ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2020.11 お弁当ツーリングと名古屋グランパスの応援

2020-11-26 23:57:05 | ニンジャ650の部屋
 先週末はスーパーカブもNinja650もVTRも大活躍でした。
 日曜日、午前中の掃除を早くすませ、お弁当を持って恵那市小里川ダムの湖畔で秋を楽しみながらお昼ごはんにしました。


 Ninja650とVTR250Fの2台で東海環状道をビューン。東海環状道からの景色も、せと品野ICからのR363も岐阜県道69も66も周りの景色は全部秋色に染まっていて、妻と2人、インカムで「わあ~」の連続でした。
 湖のある風景っていいね。混み合う山岡の道の駅を避け、対岸の名も無き駐車場にバイクを停めました。少し前の投稿「いいとこめっけ」の駐車場です。


 トップケースからイスとテーブルを出して、小里川ダムのダム湖と周りの山々を眺めながらお弁当を食べました。おにぎりがうまい!。




 食べ終わったらお湯を沸かして食後のコーヒーです。いいねえ、この感じ。本当にい~い季節です。




 家のことでちょっとバタバタしているので、わずか3時間余りのプチ・ツーリングしかできません。それでも十分楽しいツーリングになりました。

 前日の夜は豊田スタジアムへ名古屋グランパスの応援に出かけました。家から3kmほどの所にスタジアムがあるので、この日はおんぼろスーパーカブ70の出番でした。キックオフ1時間前に行って、親友のT先生と合流しました。彼のカブはクロスカブ110。ちょっとうらやましいけど、クラシカルなおんぼろカブがいいんです。2人乗ってもちゃんと走るし。
 来場記念のTシャツもらってスタジアムに入り、たこ焼き食べて、応援準備完了です。3位のグランパスはこの日の相手、湘南ベルマーレに勝てば2位に上がります。負けるわけがない!


 ところが、「あかんなあ、前半終わって1対1では・・・」ホームで下位チーム相手なのだからリードして折り返さなくちゃ。でも、きっとグランパスが勝つと信じていました。


 後半が始まったらすぐに阿部とシャビエルがポンポーンと2発で、あっという間に3対1。これで勝負は決まったようなもの。やっぱり強いわあ、今年のグランパス。後半は観ていて気持ちがよかったね。もちろん、3対1でグランパスの勝利。これで2位だよ~ん(日曜日にガンバが勝ったから3位になっちゃったけど)。






 帰りにラーメンと餃子で祝勝会。ちょっとショボいけど。とにかく、「やったね、グランパス」。おんぼろカブも快調です。






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2020.11 まだかなあ、新型ジムニー注文11か月経過

2020-11-17 23:45:11 | ジムニー64の部屋
 まだかなあ、まだかなあ、僕のおもちゃ。


 去年の12月8日に注文して待つこと11か月。10月にブログで公表して1か月。あれから販売店に行って聞いてみたけど、今だにメーカーからの連絡はないとのことでした。大人気なんです、新型ジムニー。販売店の人は、「周辺の販売店の様子を聞くと、どうやら今は注文して1年1か月くらいで納車らしい」と教えてくれました。あくまで目安で、グレードや色でかなり差があるようなことも言っていました。と言うことは、順調にいけば僕の場合は来年の1月に納車。シフォンアイボリーのXC、着実に僕の元にやって来る日は近づいています。それにしても、大量生産車ではないとは言え、注文して納車まで1年以上かかるとは・・・。

 待つ期間が長すぎて、待ちきれない僕。まだ現物がないのにドレスアップ用のエンブレム類を揃えました。
 リアの右下の「JIMNY」のエンブレムは外し、そこに1969~ランクルFJ40に着いていたクラシカルな4WDエンブレムを着けよう。シフォンアイボリーの車体にきっと似合うだろう。裏側の突起部を切り取り、カーブに合わせて両面テープを貼って準備完了。


 左下の「SUZUKI」のエンブレムも外し、そこには輸出仕様の「SAMURAI」エンブレムと1970年アニバーサリーエンブレムを着けよう。


 こうして、ややレトロっぽい感じに仕上げていく計画を立てています。ホイールもたぶん鉄ホイールに見えるディッシュタイプの白いのにしよう。タイヤはオンロードもOKなA/TかR/T規格のブロックパターンで昔流行ったホワイトレタータイヤにするといい感じになるような気がするなあ。
 こうして注文から11か月間の妄想と空想が除々に現実に近づき、着々と準備を進めているものの、本体そのものがまだ僕んちにやってきません。
 僕のジムニー、もうそろそろ鉄鉱石から鉄板になってる頃かなあ。

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2020北海道ソロツーリング道東 Vol.4(最終回)

2020-11-12 23:27:55 | 2020北海道ソロツーリング道東
2020北海道ソロツーリング道東 Vol.4(最終回)
   ~美瑛、富良野、夕張を走って太平洋フェリーでのんびりまったり~


 前回は念願の能取湖のサンゴソウ群生地などを巡り、知床ウトロ、西に向かって層雲峡へと進みました。今回は美瑛、富良野、夕張を走り、1週間の北海道ツーリングを終え、太平洋フェリーで帰ります。

