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北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳⑤最終回 9日目・10日目

2021-10-14 23:47:14 | 2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳
 9月10日から19日まで晩夏初秋の北海道を走ってきました。その9日目と10日目です。
 前回は、北海道ソロツーリングを終えて台風が近づく中、太平洋フェリーに乗り帰途に就きました。最終回の今回は、温帯低気圧と交差するように航行するフェリーで過ごした記録です。苦行を乗り越え、無事に自宅に到着しました。


<9月18日:9日目> 最後の最後に苦行が・・・
 こりゃあかんわ。台風から温低に変わった元台風が九州、四国、紀伊半島を突き抜け、太平洋でこのフェリーと交差する。まあこのフェリーの揺れること揺れること。上下左右、普通に歩けないくらいの揺れだった。船酔い無縁の僕が気持ち悪い、気持ちわり~、きょーちわりー、の連発。欠航にならなかっただけよかったよ~。
 まだ揺れがそれほどでもなかった朝の目覚めはよかった。朝は楽しみにしてた太平洋フェリーの名古屋コーチンの卵かけご飯。これうますぎ。


 ところが、仙台が近づくにしたがって揺れがどんどん激しくなり、真っ直ぐ歩けないくらいになってきた。仙台港に入港した時はほっとした。フェリーはそのまま名古屋まで行くとのことで、さらにほっとしたが、相当な揺れを覚悟しなくちゃ。


 外の空気を吸おうとデッキに出ると、小雨がパラついていた。そりゃそうだよな、台風が和歌山に再上陸して東に進んでるって言ってたから。このままだと嵐の中をフェリーが進んで行くってことか。
 ちょっと気持ち悪いなあと思っているうちに、今度は歯が痛くなってきた。なんでだ?
 痛み止めを飲んでも治らない。参ったなあと思いながら軟かそうに見えたピラフでお昼にした。


 歯いてぇ、きょーちわりー。
 仙台港を出たフェリーはますます激しく揺れた。13時30分から映画を上映するということだったので観に行ってみた。夏帆主演の「ブルーアワーをぶっ飛ばせ」だったが、う~ん、僕の好みの映画じゃなかったね。はじめからお客さんは5人しかいなかったけど、終わったときには初老のおっさんと僕の2人だけになってた。


 それにしても、きょーちわりー、歯いてぇ。
 二度目の痛み止め。
 これか、船酔いというやつは。ゲボが出そうになるほどではなかったが、もうこうなったら横になるしかないなあ。
 5時頃、意を決してお風呂に行った。いやあ、これは入ってられないなあ。30~40cmの高波が広い湯船のなかで連続発生。背中と足に力を入れて踏ん張ってないと体が湯船の波に持っていかれる。気持ち悪くて踏ん張るパワーのない僕はすぐに湯船の角で踏ん張っていたが、高波が顔を襲う。こりゃ、退散だ。


 歯いてぇ、きょーちわりー。
 7時に、一応メシ食うかと思い、軟らかい山菜そばとサケおにぎり。


 部屋に戻るとNHKのBS1でJ1名古屋グランパス対横浜Fマリノスの試合をやっていた。しかも、食事から戻った時にはもう1対0でグランパスがリード。まさか、強いFマリノスに勝っちゃったりして。気持ち悪いのと歯が痛いのを我慢して一生懸命グランパスを応援した。ハーフタイムにまた痛み止めを1錠。参ったなあ、グランパスは勝ったし、寝るかあ。
 本気に参ったなあと思ってるのはきっと船長だろうね、嵐の中を操縦しているのだから。揺れに揺れて気持ち悪いし歯が痛いからさっさと寝るのが一番。もう寝る。
 最後の最後に苦行が待ってたよ~。

          ○本日の走行    0km


<9月19日:10日目> 爽やかな気持ちで冒険の旅を終えました
 昨日は台風~温低の荒波の中のフェリー航行で、船酔いなんてしたことのない僕もさすがにヘロヘロになってた。ところが、今朝はまだ揺れは大きかったもののまるで揺りかごのような心地よさを感じながらすっきりと目覚めた。
 もちろんお気に入りの名古屋コーチン卵かけご飯で朝食だ。これ、やっぱりうますぎ。
 部屋に戻って下船の準備をした。フェリーは定刻の10時30分到着のアナウンスがあった。あの嵐の中を速度を落とさずにぶっ飛ばしたんかい!。
 部屋の窓から渥美半島~伊良湖岬が見えた。伊勢湾に入ると全く揺れはなくなり、ようやく快適な船旅。あと1時間半だけど。


 下船準備が完了した着岸1時間前の9時30分、お湯を沸かしてUCCカップコーヒーで心を落ち着かせます。僕、バイクをフェリーに載せたり降ろしたりするのにいつもドキドキしてしまう。これって僕だけ?。


