2012年7月1日に納車されたメルセデスベンツCクラス・C200AMGスポーツパッケージも、3か月近くの月日が経ち、走行距離も2700㎞ほどになりました。予定していたドレスアップは今のところ保留となっているので、2か月半経った今もノーマル仕様のままの状態です。
<走り・乗り味:やや硬めのスポーティーな足回り>
走りや乗り味に関しては、前車が1クラス上のクーペCLKだったため、前車の方が上質 な感じはします。街乗りで固めに感じる足回りも、前車はローダウン・スポーツサスに前輪40%後輪35%扁平(16→18インチにインチアップ)のタイヤに履き替えていたにもかかわらず、しっとり感があり、ノーマルの新Cクラスの方がごつごつ感があります。AMGスポーツパッケージ車なので標準仕様車よりは硬めのサスですが、タイヤ・ホイールは前輪45%後輪40%扁平(17インチ)と前車よりおとなしい仕様になっています。感覚的には、CLKが時速40㎞くらいから固めの足がぴたっとしたしっとりした足に変わっていくのが、新Cクラスは60㎞くらいからという感じです。だからと言って、決して乗り心地が悪いわけではなく、4ドアセダンとして、後席に乗っている人が不快に思うようなことは絶対にありません。よく出来た足回りです。これが長距離走行となると、この適度な硬さが快適な乗り心地となり、長時間走り続けても腰が痛くなったり、疲れを感じたりというようなことはありません。ハンドリングがとても素直で、スムーズさとクイックさを兼ね備え、運転にストレスを感じるようなことがまったくないのです。この感覚は特筆モノかもしれません。仕事で疲れた帰り道に、Cクラスの車内空間はとてもリラックスできるのです。
<トラブル;アイドリング・ストップ機能>
トラブルは一度だけありました。アイドリング・ストップ機能が付いているのですが、一度だけ、仕事帰りの信号待ちでエンジンがストップしていて、ブレーキから足を離したらエンジンがかかるはずがかからなかったことがありました。つまり、クルマは止まりっぱなし。これにはビビリました。僕の後ろは大渋滞です。手で後続車に先に行くよう合図を出し、しばらくどうしようか考えました。結局、今まで走ったことはチャラにして、キーを抜き、チェンジはPにし、サイドブレーキをかけ、「さあ、今から乗って走るぞ」状態にしてエンジンをかけたところ、見事にかかりました。見事にと言うより、何事もなかったかのようにかかりました。それからはアイドリング・ストップ機能をオフにし、信号待ちでもアイドリング状態を保つようにして家に帰りました。ディーラーのヤナセさんはすぐに代車を用意して対応してくださり、結局コンピュータ基盤を 丸ごと交換したそうです。その後はトラブルはありませんが、頭のどこかにトラウマのように残っていて、今も信号で止まるたびに「ちゃんとエンジンがかかるかなあ」と思いながらブレーキから足を離しています。そして、朝夕の渋滞時は、「ここでかからなかったら大変」という思いがして、今なおアイドリング・ストップ機能をオフにしています。
<燃費;大幅な改善に満足>
燃費はものすごく改善されています。前車も新Cクラスも同じ1.8Lの排気量です。前車はスーパーチャージャーが付いて160馬力程度でしたが、新CクラスC200はターボチャージャーとなって184馬力とパワーアップしています。僕は毎朝11㎞の距離を50分くらいかけて通勤しています。クルマの街の朝はどこも渋滞渋滞でたまりません。だから、通勤だけの時はリッター7㎞弱という低燃費でした。それが、新C200にしたらリッター8㎞程度になりました。高速道路中心の富士五湖ドライブでは、なんとリッター14㎞を超えていました。前車はせいぜい11~12㎞でしたから、これはすごい進歩です。さすがエコカー減税、エコカー補助金対象車です。
<居住性;快適な車室空間>
何よりもよかったのが、年老いた両親がゆったりと乗れる後席の居住性です。全長4,6mほどの小型車サイズで、幅もライバル他車よりも3~5㎝も狭いにもかかわらず、それを感じさせない車室空間です。実寸法は他車より小さいかもしれませんが、不満のないレベルどころか必要十分な広さです。さらに、ドライバーにとっては固めに感じる乗り心地も後席では程よいレベルのようなのです。これは、セダン作り100年超の成せる技なのでしょう。
<その他>
そのほか、細かなことでいくつか気になる点がありま す。
○シートベルト;最初の「ギュッ」と安心感
まず、シートベルトです。シートベルトを着装すると、まずギュッと体がきつく締め付けられます。おそらく、体格か着座位置かをコンピュータがチェックし、緊急時に体を最適な強さで固定するためだと思います。一瞬のことで、すぐに緩みますからどうってことはないのですが、はじめの1か月間くらいはシートベルトをするたびに、「グェッ」と声が出そうになっていました。超安全設計の親切設計の賜物だと思いますが、慣れるまではびっくりします。今はもうすっかり慣れてしまい、ぎゅっと締め付けられると「さあ、走るぞ」という気持ちになります。ただ、初めて助手席に乗る人には、「一度ぎゅっと締め付けられるから」と声をかけるようにしています。僕から聞いていても、みんなびっくりされます。
○ヘッドライト;これは便利
次に、ヘッドライトが自動で上降する機能です。通常は下向きにしていますが、対向車がいない時には自動でスムーズに上向きになり、対向車を関知すると自動ですうーっと下がってきます。だから、下向きのままでも、対向車がいなければ遠くまで照らし、対向車が現れるとすっと手前だけを照らすようになります。クルマの通りの少ないローカルな道ではすごく重宝します。この作動には不自然さがなく、対向車のパッシングを受けたことはありません。ただ、歩行者を関知するかどうかは気になります。歩行者に眩しい思いをさせていないかという心配はあります。
○小回り;ヴィッツ並み!
