お盆休みの北海道ツーリングで買ってきたお土産の中に、二種類のステッカーがあります。一つは「宗谷岬」の縦書きのステッカーで、もう一つは「ホッカイダー」のエンブレム・ステッカーです。ホッカイダーとは、北海道を旅する人のことを意味しているようです。前者は3枚、後者は黒地と透明地の2セット買いました。
例年は、北海道から帰ったら翌日1日を休暇にしてバイクを洗うのですが、今回は日曜日に帰って月曜日からフルに仕事だった上に、土曜日も仕事がらみのボランティアで、結局洗車は1週間後の日曜日になってしまいました。
きれいになった後は、ステッカー・チューンです。
まずは「宗谷岬」ステッカー。これは、トップ・ケースの両サイドに貼りました。トップ・ケースはツーリングの時にだけ取り付けるので、普段は「宗谷岬」は封 印されていることになります。そして、ツーリングの時にだけその姿を現します。
「ホッカイダー」ステッカーは、グリーンのスクリーンに貼りました。緑の地にシルバーの文字がなかなかいい感じになっています。鳥の翼のようにデザインされ、貼ってみて「なかなかいいじゃん」と独り言。ついでにトップ・ケースの後るにも貼りましたが、白の地にシルバーの文字なのでまったく目立ちません。写真 でも、どこに貼ってあるのか分からないほどなのです。ちょっと残念でした。
バイク雑誌「アウトライダー」のステッカーも買ったままになっていたので、こ れもトップ・ケース後方に貼りました。白地に黒なのでよく目立ちます。かなりいい感じだったので、ローバー・ミニとVOXYのリア・ウィンドウにも貼っちゃいました。
自分のバイクだけかっこよくなると妻がうらやましがると思い、「ホッカイダー」ステッカーを僕のダエグと同じカラー・スクリーンに貼ってみました。基本的に貼り物の嫌いな妻ですが、赤いフロント・スクリーンに貼られた「ホッカイダー」ステッカーは気に 入ってもらえたようでした。さりげなくフロント・カウルに貼った「アウトライダー」ステッカーもOKでした。ただ、「宗谷岬」ステッカーだけは「やめて!」と言われちゃいました。
きれいになった2台のバイクに、お気に入りのステッカー。ちょっぴり満足し ています。さっそく9月の敬老の日を含んだ三連休を使ってツーリングと思ったら、市のクリーン活動が三連休の真ん中の日曜日に行われるとのことで公園の草刈りです。次の秋分の日を含んだ三連休は学校行事が予定 されているので無理。これはマズイぞということで、今週末に出かけちゃおうかと密かに思ってます。「宗谷岬」ステッカーと「ホッカイダー」ステッカーを誇らしげに貼った自慢のカワサキZRX1200ダエグで。
今年も妻と2人、2台のバイクで北海道を走ってきました。
8月12日深夜1:00発の新日本海フェリーに乗るため、11日の夕方から大雨と雷と渋滞の名神を走って福井県敦賀港に向かいました。大変な移動でしたが、うきうき気分の方が上回っていました。12日の夜に苫小牧に着き、その日はホテルコンフォート苫小牧に泊まりました。
北海道ツーリング初日の13日は道内全域で雨。ただただひたすら北を目指して走り続 けました。もちろんキャンプはできないので、安い旅館をさがしました。和寒で道央道を降り、士別~名寄~美深~音威子府と走り、2人とも全身ずぶ濡れになって中川町JR手塩中川駅前の栄屋旅館に泊まりました。単なる雨の日の大移動でしたが、それでも十分楽しいのが北海道です。
2日目の14日は快晴でした。中川町から森の道道を走って日本海側に 抜け、オロロンラインをひた走りました。左手にはふんわりと見える利尻富士。右には広大なサロベツ原野。そして、ノシャップ手前の日本最北の温泉・稚内温泉「童夢」に入ってい~い気持ち。
ここで大事な地図を無くしてしまいました。温泉から出ると親子のエゾシカが仲良く歩いているのを見つけたのです。それを見て、地図を無くしたショックはさっと消えました。妻の地図を使えばいいだけのことなのです。その後、最北端の宗谷 岬に行き、最北端の地に立ちました。何回来ても、感動します。それから宗谷丘陵を走り、この日は猿払公園キャンプ場に泊まりました。青空の下で北の大地を走ったこの日は、まさに今回のツーリングのハイライトでした。晩ご 飯は、キャンプ場の隣の道の駅のレストランでホタテづくし。併設された温泉に浸かり、夜は天の川を眺め、素敵な1日を過ごしました。
3日目の15日も晴れ。青空に浮かぶうろこ雲とすじ雲はすっかり秋の 空。朝からいい感じでした。広域農道エサヌカ線は大草原に一筋の直線路。その直線は地平線まで続いていました。クッチャロ湖で休憩し、南に向かいました。音威子府まで南下し、美深から西にコースをとり、朱鞠内湖を経由して日本海側の苫前まで走りました。その間、100㎞近い距離 の高速ワインディング。そのほとんどが深い森の中。信州ビーナスラインを、さらに走りやすいきれいな道にし、さらに大自然の美しい景色にし、それを数倍の距離に伸ばし、しかも交通量はほとんど無いに等しいくらいなのでずっと自分たちだけのペースで走れるようにしたコースという感じの道でした。美深峠の上り坂ではまるで子猫のようなかわいらしいキタキツネに出会ったりして、「北海道を走ってよかった」とつくづく思いました。
