ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2011夏;松本城・安曇野ソロツーリング

2011-08-30 23:46:56 | ZRX1100・1200ダエグの部屋

 この夏最後のツーリングとして選んだ松本城でした。いつもは妻と2人で走っている僕ですが、今回はZRX1200ダエグを駆って、ソロツーリングに出かけました。
<8月26日>
 午前9時半頃に豊田の自宅を出て、東海環状道豊田松平ICから中央道中津川ICまでは高速道路を走りました。曇り時々雨の予報どおり、土岐あたりで雨がパラつきだしました。ちょっとヤバイかもと思いながら走り続け、次のSAの恵那峡でカッパを着ようと決めました。ところが、SAに入ると雨はやんで青空さえ見えてきました。迷った末、カッパを着ずにそのまま走Dscf1616 ることにしました。
 中津川ICを出てR19を北に向けて走りました。R19は僕の大好きな道の一つです。R19を走ると、いつも「今から旅に出るぞ~」という気分が高まってくるのです。
 このところ毎日のように夜になると岐阜県飛騨地方に大雨警報が出ています。R19は木曽川に沿って走る風光明媚な国道です。木曽川上流でも大雨が降ったようで、いつもは穏やかな流れの中津川付近でも、かなり険しい流れになっていました。
 しばらく気持ちよく走っていると、今度は本格的な雨が降ってきました。中山道馬籠宿手前のバス停であわててカッパを着て、さらに北に向かいました。ヤバイなあと思う反面、実はツーリング中の雨は土砂降りでない限りそれほどイヤではありません。険しい川の流れも含めて、自然を感じながら走ることができるのです。カッパを着ている時に、アメリカン・バイクの初老と思われるライダーからピースサインをいただいたことも、ものすごくうれしく感じましDscf1617 た。
 しばらくすると雨もやみ、再び快適なR19になりました。そこで、大桑村のコンビニでおにぎりを買い、木曽福島から西に入った道の駅「三岳」の駐車場の隅の日陰でお昼ご飯にしました。どうも、一人でレストランに入るのは苦手なのです。天気は回復していましたが、時々ポツポツと雨がパラつくので、カッパのズボンだけははいたままにし、道の駅を出ました。その後、だんだん日差しは強くなり、奈良井宿を過ぎた辺りでカッパのズボンも脱ぎました。ジーンズだけになってすっきりし、気持ちよく塩尻まで走りました。
 塩尻でそのままR19で松本に行こうと思っていましたが、時間はまだ2時。天気もよくなDscf1619 り、目的地を松本を超えた安曇野にしようと思い、長野道を使って豊科ICまで行くことにしました。
 塩尻ICから入ると、突然雨が降り出しました。早めにカッパを着た方がいいとは思ったものの、松本ICの北の豊科SAまでバイクを止める所がありません。空も暗くなってきていたので、本降りになる前に豊科SAまで行かなくてはと思い、ウェット路面になりかけた雨の高速道路をスピード・アップして走りましたが、期待もむなしく、松本ICを過ぎた辺りで本降りになってしまいました。幸い、ずぶ濡れになる前にサービスエリアに着き、大急ぎでカッパを着ました。
 ここで、今夜の宿の確保です。屋根付きの二輪車パーキングに座り込み、あらかじめチェックしておいたビジネス・ホテルやシティ・ホテルに電話をしました。ところが、松本市街地のシングルの部屋はどこも満室で、ダブルのシングル・ユースなら空いているというホテルが2軒だけありました。仕方がないので、少し値は張りましたが、松本城に近いホテルを予約しまDscf1620 した。朝食付き・駐車場使用料込みで9500円。僕としては70000円程度を想定していたので、かなりもったいないなあと思いました。それでも、宿が確保できるとほっとします。土砂降りの中、豊科に向けてバイクを走らせました。
 地図を見ると、安曇野に「ほりで~ゆ四季の郷」という日帰り温泉がありました。豊科ICを出て、豊科の市街地を抜けて地図に従って掘金方面に向かいました。市街地を抜けると美しい山々の麓に広がる農村地帯となり、日本の原風景らしいいい雰囲気です。雨はすっかり上がって、美しい山々の上の方だけに白い雲がかかっていました。安曇野という言葉の響きにぴったりのなんとも風情のある風景になっていました。
 途中の神社の近くで道祖神を見つけました。温泉の帰りに寄っていこうと心の中でチェックし、安曇野の温泉に向かいました。
 平地から山の裾野の坂道を登ると、「ほりで~ゆ四季の郷」がありました。思ったより大きな施設でした。ラドン温泉ということで、神経系に持病のある僕にはいい湯だと思いました。入ってみると、温泉特有のぬるぬる感はあまりありませんでしたが、肌を触るとキュッキュッという感じになり、いい気持ちでした。光の関係かもしれませんが、真っ白な僕の両足がお湯のDscf1621 中ではかすかに緑色がかって見えました。無色ではないかもしれません。雨上がりの露天風呂にも入りましたが、あまりの気持ちよさにツーリングの疲れがすう~と抜けていく感じがしました。
 温泉に入り、安曇野の雰囲気を味わい、行きにチェックした道祖神をしっかり見て、再び長野道豊科ICに入りました。そして、松本ICを出てR157を市街地方面に向けて走りましたが、市街地に入った所で大渋滞。のろのろと市街地に入り、Dscf1623 お城の近くまで来ましたが、予約したホテルが見あたりません。ホテル・アルモニービアンという覚えにくい名前のホテルで、道行く人に聞くにも聞きにくく、困ってしまいました。お城の近くは確かなので、松本城入り口のコンビニから電話をして道順を聞きました。そのように行ったら、今度はホテルの前の道に進入禁止の標識が。結局、狭い一方通行の道を見つけて、なんとかたどりつきました。安曇野の温泉ですっかり疲れが取れたような気がしていましたが、渋滞とホテDscf1625 ルへの道探しでどっと疲れがよみがえってしまいました。
 部屋は、僕一人ではもったいないような素敵な部屋でした。パンツ一枚になって広いベッドにごろんとしたら、ついうとうとしてしまいそうなくらいいい気持ちでした。
 30分ほどベッドに横になり、6時半に食事に出ました。信州と言えばそばだろうと思っていましたが、所々に立っているのぼりに「松本山賊焼」と書かれているのが気になっていました。そこで、中華料理店に入り、ラーメンと小チャーハンと、お目当ての山賊Dscf1626 焼を注文しました。山賊焼だけで950円と、ちょっと高いなあとは思いましたが、出てきてびっくり、トンカツ風の鶏の唐揚げの大盛りでした。
 全部でちょうど2000円と、ラーメン屋に入った割にはかなり高額の晩ご飯になってしまいました。なにしろ、山賊焼だけで950円もしたのですから。それでも、お昼はおにぎり2個の約250円。それに松本の名物も食べたし、まあいいかと思いながら店を出ました。
 まだ時間は早く、大雨警報が出ていたものの雨の気配は感じなかったので、お城に行っDscf1627 てみました。南門から入ると、大きなスクリーンに小澤征爾指揮のコンサートの様子が映し出され、多くの人が見ていました。ただ、テロップで小澤征爾さんが体調不良のため別の外国人指揮者が指揮をしているというようなことが書かれていました。
 そのまま中に入っていくと、ライトアップされた松本城がくっきりと浮かび上がっていました。通称からす城と呼ばれる松本城は、その名のとおり黒いお城です。それDscf1630 を夜になって見てみると、白と黒のコントラストがとても美しく、思わず見とれてしまいました。10数年ぶりに見る松本城ですが、夜の松本城は初めてです。しっかりとその美しい姿を目に焼き付けて、ホテルに戻りました。

*本日の走行       250㎞
*本日のピースサイン たったの1発

<8月27日>
 朝からいい天気でした。天気予報では長野県中部と南部は晴れのち雨。愛知県は曇り。さっさと長野を抜けてしまえばいいのですが、それでは松本に来た意味がありません。朝食を終え、バイクをホテルの駐車場に置かせていただいて松本城に行ってみました。
 青空の下の松本城は美しすぎました。遠くの山々と美しい天守閣とのマッチングは抜群Dscf1636 で、昨日の夜の松本城と言い、今日の朝の松本城と言い、その場から離れられないくらいの美しさでした。
 10時くらいに後ろ髪を引かれる思いで松本城を出ました。そして、松本ICから長野道で塩尻に向かいました。午後からの雨を考えて、そのまま中央道で伊那か駒ヶ根辺りまで走ってしまおうかとも思いましたが、やっぱり大好Dscf1640 きなR19をもう一度走りたいと思いました。
 塩尻ICを出て、R19を名古屋方面に南走りました。長野はりんごの名産地で、塩尻にはりんご畑が広がっていました。店もたくさん並んでいました。買おうかどうか迷っているうちにりんご畑がいっぱいある塩尻盆地を抜けてしまい、贄川まで来てしまいました。お土産でも買おうかと道の駅「ならかわ」にバイクを止めると、すぐ横に農産物を売る店がありました。妻と両親にちょっとしたお土産を買ったあとで、その店をのぞいてみました。もちろん、りんごもたくさん並んでいました。まだ季節が早いせいか、真っ赤なりんごではありませんでした。あまりおいしそうじゃないなあと思いながらも、小振りのりんごが10個くらい入った1袋590円のを買ってしまいました。このりんご、見かけはあまりおいしそうではありませんでしたが、家に帰って食べてみたら結構おいしDscf1643 かったです。さすがは塩尻のりんごです。
 お土産をトップケースに積み込み、さらに南に向かいました。目的地の松本城にも安曇野にも行ったあとの一人だけの帰り道は、なんとなくわびしい思いがしました。ただ家に向かって走るだけなのです。よく寄る奈良井宿も、なんとなく通過しました。
 どこに寄って帰ろうかなあ、それとも雨が降り出す前にさっさと帰っちゃおうかなあ。そんなこと思いながら、R19を走っていました。木曽福島から開田高原に行って御嶽山を見て帰ろうとも思いましたが、開田はGWに行ったばかり。信号待ちで地図を見ながら考えているうちに、大桑村にある温泉が目につきました。もちろん、今までに一度も行ったことのない温泉です。これで決まりました。
 上松町のコンビニでおにぎりとコロッケを買い、寝覚ノ床を過ぎたあたりにある小野の滝の前にバイクを止めました。ツーリング中のお昼ご飯は、空気のおいしい所でおにぎりです。滝の近くというのは、マイナスイオンいっぱいの空気のような気がします。トップケースから折Dscf1644 り畳み椅子を出し、日陰に座っておにぎりを頬張りました。しばらくすると、老夫婦がクルマでやってきました。おばあさんに「おいしそうですね。空気がいいからよけいにおいしく感じるでしょう」と言われ、なんだか恥ずかしくなってしまいましたが、たしかにおばあさんの言うとおりです。たったの300円程度のメニューですが、おいしい空気と滝の音、そして時々滝の上の鉄橋を渡るJR中央本線の列車の轟音とR19を走るライダーからのピースサインで、おいしさが増幅されたような気がしました。
 お目当ての温泉は、須原宿から木曽川を渡って山側に入って行ったところにあると勘違Dscf1645 いしていました。本当は須原宿ではなくて、野尻宿だったのです。それを、須原の交差点から入ってしまったため、道はどんどん狭くなり、7~8㎞走ったところで「この先、行き止まり」の立て札が。狭い斜面になった農家の入り口でバイクの向きを変え、R19に戻りました。この時ばかりは「なんでバイクはこんなに重いんだろう」と、冷や汗たらたらでした。
 野尻の交差点から木曽川を渡ったら、案内看板もあり、それに従って山道を走りました。もちろん、今度はちゃんと日帰り温泉施設「阿寺(あてら)温泉フォレスパ木曽・恋路の湯」がありました。ここの湯も、安曇野の温泉と同じようにぬるぬる感はあまりありませんでしたが、肌がキュッキュッという感じになり、気持ちのいい温泉でした。露天風呂に入ると、南アルプスDscf1647 の立派な山と真っ青な空が目の前に広がっていました。実にいい気持ちでした。
 温泉に入り、いい気分で再びR19を走りました。すると、南木曾町に入った辺りで突然の大雨。すぐにバイクを止めてカッパを着ましたが、ずいぶん濡れてしまいました。大桑の温泉を出た時には、南アルプスに広がる青空を見て「もう雨は大丈夫」と確信したのですが、天気予報は大当たりでした。川のように雨水が流れるR19でしたが、すぐに雨はやんでしまいました。カッパを脱ごうと道の駅「賤母」にバイクを止めました。しかし、青空だった空は、今はもう空は真っ黒になっています。とりあえずマルボロに火を着けて、迷っていました。
 そこへ、SR400のライダーがやってきました。僕のZRXに立ててある宗谷岬の旗を見て、「北海道に行かれたのですか」と、声をかけてくれました。実は、ちょっと恥ずかしかったのですが、目立つかもと思って旗を控えめに立てて走ったのです。しばらく北海道ツーリングの話をして、SR氏と別れました。彼は、カッパを着ずに出て行きましたが、僕はやっぱり用心のため、着たまま道の駅を出ました。
 その後は雨が降ることもなく、中津川ICで中央道に入って最初の恵那峡SAでカッパをDscf1649 脱ぎました。後からやってきたライダーたちも、着ていたカッパを脱いでいました。
 午後5時過ぎ頃には、東海環状道鞍ケ池PAに着き、缶のミックスジュースで一人乾杯をし、妻に電話を入れました。そして、次の豊田松平ICを出て5時半には家に着きました。
 りんごや漬物、木曽ひのきの小物などのお土産を見せながら、妻に安曇野や松本城の話をしました。妻もバイク乗りです。とてもうらやましそうに僕の話を聞いてくれDscf1650 ました。
 9月の連休には、妻といっしょにツーリングに出たいなあと思いました。それでもやっぱり、気ままな一人旅もたまにはいいものでした。
*本日の走行       211㎞
*本日のピースサイン たったの9発

○総走行距離       461㎞
○総ピースサイン数 たったの10発

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2011北海道ツーリング 襟裳~納沙布~知床の旅

2011-08-21 23:29:55 | ZRX1100・1200ダエグの部屋

 「夏だ、バイクだ、ホッカイドー」Dscf1418
 これが僕たち夫婦の合言葉。今年も行って来ました北海道。
 名古屋港から太平洋フェリーで北海道に渡り、8日の午前11時に苫小牧に着いた。北海道ツーリングのスタートだ。
 苫小牧港に着くとすぐ東に向かい、鵜川の道の駅で昼食に名物のホッキDscf1445 丼を食べ、三石の道の駅に併設されている「みついし昆布温泉」に入った。様似町でたまたま入った店がかまぼこ工場で、ちょうど焼き上がったばかりのカニとタコの風味の温か湯気の立ったかまぼこを食べることができた。もちろん、その日のおかずにも1つ買った。そして、「アポイ岳登山口野営場」でキャンプをした。霧で霞んだキャンプ場も北海道らしくていい感Dscf1469 じだった。
 9日には、さらに東に向かい、霧の襟裳岬、湧き水の滝「フンベの滝」を見て、大樹から忠類へ、忠類から道道で豊頃に行った。職場の小学校の7月の歌が「この木なんの木」だったので、先月からずっと豊頃のハルニレの木を見たいと思っていた。天気もよく、空の青さに美しいハルニレの木がすごくDscf1487 映えて見えた。
 豊頃から釧路市音別に行き、国道沿いにある知り合いのプロパン屋に寄った。店には、プロパン屋なのに古いCB750fourと最新のCB1300スーパーボルドールがピカピカな状態で置かれている。バイク好きのご主人としばらくおしゃべりをし、釧路湿原の北東にあるシラルトロ湖キャンプ場に向かった。ところが、キャンプ場近くのコンビニで買い物をすませ、キャンプ場に向かう途中で雨が降り出してきた。キャンプ場に着いた時は土砂降りでテントサイドはぬかるみ状態。結局、キャンプ場を管理している「憩の家・かや沼」で泊まることにした。ここの温泉の岩風呂はとても気持ちが良く、2人のお気に入りの一つになった。
 10日はさらにまた東に向かった。厚岸から道道123・142北太平洋シーサイドラインをDscf1503 走り、あやめケ原、琵琶瀬、霧多布、落石を通って根室に行った。天気もよくなり、道東ツーリングのハイライトと思えるくらい美しい景色の連続だった。根室市街に入ると、ちょうど根室祭りの日だったので、祭り見物をして楽しんだ。Dscf1523 2人でお祭りに出かけることもなくなったので、意外なほど愉快に思えた。
 夕方になってまた雨が降り始めた。もともとこの日は納沙布岬付近の民宿に泊まって北海道の幸を味わうつもりだったので、雨が降ってもどうってことはなかったが、納沙布に行っても民宿なんてどこにもない。さすがに2人ともかなりあせった。近くにキャンプ場もなく、日本本土最東端に立ったというのに、感動どころではなくなってしまった。根室市内のホテルに電話をしたところ、根室祭りの関係でなかなかツインの部屋は空いていない。それでも、ちょっと値段の高めのホテルが空いていたので、なDscf1533 んとか泊まることができた。
