ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

美濃~南信~奥三河・温泉と道の駅ぐるっと1周日帰りツーリング

2009-10-12 19:47:48 | ZRX1100・1200ダエグの部屋

<10月11日>
 いつものように豊田市街地の混雑を避け、豊田松平ICから豊田藤岡ICまでの2区間だけDscf9281 高速を使い、R419を走って豊田小原から岐阜との県境を越えて瑞浪に入った。天気もよく、青空と初秋の薄緑の山々、そして山あいのワインディング。ツーリングには今が一番いい季節かもしれない。
 恵那市山岡の道の駅「おばあちゃん市・山岡」は、ひっそりとしたダム湖にある道の駅だが、季節がいいせいか、駐車場からクルマがあふれるくらいの盛況ぶりだった。今回のツーリングは、道の駅5つをぐるっと回って来ようというコースで、その途中で温泉に入るという計画だ。山岡の道の駅の目玉、巨大水車をバックに写真を撮っDscf9269 て、次の目的地に急いだ。
 2つめの道の駅は、土岐の「土岐美濃焼街道」だ。県道33を少し戻り、恐ろしいほど高い小里大橋を渡って県道66をしばらく走ればすぐに着く。距離にして10㎞にも満たないほど近くにある。この区間も丘陵地を走るいい感じの道だ。信号で止まると、いっしょに走っている妻も「気持ちいい」を連発している。
  道の駅「土岐美濃焼街道」には、宇宙ステーションのような建物に、美濃焼が「これでもかDscf9270 っ」と思えるほどたくさん並べられている。焼き物の好きな妻にとっては時間をかけて見てみたい場所だが、日帰りツーリングということで我慢させてしまった。それから、全国の道の駅の名物コーナーもある。つい、青森の炊き込みごはんの素を買ってしまった。見るからにおいしそうに見えたし、3合分で515円なら安い気がしたからだ。料理するのは妻だから、僕は買うだけ。
 土岐の道の駅を出て、県道66を東に走った。岐阜県の県道66は僕のお気に入りの道の一つで、信州ビーナスラインに匹敵するくらい気持ちよく走ることのできる高原道路だ。美しい山並みに、時折見られるのどかな山村の集落。初秋にぴったりの風景だ。
 再び瑞浪市に入り、県道66の東の突き当たりに道の駅「そばの郷らっせいみさと」があるが、つい最近行ったばかりなので今回はパスした。
 R418のワインディングで恵那市旧山岡町に入る。今回の目的の一つが、「温泉に入る」ということで、旧山岡町の花白温泉をターゲットにしていた。7月に来た時には改装中で休業しDscf9272_2 ていたのだ。オープンしているかどうかは知らなかったが、とにかく行ってみることにした。
 花白温泉は、明智鉄道(旧JR明智線)の花白駅のすぐ脇にある日帰り温泉施設だ。お昼を 過ぎていたので、温泉に入る前に昼食をとることにした。
 温泉の駐車場にバイクを止め、リアシートにくくりつけておいた小さなテーブルと椅子を出し、駅の横の線路脇に置いた。豊田松平ICに入る前にコンビニで買ったおにぎりとゆで卵をタンクバッグから取り出すと、ちょっとしたピクニック気分になる。線路越しに見える風景はまDscf9275 さに日本の原風景。畑の端には板張りの古ぼけた小さな小屋。
「子どもの頃、どこの畑にもあったよね。」
と、妻が言った。今でこそ日本有数の工業都市になった豊田も、僕の子どもの頃はここ花白と同じような風景が広がっていたことを思い出し、なつかしさに浸ってしまった。
 おにぎりを頬張っていると、遠くから電車の音。僕たちのすぐ脇をたった1両の電車が通った。ディーゼルだがら、電車とは言えないが、子どもの頃、僕の家の近くを走っていた名鉄三河線も1両だけで走っていることもあった。
 食事の後は温泉だ。500円ずつの1000円を払って、花白温泉に入った。なんとなくジャスミン系の匂いがした。、ややぬるめのお湯は僕にとっては適温で、ずっと入っていたいほどいい気持ちになった。ご飯を食べDscf9277 て、のどかななつかしい風景を見て、温泉に入って、「極楽極楽」と言ってしまいそうなほどいい気分だ。