<9月18日>
 北海道ソロツーリング放浪の旅、歳を考えたらほとんど冒険の旅かも。その5日目、層雲峡は朝から雨。だからバンガローでのキャンプしたが、やっぱり本当に雨の朝を迎えるとテンションが下がる。
 小雨にならないかなあと期待しながら、バンガローの中でパンとスープと硫黄山のゆで卵だけの簡単朝ごはん。食後のコーヒーは外を眺めながらテラスで。それでも、キャンプ場の朝は気持ちがいいものだ。雨降りでも爽やかさは損なわれてはいない。




 せめて小雨になってくれればと期待しながら外に出て北海道のキャンプ場の爽やかさを味わっていたが、9時を過ぎても雨は弱まってこない。しかたがないので、カッパを着て、雨に濡れながらバイクに荷物をパッキング。眼鏡が雨粒で前がよく見えないままグチュグチュのキャンプサイトでバイクをUターン。Uターンだけど、地面が沼のような状態なのだからリアタイヤが滑る滑る。斜めになってバランスを崩しながらもなんとか態勢を立て直すこと3回。なんとか脱出成功。コケなくてよかった~。正直、ちょっとヤバかった。
 層雲峡オートキャンプ場を出て、銀河の滝も流星の滝ももちろんパスし、広大な樹海の中の峠、三国峠を目指した。R39をシールドを拭き拭き、全身べたんこになって走った。大雪湖からR39を外れR273で峠に向けてどしゃ降りの中を走り続けた。しかし、視界は最悪で、きれいなはずの大雪湖もよく見えない。そのうちに「三国峠キリ」の電光掲示。このまま三国峠へ行く意味があるのかなあと思えてきた。霧でなんにも見えないのに行ってもしょうがない。どしゃ降りの中、どうしようかなあなんて迷いながら峠に向かった。よっと待てよ、迷ったということは引き返した方がいいという気持ちがあるからじゃんか。こうなったらもう行くのをやめて、上川に戻って高速道路で一気に旭川へ行って、美瑛でのんびりコーヒーでも飲んだりして過ごす方がいいんじゃないかなあ。そんなふうに思えてきた。


 そう思って雨のR273のいよいよ峠にさしかかるという所でUターン。よく道路にこれだけ雨が流れているようなカーブだらけの道を登ってきたもんだと感心しながらR39に戻った。またまたシールドを拭き拭き上川方面へ。キャンプ場の前を通る時はすでにオドメーターは50kmを超えていた。決断が遅いわ。
 上川から道央道に入り、ハイスピードでビューン。どしゃ降りの時は高速道路の方が走りやすい。
 8月のレンタルバイク弾丸ツーリングで立ち寄った比布大雪パーキングでトイレ休憩。さすがにちょっと疲れた。缶コーヒーを飲み、Westを一本。ふう~、雨やまんかなあ。


 美瑛でのんびりコーヒーでもと思っても、僕、美瑛のおしゃれなカフェなんてよく知らない。で、facebookの友達のSさんの店「タッチウッド」に行ってみようとスマホのナビをセットした。
 旭川北インターで高速を降りると、うれしいことに雨は上がっていた。ただ、道路はウェット。さっきまで降ってたんだ。濡れた路面だからまだまだ気を抜くことはできない。旭川空港に向かって走ればその先が美瑛だ。目の前をエアDoの巨体?機体がゆっくり移動しているのが見えた。東神楽から美瑛にかけては、ちょうどパッチワークの丘の中を走っている感じだった。
 景色のいい所にバイクを停め、パッチワークを眺めながら今夜の宿探し。地面はべたべただし、僕自身もべったんこだ。キャンプはとっくにあきらめている。なによりも、あったか~いお風呂に入って眠りたいよ~。それで、以前お世話になったことのある「ハイランドふらの」に決定。
 うれしいことに、ブログで交流のあるとうびきさんご夫妻から連絡があり、「ハイランドふらの」でお会いすることになった。ほとんど無言の旅なのすごくうれしくなった。それに、ブログを拝見させてもらっていて、とてもたくましくて温かい感じの人だろうという印象のひとなのでお会いできることがすごく楽しみになっていた。
「タッチウッド」に着き、ブーツカバーを外し、カッパを脱ぎ、店に入ると、本当におしゃれなインテリアで、い~い感じのカフェだった。Sさんも感じのいい方で、美味しいお昼ごはんと美味しいコーヒーでリラックスタイム。美瑛にはこういうひとときが似合ってるね。時間がゆっくり流れているように思えた。「タッチウッド」は美瑛の雰囲気によく合ったお薦めのカフェだった。後日、facebookに僕のNinjaの写真を載せてくださった。これもうれしかったなあ。








 美瑛でどうしても行ってみたい所があった。妻お奨めの青い池だ。ナビで見てみるとここから16km。ちょっと行ってみるか。
 わあ~、これはすごいぞ。ホントに青い。感動モノだよ。有名なだけあって観光客も多い。本当に美しい湖だけど、僕はひっそりとした雰囲気のオンネトーの方が好みかもしれないなあ。でも、きれいさはこっち。