 名港トリトンを部屋の窓から見上げた。もう名古屋港に入ってる。緊張する~、で喫煙室でWestを1本。


 窓からフェリーが着岸したのが見えた。同時に、下船案内のアナウンス。
 車両甲板に行き、荷物をくくりつけて下船したのが10時40分。船をバックに写真を撮り、名港中央ICから伊勢湾岸~東海環状道を走ること30分。豊田松平ICを出て、ガソリンスタンドに寄って家に着いたついたのは11時20分だった。


 バイクの音を聞きつけた妻が外に出て迎えてくれた。それがなんとも嬉しくて。
 荷物を取り込んだら、家族で過ごす普通の日曜日に。なぜか全然疲れを感じなていない。それどころか、まだ走り足りないくらい元気なのが不思議なくらいだった。
 9日間の北海道ツーリング2145km。
 元気なまま完走。よかったわあ、ヘロヘロにならなくて。大好きな北海道を毎日毎日大好きなバイクで走ったんだから、そりゃあ元気だわ。
 「行っといでよ」と言ってくれた妻に大大大感謝です。
 楽しかったなあ、軟弱男?の冒険の旅は。

          ○本日の走行  46km


<エピローグ>
 あれから1か月、普通に仕事をして、普通に生活している今、なんだかあの9日間が夢の中の出来事だったような気がしています。今年は、妻と二人で、レンタルバイクを使って6月下旬に道東へ、8月上旬に道北へとツーリングをしました。僕だけ、3回目。夏の終わりと秋の初めが入り交じった北の大地の風景は本当にすてきでした。何度も同じ所へ行っても、時期が少しずれるだけでどこか違う素敵な雰囲気を味わえます。
「秋の北海道にも行ってみたいなあ。」
妻がそうつぶやきました。チャーーンス!!もちろん、僕も同感。
・・・レンタルバイクでは冬装備が必要で大変だけど、レンタカーでぶらっと行ってみたいなあと密かに計画しています。今年4回目の北海道?大好きなんです、北海道。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


日程   2021.9.10(金)~9.19(日)
使用車種 カワサキNinja650(2016)
総費用  149900円
(内訳)
 フェリー代   69840円 (新日本海フェリー・ステート/太平洋フェリー・特等)
 宿泊費     45600円 (6泊;ビジネスホテル5泊/温泉旅館1泊)
 燃料      10049円 (2145km走行)
 高速道路    680円 (2回)
 食事      15032円 (含:コーヒー)
 飲料       2101円 (缶・ペットボトル)
 雑費       6598円 (土産等)


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2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳④ 7日目・8日目

2021-10-10 23:28:51 | 2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳
 9月10日から19日まで晩夏初秋の北海道を走ってきました。その7日目と8日目です。
 前回③では、北海道往復縦断A字型コースを達成し、新冠にやってきました。今回はダイナミックな日勝峠と狩勝峠を走って美瑛へ行き、北海道最終日を迎えます。


<9月16日:7日目> ダイナミックな日勝峠と狩勝峠で美瑛へ
 新冠のコスパばっちりのビジネスホテルを出て、せっかくサラブレッドの聖地に来たのだから何かお土産でもと思い、とりあえず新冠の道の駅に行ってみた。開店10分前。仕方なく待って店に一番に入って、ちょっとだけお土産を買ってすぐ出発。家で待っている妻と母に少しくらいは何か持って帰らないと。


 今日もまた穏やかな太平洋を左に見て、右にはサラブレッド。カッコいいよね、サラブレッドって。RRスポーツのポルシェを連想したね。で、競走馬はレーシングマシン。
 途中、高速の無料区間で日高富川までと思ったが、このまま海と牧場を見ながら走る方がおもしろそうだから、国道を走り続けることにした。
 今日は日勝峠と狩勝峠の二つの豪快な峠を走ろうと思っていた。気持ちいいだろうなあ。
富川で太平洋と別れ、R237で日高に向かった。
 平取のアイヌ文化広場に寄ってみた。広い公園にアイヌの建物がいくつも再現されていた。なんとなく弥生遺跡に近いものを感じる。自然素材で居住道具を作れば当然似た感じになるはずが、やっぱりアイヌ民族独特の雰囲気を醸し出していた。




 日高から日勝峠に向かうにはR274通称樹海ロードを走ることになる。森の中の一本道。今週になって何度もそういう道を走っているが、何度走っても楽しくてたまらない。
 峠道は標高1000mまで一気に駆け登る。しかも何十か所もある高速コーナーばかりで速度を落とすことなく登っていくのだから本当に豪快だ。6速アクセルオンで体とバイクを傾けているだけの繰り返し。こんな道、他にはないと思えるくらいだが、さすがに下りは怖かった~。