 11日は、根室から浜中に出て道道123で北に向かった。アップダウンのあるひたすらまっすぐに伸びる直線路は、北海道を十分すぎるくらい味わDscf1538 える。遠くに黒いクルマが出てきた時は、クマが出たかと思ってびっくりした。その後、別海で鉄骨だけでできたちょっとスリルのある新酪農村展望台に行き、地平線を眺めた。普段の生活で地平線なんて絶対に見ることはできないので、2人とも無言で眺めていた。それから、R244で右に海を眺めながら北に進み、標津町川北の温泉「鉄の湯」に入った。骨や筋肉によく効きそうな名前に惹かれて行ったら、鉄工所が経営しているから「鉄の湯」だった。でも、体にしみ込むようないいお湯だった。温泉を出てからは一気に知床半島に向かい、羅臼の国設知床温泉キャンプ場で泊まっDscf1542 た。
 12日、朝起きて外を見ると、テントのすぐ近くをエゾシカが2頭のんびりと歩いていた。これにはびっくりしたが、いい雰囲気のキャンプ場だ。
 キャンプ場を出て、まずは朝の知床横断道路を気持ちよく走り、知床峠を目指した。さわやかな空気の中、羅臼岳がくっきりと見えた。そして、そのままウトロに下り、知床を訪れるたびにお世話になっている「酋長の家」に寄Dscf1558 って買い物をした。数年に一回しか訪れることはないが、アイヌの女主人は僕たちのことを覚えていてくれた。それから、知床半島北側のR334を走って斜里、小清水と進み、網走の手前の藻琴から道道102で南下した。藻琴町から東藻琴への見渡す限りの広大な畑、東藻琴から小清水峠までのゆるやかなワインディング、そして極めつけは藻琴山展望台だ。眼下には屈斜路Dscf1567 湖、湖の中の中島、左に目を移すと白い山肌の硫黄山と、感動的な大パノラマが広がっていた。その後、R391に入り、弟子屈を過ぎ、往路と同じ釧路湿原のシラルトロ湖キャンプ場に行った。雨でキャンプができなかったリベンジと、温泉がすごく気持ちよかったので、今度こそシラルトロ湖でキャンプをすることにした。この日は天気もよく、気持ちよくキャンプができ、お気に入りになDscf1581 った温泉にも入ることができた。
 13日は北海道での最終日だ。最後の夜くらいは贅沢に過ごそうということであらかじめ新得町のサホロ・リゾートホテルを予約しておいた。キャンプ場を出て、釧路、白糠を通って旧音別町の親戚の家に行った。お盆休みに入り、北海道ではめずらしく恋問から白糠まで10㎞近い渋滞に遭ったが、広い路肩がバイク専用車線のようになっていたため、難なく渋滞を抜けることができた。音別のDscf1585 おじの家でお昼をごちそうになった後、R38で豊頃へ、豊頃からは道道237で池田に向かった。R38を走るつもりだったが、帯広市街地でも渋滞に遭いそうな気がしたので、池田ICから十勝清水ICまでは道東道を走った。北海道の高速道路はいつもすいている。
 サホロ・リゾートホテルでは、今回のツーリングで初めて十勝牛ステーキなどのまともな北海道料理を楽しんだ。
 14日は苫小牧港までの移動日だ。せっかくリゾート地を訪れたので、少しはリゾート気分Dscf1596 を味わおうと、四輪バギー体験をした。非力なマシンだったが、夢中になってしまった。
 新得町サホロを出て、まずは狩勝峠、そしてトマムを通って日高に出た。日高で雨が降り出し、274樹海ロードを走っているうちに雨は本降りになってきた。ここで、また突然の大渋滞。夕張紅葉山までのおよそ10㎞を雨の中のせまい路肩を走り続けた。紅葉山の交差点で、妻が「もう、大変だったよ」と言っていた。夕張からは雨の高速道路、道東道、道央道、日高道を走って3時半頃には苫小牧西港に着いた。
 帰りのフェリーも快適で、今年も、心から「楽しかった~」と思える北海道ツーリングになDscf1493 った。

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