 あまりの気持ちよさに、少し長居をしてしまった。花白温泉を出て、恵那岩村からR257に入った。ここも山あいのワインディングで気持ちのいい道だ。途中の恵那市旧上矢作町に道の駅「上矢作ラ・フォーレ福寿の里」があるが、ここもつい最近来たばかりだったのでパスし、旧上矢作町の中心街から再びR418で東に向かった。
 旧上矢作市街地の国道は、ほとんど路地と言っていいほど古い家と家の狭い間を通る道だった。豊田がまだ挙母(ころも)と呼ばれていた頃の町並みだ。R418は、そのまま山の中へと入っていくが、道幅は1車線半くらいのくねくねした道になった。前を行くプリウスはかなりハイペースで走っているのでよかったが、遅い車の後ろについたら大変なことになりそうだ。それでも、対向車が来るたびに隅によって止まるので、仕方なく僕たちもその後ろで待っていなければならなくなる。しばらくして、プリウスのおじさんは路肩が広くなった所で先に行かせてくれた。その横を通り抜ける時、手で「ありがとう」の合図を送り、その後は止まることなく走り続けることができた。本当に「これが国道?」と思えるような道が20㎞近くも続いていた。そして、その途中に長野県境があった。
 超狭い国道を抜け、R153の交差点を左に曲がるとすぐに道の駅「信州平谷」がある。R153はシルバーウィークに走ったが、「信州平谷」は通過している。そこで、今回は3つ目の道の駅として入ることにした。
 道の駅「信州平谷」には魅力的な日帰り温泉施設もあるが、僕のお気に入りはトイレだ。石Dscf9278 垣風の壁の独立した建物になんとなく惹かれるものを感じる。だから、したくなくても用を足す。
 時計を見るともう3時半。5時を過ぎれば暗くなりはじめるこの時期に、3時半に長野県にいるのはちょっとマズイ気がしてきた。
 道の駅を出ると、走り慣れたR153を少しペースを上げて走った。根羽村を過ぎると愛知県境だ。景色は山また山の信州の景色のまま豊田市に入る。豊田市と言っても、県境の旧稲武町は奥三河の北設楽郡だった高原の町で、ほぼ全域が国定公園になっている。R153の平谷から稲武にかけてはほとんどが高原道路の様相で、ツーリングにはうってつけの道だ。だんだん夕日が眩しくなってくる。
 稲武市街地の手前の交差点で左折し、R257を7㎞ほど走ると設楽町名倉に着く。川沿いのやや薄暗い自然に覆われた国道だ。愛知県最高峰の茶臼山入口付近に道の駅「アグリステーショインなぐら」がある。小さな道の駅だがライダーだけは多かった。豊田、三河、岡崎、Dscf9280 豊橋、浜松、松本といった周辺各地のナンバーが勢揃い。それだけでも十分おもしろかった。
 設楽町名倉を出て、再びR153に戻り、最後5つ目の道の駅「どんぐりの里いなぶ」に立ち寄った。ここも前回のツーリングで通ったが、あまりにも混雑していたので通過した道の駅だ。僕たちがバイクを止めると、アメリカンタイプのバイクが2台やってきて、すぐ隣にバイクを止めた。なにわナンバーと神戸ナンバーの若いカップルだった。女性がにこやかな顔で関西のイントネーションで「こんにちは」とあいさつしてくれた。僕は、だいたい自分からあいさつするよう心がけているが、ここでは先を越されてしまった。ライダー同士は、仲間意識があるのか、よく声をかけ合う。これも、バイク・ツーリングならではの魅力の一つになっている。
 缶コーヒーを飲み、マルボロを1本。いよいよ西日を浴びながら家路を急ぐ。
 休日の夕方は、豊田方面に向かうクルマは多い。たまにしかない信号で止まると、ずらっとクルマが並ぶ。こういう時は狭い豊田足助市街地で大渋滞になる。そこで、僕だけのワープ道路を使うことにした。迂回路は何本もあるが、僕は旧足助町に入ってすぐの交差点を柿野温泉方面に曲がり、県道357~33を経て旧藤岡町に抜けるコースを走ることにしている。この山あいの緑に覆われた、小川のせせらぎが聞こえてきそうなワインディングコースを通るときは、だいたい僕たちだけの道になる。だから、これまで誰にも教えていない。
