ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2016.2 小湊鉄道途中下車の旅(2015年5月)

2016-02-20 15:59:22 | ローカル鉄道の部屋
 鉄旅の計画を立てていて、「シリーズ6:小湊鐵道」をアップすることを忘れていたことに気づきました。
 昨年(2015年)5月にぶらっと出かけたときの記録です。9か月もまえのことなので、多少不自然な記述もあるかもしれません。歳のせいか、記憶もあやしくなってきていますから。

 千葉駅の近くの東横インに前泊しました。モノレールが上空を通っているのですね。


 小湊鐵道始発駅の五井駅まではJR内房線で行きました。駅に着くと、小湊鐵道の車両がずらり。これを見ただけでわくわくしました。


 どうってことはありませんが、馬立駅で下車。入院している父が馬好きなものですから、回復を祈って下車しました。




 どこの駅だったか、線路脇の藤の花がとてもきれいでした。僕が写真を撮ったら、周りのおばさんたちも急に関を立って写真を撮っていました。気づかなかったけど、周りのおばさんたちは鉄婆、違った鉄女だったんだ。
 終点の上総中野駅。ここからいすみ鉄道に接続しますが、僕はここで折り返しです。




 上総中野駅の駅舎を出るとこんな形のトイレがありました。


 折り返して、一つ手前の養老渓谷駅で下車しました。ここからは養老渓谷を散策です。温泉に入ったり、食事をしたりしてぶらぶらと歩きます。


 遊歩道を1km以上歩きました。遊歩道はまだまだ続きます。


 ずっと、こんな道が続きます。道ばたに咲く小さな花に心がうばわれました。野に咲く花を眺めながら歩くなんて、いつ以来だろう。


 何か、得体の知れない獣の巣・・・だと思う。


 道の両端には、こんな花、あんな花。やっぱり5月の散策はいいものです。




 かわった形の葉っぱもみつけました。


 僕のきらいなつり橋も。これくらいのつり橋なら平っちゃらです。藤の花がきれいでした。


 国道に出たら、神社がありました。赤い橋を渡り、さらに階段を登ります。僕は帰りの体力温存のため、ふもとの祠でお参りをしました。




養老温泉では、日帰り温泉ののぼりや看板はいくつもありましたが、やっている旅館は少なかったです。3軒目の「嵯峨和旅館」さんでやっと温泉に入ることができました。


 お湯の色は真っ黒。ちょっとびっくりしました。とってもいいお湯でした。
 セットメニューで昼食付き。実は、昼食(定食)を注文すると、もれなく温泉入浴がついてくるのです。地の料理を注文しましたが、何を食べたか忘れました。でも、丼がおいしかったことは覚えています。しかも、かなりお得だったような・・・。




 お腹もいっぱいになり、温泉でリフレッシュし、再び遊歩道を散策です。坂の途中には地層も見えました。これ以上遠くに行ったら戻れなくなりそうだったので、小湊鐵道養老渓谷駅を目指しました。


 やっぱり、散策路の両側に咲く花が気になります。小さくてかわいい花がいっぱいでした。






 駅まで1.2kmの交差点にあるベンチで一休みです。冷たいお茶で喉を潤しますが、流れ出てきます。お土産に買った小湊鐵道の手ぬぐいを頭に巻きました。結構、楽しい。




 駅まであと1km。かわいらしい花の間を歩きます。






 養老渓谷駅に戻ってきました。足が棒状態になっています。それでも、あと1か所か2か所は駅周辺を散策したいと思いました。小湊鐵道沿線は自然豊かでほんとうにいい所です。


 いたぶ(飯給)駅で途中下車しました。ひらがなを見ないと読めません。青い小さな建物が駅舎です。


 駅舎は小さいけれど、トイレは日本一の広さを誇ります。入り口のドアを開けてずっと先の白いところが便器です。さすがに周りはガラスで囲まれていて、カーテンも着いていました。女子用のマークしかありませんでしたが、ちゃっかり用を足してきました。広すぎて落ち着きません。


 飯給駅の近くの田んぼです。水面に映る車両を撮りたかったのですが、まったく反射しませんでした。


 小高い丘の上に白山神社が見えました。ちょっと寄ってみることにしました。


 階段を上ると狛犬が。知らない土地の氏神様というのも、なんだかとても趣があっていいものです。




 いたぶ。読めないですよね。


 この列車に乗って、次は高滝駅です。




 高滝駅から、高滝湖に向かいます。また登り坂で足が棒どころか、歩くのがつらくなってきました。坂を上り詰めて下り坂の先に神社と大きな湖が見えました。神社は高滝神社で、そのままの名前でした。


 高滝湖は高滝ダムの人造湖です。湖に橋がかかり、その脇には赤い鳥居。湖畔は公園になっていて、ここはたぶん市原市民のいこいの場なのです。カモが2羽、のんびりと泳いでいました。




 駅の近くまで戻り、田んぼに映る車両の写真に再度挑戦しました。水のある所に、ちょっとだけ映っています。一応、成功です。


 小湊鐵道の車両に乗るのもこれが最後。高校生の下校時刻と重なりました。車掌さんと生徒たちがとても仲良し。「○○クンは、今日はどうしたの」「あいつ、風邪ひいたみたい。夜遊びして熱が出たんじゃない」そんな感じでおしゃべりしていました。のどかでいいものです。車掌さんは常連客の顔と名前をちゃんと知っています。


 五井駅に戻りました。JR内房線で千葉へ、特急に乗って東京駅に向かいました。




 帰りの新幹線で晩ご飯です。名前につられて買ってしまいました。

コメント (2)
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2016.2 兵庫での研修

2016-02-03 23:20:47 | いろいろ思う部屋
 大学は学校という位置づけでなく研究機関です。したがって、大学に勤務するということは、もっとも重要な仕事は研究です。クルマとバイクの話題ばかりアップしていますが、実は授業のない時間は戦前の国語科研究に関する文献を資料、当時の文章表現指導・・・綴方教育の考え方・・・について調べる毎日です。旧仮名遣いの研究物は読みにくくて「勘弁してよ~」と思いながらも、結構おもしろいものです。特に、今の国語科指導につながる実践研究を見つけた時には、思わず「よっしゃ~」と、声が出てしまいます。苦しいけどおもしろいドMな仕事です。
 先週の金曜日、土曜日と研修に出させていただきました。行き先は、兵庫県加東市の兵庫教育大学附属小学校です。
 兵教大附属小の研究発表会は土曜日開催だったのですが、朝が早いため姫路駅南の東横インに前泊しました。
 姫路駅に着くと、目の前に世界遺産の姫路城が見えます。金曜日は雨降りで、お城は雨に霞んでいましたが、存在感は大きいものです。駅を出てすぐに目に付きます。時間に余裕があったので、雨の降る中、大通りをとぼとぼと歩いてお城に向かいました。それが、思ったよりずっと遠く感じたのです。若い頃に来たことはありますが、その時は駅からすぐ近くと思ったように記憶しています。還暦を過ぎてずいぶん足も弱ってきたものだと体力低下を実感し、ちょっと悲しくなりました。靴の中にも雨水が入ったらしく、二重に悲しくなりました。
 お城の手前まで来て、観光人力車越しに天守をながめました。雨に霞む通称白鷺城もなかなか風情があっていいと思いました。テレビで見たときは驚くほど真っ白に見えましたが、少し元の色に近づいたようで白とグレーのコントラストがますます白鷺に似ている感じがしました。
 土曜日は朝から兵教大附属小で研修でした。国語の授業を3時間参観させていただき、その後は研究協議会に参加しました。附属小学校の研究発表会での授業と言えば、最先端の指導に感心させられることが多いものです。反面、「附属の子だからできるんだよな~」という思いも感じてしまうものです。ところが、兵教大附属小の授業ももちろん研究機関としての小学校らしい単元学習の指導構想のもとで実践されていましたが、注目すべきは「読むこと」「書くこと」の基本をしっかりと押さえた授業が展開されていたことです。国語本来の能力を培う土台をしっかり押さえた上で、最先端の指導に取り組んでいるという点で、学ぶことがとても多かったように思います。
 兵庫教育大は、僕の母校です。大学院(修士課程)時代の2年間を加東市で過ごしました。いわば、研究者としての原点の地が加東市なのです。当時、附属小の先生と共同研究を行ったことがなつかしく思い出されます。兵教大の卒業生であり、大学の先生ということもあってなのか、協議会終了後の空いた時間に授業者の国語部の先生方と話をする機会を作ってくださいました。3年生の音読を軸にした「モチモチの木」の授業では情景や心情を温かい雰囲気で読み取り、同じく3年生の「村の鍛冶屋」の詩の授業では国語を尊重する態度を高める授業の具現化を感じました。共同推考を丁寧に扱った6年生の「わたしの宝物」をテーマにした作文の授業の確かな文章表現指導も、本当に大切にしなければならない学習です。これらの素敵な授業について、授業者から授業展開の意図などを直接お聞きすることができたことも僕にとって大きな収穫だったと思います。
 姫路では、前副校長(現公立小学校校長)のY先生と懇談することもできました。現在の僕の研究について聞いていただいたり、学校現場の国語科教育の現状などをお聞きすることができました。
 小学校現場での経験の長い僕は、やっぱり研究室にこもって文献資料にあたっているより、現場の授業に直接触れ、子どもの授業中の声を聞き、現場の先生から生の声をお聞きすることはすごく楽しいと感じますし、こうした研修が自分の肥やしになっているように思います。
 担当している「教科国語」や「国語科指導法」の講義で兵教大附属小3年生の音読の授業の指導案の使用を許可していただきました。普段、絵本の読み聞かせを幼児から大学生に至るまで奨励している僕にとって、国語科の授業の中で音読を軸にした学習ができればそれはすばらしいことだと思います。今回学んだことのエキスだけでも教師を目指す学生たちに伝えようと思います。
 余談ですが、姫路駅から乗った帰りの「ひかり」東京行きは、あの長い車両に乗客は僕一人きりでした。西明石でも誰一人乗ってこなかったので、新神戸まで貸し切り状態。こんなことってあるんだ。気持ちよく駅弁「姫路おかめ弁当」を食べながら帰ってきました。
コメント (10)
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