 下りの途中の清水ドライブインでお昼にした。名物は十勝牛の牛すじ丼。マグロ丼の牛バージョンって感じだった。3ミリ角くらいの牛肉がご飯が見えないくらい乗っていて、醤油をかけて食べる。これ、うまいわあ。


 清水に出たらR39で狩勝峠へ。僕の大好きな峠だ。もちろんすべて高速コーナーで、しかも道幅が広い。道幅が広いということは、ライン取りの失敗が許されるということで安心してコーナリングができるのだ。しかも大平原が眺められる絶景コース。


 満足満足・・・で峠の麓にあるのが映画「鉄道員」の幾寅駅。ノスタルジックな雰囲気に癒される~。


 南富良野山部のメロン園「中西農園」に寄ってみた。僕は富良野に来ると必ずここでお土産を家に送っている。シャッターが半分閉まっていたので、やってないのかなあと思いながらバイクを停めた。すると、半開きのシャッターの中から中西のおばちゃんがやって来て「今年はもう全部終わっちゃった」「冷凍してあるとうきびとメロン、持ってくか」、そう言って、ホテルに着く頃にちょうど溶けるからと、袋に入れて持たせてくれた。何も買ってないのに。「来年もまた来るからね」・・・って、来年も北海道ソロツーリングやるんかい。
 最後は美瑛のお気に入りのおしゃれなカフェ「タッチウッド」に行ってみた。去年行ったけど道を全然覚えていない。ここはナビ様の言うとおり・・・で富良野と美瑛の美しい景色の中をどこをどう走ったかわからないけど無事に着いた。着いたけど、残念なことに定休日だった。美瑛で泊まるつもりなので、明日の朝行ってみよ~っと。


 清水ドライブインで予約した美瑛駅のすぐ近くのホテルラヴニールで北海道最後の夜を過ごした。晩ご飯は山部のおばちゃんにいただいたとうきびとメロン。北海道らしい献立で北海道ソロツーリング最後の夜を迎えることになった。食後はコンビニで買った小さなケーキでささやかな打ち上げをした。





          ○本日の走行 282km


<9月17日:8日目> 北海道最終日
 いよいよ北海道最終日。10日に家を出てから1週間。楽しいことをしているとあっという間だ時間が過ぎていく。普通に1週間仕事したらヘロヘロだもん。


 朝、美瑛のホテル出て、以前行っておもしろかったジェットコースターの道に行ってみた。やっぱりおもしろいわ、ここ。長~い下り坂と長~い上り坂。勢いつけなきゃ上れないんじゃないかと錯覚しそうな道だ。これ、写真ではうまく表現できないんだなあ。腕がないから。とにかくすごい。本当にジェットコースターみたい。


 次に、昨日定休日だった美瑛四季彩の丘近くの素敵なカフェ「タッチウッド」にもう一度行ってみることにした。朝のコーヒーを雰囲気のいいところで飲んでみたい。だって、美瑛だもん。
 着いたら昨日と同じクローズの看板。バイクの音が聞こえたのか、奥さんが出てきてくださった。話を聞くと、コロナの時短要請で短い時間しか営業できないとのこと。残念だけど仕方がない。奥さんは、夏の終わりと秋の始まりの両方を感じられる一番好きな季節にお客さんを迎えられないのが残念とおっしゃっていた。わざわざ出てきてくださってありがとうございました。
 で、そのまますぐ近くの四季彩の丘へ。
 おおお~、まだラベンダーがきれいに咲いてるよ~。おおお~、すげえよ、この丘。色とりどりの花が咲き並んでいて芸術だよ~。まさに花の絨毯。




 しっかり目にやきつけてからラベンダーソフトクリーム。富良野に来たら絶対食べたいのがラベンダーソフト。ここ美瑛だけど。


 そうのんびりはしてられない。そろそろ苫小牧に戻らなきゃ。「北の国から」の富良野麓郷の散策も考えていたが、苫小牧の天気は下り坂。雨が降り出す前に港に着きたいから麓郷は諦めて、その代わり清里湖の芦別経由の大回りコースで夕張に出て帰ることにした。
 清里湖に沿って走るR38は、幹線国道と言うよりまるで観光道路だ。美しい湖と、晩夏初秋の木々。今日が最終日かと思うと寂しくなってくる。
 芦別のコンビニでお昼のフルーツサンドを買い、夕張に向けてR452に出た。
 市街地を抜けると、鉄橋に古い鉄道車両が停められていた。しまった、ペースが早すぎて通り過ぎてしまった。旧国鉄の廃線跡の鉄橋に旧車両が保存してあるらしい。これは必見、次に来たときにはバイクを停めて見に行こう。
 しだいにR452は森の中の一本道になる。しかも、交通量は・・・ほぼない。なので苫小牧に戻るのに毎年のようにこの道を選んでいる。
 三段滝の東屋で滝の音を聴きながらフルーツサンドを頬張った。フルーツサンドは妻の大好物だ。羨ましがらせようと写真をメールで送った。すぐに「いいなあ」の返事がきた。


 この辺りにはトイレがないことはチェック済み。三段滝にもあるにはあるけど、コロナで閉鎖されている。芦別~夕張間のR452、約90kmの間にただ1か所だけ、桂沢湖畔の防災施設にトイレがあることをチェックしておいた。ここを逃したららあとは30km以上の高速コーナーの続く森の中の一本道だ。桂沢でちゃんとしっこして、森の中の一本道に臨んだ。そこは僕以外に誰も走っていない専有道路のような道。右に左にバイクを傾けながら快走快走。左右の木々は明るい緑色に秋の黄色が混じっていてすごくいい感じだった。途中、キタキツネがちょこんとこっちを見ていたり、とおくでのんびりと道路を横切っていたり、こんな素敵な北海道を離れる時が近づいているのが寂しい・・・。
 シューパロ湖畔のパーキングにバイクを停め、湖に沈みつつある旧夕張線の鉄橋と、新しい現夕張線の鉄橋を眺めた。その現夕張線も去年廃線になったと聞く。あの立派な橋梁も自然に帰っていくんだなあ。




 坂を下った辺りにある旧夕張線の南大夕張駅跡にも寄ってみた。芦別で旧鉄道車両を見逃したことがきにかかっていたからだ。客車と、バスと、そして愛知では絶対に見ることがないラッセル車が保存されている。ラッセル車は間近でみると変な顔してる。




 夕張紅葉山で最後のセコマだ。フェリーの中で食べる晩ご飯の助六寿司を買った。毎年、なぜか助六寿司を買っているような気がする。


 道東道夕張紅葉山ICから高速に入ればあとは苫小牧で出るだけだ。寂しさと強風の恐怖を感じながらバイクを飛ばした。視界にあるのは北の大地の大平原。
 最後のパーキング美沢PAで妻に無事に終わることの連絡を入れた。最後まで気を抜かないように言われ、気を引き締め直して沼ノ端西ICへ。そして苫小牧港に到着。


 手続きをすると、台風により激しい揺れ、仙台で航行打ち切り、到着時刻の遅れが生じるおそれがあり、承諾される方は「同意する」にチェックをしてくださいとのことだった。台風が九州の西で進路を東に変えるとニュースで言ってたことを思い出した。秋晴れの中を走っていたので、そんなことはすっかり忘れていた。「同意する」にチェックをしたものの、仙台止まりになったら相当つらいことになる。そこは信頼の名鉄グループ、ちゃんと名古屋まで行ってくれるだろう。そんなこんなで手続きを終え、フェリーターミナル2階のカフェでコーヒーを飲みながら旅を反芻した。楽しかったなあ北海道の6日間。




 名古屋行きの太平洋フェリーの出航時刻は19:00。ちょうど1時間前の6時に乗船した。いつもながらバイクをフェリーに載せる時はドキドキする。おして、帰りの部屋はいつも少し豪華な部屋を選んでいる。来週からの仕事に備え、しっかり体を休めるために。


 部屋に入ったらいつものようにまずお風呂。それからデッキに出て苫小牧港の夜景を眺める。これが僕の流儀。そして、出港時刻の19時、ドラの音とともに船は港を離る。寂しさと満足感、充実感を感じながら、離れていく北の大地を眺めてから部屋で晩ご飯の助六寿司。


 目を閉じるといっぱいいっぱい北の風景が浮かんでくる。

          ○本日の走行 249km

 次回、台風が近づく中、太平洋フェリーに乗った僕に、最後の最後に強烈な苦行が待ってました。その苦行を乗り越えて無事名古屋港へ。そして自宅へと向かいます。
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2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳③5日目・6日目

2021-10-06 23:42:24 | 2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳
 9月10日から19日まで晩夏初秋の北海道を走ってきました。その5日目と6日目です。
 前日は宗谷岬に到達して「最北ターン」。オホーツク海側を走って枝幸に来ました。今回は紋別から内陸部に入って襟裳岬を目指します。


<9月14日:5日目> 枝幸~紋別~層雲峡~三国峠~糠平温泉


 枝幸を出て紋別までオホーツクの激しい白波を眺めながら淡々と走り続けました。変わらない景色が続き、しだいに飽きてきてもやっぱり楽しくてたまらない。
 雄武で、家を出る時に0にしたオドメーターが1000kmになった。もう旅の半分くらいになってしまったのかなあ。