 青い池を出て、富良野に向かった。途中で国道を外れ、一本西の道を走っていると、「ここだ!」と思ってバイクを停めたのが中富良野町のラベンダー畑。リフトを見て思い出した。30年ほど前、初めて妻と二人でバイクで富良野に来た時、リフトに乗って丘の上からラベンダー畑を眺めたあの日の感動が蘇ってきた。さだまさしの「北の国から」がずっと流れていたっけ。今もラベンダーの時期にはリフトが動いていて「北の国から」が流れているのかなあ。すぐに、妻にラベンダーのない景色の写真を添付してメールを送った。
 あとは「ハイランドふらの」へ行くだけだ。
 三国峠~糠平~大好きな狩勝峠回りにしなかったので、のんびり走っても宿には5時少し前に着いた。当然、今日の走行距離は少なすぎる201km。一週間走れば、こういう日も必要かもしれない。
 しばらくしてとうびきさんご夫妻が荷物満載のCB750FとW800に乗ってやってきた。ブログでバイクの写真をよく見ているのですぐに分かった。初めて会う人なのに思わず手を振ってしまった。
 とうびきさんご夫妻は真冬の北海道でキャンプをする強者というのが僕の印象。男くささプンプンの男性とガチガチ体育会系の筋肉もりもりの女性・・・と思っていたらお二人とも優しそうな感じのご夫婦だった。この日からの4連休でツーリングに出かけられ、今日は山辺のキャンプ場に泊まられるとのことだった。目指すは能取湖のアッケシソウの群生だそうで、僕とおんなじ。これから道東へのツーリングだ。いいなあ、。僕の旅は明日で終わってしまう。お二人とお会いできて本当にうれしかった。わざわざ僕が泊まっているところまで来ていただき感謝感謝です。
 とうびきさんとお別れした後は、富良野ポークの陶板焼をメインにした美味しい晩ごはん。そして気持ちのいい温泉。


 こうして、北海道最後の夜を過ごした。明日の夜は、苫小牧発名古屋行きの太平洋フェリーの中。なんか寂しいなあ。

※本日の走行    201km
※本日のヤエー    14発


<9月19日>
 1週間の北海道ツーリングも最終日になってしまった。あっという間の1週間だった。そして、最終日に限って朝からいい天気。つくどく僕は雨男なんだと思った。先月のレンタルバイク弾丸ツーリングも雨だったし。それなのに、帰る日の富良野には青空が広がっている。


 今日は、夕方までに苫小牧に着けばいいのだから、とりあえず富良野界隈をちょっとぶらぶらして、お昼少し前くらいに夕張経由で苫小牧港に向かうことにした。
 富良野界隈ちょっとぶらぶらで、まず向かったのが山部のメロン屋さんの中西農園だ。R38を南に向かい山部に入って中西農園に着くと、なんと店が閉まっていた。一昨年訪れた時に、おばさんが「また来てね。いつでもやってるから。もしやってなかったら、私かダンナのどっちかが死んだと思って」って言ってたけど、まさか・・・。
 仕方がないので、近くの店に入って今年収穫した最後のメロンと美味しそうなとうきびを買い、宅配で家に送った。店のおじさんに「朝メシ食ったか」と言われ、「今、食べたばかり」と答えると、「とうきび持ってけ、うまいぞ。昼メシにしたらどうだ」ということで甘い白いとうきびと普通の黄色のとうきびを1本ずつくださった。


 次は彩花の里でラベンダーアイスを食べようと思い、中富良野に戻った。
「やっぱりな。」
 閉園の札がかかっていた。前回はラベンダーの季節が終わってもやっていたが、今年はコロナで客足も減っているだろうから閉園もありかなとは思っていたが、ラベンダーアイスが食べられないのはちょっと残念。中西農園も彩花の里も空振り・・・。でも、秋の富良野を味わうことはできたので良しとしよう。いや、こうして北海道をバイクで走っているだけで十分楽しいのだ。


 お昼も近づいてきたので、そろそろ苫小牧に向かわなければならない。冒険の旅の終わりは確実に迫っている。
 富良野から美唄までつながっていない道道の富良野美唄線でR452に出て、夕張を目指した。途中の、川に段差があるだけの三段滝のパーキングでトイレ休憩。実は、彩花の里が営業してなかったためずっと我慢していた。ええっ?トイレはコロナのため閉鎖?


 まいったなあと思いながらR452をハイペースでバイクを走らせた。ハイペースでないとマズイんだな、チビるわけにはいかないので。
 桂沢湖にたしか林野庁かなにかの管理事務所のトイレが開放されてたはずだ。その前に、桂沢湖のパーキングにトイレがあるかもしれない。ということで行ってみるとここも閉鎖。しっこ、限界に近いぞ。そこに、キタキツネが1匹ポツンとおすわりしていた。癒やされるねえ、キタキツネ。こうしてキタキツネを見られたからまあいいかと、例の管理事務所のトイレへ。一気に出してホッとした。
 管理事務所のすぐ前の桂沢湖の見えない桂沢湖のパーキングにバイクを停め、2本のとうきびでお昼ごはんにした。生でも食べられる甘いはずの白いとうきびは、確かに甘いけれどなんだか味が薄い気がした。普通の黄色のとうきびは味も濃く、僕は黄色い方が好みかも。


 R452の夕張経由のコースを選んだのには理由がある。シューパロ湖に残る鉄道跡を見てみたかった。
 R452は本当に楽しい道だ。高速コーナーと中速コーナーが連続する林の中の一本道で北海道では珍しくタイヤのサイドも使って走ることのできる道だ。しかもほぼ専有道路。だーれも走ってないワインディングロード。自分の一番気持ちのいい速度で走り続けることができる。
 国道は、シューパロ湖湖畔の高台を通る。途中のパーキングにバイクを停めて湖を見下ろすと、またしても「おおおっ!」、鉄橋が見える~。それも、まるで湖面に浮いているように。夕張経由にしてつくづくよかった~と思った。この景色、感動モノだった。


