ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2021.10 秋の深まりと初雪の北海道

2021-10-28 23:41:33 | いろいろな旅の部屋
 9月に北海道をソロツーリングして帰った時、奥さんが「秋の北海道、行ってみたいなあ」とポツリ。金曜日に休みを取れば行ける!そう思った僕は、さっそく計画に入りました。10月中旬、気温は一桁になるかも。さすがにバイクはきついなあと思い、レンタカーを予約しました。

<10月15日>
 北海道だ~い好き!紅葉真っ盛りのニセコにやって来ました。
 11:50中部発新千歳行きのANAで北海道へ。




13:35着で、ニッポンレンタカーで借りたインプレッサG4を駆って西に向かいました。それにしてもベーシックカー・クラスのクルマって僕のCクラスとサイズかわらないじゃん。低重心の水平対向エンジンのインプレッサの走り、なかなかいい感じでした。僕にとっては初SUBARU。評価高いよ。


 千歳から支笏湖に行くところから道の両側は美しい秋色。愛知より1か月は季節が早く進んでいるなあ。涼しい~~~。
 羊蹄山が見たくて、麓の真狩村に行ってみました。道の駅から秋色に染まった羊蹄山が真正面に見えました。い~い感じです。


 そのままニセコへ行き、予約しておいたニセコグランドホテルに行き、温泉に入ってまったりと過ごしました。昨日まで夏日の暑い中、汗水流して仕事してたのがウソのようです。




<10月16日>
 出発前に、ホテル周辺を散策しました。「ちょっと寒い」なんて言いながら赤や黄色に染まった林の中をぶらぶら歩くなんて贅沢過ぎます。


 ニセコを後にし、まずは中山峠の紅葉です。おおお、羊蹄山がまるで富士山みたいに頭を出しています。そこまでずう~っと秋色の絨毯。こんな雄大で美しい景色、自然豊かな岐阜や長野でも見られません。人工物がないんだもん。


 定山渓から札幌市街を避けるために小樽方面へ。定山渓の紅葉はニセコより赤系がちょっと濃いかなあ。


定山渓から朝里ダムまでは視界の全てが秋の絨毯。二人で「すごすぎる~」を連発。言葉にならないくらいの美しさ、すござでした。思い切って来てよかった~。
 朝里からは道央道で美瑛に向けてビューン。途中、どうしても寄ってみたかったのが奥さんの生まれ故郷の美唄。東明の旧市街地をクルマでぐるぐる。奥さん、懐かしそうにしていました。
 お昼は美唄のとりめし。12号線沿いの白樺食堂です。ところが、店の外で待っている人がいるほどの混みようで、我慢の嫌いな僕たちはすぐに駐車場から出て、奈井江の道の駅のラーメン屋さんでチャーハン。美唄のとりめし、食べたかったなあ。
 奈井江からはどこをどう走ったか、歌志内から赤平へ。R39を少し走って、芦別からナビ様のいうとおりに左折。地図では美瑛に抜けるにはたしかダートコースだったような・・・で、思った通り狭いダートに。頭の中の地図とは合致していたので不安はありませんでしたが、インプレッサなんだからWRXのSTIだったらよかったのに。おもしろいだろうなあ。
 赤平までの道道も、R39も、美瑛までの森の中も、やっぱりきれいすぎる秋の景色でした。
 美瑛に来たら、奥さんに見せたい場所がありました。9月のソロツーリングで訪れた四季彩の丘です。色とりどりの花たちが畑に整然と咲いていて、これぞ美瑛という景色なのです。さすがにラベンダーは終わっていましたが、新たにコスモスが一面に咲いていて、とてもきれいでした。