 紋別は来たらアレを見ないわけにはいかない。でっかい訳のわからないカニの爪のモニュメント。何度見ても、見ただけでなんだかおもしろくなってくる。


 紋別からオホーツクを離れて内陸に入ってR273で滝上(たきのうえ)へ。すでにこの時点で枝幸から100km以上走っている。時刻は11時30分。この先60km以上はな~んにもない道を走るので、昼食難民にならないために滝上の道の駅で早めのお昼・・・と思ったらソフトクリームしかない。ソフトクリームは好きだけど、お昼ご飯にはならないよなあ。で、こういうときに頼りになるのがセコマだ。
 滝上のセコマでサンドウィッチを買って、一昨日と同じように店先で食べた。ちょっと恥ずかしかったけど、知り合いいないし。それに、こういうのもおもしろいから、逆に楽しんじゃってる気がする。


 滝上から上川までのR273はほんとになんにもない道。ただただ森の中に道が一本だけ。人工物は標識だけ。前にも後ろにもクルマはいなくて、ただ僕のバイク1台だけ。ただただ木々の黄緑に黄色が混じった夏と秋の間の景色しかない道だ。途中、キタキツネがひょこんと姿を見せてくれた。北海道だねえ。走っているうちになんにも考えることがなく、だんだん無の境地に入っていったね。ホトケさんの世界だよ。雑念がないもん。
 上川から東に折れ、R39で岩また岩の山がそびえる層雲峡へ。とりあえず層雲峡のパーキングで今夜の宿、糠平温泉の旅館を予約して、ここから去年のソロツーリングのリベンジだ。去年は層雲峡もこれから行く三国峠も土砂降りの大雨で断念した。今回は快晴。流星の滝に銀河の滝。筋状に落ちる滝の美しいこと。






 そして、いよいよ三国峠へ。


 こりゃあ、すごいわ。視界のすべてが樹海だよ。あるのは樹海だけ。20年くらい前に走ったことがあるけど、見渡す限り樹海なんてやっぱりすごすぎる。あと30kmほど走って麓に下りれば糠平温泉だ。宿に入るにはまだ時間が早いので、峠のパーキングにある素敵なカフェでコーヒーでも飲んで時間を潰すことにした。これがまたいい雰囲気。大自然を眺めながらのコーヒーは特別おいしく感じた。贅沢なひとときだわあ。




 30分ほどカフェで黄昏て、バイクにまたがった。深い森に包まれるようにして峠を下ると、その中腹に白樺しかない森の中。おおおっ、きれいだわあ。思わずバイクを路肩に停め、その景色を写真に納めた。これでまた僕のお気に入りの場所が一つ増えた。


 4時半には糠平館観光ホテルにチェックイン。温泉に浸かっていい気持ち。おいしいご馳走をいただき、今日も素敵な一日が終わった。


 残念なのはキャンプ場がどこもコロナで閉鎖されていたことだ。ニュースでこの日の北海道のコロナの新規感染者が55人で、そのうち46人が札幌だったそうだ。他の地方はほとんど大丈夫なんだけどなあと思いながらも仕方がなこと。こうして旅ができるだけでも幸せだと思った。

          ○本日の走行 281km


<9月15日:6日目> 糠平~襟裳~新冠 北海道往復縦断達成


 糠平の旅館を出て、まず向かったのがナイタイ高原牧場だ。上士幌までのR273は高原の素敵な道で十分満足できる道だけど、国道を外れてナイタイ高原までの道はもう最高。見渡す限り牧場の丘を駆け登る。朝の清々しい空気。青い空に浮かぶ白い雲。秋晴れの朝の牧場。爽やか~。


 着いたらすぐに牛乳を買って、外で飲んだ。うますぎる~。




 しばらく高原牧場を散策して楽しんだ後、バイクにまたがり爽やかで新鮮な空気を味わいながら丘を下った。上士幌市街からR241で帯広方面へ。そして、音更ICから帯広JTCまで1区間だけ道東道で帯広市街をワープし、南に向かった。
 10数年ぶりに旧愛国駅に行ってみた。ところが、コロナで閉鎖。それでも、外から駅舎を眺めることはできた。なんだか新しくなったような気がしたが、そんなはずはない。旧駅舎なのだから、きっと気のせいだろう。売店だけはあったので硬券の切符を買って旧愛国駅を後にした。そうなると、幸福駅の切符も欲しくなってくる。幸福駅には旧広尾線の車両も展示してあるはずなので旧幸福駅にも行ってみた。


 旧幸福駅も想像どおり閉鎖されていた。でも、屋外展示の車両を見ることはできる。ホームに上ることもできたので、間近に車両を見ることができた。ただ、売店はやってなかったので、残念ながら硬券の切符を手に入れることはできなかった。


 旧幸福駅を後にし、さらに南に向かった。忠類の道の駅でお昼・・・と思ったらレストランがない。いざというときのセコマと思いながら次の大樹町の道の駅へ。
 大樹町の道の駅に隣接したスーパーの中にラーメン屋さんがあった。ラーメンはこれまでに何度か食べているので何を思ったか普段注文することのないチャーハンを食べて、襟裳に向かった。


 太平洋だ~。これで日本海、オホーツク海、太平洋と、北の大地を取り巻くすべての海を制覇したぞ。
 黄金道路は海のすぐ脇を走る道だ。秋晴れのいい天気で、昨日までの日本海とオホーツク海の荒波と違って太平洋はとても穏やかだった。ただ、トンネルの中は恐ろしく寒かった。黄金道路の碑のパーキングにバイクを停め、今季初めてトレーナーを着た。


 いよいよ襟裳岬だ。これで北海道往復縦断(苫小牧~宗谷~襟裳)を達成した。そして、海っていいなあ、なぜかそう思えた。




 あとは太平洋に沿って西に進路をとり、予約した新冠のビジネスホテルに向かうだけだ。もう、キャンプは完全に諦めていた。襟裳の百人浜キャンプ場も閉鎖だった。気になるのは、大樹の道の駅で予約した二食付き5750円の安すぎるホテルだ。土木工事のおじさん達と雑魚寝・・・なんてことはないと思うけど。
 襟裳から新冠までは約100km。穏やかな太平洋と牧場の景色を楽しみながらR336を走り続けた。
 新冠の激安ホテルは・・・普通のビジネスホテルだった。正直ほっとしたね。晩ご飯は品数は少ないけれどボリュームたっぷり。それもそのはず、周りの人たちを見れば、建設作業員風の男たちばかりだ。食堂で僕だけ浮いてた。でも、コスパは最高。これでいいのだ。




 秋晴れの北海道!
 僕、最高の贅沢をしている。

          ○本日の走行 281km

 次回、北海道往復縦断A字型コースを達成した僕は、ダイナミックな日勝峠と狩勝峠を走って美瑛へ行き、北海道最終日を迎えます。
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2021 初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳② 3日目・4日目

2021-10-02 23:06:26 | 2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳
 9月10日から19日まで晩夏初秋の北海道を走ってきました。その3日目と4日目です。
 前日の夜に北海道に上陸しました。今回は苫小牧を出て日本海側から最北端宗谷岬へ、そしてオホーツク海側を走って南に向かうまでを掲載します。


<9月12日:3日目> 苫小牧~羊蹄山~留萌


 苫小牧の東横インを出てまずはR36で大型トラックに囲まれながら白老へと向かった。白老から、今まで走ったことのない道道86で羊蹄山の麓の真狩村を目指した。ところがホテルを出て30分ほど走ったところで雨がポツリポツリ。雨の覚悟はしていたので白老川のほとりでカッパ姿に。早めのカッパでよかった、雨はすぐに本降りになった。しだいに雨が上がってきたら、道道86の気持ちのいいこと。白老川の渓流沿いに美しい白樺林。ややきつめのコーナーなんかもあって、その名のとおりハチロク好きにはたまらない道だった。


 留寿都から真狩村へ。羊蹄山は裾野しか見えない。「またおいで」ということかなあ。道の駅で細川たかしの像の写真を撮って中山峠に向かった。峠が近づくと雨が激しくなってきた。そこで、カッパ姿+面倒だけどシューズのレインカバー。




 中山峠の道の駅からの羊蹄山がすばらしいらしいけど、どしゃ降りでは何も見えないだろうと道の駅をパス。雨の下り坂は嫌いだあ。
 そのまま下ると混雑した札幌市街に入ってしまうので、定山渓温泉から朝里ダム方面の道道1へと左折した。すると、不思議なことに小樽市朝里に入ったら雨が降ってないどころか一部青空が見えていた。ダム湖周辺の道道1は絶景の連続だ。周りの木々は緑から黄色に変わっていた。朝里ダムを越えると大きなループ橋で一気に下っていく。


 朝里から銭函までは高速でビューン。
 銭函から北へは石狩までは産業道路。ここで給油。そして、食べ物屋さんがなかったからセコマでサンドウィッチを買って店先で食べた。端から見ればわびしそうに見えそうだが、実は楽しい~。


 雨はすっかり上がり、カッパを脱いで気持ちよく走れるようになった。石狩川の橋からは三日月湖も見えたりして、石狩平野独特の風景が見られた。
 石狩を超えてからは、日本海の絶景を左に見て走る最高のワインディング。段丘の上を走ったり下を走ったり。
 厚田のパーキングでバイクを停め、今夜の宿探しだ。海の真上のパーキングで景色良すぎ~。
 まだ2時半なのでこの先雨が降っても小平の先までは行けそうだが、小平の旅館は満室だった。大雨警報が出ているのでキャンプは無理なので、小平の手前の留萌のビジネスホテルを予約した。宿が決まるとほっとする。
 厚田を出てしばらくしたら、また雨が・・・。またまた道端でカッパを着ることになった。遠くで稲光が縦に一筋。怖いわ。
 雄冬を通るとき、道沿いのキャンプ場を見てみたら閉鎖されていた。コロナの非常事態宣言によるものだ。こりゃあ、天気がよくてもキャンプできんかもしれんなあ。
 増毛の手前で雨はやんだ。時間があるから、旧増毛駅に寄ってみた。最近まで使われていた駅舎だ。なんだか列車が入ってきそう。