苫前オートキャンプ場に泊まり、ご飯を炊いて「エジシカの角煮」の缶詰をおかずに晩ご飯。隣の温泉に入って気分最高・・・と思っていたら雨が降り出しました。しだいに風が強くなっ てきて、10時を過ぎた頃には台風のような暴風雨。警報が出たらしく、オートキャンパーたちは深夜に退散していきました。僕たちはと言うと、布っきれ1枚のテントの中で怯えながら寝ました。
そして4日目の16日の朝。強風はなかなか収まらず、朝食もとれず、テントも撤収できず。しばらくキャンプ場で待機していました。バイクを見ると、妻のバイクの後輪に大きな釘がささっているのを発見。少し風が収まりかけたところでテントを 畳み、近くのスタンドでパンク修理。ついでにコンビニでパンを買ってずいぶん遅い朝食を済ませて日本海側を南に向かいました。留萌~増毛~石狩市浜益・厚田のコースは海岸と海岸段丘の上を交互に走る景色のいい道でした。そのまま石狩市街の産業道路を走り銭函まで来たところでまた雨。この日は小樽の南の朝里川温泉「かんぽの宿・小樽」に泊まりました。
最終日の17日は午後4時には苫小牧港に着かなければならない日です。定山渓に抜ける道は、ループ橋を渡るとずいぶん高い所から樹海を眺める道でした。北海道に来て初めてヘアピンカーブの続く峠道を走りました。定山渓はどこに渓谷美があるのか分からず、そのまま中山峠を越え、ルスツに行きました。「JAようてい」が道の駅になっていて、思わず留寿都メロン5玉入り1箱を買い、クール便で家に送りました。5玉入りでたったの3600円。夕張 メロン1つ分より安いのです。家に帰って食べたら、ほっぺが落ちそうなくらいうまい!すっかり留寿都村のメロンがお気に入りになってしまいました。ついでに、ここでキタアカリのあげいもとトウモロコシを買ってお昼ご飯にしました。北海道のジャガイモとトウモロコシは特別おいしいのです。
その後、支笏湖の南側を走り、予定どおり4時少し前に苫小牧港に着き ました。太平洋フェリー「ニューいしかり」に5時に乗船し、定刻の7時に北海道を離れました。
わずか4日半あまりの北海道ツーリングでしたが、2人にとってはいいことづくめの旅でした。初日の丸1日降り続けた雨も、苫前の暴風雨も、なぜか素敵な思い出になっています。それが北海道なのです。これから、旅を反芻しながら長編のツーリング・レポートの執筆に入ります。そして、また来年も必ず行きます。
東京での学会研修を終えて、8日に帰ってきました。僕の専門の国語教育に関する学会発表はすごく興味深いものばかりで、2日にわたって深夜にテレビでサッカー観戦をしたにも かかわらず終日本気モードで勉強することができました。
北海道が大好きなのですが、実は東京も大好きなのです。山手線や地下鉄線での移動中の人間ウォッチングなど、東京ならではの楽しみです。そして、もう一つ好きなことは、電車の中で食べる弁当です。行きは、お昼過ぎ の新幹線で「名古屋ビッグ3弁当を食べました。名古屋コーチンの肉だんごにチキンライス、エビフライ・・・違った・・・エビフリャ~に、八丁味噌のみそカツ。これで「ビッグ3」なのです。着いて最初に行ったのが浅草です。もちろんスカイツリーを見るためです。写真は、駅弁を撮った時に 接写モードにしたままだったので、恥ずかしいくらいにピンボケになってしまいました。
東京は、スイカ(SUICA)一枚あれば、どこへでも行けます。自販機でもコンビニでも、スイカさえあれば大丈夫という便利な街です。なんでもある街です。JR駒込駅東口から1分足らずのところにあるホテルに連泊しましたが、わずか1分足らずの間にラーメン屋が3軒。本屋やら八百屋やら喫茶店に飲み屋さんと、豊田市では考えられない通りです。滞在中の晩ご飯はいつも3軒のラーメン屋の中で駅に一番近くて、一番男らしくて、一番ヘンな名前の「珍々亭」でラーメン・半チャーハンのセットを食 べていました。
人口密集地で建物びっしり、交通網びっしりの何でもアリの東京と、広大な大地がどこまでも続く北海道。この両極端が大好きなのです。性格的には「どっちつかず」「優柔不断」っぽい僕ですが、町なのか田舎なのか分からない中途半端な都市に育ったせいか、両極端に魅力を感じるのかもしれません。
クルマやバイクが好きな僕ですが、そこにも両極端好きが見え隠れしています。僕のクル マは、家族共用のVOXYを除けば、超プレミアム・ブランドのメルセデス(Cクラス)と超マニュアルチックなクラシック・ミニ(ローバー・ミニ)です。最上級の乗り心地と、パワステ・パワーウィンドウさえ無い旧車を乗り分けています。バイクにしてもそうです。大排気量リッターバイク(カワサキZRX1200ダエグ)とちっちゃな実用車(10数年前のスーパーカブ)の2台で楽しんでいます。ベンツもミニも、ダエグもカブも、運転していて本当に楽しいのです。やっぱり僕は両極端好きなようです。