小回りの効きは特筆ものです。名古屋市内の片側2車線の道を右折車線からUターンすることになった時のことです。前を走るヴィッツがぎりぎりでUターンしているのを見て「1回、切り返しが必要かなあ」と思いながらハンドルを切ると、ほぼヴィッツと同じ軌跡でUターンできました。前車のCLKもそうでしたが、コンパクトカー並みの回転半径にはよく驚かされます。
○オート・ワイパー;ちょっとヘン
オート・ワイパーは、相変わらずおバカです。前車のCLKでは、たまに炎天下でワイパー が動き出すこともありましたが、それと比べれば少しはマシになってはいます。しかし、普通の雨で突然速く動き始めたり、間欠の間隔が雨量の割に広くなったりして、右折で「さあ行こう」とした時に拭いてなかったり。きっとセンサーの位置に起因しているのでしょう。オートなので、楽は楽なのですが。
○オート・ヘッドライト;唯一の欠点
細かなことでもっとも不満なのがライトのON・OFFスイッチが無いことです。まだ誰もライトを点灯していない曇り空の夕方に僕だけライトを灯していることもよくあります。前を走るクルマのドライバーはきっとすごくイヤな気持ちになっていることでしょう。小ベンツとは言っても、黒塗りのCクラスはフロントグリルも相当迫力がありますから。消せなくても消せないというのもかなりつらいのです。ライトのON・OFFくらい、自分で操作したいものです。ちなみに、CLKもオートでしたが、OFFスイッチがありましたから、勝手に点いても自分の意志で消すことができました。ただ、感度はゆるやかで、一部の国産高級車のようにガード下を通過するたびにパッシング状態になるようなことはありません。そのあたりはよく出来ていると思います。
<ドレスアップの計画;とにかく足元です>
さて、予定していた前輪225/40後輪255/35―18へのタイヤ・ホイールの履き替えですが、前車CLKとタイヤもホイールもサイズがまったく同じだったので、そのままはめ替えるつもりでしたが、なんと、ボルトの穴が前車より2㎜太いということで、ホイールを替えないと付けられないことが分かりました。まさか、穴の太さが違うとはと、すごくショックでした。新しく買うとしても、AMGのホイールは4本セットで40数万円もします。今の僕んちの家計ではとても無理な金額です。F1レッドブルチームが採用しているOZ製(社外品)も考えましたが、それでも40万近い金額でした。そのため、今なおノーマルのまま乗っているのです。
そんなこんなで悩んでいるうちに、2013年モデルが発表されました。C200はすべてグレードが上級グレードのC200アバンギャルドとなり、ホイールは僕のクルマと同じAMGスポーツパッケージの17インチが標準装備になりました。そして、AMGスポーツパッケージプラス仕様にするとAMG18インチが着くことになりました。その純正AMG18インチホイールが38万円とのことで、やっぱり高すぎます。先日、担当セールスから買い手の決まっていない在庫品の純正AMG18インチホイールがあるとの連絡があり、10万円引きでどうかという話がありました。もちろん新品です。まもなくエコカー補助金の10万円が入るはずです。純正オプションのホイールなのであまり派手さはありませんが、さりげないドレスアップということで、ま あまあ僕の好みに近いものになるのではないかと思っています。と言うことで、発注してしまいました。そして、それに合わせて車高を若干下げることにしました。ローダウンサスは1㎝5㎜前後の小幅のダウンにとどめます。もちろん車検対応となるようディーラーをとおしての改造とし、ペタンという下品な低さにせずに「あれっ、ちょっと違うぞ」と気づく人にだけ気づいてもらえる程度のローダウンにするつもりです。これは、前車CLKも同じようにしていたので、きっといい感じになると思います。
<そして、今>
このように、購入後最初のインプレッションとしてはおおむね買い替えてよかったと思えるような印象で、今後のドレスアップの計画を楽しんでいます。気になるのはアイドリングストップ機能だけで、こればかりは「ちゃんとエンジンかかるかなあ」と心配しながらの信号待ちが続いています。
うれしいことに、8月最後の金曜日に休みが取れた。妻も、
「たまにはソロ・ツーリングでもしてきたら。」
と言ってくれる。僕のツーリングはいつも妻と2人、2台のバイクで楽しんでいる。妻はど うやら、自分が足手まといになっているのではないかと思っているらしい。決してそんなことはなく、僕は妻と2人でバイクを走らせているから楽しさも2倍になっていると思っている。それでも、男たる者たまには一人でバイクを走らせたいと思うことももちろんある。