 旧藤岡町に入ってからもすいすい走ることができ、往路と同じように豊田藤岡ICから豊田松平ICまで豊田市街地ワープで帰ってきた。辺りはすっかり薄暗くなっていた。オドメーターを見ると、なんと224㎞も走っていた。のんびりツーリングが好きな僕たちにしてはちょっと距離が長かったが、初秋の美濃、南信、奥三河の道に大満足の1日になった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2009F1日本GP決勝レース観戦記

2009-10-05 19:45:27 | クルマの部屋

 10月4日の日曜日、鈴鹿サーキットへF1日本GP決勝レースを見に行きました。
 僕の場合、中嶋悟がロータスでセナと組んでF1デビューを果たした年から皆勤賞モノで、毎年必ず一度はF1レースをナマで観ています。学生時代は木曜日の夜から鈴鹿サーキットに行き、駐車場にテントを張って金曜日のフリー走行から日曜日の決勝レースまでフル観戦をしていました。鈴鹿と岡山で年に2回開催された年は岡山を選びました。セナが亡くなる前のレースが岡山パシフィックGPで、僕の席のすぐ前でセナがコース・アウトし、歩く姿を見たのは強く印象に残っています。仕事で決勝の日に鈴鹿に行けなかった年は、土曜日の予選を見にDscf9254 行きました。今回のように土曜日の予選を見られない時は、日曜日の決勝レースだけを観に行きました。
<交通手段>
 これまで、クルマ、電車、バス、ツアーといろいろな手段を試してきました。その結果、僕にとって決勝レースだけの観戦の場合の最良の手段は、往路は電車、復路はバスというのがベストということになっています。
 今回は、名古屋までを名鉄(地下鉄相互乗り入れ)で、名古屋から白子までを近鉄特急、白子からは直行バスとしました。あらかじめ予約しておいたのは、7:40発白子行き特急(臨時)の全席指定の特急券です。6時少し前にクルマで家を出て、名鉄豊田線浄水駅の駐車場(1日600円)にクルマを止め、6:20の名鉄電車で名古屋に向かいました。近鉄名古屋駅でコーヒーと朝食の弁当を買い、ゆったりした近鉄特急の車内で朝食にしました。白子に着いたのは8;24で、駅を出るとサーキット直行の三重交通バスが並んでいて、そのままサーキット入りしました。バスのコースも途中にバス専用仮設道路があり、わずか15分でサーキットに着きました。
 帰る時は、10万人くらいが一斉にサーキットを後にします。今までの経験では、クルマだとDscf9248 駐車場を出るのに1時間以上はかかります。白子行きのバスも渋滞し、ピストン輸送のバスがなかなか戻ってきません。そこで、三重交通バスのF1エキスプレスという名古屋行きのバスを予約しておきました。電車と比べてやや割高で2500円(電車は特急券も含めて1280円)ですが、バスに乗ってしまえば名古屋までノンストップというのは魅力的です。寝ていても名古屋に着きます。今回は4:45に出発し、名古屋駅に着いたのが7;15でした。約2時間半かかりましたが、7時くらいに着けば食事をして帰っても9時半くらいには家に着きました。
<タイム・スケジュール>
 最初のレースがサポート・レースのポルシェ・カップで、11;30スタートです。30分前にはマシンがコースインしますから、9時ころから11時くらいまでの2時間はほぼ買い物タイムになります。今回はフェラーリのフリースと愛車スーパーカブに貼るステッカーと、お土産用のトヨタF1テディベア(小)を買いました。トヨタブースの前でトヨタ応援用の小旗をもらいました。忘れてはいけないのがお昼ご飯です。お昼ころは店の前には何10mもの人の列ができますが、10時ころならすぐに買うことができます。それからプログラムです。ところが、今回は9時の時点で売り切れでした。決勝日の朝にプログラムが完売とは、ちょっと人をバカにしていませんか?もう一つはお茶などの飲み物です。快晴の青空は清々しくていいのですが、まだまだ日差しも強く、1日で思いっきり腕を日焼けしてしまいました。決勝レース直前はコカコーラの店の前には行列ができ、アクエリアスは売り切れでした。
