足を痛めて杖のお世話になっていた僕ですが、だんだん復活してきて、今ではほとんど杖を使う機会も減りました。長時間立ち続けたり、階段を上ったり下りたり、早歩きをしたりすることはまだ無理ですが、普通に歩くだけなら大丈夫です。ただ、ZRX1100にまたがると、さすがに重すぎて足で支えることはできません。でも、スーパーカブなら楽々支えられます。そこで、大型バイクから原チャリ(スーパーカブ70)に乗り換え、近場にツーリングに出ました。ツーリングと言っても、走ったのはわずか30㎞ほどです。
豊田市街地から10数㎞ほど東に、松平東照宮があります。山に囲まれたひっそりとしたお宮さんですが、松平氏発祥の地ということでそこそこの賑わいはあります。周りが山ということは、きっと紅葉もきれいだろうと思い、2時頃自宅を出ました。
R301を走っていて、東海環状道豊田松平ICの出口ではちょっとあせりました。大型ワゴン車に追い抜かれている最中にインター出口からの進入車が入ってきて、挟み撃ち状態。ひやひやしました。
松平からのワインディングは、なかなかおもしろかったです。大型バイクだと、知らず知らずのうちにクルマの流れに乗ってスピードが出てしまい、コーナー入口で減速します。ところがカブだと、クルマと同じ制限速度の70㏄モデルでもせいぜい50㎞が限度です。だから、そのままの速度でコーナーに入っていくことができます。ただ、コーナリングの途中で追い抜かれる ときはかなり怖いです。
松平東照宮は、まだ紅葉には少し早かったですが、緑も含めて色とりどりの木々に包まれ、秋らしいいい雰囲気でした。愛車スーパーカブと紅葉の写真を撮り、景色を眺め、缶コーヒーを飲んで、友達にメールして、帰路に就きました。
途中で、カブのコーナリング性能を確かめたくなり、足助方面に行くじぐざぐ坂道を登ってみました。上り坂はスピードが落ちてしまうため、どんなきついカーブも平っちゃらでした。坂の途中で向きを変え、下り坂を走ってみました。下り坂なら大型バイク並のスピードが出ます。右へ左へと体重を移動させ、リーンウィズの姿勢でのコーナリングはすごく楽にできました。タイヤが実用車タイプのものなので、とてもコーナーを攻める走りは不安で、攻める走りはやめました。カブのサイズのスコーツバイク用のタイヤはあるのかなあと思いました。
そんなこんなでわずか1時間半ほどのプチ・ツーリングを終えましたが、思った以上に楽しむことができました。ドレスアップも順調に進み、前回の日記からさらにフェラーリのステッカーに、赤いアルミ製のタイヤバルブ・キャップが加わりました。リア・ショックも、標準の筒状のものから、スポーツ・バイクと同じコイル式のものに替える予定で、昨日注文しました。コイルは赤色です。これで、完全に営業用カブのイメージは払拭されるはずです。
たとえ大型バイクではなくても、やっぱりバイクはおもしろいです。