<8月31日>
愛知・岐阜の天気予報は曇り後雨。山間部では激しく降る所もあるとのことだったが、なぜか朝から陽の光がさんさんと降り注いでいる。もちろん雨具も用意し、宿泊セットと妻が作ってくれたお昼ご飯のおにぎりをリアのトップケースに入れた。
企業の多い豊田の平日の朝の道はどこも渋滞気味になる。だからいつも混雑が収まった頃の遅い出発だ。この日も妻に見送られながら家を出たのは10時過ぎだった。
東海環状道豊田松平ICから美濃加茂ICまでは単調な高速走行だ。単調だが、緑の景色の中を快適な速度で走ることができる。鞍ケ池PAを過ぎると、目の前にどーんと猿投山がそびえる。ちょっと大袈裟だが、豊田市のシンボル的な山で、こうして目の前に見えると案外存在感のある山だ。だから、多くの学校の校歌に歌われているのだ。猿投山を見ながら一人で高速道路を走っていると、家を出てそれほど経っていないのにいつの間にかツーリング気分が高まっている。そして、頭の中を高校の時の校歌「青雲(あおくも)なびく猿投山~」の歌詞がぐるぐる巡っていた。
東海環状道をそのまま走れば東海北陸道に入って高山まで高速道路はつながっているが、それではあまりにもつまらない。高山方面に続くR41は飛騨川に沿って走る気持ちのいい道なのだから。
美濃加茂ICを出てすぐの所に道の駅「日本昭和村」がある。道の駅スタンプを集めてい る僕は、ここを通るたびに気になっていたが、なぜか道の駅が見当たらないのだ。今回も案内標識に従って行ってみたが昭和村の広い駐車場があっただけでどれが道の駅なのか分からなかった。しかたがないので、ここでのスタンプを今回もあきらめ、R41に向かった。
美濃加茂市街地を抜け、国道を淡々と走る。白川町に入ると飛騨川に 沿って走るワインディング。天気もいいし、景色もいい。道もすいていて走りやすい。ふいに、対向車のパッシング。案の定、速度違反の取り締まりだ。安全運転、安全運転。
険しい崖の下を流れる飛水峡を眺められる小さなパーキングでちょっぴり休憩した。渓谷美の景色をカメラに収めたり、お茶を飲んだり。こういう時の一人っきりというのはあまりおもしろいものではない。通り過ぎるバイクでもいればピースサインを交わしたりしてそれなりに楽しい思いもできるのだが、平日の国道はトラックやバンなどの営業車がほとんどで、有給をとってバイクで遊んでいるような人などめったにいない。
飛水峡の渓谷美を楽しんだあとは、再び飛騨川沿いのワインディングを楽しむ。下呂市金山に入ると、飛騨川の渓谷は中山七里と名を変えるが、白い岩と深緑の水の美しい景色は続く。お昼を過ぎ、そろそろお腹もすいてきた。飛騨川を眺めながらおにぎりを食べようと 思ったが、なかなかいい場所が見当たらない。結局、下呂温泉を過ぎた辺りの小さなパーキングにバイクを止め、、トップケースから折り畳み椅子と妻が作ってくれたおにぎりを出した。
椅子に腰を下ろし、おにぎりを頬張っていると、行き交う来るクルマのドライバーがちらっとこちらを見て行くのが分かる。なんとなく恥ずかしい気もしたが、外で、しかもバイクの横で食べるおにぎりはすごくおいしく感じる。そして、食後の缶コーヒーを飲みながら高山α1ホテルに電話を入れた。宮川朝市のすぐ近くで国道からも分かりやすい場所にあるということであらかじめ第一候補としてチェックしておいたホテルだ。朝食付きシングル1泊で6350円。今夜の宿が決まれば安心して走ることができる。それから、妻にも電話を入れ、おにぎりのお礼と今夜の宿の報告をした。
お腹もいっぱいになり、さらにR41を北に向かって走った。お昼ご飯を食べながら地図を見ていて、道の駅スタンプ収集のため位山にある道の駅に行ってみようと思った僕は、下呂の北の上呂からR41を離れ、県道88号~98号を選んだ。県道88号は、まるで「日本の原風景」のテレビ番組に出てきそうな景色が続いていて、なんだかなつかしさを感じる。その後、位山峠に近づくに従って道幅は一車線半くらいの急カーブの続く上り坂になってきた。時々木立ちの間から下の景色が見えてくるが、いつの間にかすごく高い所を走っていることが分かる。ヘアピン・カーブはほぼUターンしているのと同じ感覚で、しかもそこに対向車が現れたりしたらドキッとしてしまう。と言っても、出会ったのは3台だけ。慎重に慎重に走った。峠を越 えたら突然ぱっと雄大な景色が現れた。位山高原だ。峠を過ぎてからの県道98号は、北海道名寄近くの美深峠に似ていた。思わずバイクをUターンさせ、景色のいい場所まで戻った。原生林のような林の中のゆるやかな峠道。ここの景色を写真に撮って、家に帰ったら美深峠の写真と見比べようと思った。