 留萌市街に入り、セコマで晩御飯を買って予約したホテルニューホワイトハウスに向かった。まだ、4時半。
 雷鳴ってる~。早めに宿に入って正解だと思った。雷のなかを走るのってメッチャ怖いもん。
 部屋で雷の音を聞きながら相撲を観て、ちびまる子を観て、コンビニ弁当を食べた。明日の天気は予報では雨のち曇り。またカッパを着て宗谷を目指すんだろうなあ。それもおもしろいけど。

          ○本日の走行 359km


<9月13日:4日目> 最北ターン!
 留萌のビジネスホテルを8時30分に出て、ひたすら北を目指した。


 オロロンライン、サイコー!。
 オロロン鳥のモニュメントの写真を撮って、まずは小平の花田番屋へ。残念、定休日。妻から、オロロン鳥の小さなぬいぐるみを買ってきてと頼まれているので、ここからしばらくは道の駅巡りです。
 初山別、オロロン鳥なし。


 ペッパー君のいる日の出にもなし。


 バイクに戻ると隣に停めていた広島ナンバーのBMW氏が僕のバイクのホクレンのフラッグを見て、「これですか、抽選の旗は」と言って「当たった人、いたんだー。写真撮らせてもらっていい?」と、大喜びしてくれた。「全国で500名ですよね。超レアですよ。これだったんだ、いいですねえ。僕も応募したんだけど。」と、手放しで喜んでくれるものだから、思わず「よかったらあげましょうか」と、言いそうには・・・なりません。
 そうそう、オロロン鳥。天塩で給油をして道の駅へ。やっぱりないよ。


 天塩から稚内まではな~んにもない素敵な道なので、少し早めのお昼ご飯にした。選んだのはしじみラーメン。北海道のしじみはでっかい、と思ったら天塩のしじみは内地と同じ小さなしじみだった。網走湖のしじみは大きかったんだけどなあ。


 風力発電の風車がずら~っと一列に並んでいる風景を見て、それからN字の北緯45°モニュメントを見て、あとはひたすらま~っすぐな道を何10kmも走り続けるのがオロロンラインだ。天気もよくなり、い~い感じ。




 利尻富士がうっすらと見え、日本海の激しい白波が・・・なんだか激しすぎるぞ。と思っていたら海風がどんどん強くなってきて、バイクが振られる振られる。北の大地の雄大な景色を楽しみながら、歯をくいしばってただただ走る。
 ノシャップに着いたら広島のBMW氏がいた。今日は稚内泊と言ってたけどまだ2時じゃんか。ここ、稚内だし。


 僕は120kmほど先の枝幸辺りまで行けるかなあと思っていた。ただ、ネットで調べてみると枝幸町もその周辺の町村もキャンプ場はすべて閉鎖ということだった。しかたがないから枝幸町のホテルに電話を入れた。無事に予約がとれて一安心。
 そして、またまた強風にあおられながら今回の北海道縦断ツーリングの北の端っこの宗谷岬に行った。


 おおおっ、バイクが1台出ていったら、なんと僕のバイク1台だけ。クルマは結構いるのに北の端にバイクがいないなんて信じられない。ここ、ライダーの聖地なんて紹介されているのに。
 で、売店に入ってオロロン鳥。やっぱりない。


 そして、最北端の碑をバックに自撮り。


 マミリン(間宮林蔵)の像に「また来たよ~」と心の中で挨拶をして、オホーツク側から南下した。


 猿払~浜頓別の村道エサヌカ線は外せない。人工物が何一つ無い大地に10数km続く一直線の道路は、まるで地平線から地平線への道だ。何度走っても思わず「すごすぎる~」と声が出てしまう。




 17時30分頃に枝幸のホテルニュー幸林に着いた。
 昨夜はコンビニ弁当だったので、ちょっと豪華にカニづくしの「華ちらし御膳」で晩御飯。そして、褐色の温泉に入って極楽極楽。




 一日中大好きな北海道を大好きなバイクで走って、うまいもんを食べて、温泉に入って、そりゃあ極楽だわなあ。

          ○本日の走行 320km

 次回、最北端を見た僕は、ひたすら南を目指します。

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2021初秋の北海道ソロツーリング 宗谷~襟裳 1日目・2日目