 その後、スーパーと併設の夕張の道の駅に寄って、母や妻へのお土産と、今夜のフェリーの中での晩ごはんの助六とエースコックのきつねうどんを買って、最後の給油を済ませて道央道に入った。


 追分インターで降りて下道で苫小牧までショートカットするのが最短コースだ。でも、なんだか簡単に苫小牧港に行くのがもったいない気がしたり、千歳恵庭ジャンクションまでの大平原の景色が好きなのと、その二つを考えて苫小牧西インターまで高速道路を使うことにした。
 最後のパーキング、美沢PAで小休止。休憩の必要はなかったすが、とっとと港に行くのが忍びなく思えたのだ。旅の終わりがすぐそこにあるようで。


 妻に電話をして一言二言話をして苫小牧港に急いだ。
 3時半過ぎにフェリーターミナルに着いた。名古屋行きの9番目だった。2台前のKTM250が僕と同じ豊田ナンバーで、さすがに気になった。ライダーがいなかったので、そのまま手続きを済ませ、ターミナル2階のレストランで美味しいコーヒーを飲みながら目の前のこれから乗る「いしかり」と、乗船待ちのバイクを眺めていた。


 5時半、乗船準備。6時乗船。ドキドキするひとときだ。




 部屋に入ったらまずお風呂。出港前のお風呂はたいてい空いている。


 部屋に戻り、お湯を沸かしてカップのきつねうどんと助六で晩ごはん。出港時のレストランはだいたい満席になるので、太平洋フェリーで帰る時はいつもこうしている。安上がりだし。


 波はとても穏やかだった。緩やかな揺れを感じながらフェリーのカフェで飲むコーヒー、これも船旅の魅力の一つだと思う。ツーリング初日の月曜日、妻の生まれ故郷の美唄市我路を走ったことが頭に浮かんでいた。

※本日の走行      227km
※本日のヤエー      94発

 
<9月20日>
 1週間の北海道放浪の旅のソロツーリングを終えて、今日は一日中船上の人。
 目が覚めてカーテンを開けると、半島っぽい陸地が見えた。仙台到着予定が10時。牡鹿半島かなあ。
 8時のカフェ「ヨットクラブ」が開くのを待ち、ちょっと遅めの朝食にした。太平洋フェリー「ヨットクラブ」のモーニングセットは値段(650円)の割に充実していると思う。


 朝食の後は部屋でだらだら。
 定刻の10時にフェリーは仙台港に着いた。デッキに出て多賀城市街の風景を眺めて、また部屋でだらだら。
 12時50分発なので、お昼にまたデッキに出て乗船するバイクを上から見て過ごした。10台くらいかなあ。


 昼食もレストランに行かず、カフェでカレーライスとたまごスープ。カレーは「船のまかないカレー」の名で、美味しい肉がいっぱい入っていてうまい。しかもたったの520円。


 で、お昼ごはんを食べたらまた部屋でだらだら。
 しばらくして同じ太平洋フェリーの北行きの「きそ」とすれ違うというアナウンスがあった。ちょうど美味しいコーヒーを飲みたいと思っていたので、またまた「ヨットクラブ」へ行き、コーヒーを飲みながら窓の外をスマホのカメラを構えて見ていた。




 でかい、近い、ビックリ。波が穏やかなので、すぐ近くですれ違うことができるんだろうなあと思った。
 で、またまた部屋でだらだら。
 4時になって、だらだらにも飽きてきたので、お風呂に入りに行った。シャンプーをしてさっぱり。ドライヤーで髪を乾かしている時、「オレの髪、ずいぶん薄くなってきたなあ」と、鏡を見てなんか悲しくなった。前部から頭頂部にかけて、あと1、2年でたぶん禿げちゃいそう。何歳まで美容室に行けるのかなあと思いながら部屋に戻ってまたまただらだら。
 「だらだら」が何度出てくることか。同じことの繰り返しの一日だ。
 そもそも、コロナのせいで映画もピアノコンサートも、イベントも何もかも中止になっているので、だらだらの連続になるのだ。
 晩ごはんはレストランでちょっと贅沢に、と思っていたが、ディナーセットは肉系の重い料理だらけ。なんにもしてないから、体が肉料理を欲していない。で、またまたカフェ「ヨットクラブ」できつねうどんとサケのおにぎり。それで十分だった。


 で、部屋に戻ってまたまただらだら。
 そうだ、ブルゾンのインナーを外さなくちゃ。インナーを外せばメッシュの夏仕様になる。明日の名古屋は30℃になるそうだから、これを忘れたらサウナ状態で帰らなくてはならなくなってしまう。


 9時になって美味しいコーヒーが飲みたくなってまたまた「ヨットクラブ」。ちょっとショップを覗いて、土産っぽい小物を買って、またまた部屋でだらだら。


 まあ、僕にとって一大イベントの北海道ソロツーリングを終えた後なので、船上の人としてのだらだら生活は心と体の切り替えにはいいものだと思う。
 明日の10時半には、名古屋港に着く。それが、非日常から日常へと戻る瞬間なのだ。