 本当はすぐ近くのお気に入りのCafeタッチウッドにも寄りたかったのですが、今日の宿のあるぬかびら温泉までかなり距離があるので店の前を通り過ぎるだけにしました。
 旭川市街をパスして愛別で再びR39に出ると、まだ4時なのに暗くなってきました。そして、雨もパラついてきて、外気温計も4℃。とりあえず明るい時間帯はいい天気でよかったよかった。
 定山渓でトイレ休憩を入れ、R233で三国峠へ。できれば明るいうちに来たかったなあ。雨はみぞれ混じりの雨になり、外気温計は3℃。外は寒いわ。僕たち、10月半ばにみぞれを経験しちゃったよ~。
 糠平のぬかびら温泉「糠平館観光ホテル」に着いたのが5時半。辺りは真っ暗で冷たいみぞれ混じりの雨が降り、真夜中のような感じがしましたが、まだ夕方じゃんか。
 「先月もお越しいただいて・・・。」
 そうです、先月のソロツーリングでお世話になった旅館です。実は、10年くらい前にも奥さんと北海道ツーリングをした際に泊まった旅館で、昭和の香りがぷんぷんする古くさい雰囲気がなんとも言えないいい感じなのです。
 まずはお風呂。好きなんです、ここの温泉。おいしい料理を満喫し、またまた温泉。雪がチラつく露天風呂なんて愛知にいたら経験できません。それをもう経験しちゃったのです。
ニセコの紅葉
中山峠の紅葉
定山渓の紅葉
朝里ダムの紅葉
美瑛四季彩の丘の花畑
そしてコスモス
走る道、走る道、ぜ~んぶ紅葉。秋の北海道、いいわあ。


<10月17日>
 食事の前にまた温泉。極楽極楽~で北海道ドライブ最終日を迎えました。
 まずはタウシュベツ橋梁、駐車場にインプレッサを停め、雪がチラつく秋色の森の中を歩くこと数分。湖の向こうにもうすぐ水没しそうなコンクリートの橋梁が見えました。なんだかせつないね、古いものが消えていくのは。




 次は最終日のハイライト、ナイタイ高原牧場。朝の大牧場で牛乳を飲みたかったのです。コレ、サイコーです。うますぎ~。気温3℃で雪が舞うナイタイ高原。広大な景色を眺めて新鮮な牛乳。奥さん、一口飲んだところで「うっまっ」。




 クルマのラジオでは初雪のニュースと、峠の通行止めの道路情報。こんなこともあろうかと、僕も奥さんもヒートテック二枚重ね。


 ナイタイ高原を降りて、音更に出て、音更帯広ICから十勝清水ICまで高速をビューン。次の目的地は僕の大好きな狩勝峠。清水からR40の高速コーナーだけが続く緩やかな登り坂を上り詰め、トンネルを抜けると峠のてっぺん。そして閉店したドライブイン。かつては賑やかだったのになあ。バイクが1台、小雪の舞う中でライダーが休憩していました。この寒さはつらいでしょうねえ。


 峠を下り、道の駅南ふらのに併設されている手作りパン屋さんで地元食材のパンを買ってインプレッサの中でちょっとした昼食をとりました。朝、旅館でお腹いっぱい食べたのであまりお腹が空いていないし、一応区切りをつけて・・・という昼食です。
 南富良野からR40を外れ、道道465で金山湖へ行き、この旅最後の紅葉の絶景を楽しみました。かなやま湖キャンプ場の駐車場から見る湖の周りの山々の紅葉もとっても素敵でした。ここも感動モノです。


 あとは新千歳空港へ行くだけになりました。R237で占冠に出て、占冠ICから一気に千歳のニッポンレンタカー営業所に戻りました。
 今日も、
糠平湖の紅葉
ナイタイ高原牧場の紅葉
狩勝峠の紅葉
金山湖の紅葉
 昨日も今日も最高の錦の絨毯をいっぱい見ました。
 旅の仕上げは新千歳空港で食べた小樽海鮮あんかけ焼そば。やっぱり、北海道っぽいもので締めくくりたいもんね。


 19:45発のANAで中部空港へ。楽しかったなあ、秋の北海道2泊3日の旅。初めて紅葉の時期に北海道に行ってみましたが、その美しさには圧倒されっぱなしでした。癖になりそうです。

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2021.10 お昼ご飯ピクニックツーリング

2021-10-22 23:05:10 | ニンジャ650の部屋
 まだ暑かった先週の月曜日、「最近VTRに乗ってないなあ」と嘆く妻とお昼ご飯ツーリングに行ってきました。行き先は、岐阜山岡の道の駅の対岸のパーキング。トイレはあるし、景色もいいし、ちょうど山陰に道の駅のシンボル巨大水車が見えます。いつもすいていて、僕たちのお気に入りのパーキングです。
 家からは豊田松平ICから豊田市街をビューンとワープし、藤岡ICで降り、R419でひたすら北に向かいます。藤岡飯野を過ぎれば素敵なワインディング。紅葉の時期になれば、紅葉と満開の四季桜のコラボの風景が広がり、休日はド渋滞になります。岐阜県に入って県道33で山岡に向かい、道の駅の手前のダムを渡ればすぐです。