 11時にポルシェカップのマシンがコースインし、観戦席でスタートを待ちます。11:30に10周のレースがスタートし、まずはサポートレース観戦です。写真が趣味という人は、ここで練習やチェックをしておくとよいと思います。僕も、以前はそうしていましたが、今はレースでの写真はコンパクト・カメラだけです。
 12:15からセレモニーが始まります。国歌斉唱では、周りにいたすべての人が起立の姿勢で、帽子を取って国家を聴いていました。日本人の国をアイする心はまだまだ捨てたもんではありません。
 続いて、ドライバーズ・パレードです。私服の選手たちが往年の名車と言われるオープンカーに乗り、観客に向かって手を振ってコースをゆっくり1周します。エラン、アルファ、ロールスDscf9245 ロイス、ベンツに混じり、トヨタ2000GT(オープンカー)、トヨタ・スポーツ800、パブリカ・コンバーチブルもパレードに加わっていました。
 ここでまた、13:30のF1マシンのコースインまで、少しだけ買い物の時間があります。僕は、この時間にあらかじめ買っておいた焼きそばを食べ、、それからショップをぶらぶらしました。
 13:30を過ぎると、轟音を轟かせてF1マシンがピットを離れてコースに入ります。そして、選手紹介が行われ、14:00にレースが始まりました。
 レースが終わって表彰式が行われ、だいたい16時過ぎには観客席を後にします。まだまだDscf9246 ショップは開いていますが、ここは早めにバス乗り場に行った方が賢明です。
 だいたい、こんな感じで1日を過ごしました。
<観戦場所>
 前回までは、最終コーナー手前のシケイン席で観戦していました。高速コーナーを全開で曲がったマシンがシケインの飛び込みでフル・ブレーキング、このブレーキの使い方で前車をパスするポイントとなるのです。300㎞/h近い速度から一気に70~80㎞/hまで急減速する迫力と追い抜く迫力はばつぐんです。僕のお気に入りのビュー・ポイントとなっていました。ところが、今回はなぜかシケイン席の値段がめちゃ高くなっていて2人で10万円以上ではとても手が出ませんでした。それで、今回はストレート・エンドの最高速が出る所で観戦しました。
 ピットの出口と第1コーナーの中間地点で、僕の前を全速力で通ったところで減速してカーブに進入するというシーンですが、あまりにも速すぎてカーナンバーを確認できないくらいでしDscf9249 た。その代わり、スピードの迫力は満点で、サポート・レースのポルシェでさえすごくスピード感がありました。世界最高峰のF1マシンたちのスピードは、シケイン席では得られない魅力を感じました。
 しかし、あっという間に通り過ぎてしまうため、スピードを落とすRのきついコーナーの方がしっかり観られていいのかなあと、ここは迷うところです。値段を考えなければ、迷わず第1コーナーの上段を選びます。でも、高すぎて僕にはとてもチケットが買えません。
<応援>
 我が家の愛車はトヨタのVOXYと、無謀にも後先考えずに買ったメルセデスのCLKです。当然、応援するのはトヨタとマクラーレン・メルセデス、そしてF1ファンなら誰もが応援するフェラーリの3チームです。僕のなかでの比率は、だいたいトヨタ65%、マクラーレン25%、フェラーリ10%といったところかなあと思います。去年は優勝のほとんどがマクラーレンかフェラーリだったので、毎レース気持ちよくTV観戦ができました。ところが、今年はなぜかブラウン対レッドブルの優勝争いが続き、イマイチ消化不良ぎみでF1を観ています。それで、今はただただトヨタの初優勝を夢見ながらF1を観てきました。