<9月21日>
 太平洋フェリー「いしかり」の中で迎えた最後の朝、BSでエールを観て、カフェ「ヨットクラブ」で楽しみにしていた名古屋コーチン卵かけごはんで朝食。やっぱりうまい、名古屋コーチン。


 食べ終わると、窓の外に伊良湖岬が見えた。


 「いしかり」は伊勢湾に入ったということだ。旅の終わりが確実に迫っている。部屋の窓からはずっと知多半島が見えている。1時間ほどすると、中部国際空港が、それからしばらくして伊勢湾岸道路の名港トリトン。伊良湖岬を海から見たり、名港トリトンを真下から見たり、船旅ならではの景色を楽しんではいたものの、なんだかドキドキしてくる。バイクでフェリーを利用したことのある人なら分かると思うけど、下船が近づくとなぜか緊張してくる。




 フェリーは定刻より少し早く名古屋港に着き、着岸予定の10時30分には下船できていた。




 船から出て、荷物のパッキングをチェックし、伊勢湾岸名港中央インターから東海環状豊田松平インターまでビューン。予想に反してスイスイ走れて、家に着いたのは11時10分。
 こうして、僕の冒険の旅は終わった。1週間前の美唄、新十津川駅、朱鞠内湖がものすごく懐かしく感じる。家に着いて、お昼から荷物を片付けた。あっという間に全部片付いてしまった。こうして、一大イベントの北海道ソロツーリングは案外あっさりと終わっちゃうものなのです。
 総走行距離1871.3km。
 「行っといでよ」と言って送り出してくれた妻、そして妻と一緒に留守番をしてくれた母、それに旅で出会ったすべての人に感謝です。

※本日の走行      45km
※本日のヤエー      2発


<エピローグ>
 冒険から帰って一日経ち、走ったコースを紫色の線で地図に落としました。2017年からのコースに上書きしました。ここ4年だけでもずいぶん走ったものだ。北海道をバイクで走る。僕は完全に病みつきになっていて、もう四半世紀以上続けています。それでも飽きることがないくらいでっかい魅力を感じています。


 コースを地図(紫色のラインが今回のコース)に落とした後は、バイクの泥を落としました。どしゃ降りのキャンプ場なんかを走ったものですから、水をたっぷりかけて洗い流しました。


 一つ気になることが・・・左リアのウィンカーレンズの中に水滴が。そのうちに乾くだろうけど、気になるなあ。
 バイクをきれいにしたら、再び地図を広げて冒険の旅を振り返ってみました。
 苫小牧まで新日本海フェリーで行って、14日月曜日スタート。
14日(月)・・・苫小牧~支笏湖~美唄~新十津川~朱鞠内湖~美深(393km)
15日(火)・・・美深~興部~紋別~遠軽コスモス園~網走(304km)
16日(水)・・・網走から能取岬~能取湖サンゴソウ群生地~網走フロックス園~大空遅咲きヒマワリ園~大空メルヘンの丘~美幌峠~クッチャロ湖~硫黄山~摩周湖~知床ウトロ(277km)
17日(木)・・・ウトロ~オシンコシンの滝~天まで続く道~涛沸湖~層雲峡温泉~層雲峡キャンプ場(240km)
18日(金)・・・層雲峡キャンプ場~美瑛~青い池~富良野(201km)
19日(土)・・・富良野~富良野山部~夕張シューパロ湖~夕張~苫小牧(227km) 夕方の太平洋フェリーで名古屋港へ
 足の向くまま気の向くまま。
 あっという間の一週間だったなあ。

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2020.11 いいとこめっけ、小里川ダムのダム湖畔

2020-11-05 23:51:33 | ニンジャ650の部屋
「いい季節になったし、どこか景色のいい所で弁当食べたらうまいだろうなあ。」
そこで思いついたのが恵那市(岐阜県)山岡の小里川ダム。小里川ダムにはでっかい水車のある道の駅があります。その対岸辺りにいい所があるんじゃないかなあと、地図を見て思いました。

 先週の日曜日、いい天気です。朝は寒かったけど、だんだん暖かくなってきて絶好のツーリング日和になりました。妻と2台、Ninja650とVTR250Fで、小さな椅子とテーブル、それに妻の作ったお弁当と温泉セットをトップケースに入れて出発です。
 豊田松平ICから豊田藤岡ICまで東海環状道をビューン。目の前の猿投山はまだ紅葉には早いようでした。インターを降りてからはR419で小原峠方面に向かいます。住宅地を過ぎるとわずかに赤や黄色に染まりかけた林の中を走ります。秋の爽やかな空気を体いっぱいに感じながらワインディングを走ると、愛知県から岐阜県へと入っていきます。美濃焼で作られた日本一の狛犬は一見の価値ありですが、何度も見ているのでパス。気持ちよすぎて停まりたくなかったね。
 県道20号を北に進むと、すご~く高い橋が見えます。その橋を渡るのが県道33号。その33号に入って橋を渡りしばらくはしると、道の駅「おばあちゃん市・山岡」があります。山の中に観覧車・・・と思えるようなでっかい水車が目印です。天気のいい休日で大賑わい。バイクを駐車場の隅に停め、トイレだけすませてすぐ出発しました。このご時世、「密」はダメです。
 少し戻ってダムの上を走って対岸の道路に出ました。ちょっとした広場があればいいなあと思ってペースを落として走っていくと、「あった~」。