 小一時間ほど初秋のツーリング気分を味わって、ダム湖対岸のパーキングに着きました。お昼のメニューは、おにぎりと半熟たまごとインスタントの味噌汁にコーヒー。質素なものです。それでも、湯沸かし器「ジェットボイル」持参で、温かい味噌汁と食後のコーヒーでまったり。い~い感じ。まるでピクニックだね。






 紅葉にはまだ1か月ほど早いので、来月中旬の紅葉の時期に来て素敵な秋色の山々を眺めながらまたお昼ご飯ツーリングに来ようかなあ。


 せっかくなので、道の駅「おばあちゃん市 山岡」ででっかい水車をながめながらみたらし団子を食べました。うまいね、こういう所で食べると。


 天気もよく、バイクでピクニック気分を味わってきました。

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2021.10 南信州りんご狩りツーリング

2021-10-19 23:55:40 | ニンジャ650の部屋
 まだ暑かった先週の土曜日、飯田松川にリンゴ狩りツーリングに行ってきました。親友のT先生と旧名鉄西中金駅舎で待ち合わせ、R153をGOGO!。いつもながら気持ちのいい道です。長野県に入り、根羽村のネバーランドでトイレ休憩、あとは中央道飯田山本ICまでぶらーり。中央道で飯田市街をワープし、ビューンと走って松川ICで降りました。


 インターを出てすぐの県道15号で北に向かうと、りんご農園がいくつもあります。たまたま目に付いた原りんご園さんにバイクを停めました。




 あるわあるわ、りんごだらけ。三種類のりんごが収穫でき、その中でも一番甘いのがシナノスイートという品種という説明を農家の人からお聞きしました。食べ放題と言っても、りんごは一つがでかいからそんなに食べられるものではありません。ならば・・・シナノスイーツを一つ、次もシナノツイーツ、2つでお腹はいっぱいになってきましたが、これでは元はひけないわなあ、採り放題700円だもん。すぐ横のナシを一つ・・・は食えん。で、T先生と半分こ。せっかくだから、T先生は「こんなのほとんどが水分だから」と言いながら5つ目。オレ、2個半。くやしいからもう1個シナノスイートを。さすがに3個半で限界でした。一緒に行ったT先生はぼくの倍も食べてるよ~。T先生のパワフルさの源だね。楽しかった~。周りがりんごだらけというだけでも十分楽しくなってくるのです。






 りんご狩りを終え、南アルプスの絶景を見ようと飯島の道の駅に寄ってみました。ここから見る南アルプスの山々はとてもステキなのです。するとT先生、「水分ばかりで固形物を食べてない」と言い出すのです。お腹ぽんぽんの僕は小さなおやきを食べました。T先生も僕に合わせて小さなおやきを食べたけど、不本意だったかも。


 本当はF1日本GP観戦の日でした。でも、コロナで開催中止。代わりにホッケー日本リーグ観戦に行く予定に変更しましたが、無観客試合でボツ。代わりの代わりのリンゴ狩りツーリングでしたが、思いの他楽しくて、往復のR153も快適な走りができ、「りんご狩りにいこっ」と言ってくれたT先生に感謝です。

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2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳⑤最終回 9日目・10日目

2021-10-14 23:47:14 | 2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳
 9月10日から19日まで晩夏初秋の北海道を走ってきました。その9日目と10日目です。
 前回は、北海道ソロツーリングを終えて台風が近づく中、太平洋フェリーに乗り帰途に就きました。最終回の今回は、温帯低気圧と交差するように航行するフェリーで過ごした記録です。苦行を乗り越え、無事に自宅に到着しました。


<9月18日:9日目> 最後の最後に苦行が・・・
 こりゃあかんわ。台風から温低に変わった元台風が九州、四国、紀伊半島を突き抜け、太平洋でこのフェリーと交差する。まあこのフェリーの揺れること揺れること。上下左右、普通に歩けないくらいの揺れだった。船酔い無縁の僕が気持ち悪い、気持ちわり~、きょーちわりー、の連発。欠航にならなかっただけよかったよ~。
 まだ揺れがそれほどでもなかった朝の目覚めはよかった。朝は楽しみにしてた太平洋フェリーの名古屋コーチンの卵かけご飯。これうますぎ。


 ところが、仙台が近づくにしたがって揺れがどんどん激しくなり、真っ直ぐ歩けないくらいになってきた。仙台港に入港した時はほっとした。フェリーはそのまま名古屋まで行くとのことで、さらにほっとしたが、相当な揺れを覚悟しなくちゃ。


 外の空気を吸おうとデッキに出ると、小雨がパラついていた。そりゃそうだよな、台風が和歌山に再上陸して東に進んでるって言ってたから。このままだと嵐の中をフェリーが進んで行くってことか。
 ちょっと気持ち悪いなあと思っているうちに、今度は歯が痛くなってきた。なんでだ?
 痛み止めを飲んでも治らない。参ったなあと思いながら軟かそうに見えたピラフでお昼にした。


 歯いてぇ、きょーちわりー。
 仙台港を出たフェリーはますます激しく揺れた。13時30分から映画を上映するということだったので観に行ってみた。夏帆主演の「ブルーアワーをぶっ飛ばせ」だったが、う~ん、僕の好みの映画じゃなかったね。はじめからお客さんは5人しかいなかったけど、終わったときには初老のおっさんと僕の2人だけになってた。


 それにしても、きょーちわりー、歯いてぇ。
 二度目の痛み止め。
 これか、船酔いというやつは。ゲボが出そうになるほどではなかったが、もうこうなったら横になるしかないなあ。
 5時頃、意を決してお風呂に行った。いやあ、これは入ってられないなあ。30~40cmの高波が広い湯船のなかで連続発生。背中と足に力を入れて踏ん張ってないと体が湯船の波に持っていかれる。気持ち悪くて踏ん張るパワーのない僕はすぐに湯船の角で踏ん張っていたが、高波が顔を襲う。こりゃ、退散だ。


 歯いてぇ、きょーちわりー。
 7時に、一応メシ食うかと思い、軟らかい山菜そばとサケおにぎり。


 部屋に戻るとNHKのBS1でJ1名古屋グランパス対横浜Fマリノスの試合をやっていた。しかも、食事から戻った時にはもう1対0でグランパスがリード。まさか、強いFマリノスに勝っちゃったりして。気持ち悪いのと歯が痛いのを我慢して一生懸命グランパスを応援した。ハーフタイムにまた痛み止めを1錠。参ったなあ、グランパスは勝ったし、寝るかあ。
 本気に参ったなあと思ってるのはきっと船長だろうね、嵐の中を操縦しているのだから。揺れに揺れて気持ち悪いし歯が痛いからさっさと寝るのが一番。もう寝る。
 最後の最後に苦行が待ってたよ~。

          ○本日の走行    0km


<9月19日:10日目> 爽やかな気持ちで冒険の旅を終えました
 昨日は台風~温低の荒波の中のフェリー航行で、船酔いなんてしたことのない僕もさすがにヘロヘロになってた。ところが、今朝はまだ揺れは大きかったもののまるで揺りかごのような心地よさを感じながらすっきりと目覚めた。
 もちろんお気に入りの名古屋コーチン卵かけご飯で朝食だ。これ、やっぱりうますぎ。
 部屋に戻って下船の準備をした。フェリーは定刻の10時30分到着のアナウンスがあった。あの嵐の中を速度を落とさずにぶっ飛ばしたんかい!。
 部屋の窓から渥美半島~伊良湖岬が見えた。伊勢湾に入ると全く揺れはなくなり、ようやく快適な船旅。あと1時間半だけど。


 下船準備が完了した着岸1時間前の9時30分、お湯を沸かしてUCCカップコーヒーで心を落ち着かせます。僕、バイクをフェリーに載せたり降ろしたりするのにいつもドキドキしてしまう。これって僕だけ?。


 名港トリトンを部屋の窓から見上げた。もう名古屋港に入ってる。緊張する~、で喫煙室でWestを1本。


 窓からフェリーが着岸したのが見えた。同時に、下船案内のアナウンス。
 車両甲板に行き、荷物をくくりつけて下船したのが10時40分。船をバックに写真を撮り、名港中央ICから伊勢湾岸~東海環状道を走ること30分。豊田松平ICを出て、ガソリンスタンドに寄って家に着いたついたのは11時20分だった。