道の駅「モンデウス飛騨位山」は、美深峠、いや位山峠から10分ほど下った所にあった。あるにはあったが、スキー場の駐車場だ。スキー客のための店がいくつか並んでいたが、どれが道の駅なのかよく分からない。バイクを止め、歩いている初老のご夫婦に尋ねてみると、
「あそこじゃない。」
と、スキー場のリフトの下の建物を指さした。そこはバイクを止めた場所から少し離れた場 所だ。お礼を言ってバイクの向きを変え、その建物の前にバイクを止めると、確かにインフォメーションっぽいコーナーが見えた。やっぱりここかと思いながら、中に入っても、誰一人いない。スタンプは置いてあったのでまずはスタンプをゲット。だれもいない道の駅だが、交通量の少ない県道沿いのスキー場が道の駅になっているのだからしかたがない。自販機でカルピスソーダを買い、テラ スでスキー場をながめながら喉を潤した。
道の駅を出ようとしたところで、1台のバイクがやってきた。僕と同じように広い駐車場をうろうろし始めたので、バイクで近づき、道の駅の建物を教えた。
「すぐ前まで、バイクで行けますよ。」
と言うと、手でお礼を表して道の駅の建物の入り口を目指して走っていった。
高山まで10数㎞。時間はまだ3時半。宿に入るには早すぎるので、乗鞍の麓の朴の木平高原に行くことにした。実は、数日前の新聞で朴の木平のコスモス園のコスモスが満開という記事があり、美しい写真も掲載されていた。そこで、少し今来た道を引き返し、久々野からR41を横切って朝日村に向かった。
途中のスタンドで燃料を入れると、スタンドのおじさんが、
「これからどちらへ。」
と言われるので、
「朴の木平へコスモスを見に。」
と答えると、
「ここからなら3、40分かな。あそこはよく雨が降るから、今日も降ってるかもしれんよ。」
と言う。確かにいつ雨が降ってもおかしくない天気予報だったが、ここまではいい天気だったし、空を見上げても曇り空だが雨は降りそうもない。
県道87号線からR361通称美女街道に入り、長いトンネルを抜け、高山市街の東でR158に合流した。
「まずい、本当に雨が降り出した。」
旧丹生川村に入った辺りで雨粒がぽつぽつと体に当たった。対向車の中にはワイパーを動かしているクルマもいる。早めにカッパを着た方がいいと思い、スーパーの店先ですぐにカッパを着た。買ったばかりのシンプソンのカッパで、着るのは今回が初めて。ちょっといい気持ちだ。
R158を平湯峠に向かう上り坂で雨は本降りになってきた。さすがに新品のカッパはいい。今まで使っていたゴールドウィン(GW)のカッパは10年以上も使ううちに雨水がしみ込ん でくるようになってしまった。ブルゾンも濡れ、ジーパンなどはお漏らしをしたような濡れ方をしたものだ。
朴の木平のコスモス園に着いたら、うまく雨はあがった。カッパを脱いでも、中のブルゾンもジーパンも濡れてない。もっと早く新調すればよかったと思うと同時に、シンプソンのカッパはなかなか優れ物だと感心した。きっと、前のGWのカッパも新品の時は防水効果はよかったのだろう。そんなことを思いながらカッパをたたんでいたら、近くにいたキャンピングカーのおじさんが話しかけてきた。しばらくの間、おじさんが若い頃に乗っていたバイクの話を聞くことになってしまったが、ソロで走っているとこうした会話もなんとなくうれしくなる。
少し雨がぱらつきだしたので、折りたたみの傘を持って、協力金100円を箱に入れ、コスモス園に入った。見事な物だ。スキー場の斜面一面にかわいらしいコスモスの花が咲き乱れ、まるでやわらかいピンクの絨毯のようだった。いろんな角度で写真を撮っていると、また雨が本降りになってきた。冷たい雨に打たれてコスモス畑に立っていると、この雨が秋雨のように感じられ、8月末だということを忘れてしまいそうになる。
まだ4時半だというのに、辺りがどんどん暗くなってきた。早くホテルに行った方がいいと思い、さっき畳んだカッパを大急ぎで着て、峠を下った。とうとう辺りは真っ暗になり、雨は激しくなってきた。おまけに雷も鳴って、稲妻が光るたびに僕はビビッていた。恐がりなところは大人になっても変わらない。ミラーシールドからの視界は悪く、対向車の水しぶきを痛いくらいに浴びながら高山市内に向けて走った。市街地に入ると夕方の渋滞にもはまってしまい、わ ずか20㎞あまりの道のりを1時間近くも怖い思いをして走った。幸い、予約しておいたα1ホテルはR158沿いの宮川朝市の鍛冶橋の交差点にあり、目立つ看板のおかげで迷うことなく着くことができた。
従業員の方の誘導によってバイクを止め、カッパを脱いだ。豪雨の中でもジーパンは濡れていなかった。やっぱり新品のカッパはいい。
チェックインし、部屋に入ってテレビのスイッチを入れると、画面の上部に「飛騨南部大雨洪水警報」と出ていた。
雨が小降りになった6時半過ぎ頃、晩ご飯を食べにホテルを出た。ホテルから出たところが本町の商店街と国分寺通りの商店街で、食べるものには事欠かない。ぶらぶら歩いて決めたのがホテルのすぐ隣の鍛冶橋交差点角の飛騨牛串焼きと飛騨牛ラーメンの店だ。ここ高山では高山ラーメンと飛騨牛がおいしいと評判だ。その両方を楽しむため、飛騨牛ラー メンに小焼き飯のセットを注文した。ラーメンは1200円とかなり高いが、ちょうどチャーシューメンのチャーシューの代わりに飛騨牛の炙りが乗っているようなラーメンで、これがまたうまい。小焼き飯をセットで付けて1500円。焼き飯の中の肉もたぶん飛騨牛だろう。本当は飛騨牛串焼きも食べたかったが、プラス500円で2000円になってしまう。貧乏性の僕には、ラーメンのセットに2000円を払う勇気はなかった。
*本日の走行 248㎞
*本日のピースサイン 3発
<9月1日>
朝から天気予報どおりよく晴れていた。絶好のツーリング日和だ。
ホテルで朝食をすませ、8時半くらいにすぐ目の前の宮川朝市に行ってみた。採れたての新鮮な野菜と赤カブ漬けとサルボボが多い。狭い通りを多くの観光客で賑わっていた。外 国人観光客も多く目についた。新鮮な野菜もいいけれど、今買うこともないし、名物のおいしい赤カブ漬けも僕にとっては酢っぱすぎて好きではない。結局何も買わなかったが、それでも高山の朝市の雰囲気だけは十分楽しむことができた。宮川に目をやると、10人位の人が川に入って魚を捕っていた。 それも、この時期の風物詩かもしれない。
今日のコースは、飛騨路と木曽路を結ぶR361を走り、県境の長峰峠辺りから霊峰木曽御嶽山を見ながら木曽町福島に抜けるコースと決めている。
朝市から戻ってバイクにまたがると、昨日の夕方に豪雨の中を走ったR158を東に向けて走った。昨日は夕方5時前だったのに真っ暗で周りがよく見えなかったが、古い街並みに田園風景となかなか感じのいい道だったのだ。木曾街道R361に入ると、高度は一気に上がり、長いトンネルを抜けると高原の風景が広がる。美女高原という名の高原だが、若者の姿はない。自治区のクリーン活動の日になっていたのか、たくさんのお年寄りたちが勤労奉仕活動を行っていた。張り切って活動するお年寄りの中には、道路の真ん中近くのアスファルトの割れ目に生える草を取っている人もいた。ごくろうさまという気持ちを込めて徐行運転でバイクを走らせた。
美女高原を過ぎた辺りにあるのが道の駅「ひだ朝日村」だ。R361は交通量が少ないせ いか、ここの道の駅にもほとんど人がいなかった。それでも、僕が道の駅スタンプをゲットして出ると、岐阜ナンバーのソロライダー氏が入ってきた。ヘルメットを被ってさあ出発という時に、石川と金沢ナンバーのWカップルライダーの4台が入ってきた。交通量は少ないが、R361はライダーには人気の道らしい。
道の駅「ひだ朝日村」を出てダム湖を見ては「いい景色だなあ」とつぶやき、飛騨川を見ては、「気持ちがいいなあ」とつぶやき、気分最高と思いながらワインディングロードを走っていると、わずか数分ほどで次の道の駅「飛騨たかね工房」に着いてしまった。R361には景色がいい所がいっぱいあるので、お昼ご飯をどこかでバイクを止めておいしい空気をおかずにして食べようと思い、弁当かおにぎりか、お昼ご飯になりそうなものを探した。しかし、食べ 物は産直野菜ばかりでご飯系を見つけることができなかった。しかたがないので、妻や両親へのお土産を買い、スタンプをゲットして道の駅を出た。
「ひだ朝日村」で、今日はいっぱいバイクと出会いそうだと思ったが、その割には少ない。少ないが、たまに出会うライダーとピースサインを交わすことができ、ヘルメットの中でにやにやしていた。こちらがピースサインを出すと、びっくりしたように手をミラーにぶつけながら返してくれたライダーもいた。いつかまた、以前のようにピースサインを交わすのが当たり前のようなツーリングができるようになるといなあと思う。