なんのための駐車場なのか分かりませんが、広い駐車場にトイレ、そしてダム湖が見渡せる草のスペース。いいわあ、ここ。


 その小さなスペースの脇にバイクを停め、お弁当の時間です。わずかに染まった赤や黄色のまじった緑の山々と、眼下に見える小里川ダムのダム湖。すてきな景色とおいしい空気をおかずにおにぎりを頬ばりました。すぐ前の道路を時々バイクが走っていきます。でも、このスペースにはほとんど誰もいません。「いいとこめっけ(いい所をみつけた!)」お湯を沸かしてコーヒーを飲めたら最高なんだけど、持ってくるのを忘れました。不覚でした~。


 そして次は温泉です。R363に出て、瀬戸方面に向かいました。もみじの季節になれば途中の曽木公園が賑わうのですが、まだ少ししか色づいていません。おかげで、すいすい気持ちのいいペースで林の中を走ることができます。
 初めて柿野温泉に寄ってみました。柿野は数件の温泉旅館が建ち並ぶ昔ながらの温泉街でした。




なんとなく風情の感じられる「あさひ荘」に入って温泉を楽しむことにしました。一人1000円はちょっと高い気もしましたが、温泉に入って料金に納得。ほんと、つるっつるのお湯で気持ちよすぎ~。僕の好きなちょっとぬるめのお湯は、いつまでも入っていたい衝動にかられます。近くにこんないい温泉があったなんて、妻と二人で、時々入りに来なくちゃなんて話したりして、きもちのいいひとときをすごしました。




 柿野から瀬戸までのR363はカーブの連続する下り坂です。さすがに、慎重にカーブを一つ一つクリアーしながら東海環状道せと品野ICまで走り、あとは豊田松平ICまでビューン。
 お昼前に家を出て、日が陰る前に帰宅する。一番おいしい時間帯をい~い気持ちですごすことができるすてきなプチ・ツーリングになりました。もう少し秋が深まったらまた行こうと相談しています。

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2020北海道ソロツーリング道東 Vol.3

2020-11-02 15:52:12 | 2020北海道ソロツーリング道東
2020北海道ソロツーリング道東 Vol.3
   ~念願の能取湖のサンゴソウ群生地と季節の花巡り~

 前回は苫小牧から北を目指し、美深/名寄から東へと進路を変えて興部、紋別、遠軽を走って網走にたどり着きました。今回は念願の能取湖のサンゴソウ群生地などを巡り、知床ウトロ、西に向かって層雲峡へと向かいます。


<9月16日>
 北海道放浪ソロツーリング3日目。
 9時少し前に東横イン網走駅前を出て、まず向かったのは能取岬。多くのライダーはなぜか先っぽが好きで、ナントカ岬の文字に反応してしまう。
 広い草原に岩立った海岸、そして白い灯台。この雰囲気がいかにも北海道の岬って感じがしていい。


 そしていよいよ、今回のツーリング最大の目的地、能取湖のサンゴソウ群生地を目指した。中日新聞にはアッケシソウと書いてあったが、それは通称で正しくはサンゴソウ。中日系列の北海道新聞にも載っていたとのこと。たぶん北海道新聞の記事がそのまま中日新聞にも載っていたということだろう。








 朝の湖に柔らかな淡い赤色の絨毯。これはいいわあ。北海道にしか見られない植物で今の時期しか色づかない特別な風景が、今僕の目の前に広がっている。この風景を見ただけでも、今回のツーリングの価値は大きいと思えた。
 あらかじめチェックしておいた一足早い秋見つけの旅。1日目の朱鞠内湖の紅葉、2日目の遠軽のコスモス、そしてここ能取湖のサンゴソウ。その他にもあと二つチェックしてある。能取湖畔でしっかりと二度と見られないかもしれない紅の絨毯の風景を目に焼き付け、次の目的地に向かった。
 網走から西に向かい、台地へと登って行った。おおお~、大農場だあ。で、目的地は西網走のフロックス園。スマホのナビはこういう時に便利だ。知らない所、地図に載ってない所へ連れていってくれる。
 ナビに従ってアップダウンの台地を走ると「300m先、直進です」って、ダートじゃん。オフロード車じゃないけど行くしかないわな。500mほど走ると「次、右です」。げ--っ、狭い。しかも砂利が敷き詰めてある~。狭いダートを直角に曲がって300m。あった~。でも駐車場は柔らかダート。狭いダートで向きも変えられないから入るしかない。埋まる~。で、Uターン。埋まる~滑る~埋まる~滑る~の連続だったが、なんとかUターンに成功。草地にバイクを停めたが、かなり冷や汗モノだった。柔らかダートでUターンなんて車校で習ってないよ~、オレ車校行ってないんだった。


 バイクを停めて中に入ると花の世話をしていたおじさんが「今年はもうフロックス終わっちゃったよ。雨が少なかったからね」だって。なんと、ここに来る苦労が・・・。「でも、下の方に少し残ってるから見てって」。
 フロックスの花はまばらに咲いていたので、まあまあ見ることはできた。




 暑い~。見終わってハスカップアイスを買ったら、作業中のおばさんが「コーヒー飲むか」と声をかけてくれて、ちゃっかりいただいた。それを軽トラの三菱ミニキャブの上半分をちょん切った変なクルマの中でいただいた。なんだかおもしろかったね、日陰で涼しかったし。


 帰りのダートは恐る恐るではなくスロットルを開いてビューン。慣れって怖いね。
 次は大空町の遅咲きのヒマワリ。


 西網走から大空町への道はすごいよ~、知らなかったけど。波うった台地に広大な畑が広がり、それが黄色や緑、黄緑に刈り取った後の薄茶色と耕した後の濃い茶色と色分けされているものだから、美瑛のパッチワークの丘に匹敵する美しさ。今日もまた隠れた名所を見つけたような気がした。
 大空町のヒマワリ畑もとてもきれいだった。黄色が鮮やか。これで五つの課題を達成した。
1 朱鞠内湖の紅葉・・・残念ながらまだ早かった。
2 遠軽のコスモス・・・わず「すげぇ」と声が出てしまったほど素敵な風景だった。
3 能取湖のサンゴソウ・・・一見の価値あり。柔らかな紅の絨毯がいい感じ。
4 西網走のフロックス・・・少ししか残ってなかったよ~。でも、見られてよかった。
5 大空町の遅咲きヒマワリ・・・色鮮やかできれい~。
 ここからはほぼ普通の道東ツアー観光のようなコースになった。
 西網走から大空町の台地を下って、僕のお気に入りの女満別メルヘンの丘へ。畑に木が並んでいるだけなのだが、な~んかいいんだよなあ。大好きなんです、この景色。


 そして、すぐ近くの道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」でお昼ご飯。網走湖と言えばシジミでしょう。なんだかめずらしそうな「しじ美パスタ」にしました。名前がいいね。


 それから一気に美幌峠へ。この峠も大好きなんです。屈斜路湖が見えた瞬間「ワアッ」っと声が出ちゃうくらいきれいな景色だ。峠から屈斜路湖を見下ろしながら食べる名物のあげいも。これがいいんだなあ。
もうすぐ峠という所で出発から1000kmになった。まるでアルプスのような景色の中で1000km到達だ。
 美幌峠ではもちろん湖を見下ろすことのできる岩の上に腰掛けて、名物のあげいもを食べた。これがやりたかった~。




 峠を下って屈斜路湖へ。屈斜路湖に生息すると言われる幻の恐竜(?)青いクッシーを見て、ちょっとだけ湖をながめて次は硫黄山。


 ここへ来ると、確かに地球は生きているを実感する。目の前の山肌から硫黄臭の水蒸気がもうもうと立ち登っている。そして、僕の目的はもう一つあるのだ。硫黄山の湯気で作ったゆで卵だ。なぜか美味しい気がするんですよ~。一袋5つ入り。その中の一つを駐車場で食べた。ちょっと恥ずかしかったけど、外で食べるのがうまいんだなあ。




 続いてお決まりの摩周湖へ。今回で9回目だが、これまで8勝0敗。一度も霧で湖が見えなかったことがない。駐車場のおじさんは、「霧で見えないことの方が多いよ。今日はよく見えていいよ」と言っていたけど、僕は「一度でいいから霧の摩周湖を見てみたい」かも。今回も摩周湖はちゃんと見えました。これで9連勝だ。今回もまた、霧の摩周湖を見られなかった。な~んてね。


 あとは100kmあまり先のウトロ「酋長の家」へ。R391から道道805号で清里までショートカット、斜里からはR334で一直線。だんだん日が落ちてきて、オシンコシンの滝の手前で日の入りの時刻になった。バイクを停め、オホーツクに沈む夕日を一人で眺めた。背中に哀愁が感じられたかも。とても美しい夕日だった。

「酋長の家」に着くと、女将さんが待っていてくれた。また会えたことがすごくうれしい。去年の夏と同じように美味しいアイヌの料理と鹿肉と毛ガニで晩ごはん。ただ、コロナ観戦予防のため、アイヌのお話しの時間はなくしているとのことだった。女将さんの話、楽しみにしてたんだけどなあ。


 生憎男湯が故障ということだったので、生まれて初めて女湯の温泉に入った。男一人の温泉だったけど、なんだか特別いい気持ちがしたね、女湯は。


 寝る前に、硫黄山のゆで卵を一つ。最高だね、北海道ツーリング。

※本日の走行    277km
※本日のヤエー    20発


<9月17日>
 月曜日に苫小牧をスタートしてもう4日目の木曜日だ。今日から冒険の旅の後半戦。気合いを入れて知床ウトロの「酋長の家」を出ようとした8時半、突然のどしゃ降り。これでは荷物も括れない。仕方がないので小雨になるのを待ち、9時を過ぎてようやく出発の準備を始めることができた。
 うれしいことに、パッキングが終わった時には雨は上がっていた。でも、念のためにカッパを着て、さらに初登場のブーツカバーなんかもしちゃったりして、少々大袈裟。まあ、これが大正解になるんだけど。




 知床峠に行くつもりだったが、山には雲がかかり、きっと何も見えない真っ白な世界だろうと思い、涛沸湖に向かうことにした。濤沸湖にはなんとなく幻想的なイメージがあって、今日のような真っ白な景色がよく似合うような気がした。こういう時、ソロっていいなと思う。自分のイメージで動けるから。
 知床峠に行くのをやめて時間ができたので寄るつもりのなかったオシンコシンの滝に寄ってみた。一応、有名な見所だから。それにしてもブーツカバー、歩くのにちょっと違和感があるわ。まあ、許容範囲だけど。


 ついでに天まで続く道にも寄ってみた。ここも一応話題の見所なので。ちゃんとした駐車場に、写真スポットの台なんかができててちょっとびっくりした。訪れる人が増えたんだなあ。去年も来ているので、ちょちょいと見て、斜里に向かった。予想に反して雨が降っていなかったので、天まで続く道で暑くて暑くてカッパの上着を脱いだのに、バツの悪いことにこういう時に限って雨が降ってくる。結局、道端にバイクを停めてカッパをまた着る羽目になった。


 道端でカッパを着てよかった。面倒だったけど、ブーツカバーの着けてよかった。雨足はどんどん強まってきた。雨はどんどんどんどんひどくなってきた。そのうちにシールド拭いっぱなしで走らなければ前がよく見えないほどの大雨になり、浜小清水まではどこがどこだか分からないまま走った。でも、シューズに水が溜まらない。ブーツカバー、いいわあ。
 おお-っと、涛沸湖へ行く道を通りすぎてしまった。雨の中、小清水原生花園の駐車場でUターンし、涛沸湖パーキングのある方向へと入右折した。
 濤沸湖を横切る橋のたもとがパーキングだった。
 濤沸湖を陸側から見ると、本当に静か~な湖だった。そして、地味~な湖だ。でも、なぜか好きなんだよね、僕。僕も同じ地味で静かな性格だからかなあ・・・と思ったり思わなかったり。


 どしゃ降りの雨が小雨になってきた。でも、カッパは脱がないぞ。橋の欄干に白い鳥がずら~っと並んでいる。ふと橋の北側に目をやると、ねずみ色のもこもこした雨雲が湖面に映っていた。どんよりとした湖面の湖しか見えなかったのが、写真に撮るとまるで雲海のように写っていた。濤沸湖は不思議な不思議な湖だ。
 濤沸湖の湖岸に沿った道を走っているうちに、雨は上がった。でも、路面は超ウェット。ブーツカバー様々です。それに国道から外れた広域農道、それまで見えなかった景色がきれい過ぎ。周囲が大農場の波うった直線路なので、ここもまるで美瑛。北海道は国道を外れると、こういうところがいっぱいだ。
 好きな道の一つ、道道102号を南下し、東藻琴に出た。
 ホクレンでバイクに燃料を入れ、道の駅「ノンキーランドひがしもこと」で自分に燃料を入れた。牛すじ卵とじ丼を注文して前を見ると、飛沫防止の衝立の向こう側に、紋別の道の駅で出会った東京のKTMライダーさんがステーキ定食を食べていた。北海道ツーリングあるあるだね、こういうことは。みんなだいたい同じような所を走っているんだよなあ。昨日はウトロに泊まったそうで、今日の午前中は雨で大変だったとのこと。だいたい同じじゃん。


 KYM氏と別れて、僕はひたすらバイクを西に進めた。R39に入り、北見の混雑を抜け、温根湯の道の駅「おんねゆ温泉」で小休止。宿を決めなくちゃ。
今晩から明日にかけて雨。明日は一日中雨。それでも1回くらいはキャンプしたい。で、層雲峡オートキャンプ場のバンガローを予約した。


 石北峠は走り甲斐があったね。北海道を走っているとタイヤが真ん中しか減らないのに、この峠はサイドも減るような中速コーナーの連続で、久しぶりにおもしろいコースを走った。実に愉快。
 層雲峡温泉街に入り、セコマで買い物をし、そこで日帰り入浴割引券をもらって、温泉に急いだ。


 層雲峡温泉・・・有名な温泉に入るって、なんかいいね。しかも大きくて立派な「ホテル大雪」の豪華な温泉。い~い気持ち。




 冷えた体をしっかりと温め、温泉街から10kmほどの所にある層雲峡オートキャンプ場へと向かった。17時20分、キャンプ場に着いた。


 指定されたバンガローまでバイクで乗り入れることができた。土が濡れて地面がどろどろだったので、比較的平ぺったい石を探してサイドステップの下に挟んだが、これが結構大変だった。荷物をバンガローの中に入れたら、晩ご飯の仕度に取りかかった。と言っても一人だからショボい献立だ。湯せんして食べる鶏釜飯、サンマの缶詰め、硫黄山のゆで卵、たまごスープ、青森りんご3切れパック、ヨーグルト。これが僕の晩ご飯のすべて。並べてみたら結構豪華な献立だ。




 夜食にソーセージをストーブで炙って食べようと思ったけど、こんがりと焼くことはできそうもなかった。このソーセージ、生でも食べられるのかなあ。不安に思った僕は、包装パックを写真に撮り、妻にメールで送って聞いてみた。「生でも食べられるよ。そんなことも知らなかったの?」のメール。僕、「×××・・・」。

 晩ご飯の最後はカップのインスタントコーヒー。それにしても、この献立って、料理とは言わないね、僕がやったことって湯を沸かしただけだもん。
 これが、今回のツーリングで、最初で最後のキャンプかもしれないなあ。明日の天気も朝からまた雨だし、明後日は船の中・・・。
 変なキャンプでも思い出に残るキャンプになりそう。でも、明日の朝が大変だなあ。

※本日の走行    240km
※本日のヤエー    10発


 次回は土砂降りの雨の中、美瑛・富良野方面に戻り、最終日は夕張を通って苫小牧港に向かいます。

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