 バイクの音を聞きつけた妻が外に出て迎えてくれた。それがなんとも嬉しくて。
 荷物を取り込んだら、家族で過ごす普通の日曜日に。なぜか全然疲れを感じなていない。それどころか、まだ走り足りないくらい元気なのが不思議なくらいだった。
 9日間の北海道ツーリング2145km。
 元気なまま完走。よかったわあ、ヘロヘロにならなくて。大好きな北海道を毎日毎日大好きなバイクで走ったんだから、そりゃあ元気だわ。
 「行っといでよ」と言ってくれた妻に大大大感謝です。
 楽しかったなあ、軟弱男?の冒険の旅は。

          ○本日の走行  46km


<エピローグ>
 あれから1か月、普通に仕事をして、普通に生活している今、なんだかあの9日間が夢の中の出来事だったような気がしています。今年は、妻と二人で、レンタルバイクを使って6月下旬に道東へ、8月上旬に道北へとツーリングをしました。僕だけ、3回目。夏の終わりと秋の初めが入り交じった北の大地の風景は本当にすてきでした。何度も同じ所へ行っても、時期が少しずれるだけでどこか違う素敵な雰囲気を味わえます。
「秋の北海道にも行ってみたいなあ。」
妻がそうつぶやきました。チャーーンス!!もちろん、僕も同感。
・・・レンタルバイクでは冬装備が必要で大変だけど、レンタカーでぶらっと行ってみたいなあと密かに計画しています。今年4回目の北海道?大好きなんです、北海道。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


日程   2021.9.10(金)~9.19(日)
使用車種 カワサキNinja650(2016)
総費用  149900円
(内訳)
 フェリー代   69840円 (新日本海フェリー・ステート/太平洋フェリー・特等)
 宿泊費     45600円 (6泊;ビジネスホテル5泊/温泉旅館1泊)
 燃料      10049円 (2145km走行)
 高速道路    680円 (2回)
 食事      15032円 (含:コーヒー)
 飲料       2101円 (缶・ペットボトル)
 雑費       6598円 (土産等)


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2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳④ 7日目・8日目

2021-10-10 23:28:51 | 2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳
 9月10日から19日まで晩夏初秋の北海道を走ってきました。その7日目と8日目です。
 前回③では、北海道往復縦断A字型コースを達成し、新冠にやってきました。今回はダイナミックな日勝峠と狩勝峠を走って美瑛へ行き、北海道最終日を迎えます。


<9月16日:7日目> ダイナミックな日勝峠と狩勝峠で美瑛へ
 新冠のコスパばっちりのビジネスホテルを出て、せっかくサラブレッドの聖地に来たのだから何かお土産でもと思い、とりあえず新冠の道の駅に行ってみた。開店10分前。仕方なく待って店に一番に入って、ちょっとだけお土産を買ってすぐ出発。家で待っている妻と母に少しくらいは何か持って帰らないと。


 今日もまた穏やかな太平洋を左に見て、右にはサラブレッド。カッコいいよね、サラブレッドって。RRスポーツのポルシェを連想したね。で、競走馬はレーシングマシン。
 途中、高速の無料区間で日高富川までと思ったが、このまま海と牧場を見ながら走る方がおもしろそうだから、国道を走り続けることにした。
 今日は日勝峠と狩勝峠の二つの豪快な峠を走ろうと思っていた。気持ちいいだろうなあ。
富川で太平洋と別れ、R237で日高に向かった。
 平取のアイヌ文化広場に寄ってみた。広い公園にアイヌの建物がいくつも再現されていた。なんとなく弥生遺跡に近いものを感じる。自然素材で居住道具を作れば当然似た感じになるはずが、やっぱりアイヌ民族独特の雰囲気を醸し出していた。




 日高から日勝峠に向かうにはR274通称樹海ロードを走ることになる。森の中の一本道。今週になって何度もそういう道を走っているが、何度走っても楽しくてたまらない。
 峠道は標高1000mまで一気に駆け登る。しかも何十か所もある高速コーナーばかりで速度を落とすことなく登っていくのだから本当に豪快だ。6速アクセルオンで体とバイクを傾けているだけの繰り返し。こんな道、他にはないと思えるくらいだが、さすがに下りは怖かった~。


 下りの途中の清水ドライブインでお昼にした。名物は十勝牛の牛すじ丼。マグロ丼の牛バージョンって感じだった。3ミリ角くらいの牛肉がご飯が見えないくらい乗っていて、醤油をかけて食べる。これ、うまいわあ。


 清水に出たらR39で狩勝峠へ。僕の大好きな峠だ。もちろんすべて高速コーナーで、しかも道幅が広い。道幅が広いということは、ライン取りの失敗が許されるということで安心してコーナリングができるのだ。しかも大平原が眺められる絶景コース。


 満足満足・・・で峠の麓にあるのが映画「鉄道員」の幾寅駅。ノスタルジックな雰囲気に癒される~。


 南富良野山部のメロン園「中西農園」に寄ってみた。僕は富良野に来ると必ずここでお土産を家に送っている。シャッターが半分閉まっていたので、やってないのかなあと思いながらバイクを停めた。すると、半開きのシャッターの中から中西のおばちゃんがやって来て「今年はもう全部終わっちゃった」「冷凍してあるとうきびとメロン、持ってくか」、そう言って、ホテルに着く頃にちょうど溶けるからと、袋に入れて持たせてくれた。何も買ってないのに。「来年もまた来るからね」・・・って、来年も北海道ソロツーリングやるんかい。
 最後は美瑛のお気に入りのおしゃれなカフェ「タッチウッド」に行ってみた。去年行ったけど道を全然覚えていない。ここはナビ様の言うとおり・・・で富良野と美瑛の美しい景色の中をどこをどう走ったかわからないけど無事に着いた。着いたけど、残念なことに定休日だった。美瑛で泊まるつもりなので、明日の朝行ってみよ~っと。


 清水ドライブインで予約した美瑛駅のすぐ近くのホテルラヴニールで北海道最後の夜を過ごした。晩ご飯は山部のおばちゃんにいただいたとうきびとメロン。北海道らしい献立で北海道ソロツーリング最後の夜を迎えることになった。食後はコンビニで買った小さなケーキでささやかな打ち上げをした。





          ○本日の走行 282km


<9月17日:8日目> 北海道最終日
 いよいよ北海道最終日。10日に家を出てから1週間。楽しいことをしているとあっという間だ時間が過ぎていく。普通に1週間仕事したらヘロヘロだもん。


 朝、美瑛のホテル出て、以前行っておもしろかったジェットコースターの道に行ってみた。やっぱりおもしろいわ、ここ。長~い下り坂と長~い上り坂。勢いつけなきゃ上れないんじゃないかと錯覚しそうな道だ。これ、写真ではうまく表現できないんだなあ。腕がないから。とにかくすごい。本当にジェットコースターみたい。


 次に、昨日定休日だった美瑛四季彩の丘近くの素敵なカフェ「タッチウッド」にもう一度行ってみることにした。朝のコーヒーを雰囲気のいいところで飲んでみたい。だって、美瑛だもん。
 着いたら昨日と同じクローズの看板。バイクの音が聞こえたのか、奥さんが出てきてくださった。話を聞くと、コロナの時短要請で短い時間しか営業できないとのこと。残念だけど仕方がない。奥さんは、夏の終わりと秋の始まりの両方を感じられる一番好きな季節にお客さんを迎えられないのが残念とおっしゃっていた。わざわざ出てきてくださってありがとうございました。
 で、そのまますぐ近くの四季彩の丘へ。
 おおお~、まだラベンダーがきれいに咲いてるよ~。おおお~、すげえよ、この丘。色とりどりの花が咲き並んでいて芸術だよ~。まさに花の絨毯。