そんなことを思いながら走っているとすぐに高根ダムが見えてきた。ちょっと大きめのダム湖には、空の青さや山の緑が湖面に映り、高原の雰囲気を満喫することができる。すぐに「塩沢温泉・七峰館」の看板があった。高原の景色を楽しみながらも、実はこの看板を探し ながら走っていた。
去年のゴールデン・ウィークに妻と2人でR361を走ろうと木曽福島から入った時、前日の豪雨で岐阜県側が通行止めになり、塩沢温泉で泊まってまた木曽福島に戻るという往復しただけのツーリングになってしまったことがある。その時の塩沢温泉の印象がすごく良かった。一軒宿の七峰館は日帰り入浴もできる旅館なので、温泉に入って行こうと決めていたのだ。
お昼少し前のすいた時間帯だったからなのか、先客は背の高い老人一人だけだった 。「いいお湯だなあ」という印象は間違いなかった。やや熱めのお湯だが、ぬるめのお湯が好きな僕でも無理なく入ることができるくらいの熱さで、ぬるぬる感もちょうどいい。肌を触ると適度につるつるして、まさに「極楽極楽」という感じだ。しかも、湯船からは高根ダムのダム湖が一望でき、思わず「森と~泉に~囲~まれた~」と古い歌を口ずさみそうになる。そのうちに老人が出ていったので、広い湯船に僕一人だけ。それでも、声に出さずに心の中だけで歌っていた。
お風呂から出たら牛乳というのが常識だが、なかったのでコーラにした。一人だけなので、大きなげっぷをしながらコーラを飲み、ラークに火を着けた。大好きなバイクで走り、高原のいい景色を眺め、気持ちのいいお湯に浸かり、この時間がずっと続けばいいのになあと 思った。
塩沢温泉を出て、再びR361で木曽に向かった。ダム湖の横を走る道はクルマがすれ違えないほどの狭いトンネルがいくつも続いた。おのずと運転は慎重になる。
県道39号線との分岐の野麦峠の麓の交差点でバイクを止めた。時間があれば野麦峠方面に行ってみようかと地図と時計を見た。少し迷ったが、もうお昼も過ぎていたので、野麦峠はまた次の機会にすることにした。趣味で乗っているクラシック・ミニクーパーで来てみるのもいいかなあと思ったりもした。
野麦峠の麓からはまた気持ちのいいワインディングになった。いくつものコーナーを右に左にリーンさせながら長峰峠を目指した。バイクならではの楽しさを味わえる道だ。
峠を越えると木曽御嶽山が真正面にでっかく見えるビューポイントがある。あまり知られてないのか、誰もいない。山頂こそ白い大きな雲を被っているものの雄大に広がる裾野から御嶽の威厳が感じられる。
僕のバイク1台だけしかいなかったので、バイクと御嶽山がうまくマッチングした写真が撮れるようにバイクの向きを変えたり、少し移動させたりして写真を撮っていた。すると、尾張小牧と岐阜の2台のバイクがやってきた。岐阜のライダー氏が、
「ここ、いいですよね。裏側から見る御嶽もなかなかいいですよ。」
と、話しかけてき た。
「僕、ここから見る御嶽、大好きなんですよ。」
しだいにクルマも増えてきたので、特等席を陣取っている僕はなんだか申し訳ないような気がしてきて、再びバイクを木曽方面に走らせた。この辺りからは、ぶらっとよく来る道になる。高原リゾート地化している開田高原には、アイスクリームのおいしい店など、おしゃれな店も見られる。今回はソロツーリングなので高原気分を味わうだけにして通り過ぎた。お昼も過ぎていてお腹もすいてきていたが、開田高原周辺の店はカップルか家族連ればかりで、一人で店に入るのはなんとなく躊躇してしまう。
開田高原を過ぎると、白樺林の中を走る道になる。そして、地元の人たちが世話をしているのか、道の両側にはきれいな花が植えられていて、思わず「きれいだなあ」とつぶやいてしまう。そんなきれいな道を走り抜けると長い新地蔵トンネルに入る。
トンネルを抜け、木曽福島に入っても高原の風景は続く。木曽路R19は近い。リゾート地 の雰囲気はなくなり、ゆったりとした田園風景の高原になる。高度が下がるにしたがい、気温が上がっていくのが分かる。ここまで来れば、カップルでなくても入れる店もある。開田周辺はそばの産地でもあり、当然お昼はそばを 食べたいと思っていた。小川の脇のパーキングにある小さなそば屋を見つけたので、迷わずバイクを止めた。リゾート地から離れているせいか、客は僕一人。もちろん、食べたのはざるそば。腰のない歯切れのよいそばだが、そばそのものの味がすごく濃い。そして、うまい。