 スタンドでは、ほとんどの人が応援するチームの出で立ちであったり、グッズを身につけていたりします。やっぱりフェラーリ・ファンが多いのがスタンドの色で分かります。ホンダの撤退で生まれたブラウンのTシャツやキャップも目立ちました。フェラーリの次に多いのが、トヨタです。ただ一つの日本のチームです。市販車を作らせれば超一流の会社も、F1となるとそうはいきません。先週のシンガポールGPでは2位でフィニッシュしており、今度こそ!という大きな期待もありました。
 僕の出で立ちは、トヨタのTシャツに、トヨタのキャップに、トヨタのポシェットに、トヨタのパス・ケース、そしてトヨタのブースでもらったトヨタの小旗と、トヨタ一色です。ただ、この姿では街は歩けません。
<決勝レース>
 トヨタのトゥルーリは予選第2位。3位がカーズを搭載したマクラーレンなので、おそらくマクラーレンがスタートで一気にトップに出るだろうと予想していました。そして、ほぼ予想どおりマクラーレンのダッシュはすばらしいもので、第1コーナーでトップのレッドブルのベッテルに並びかけました。
 序盤はずっとベッテル~ハミルトン~トィルーリの順でほぼ等間隔で4位以下を引き離しながら周回を重ねていきました。とにかく、ベッテルは速い!それでもベッテルに食らいついていく2台にも感動しながら観戦しました。トヨタの初優勝を夢見る僕は、ほとんど4位以下には目が行きませんでした。なんとかハミルトンを抜いてベッテルについていけば、ひょっとしたら優勝も可能と思いながら応援しました。
 1回目の給油を終えても、順位も間隔もほとんど変わらず、トップ3台だけがハイペースで周Dscf9256 回を重ねていました。それでも、じわじわとわずかずつベッテルと2位のハミルトンの間隔が広がってきました。早くハミルトンをパスしないとトヨタが2位に上がっても追いつけないと思うと、気が気でない思いで見ているうちに、2度目のピットインが始まりました。
 まずはハミルトンです。給油を終えると、4位でレースに復帰しました。しばらくしてトヨタのトゥルーリがピットイン。残り周回数が少ない分だけ、給油時間が短くなります。トゥルーリがピットを離れた時、マクラーレンが姿を現しました。どっちが前になるか手に汗握るシーンを目の前で見ることができました。わずかにトヨタが前、マクラーレンが後ろとなり、順位が逆転しました。
 2番手に上がったロズベルグ(ウィリアムズ・トヨタ)がピットインの時期を迎え、終盤はベッテル~トゥルーリ~ハミルトンの順位で周回を重ねていました。そして、その差も少しずつ離れ、このままの順位でゴールインと思われた残り10周ほどになった時、なんとトロロッソの1台がクラッシュし、セーフティカーが入ったのです。これで一気に差はなくなり、再スタートでベッテルを抜けば初優勝です。ただ、周回遅れのルノーのグロージャンが間に入っています。差を開いた後ろのハミルトンはトゥルーリのすぐ後ろにつきました。マクラーレンは瞬間的にパワDscf9253 ーを発揮できるカーズを搭載しているので、トゥルーリがグロージャンの後ろでもたついたら確実に抜かれます。
 残り4周というところで再スタートが切られました。トゥルーリはグロージャンが間に入ったためにベッテルを抜くことはできません。それでも、ハミルトンを押えることはでき、2位を守ることはできました。そのまま、ベッテル並みの速さでハミルトンを引き離し、トヨタは2位でフィニッシュしました。
 ベッテルの速さは本物でした。それについていったトゥルーリもさすがです。トヨタの初優勝はなりませんでしたが、十分満足できるレースを観ることができました。
 優勝おめでとう、ベッテル!
 よくやった、トヨタ!トゥルーリ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする