはインジェDscf1654 クション化され、ボディ・デザインも少し角ばった感じになり、どことなく大人気を博したNinja900Rを思い出させる、「カワサキ!」の雰囲気を増した感じになりました。名前には「ダエグ」が加わりました。それでも、1100~1200と同じイメージのデザインで、すぐにZRXと分かるアイデンティティのあるデザインだったので、ZRX1100に乗っていた僕はずいぶんほっとしました。
 ところが、新発売された2009年には、イメージ・カラー緑系がなく、黒銀と青の2つのカラーが設定されていました。黒と銀のカラーリングは、僕が99年まで乗っていたGPZ900R(Ninja)Dscf9166 のカラーとよく似ていて、しかも角ばったビキニカウル辺りにニンジャに通ずるものを感じ、かなり魅力的に見えました。しかし、「やっぱりカワサキはグリーンでしょ」という思いも捨てきれず、ZRX1100は11年目に突入したのでした。
 2010年、やっぱり緑のダエグが出ました。あざやかなキャンディ・グリーンのカラーを身にまとったZRXはとても素敵に見えました。BMWのS800STと少し迷ったものの、カワサキ・ファンの僕は11年モノのZRX1100から乗り換えたのです。
 先日、緑色の12年モデルを見てびっくりしました。去年の11年モデルの緑はアイビー・グPhoto リーンというやや暗さを感じる地味な色でした。落ち着いた雰囲気にはなっていましたが、僕の好みからはかけ離れた緑でした。そして今年の12年モデルの緑。それはカワサキ・カラーそのもののライム・グリーンでした。しかも、パッと見た瞬間、僕が以前乗っていたZRX1100に再会したような衝撃を感じました。おそらく、新旧2台を並べてみれば、明らかに異なる形なのでしょう。しかし、単体で見ると、旧1100や1200とそっくりなのです。つまり、超お気に入りのバイクとそっくりということです。本当に、見た瞬間ドキッとしました。
 でも、僕は10年モデルのあざやかなキャンディ・グリーンのダエグにしてよかったと思いまZrx した。12年モデルは、好きな形、好きな色ですが、これでは買い換えた気がしないような気がしました。それに、今見ると、僕のキャンディ・グリーンの方がいい色に見えるのです。まして、去年のアイビー・グリーンだったら換える気にもなってなかったと思います。
 最新のライム・グリーンのZRX1200ダエグはとても素敵です。ドキッとするほど素敵なバイクです。でも、僕の10年モデルのキャンディ・グリーンのダエグの方がもっと素敵だと、自己満足しています。
 写真は、上から①今の僕のバイク10年モデルのZRX1200ダエグ(お気に入りのキャンディ・グリーン;実車)、②僕の前のバイク99モデルの旧ZRX1100(カワサキ・イメージカラーのライム・グリーン;実車)、③11年モデルのZRX1200ダエグ(アイビー・グリーン)、④最新12年モデルのZRX1200ダエグ(旧ZRX1100と同じライム・グリーン)やっぱり僕の10年モデルのキャンディ・グリーンのダエグが一番素敵でしょ。

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