土筆（つくし）の群生

　３月になって学校の外の用水路の土手につくしが顔を出しました。それが、みるみるうちに 増え、今では密集するように群生しています。その成長の速いこと速いこと、毎日のように伸び、増え、それはそれは驚くほどの成長ぶりです。確実に春に向かっているんだなあと思いながら、毎日見ています。地域の人も知らないのか、今もなお増え続けています。
　子どもの頃は、つくしを見つけるとすぐに採りたくなりました。ただ、調理するのは面倒らしくて、母は僕がつくしを採ってくるのを笑顔で喜びながらも、なんとなく迷惑そうな感じもしました。それでも僕の採ってきた少ないつくしを卵とじにしてくれたりしまし た。
　しばらくは群生している場所は秘密にしておきます。ただ、名古屋と豊田の間にあるベッドタウン化によって人口が増え続けている市に、こういうほっとできる場所があることが、なんだかうれしいのです。少し前には、この用水路でどじょうを見つけました。去年の春、生まれて初めてこの用水路で野生のどじょう を見たのです。つくしの群生は写真も載せましたが、たぶん場所は特定できないと思います。僕と、数人の仲間だけで季節の移り変わりを楽しみます。

すごいぞ！サッカー日本代表（バーレーン戦の観戦）

　Ｊ１の試合はグランパスを中心によく観にいきますが、日本代表戦は今までに生で観たことが一度もありませんでした。今回、アジア・カップ予選のバーレーン戦が、家の近くの豊田スタジアムで行われるということで、何がなんでも生で観戦したいと思いました。
　１９時キック・オフでしたが、仕事を早めに切り上げ、大急ぎで家に帰ってスーパーカブ７０でスタジアムに向かいました。スタジアム周辺の歩道は人人人で大渋滞でしたが、そこはスーパーカブ、すいすいと自転車・二輪車置き場に着きました。そこで、トレーナーの上にあらかじめインターネットで買っておいたサムライ・ブルーＴシャツを着て、ゲートに向かいました。
　入場してすぐに、得点が入った時に振り回すタオル・マフラーを買いにグッズのショップに行きました。買おうと思ったら、なんと１枚１８９０円。かなり躊躇しましたが、思い切って買ってしまいました。きっと振り回す機会が何度もあると思ったからです。
　試合開始前には、特に仲良くしてもらっている前任校の同僚のＴ先生と落ち合い、いっしょに観戦しました。
　いつものグランパスの試合も十分楽しいのですが、思わず「すげぇ～」と声が出てしまうようなプレーが続出で、試合に釘付けになってしまいました。相手が格下ということもあり、いろいろなところからシュートを打っていて、目が離せません。たまにひやっとすることもありましたが、そこは楢崎、ファイン・セーブで得点を許しません。前半の終わり頃に岡崎がシュート を決め、１対０でハーフ・タイムに入りました。もっと点が入ると思っていましたが、相手もバーレーンの代表選手です。きっちりと守っていました。それだけにすごく見応えのあるゲームでした。
　後半も日本優勢のまま試合が進みました。試合終了間際に本田がシュートを決め、２対０で勝ちました。
　時に光っていたのが、中村俊輔、松井、本田、ＤＦの中沢、後半途中から入った玉田でした。やっぱり、代表選手たちのプレーはすごいと思いました。地方都市のスタジアムで平日に行われた試合でしたが、なんと観客数は３８０００余人。グランパスの試合では休日でも１２０００人くらいですから３倍強で、約４００００人強収容のスタンドはほぼ満員でした。いわば消化試合に近いゲームでこれだけ入るのですから、時々は豊田で開催してほしいものです。
　帰りに、前任校のＰＴＡの役員さんと会いました。仕事ではスーツにネクタイ姿の僕が、サムライブルーＴシャツを着て、サムライブルーのタオル・マフラーを首にかけ、しかもスーパースペシャル・スーパーカブで来ているものですから、ずいぶんびっくりされたことと思います。もちろん、帰りも人波を横目で見ながらすいすいと帰ることができました。
　家に帰って開口一番、
「楽しかった～」
の声に、学年末の仕事を持ち帰ってやっていた妻はすごくうらやましそうにしていました。
　また、日本代表の試合を観てみたいです。とりあえずは、１３日に豊田で行われるグランパスのホーム開幕戦のフロンターレ戦のチケットを買わなくちゃ。