いよいよ今週末から北海道ツーリングです。日曜日深夜1時発の敦賀~苫小牧東のフェリーで北海道に向かいます。翌13日から北の大地を妻と2人、2台のバイクでキャンプをしながら走ります。今年は、最北端を目指します。
初日の13日は苫小牧から士別か名寄か、できれば美深あたりまで行こうと思います。2日目の14日はオロロンラインから宗谷岬~オホーツク側に出て猿払まで行こうと思っています。3日目の15日は、そのまま南に下がって美瑛あたりになりそうです。ただ、日本海側に抜けて留萌か増毛あたりに出てもおもしろいかなあと思っています。4日目の16日は、美瑛辺りで泊まったら富良野~桂沢~夕張または岩見沢を通って支笏胡あたりで、留萌・増毛 で泊まったら倶知安かニセコあたりでしょう。最終日の17日は洞爺湖~室蘭から夕方には苫小牧港へ行き、19時発の太平洋フェリーで帰ります。
予定はあくまで予定で、宿の予約は今のところしていません。強いて挙げれば、最終日の支笏胡かニセコあたりの宿だけでも予約しておいて、1回くらいは北海道らしい料理を食べてみようかなあとも思っています。なんと言っても、宿泊はキャンプを予定しているので、ほとんどレトルト食品で済ませてしまうのですから。
年に一度の、大好きな北の大地。天候の関係やら突然の思いつきで予定しているコースどおりにはならないでしょう。夕暮れ時にテントの外で椅子に腰掛け、大自然をバックに熱いコーヒーを飲みながら地図を眺め、翌日のコースを考える。このひとときも楽しみの一つです。
もし、豊田ナンバーのキャンディグリーンのカワサキZRX1200ダエグと赤白のホンダCB400SBの夫婦に出会ったら、ぜひ声をかけてください。また、ツーリング中の励ましのメールもうれしいものです。
kazu-eh1983-eh516mb@ezweb.ne.jp
にメールをいただけるとうれしいです。
ではでは、13日から17日のhiro2088は、ライダーの顔になって北の大地をバイクで走ります。みなさんも、よいお盆休みをお過ごしください。
なお、写真はもちろん去年の北海道ツーリングの時のものです。
このブログ「ELEVEN HOUSE」は、バイク・ツーリングやクルマのドライブなど、僕の趣味のページにしていますが、もちろん、僕の生活の主体は教育現場での仕事です。
僕は、公立の小学校の先生です。教頭職に就きながらも、専門の国語教育学の研究を大学院を修了してからも細々と続けています。
8月6日と7日の2日間に渡って、日本国語教育学会の研究会が東京で開催されます。僕も学会の会員の端くれです。一応、国語教育研究者の一人です。大学の先生方による学会での発表には大いに興味があります。それに、大学で研究を続けている大学院時代の仲間の学会発表は、現場教師としてすごく刺激になります。
今年は今日5日の午後に上京し、6日~7日は学会に参加したり、早稲田界隈の古書店で教育研究資料を収集したりし、8日のお昼頃に帰る予定です。
僕が研究しているのは、大正時代から現在に至るまでの小学校(含;尋常小学校、国民学校)での文章表現指導(綴り方指導、作文指導等)がどのような系統性を持たせて行われていたかの解明と、実際に指導を受けた子どもたちの文章表現能力の発達状況の相関関係です。今回の学会発表の中にも、国語科教育の系統的な指導に関わる発表もいくつか見受けられることでしょう。自分が学んできたこと、実践してきたことと照らし合わせながら学んできたいと思っています。
ただ、学会が終わった夕方あたりからは、きっと上野のバイク屋街に出没したり、めずらしい乗り物に乗ったりして、ブログ「ELEVEN HOUSE」のhiro2088に戻っています。東京にいる時の僕は、超二重人格者なのです。学会に参加している時の僕と、終わってからの僕はまったく別の人格になっているような気がします。これまで、東京でしか乗れない都電荒川線にゆりかもめ、羽田へ行くモノレール等々に乗ってみました。ほかに、おもしろそうな乗り物ってないかなあ、などと考えています。
たぶん、学会に参加している時間以外はとても退屈してると思います。おもしろい情報があったら、
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ではでは、6日と7日はまじめな顔のhiro2088になります。
そして、いよいよ12日からは北海道ツーリングです。13日から17日の夕方まで北海道を妻と2台のバイクで走ります。今年は最北端・宗谷岬を目指します。東京と北海道、環境はまったく異なりますが、両方とも僕は大好きです。楽しみ~。