食べ終わってトイレに行こうとすると、そば屋のすぐ隣の小屋でマスを串に刺して炭火で塩焼きにしているのが見えた。トイレをすませて再び前を通った時、あまりにおいしそうだったのでちょっと覗いてみた。お昼を食べたばかりでお腹はいっぱいだが、どうしても食べたい。マスを焼いていたおじさんも、僕がそば屋から出てきたのを知ってか、
「持ち帰りもできるよ。」
と言う。
「でも、冷めちゃうじゃん。」
「レンジでチン!」
焼きたてでなくてもいいかと思い、帰ったら妻と2人で食べようと塩焼きを2匹買ってパックに入れてもらった。そして、バイクに戻り、トップケースを開けて、塩焼きが動き回らないように詰め方を工夫して駐車場を出ようとした。
けたたましいサイレンの音とともに、木曽町役場からの地区放送が入った。防災の日ということで、町内一斉に避難訓練が始まったのだ。駐車場を出てバイクで走っていると、多くの人が同じ方向に向かって歩いている。しかも、整然と。気持ちのいいワインディングだが、避難場所に向かう多くの歩行者がいるので、極力ペースを落として走った。高山市朝日でのクリーン活動や木曽町の防災訓練を目の当たりにした僕も、16日は市のクリーン活動に参加することになっている。早朝から近所の公園の草取りだ。3連休の真ん中の日ということでイヤな気持ちになっていたが、2つの地域活動を見たら、やっぱりこうした活動は大事なことなのだと感じた。
そんなことを思っているうちに、いよいよ木曽町福島。R361木曾街道の終着点だ。あとは、走り慣れた木曽路R19を南に向かって走り、中津川ICから高速道路で一気に帰るだけだ。あと3時間、5時過ぎくらいには帰れるだろう。
いつもながらR19はツーリング気分満点の気持ちのいい道だ。白い大きな岩の間をしぶきをあげて水が流れる木曽川を右に見て、時折行き交うライダーとピースサインを交わし、ゆったりとしたペースでバイクを走らせる。
木曽町から上松町に入ると、名勝「寝覚の床」がある。しかし、僕が好きなのは寝覚の 床の少し南になる小野の滝だ。今回も滝の下の小さな駐車場にバイクを止め、あらかじめ買っておいた缶コーヒーを飲んで休憩した。時間がゆっくりと過ぎていくような気がする。国道があり、バイクが止めてあり、その向こう側にJR中央本線の短い鉄橋があり、鉄橋の向こう側に滝がある。そして、ちょうど鉄橋の真下が滝壺になっていて、その周りは緑の木々に包まれている。規模は小さいが、こんな素敵な風景は豊田では絶対に見られない。
休憩を終え、バイクを走らせたとたん、シールドにポツポツと雨粒がついた。カッパを着るほどの雨ではなかったが、これから向かう南の方向の空は真っ黒で、その雲の下は白く霞んでいる。これから進む先は間違いなく雨が降っていると悟った。躊躇することなく小野の滝から最初の道の駅「大桑」に入った。そこまで雨はほとんど降らなかったが、すれ違うバイクのライダーたちはみなカッパを着ていた。今日は着ることはないだろうと思ってトップケースの奥の方にしまっておいた新品のカッパを取り出して着た。思ったほどは蒸し暑く感じないのは、やはり新製品だからなのだろうか。
道の駅を出るとすぐ、対向車線がウェットになっていた。そして、弱い雨が降り出したかと思ったら、すぐに本降りになった。
R19には、もう一カ所好きな場所がある。三留野の大橋だ。古い木製の吊り橋で、遠くから見てもすごく目立っている。国道と木曽川を跨ぐ長い歩行者用の橋で、その姿はなかなかノスタルジックなものだ。いつもはそこでバイクを止め、この素敵な橋をバックにしてバイクの写真を撮るが、本格的な雨の中ではその気にはなれない。橋を眺め、橋の下を少しだけペースを落としてくぐり、通り過ぎる。
その後もずっと雨は降り続いた。中央道中津川ICから高速道路に入り、恵那峡SAで一 休み。カッパを脱ぐのも面倒なので、トイレだけ済ませてすぐにサービスエリアを出た。あとは、ただただ淡々と高速道路をクルマの流れに合わせて走るだけだった。それでも、土岐JCTから東海環状道に入った辺りからは雨も小降りになってきて、ウェット路面とは言え、走りにくくはなかった。
最後の休憩は、家まであと5分ほどの鞍ケ池PAだ。バイクを降りても、傘をささなければならないほどの雨ではない。自販機で缶コーヒーを買い、バイクの近くで今回のツーリングを思い出しながら妻に電話を入れた。
「今、鞍ケ池。すっごいいいお土産があるからね。」
と、木曽福島で買ったますの塩焼きを期待させて電話を切った。
豊田松平ICまでの最後の2㎞ほどは慎重に走った。そして、途中のスタンドで燃料を入れ、5時少し前に家に着いた。