 しっかり目にやきつけてからラベンダーソフトクリーム。富良野に来たら絶対食べたいのがラベンダーソフト。ここ美瑛だけど。


 そうのんびりはしてられない。そろそろ苫小牧に戻らなきゃ。「北の国から」の富良野麓郷の散策も考えていたが、苫小牧の天気は下り坂。雨が降り出す前に港に着きたいから麓郷は諦めて、その代わり清里湖の芦別経由の大回りコースで夕張に出て帰ることにした。
 清里湖に沿って走るR38は、幹線国道と言うよりまるで観光道路だ。美しい湖と、晩夏初秋の木々。今日が最終日かと思うと寂しくなってくる。
 芦別のコンビニでお昼のフルーツサンドを買い、夕張に向けてR452に出た。
 市街地を抜けると、鉄橋に古い鉄道車両が停められていた。しまった、ペースが早すぎて通り過ぎてしまった。旧国鉄の廃線跡の鉄橋に旧車両が保存してあるらしい。これは必見、次に来たときにはバイクを停めて見に行こう。
 しだいにR452は森の中の一本道になる。しかも、交通量は・・・ほぼない。なので苫小牧に戻るのに毎年のようにこの道を選んでいる。
 三段滝の東屋で滝の音を聴きながらフルーツサンドを頬張った。フルーツサンドは妻の大好物だ。羨ましがらせようと写真をメールで送った。すぐに「いいなあ」の返事がきた。


 この辺りにはトイレがないことはチェック済み。三段滝にもあるにはあるけど、コロナで閉鎖されている。芦別~夕張間のR452、約90kmの間にただ1か所だけ、桂沢湖畔の防災施設にトイレがあることをチェックしておいた。ここを逃したららあとは30km以上の高速コーナーの続く森の中の一本道だ。桂沢でちゃんとしっこして、森の中の一本道に臨んだ。そこは僕以外に誰も走っていない専有道路のような道。右に左にバイクを傾けながら快走快走。左右の木々は明るい緑色に秋の黄色が混じっていてすごくいい感じだった。途中、キタキツネがちょこんとこっちを見ていたり、とおくでのんびりと道路を横切っていたり、こんな素敵な北海道を離れる時が近づいているのが寂しい・・・。
 シューパロ湖畔のパーキングにバイクを停め、湖に沈みつつある旧夕張線の鉄橋と、新しい現夕張線の鉄橋を眺めた。その現夕張線も去年廃線になったと聞く。あの立派な橋梁も自然に帰っていくんだなあ。




 坂を下った辺りにある旧夕張線の南大夕張駅跡にも寄ってみた。芦別で旧鉄道車両を見逃したことがきにかかっていたからだ。客車と、バスと、そして愛知では絶対に見ることがないラッセル車が保存されている。ラッセル車は間近でみると変な顔してる。




 夕張紅葉山で最後のセコマだ。フェリーの中で食べる晩ご飯の助六寿司を買った。毎年、なぜか助六寿司を買っているような気がする。


 道東道夕張紅葉山ICから高速に入ればあとは苫小牧で出るだけだ。寂しさと強風の恐怖を感じながらバイクを飛ばした。視界にあるのは北の大地の大平原。
 最後のパーキング美沢PAで妻に無事に終わることの連絡を入れた。最後まで気を抜かないように言われ、気を引き締め直して沼ノ端西ICへ。そして苫小牧港に到着。


 手続きをすると、台風により激しい揺れ、仙台で航行打ち切り、到着時刻の遅れが生じるおそれがあり、承諾される方は「同意する」にチェックをしてくださいとのことだった。台風が九州の西で進路を東に変えるとニュースで言ってたことを思い出した。秋晴れの中を走っていたので、そんなことはすっかり忘れていた。「同意する」にチェックをしたものの、仙台止まりになったら相当つらいことになる。そこは信頼の名鉄グループ、ちゃんと名古屋まで行ってくれるだろう。そんなこんなで手続きを終え、フェリーターミナル2階のカフェでコーヒーを飲みながら旅を反芻した。楽しかったなあ北海道の6日間。




 名古屋行きの太平洋フェリーの出航時刻は19:00。ちょうど1時間前の6時に乗船した。いつもながらバイクをフェリーに載せる時はドキドキする。おして、帰りの部屋はいつも少し豪華な部屋を選んでいる。来週からの仕事に備え、しっかり体を休めるために。


 部屋に入ったらいつものようにまずお風呂。それからデッキに出て苫小牧港の夜景を眺める。これが僕の流儀。そして、出港時刻の19時、ドラの音とともに船は港を離る。寂しさと満足感、充実感を感じながら、離れていく北の大地を眺めてから部屋で晩ご飯の助六寿司。


 目を閉じるといっぱいいっぱい北の風景が浮かんでくる。

          ○本日の走行 249km

 次回、台風が近づく中、太平洋フェリーに乗った僕に、最後の最後に強烈な苦行が待ってました。その苦行を乗り越えて無事名古屋港へ。そして自宅へと向かいます。
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