バイクを止めると、音に気づいた妻が出てきた。すぐにトップケースからマスの塩焼きを出し、レンジでチンしていっしょに食べた。
「うまっ。」
妻の声。
「たまには一人もいいでしょ。」
と言われたが、確かにそう思う。でも、次にバイクで出かけるときは妻といっしょに走ろうと思う。
*本日の走行 215㎞
*本日のピースサイン 20発
体の疲れはともかく、心の疲れは十分に取れた。雨が降って大変だったこともあったが、 それ以上に心が満たされることがいっぱいあった。よく「疲れたら旅に出よう」というが、本当にそのとおりだと思う。遠くでなくてもいい。気の向くままに走っていれば、きっといいことがある。
僕は、子どもの頃は自転車少年だった。自転車に乗って自然を感じ、風を感じて走るのだって十分に楽しいのだから、漕がずに遠くまで行くことのできるバイクはもっともっと楽しい。この楽しさを多くの人に味わってもらいたいなあと思いながら2日間のツーリングを終えた。
*総走行距離 463㎞
*ピースサインの数 23発
信号待ちですごく古いターセルが隣に止まりました。車内には、80歳前後と思われる老夫婦が乗っていました。僕の前をゆっくり走っていたクルマです。右折車線で隣に並ぶ時、リアに高齢者のステッカーが貼られているのを見ました。10年以上も前のクルマです。お年寄りのマイカーなので、おそらく走行距離も少なく、まだまだ乗れるということで長く使っているのだと思います。おそらく年金で生活されていらっしゃるご夫婦と思われますから、まだまだ乗れるクルマを100万も200万もの大金を払ってそうそう新車に替えることはしないと思います。
ところが、古いターセルは今時のエコ・エンジンではないため、エコカー減税もエコカー補 助金も受けられません。年金で生活されていると思われる老夫婦が、優遇税制を受けられず通常の高い税金を払って古いターセルに乗っているのです。それほど走行距離も多くないと思われますから、リッターあたりの燃費は悪くても実質的な燃料使用量は少ないはずです。つまり、常時使っているエコカーよりずっとエコなはずなのです。
なぜか今は、超高級ブランドのレクサスでさえ、優遇税制適用で安い課税なのです。僕が7月に買った高級ブランドの輸入車もエコ・エンジンに加えアイドリング・ストップ機能などもついていたりして、エコカー減税対象車でした。もちろんエコカー補助金ももらえます。環境に優 しいクルマなのです。
このように、ピカピカの新車のほとんどが優遇措置で安い課税なのです。ところが、僕が出会った老夫婦が長年乗り続けている古いターセルは減税されていないのです。なんかヘンだなあと思いました。クルマを1台作り上げるのにかかるエネルギーはかなりのものだと思われます。それを考えると、こうした古いクルマこそ優遇されるべきだと思います。確かに、新車が売れるのは経済の活性化になります。それもすごく大事です。豊田市在住の僕にとってはすごくすごく大事です。が、エコと景気回復は別物なのです。
時々、高速道路を猛スピードで走るプリウスを見かけます。プリウスに搭載されているエンジンも補助的に使えばエコですが、ブン回して走ればエコではありません。エンジンもモーターもフル回転で走るような運転をするということは、エコ意識など微塵もなく、言い換えれば脱税行為をしているということになるような気がします。
今や、新車のほとんどがエコカー対象車と聞きます。この日出会った老夫婦の古いターセルを見て、ピカピカの新車だけが安い税負担という現状にすごく不思議さを感じました。
ちなみに、僕の家では、家族4人、5年前~13年前のクルマなので、減税無しの優良納 税者になっていました。「フンッ!」と言いつつ、前記のように、ついに7年前のクルマを、50%減税+10万円のエコカー補助金の新車に買い替えました。老夫婦が乗られていた古いターセルのことを思うと大きな矛盾を感じます。矛盾を感じながらも、減税も補助金もうれしくなっちゃうのです。
な~んかヘンだなあ。やっぱり、古いクルマを長く乗り続けるのもすごくエコな行為だと思うのですが・・・。そして、もっと大切なことは、エコを意識した運転をするかどうかだと思います。
*写真上;僕が見た老夫婦の乗るターセルの同型車(yahoo画像で公開されている画像)
*写真中;7月に買ったばかりの我が家のファーストカー(エコカー減税・エコカー補助金対象車)
*写真下;1999年式(13年前)の僕の大事な足になっている古~いクルマ