2021-09-29 23:24:08 | 2021初秋の北海道ソロツーリング宗谷~襟裳
 9月10日から19日まで晩夏初秋の北海道を走ってきました。その1日目と2日目です。名神高速が集中工事で大渋滞のため、初日は奥美濃~福井ツーリングを楽しんで敦賀港へ行きました。
 今回は出発から新日本海フェリー(敦賀~苫小牧東)で北海道に上陸するまでを掲載します。

<プロローグ>
 仕事柄9月にならないとなかなか休みが取りにくい。今年も、9月9日(木)まで働いて、そこからようやく遅い夏休みを取ることができた。10日の金曜日から翌週まるっとお休み。10日間も休みがあれば、もちろん北海道!。そこで、金曜日から次の日曜日まで北海道一人旅に出ることにした。
 バイクにキャンプ用具をくくりつけ、一人で放浪の旅。ワイルドだなあ。とにかく、僕に足りないものの一番が男気とか男くささ、ワイルドさだと思っている。だけど、この1週間だけはそれが払拭できるのだ。
 前の週は家に帰れば、Ninja650のスクリーンをスモークからびっくりのアイルトン・セナのサイン入りの真緑のにしたり、。ヘルメットのバイザーををミラースモークからクリアーにしたり、抽選で当たったホクレン2021のフラッグを準備したり、そわそわわくわく。そして、大まかなコースも一応考えてみた。12日日曜日に苫小牧を出発して北へ、そして南への北海道縦断A字型コースなんてどうだろう、なんてね。それも、天気や気分で自由に変えられる。


 ・・・正直、男気不足の僕は、不安や心配はなかり大きい。歳も歳だし、それなりに持病もあるし。ハッハッハ、ワクワクの方がそれよりずっとおっきかったね。
 ただ一つ懸念していたこと。それは、コロナ蔓延により愛知県にも北海道にも非常事態宣言が発出されていたことだった。12日までのはずが、出発直前に延長が決まった。僕は2度のワクチン接種を終えていたので、密を避けるようにしていれば感染リスクは極めて小さいだろう。ただ、大きな影響はあった。キャンプ場の多くが閉鎖されていて、結局キャンプができず大荷物を積んで走っただけになってしまったこと。残念だったが仕方のないことだと思う。新規感染者が大幅に減少してきた今、このまま平常に戻ることを願っている。
 では、9月の北海道ツーリング、シュッパーツ!。


<9月10日:1日目> 奥美濃・福井ツーリング?~敦賀フェリーターミナル
 北海道へシュッパーツ!。
 豊田の自宅を出たのはお昼を食べてから。午前中にパッキングをすませ、1時頃、母に見送られて出発した。東海環状道豊田松平IC~東海北陸道で白鳥に。白鳥からR158で福井に出て敦賀へ。重心の高くなったバイクは乗りにく~い。でも楽しい。それに、重心の高さに慣れてくる。
 白鳥を出て福井県境を越えたらススキの穂が風になびいてとてもきれいだった。九頭龍湖は緑が濃くてもっときれい。気持ちのいい道です。奥美濃・福井ツーリングもなかなかいいね。


 道の駅九頭龍では恐竜の前でコーヒータイム。その後、のんびり走って福井に出て、福井ICに入ったのはもう夕方になっていた。それもそのはず、敦賀港フェリーターミナルに着いたときオドメーターを見たら281km。半日で1日分走ったことになる。正直、ヘロった。


 そもそも、名神高速集中工事がなければ名神~北陸道でビューンだったはず。多少ヘロったけど、初日から楽しいツーリングができたからマル、ということ。
 手続きを済ませ、ターミナル内のカフェでラーメン炒飯セットを食べて、あとは奥さんや友達とメールをしながらダラダラして時間をつぶした。とにかく暇。ライダー少ないし。ただ、手続き前の検温、あれはドキドキするね。気持ちが高まってて熱でもあったらアウトだもん。








 フェリーは23:50発。緊張しながら乗船し、部屋に入ったらまずお風呂。あとは寝るだけ。




 明日の夜には苫小牧!。

          ○本日の走行 281km

<9月11日:2日目> フェリー~苫小牧
 船旅っていいね。ダラダラしてても目的地に着く。しかも「旅してる~」を実感。
 モーニングセットを食べてダラダラ、コーヒーを飲んでダラダラ。な~んにもしなくてもお昼は食べたくなる。




 僕にしては珍しくドリア(海の幸ドリア)なんかを食べちゃったりして。チーズとホタテって案外合うもんだなあ。うまかった~。
 で、午後もコーヒー飲んで、サスペンスの再放送を観てダラダラ。




 4時になったらお風呂。これは毎年決めている。新日本フェリーには露天風呂があって、4時頃はちょうど津軽海峡。右に津軽半島、左にうっすらと下北半島。い~い気持ち。シャンプーなんかもして、シャキッと上陸を待つことにする。
 晩御飯は名寄ジンギスカン定食。ラム肉、柔らかくて香ばしくてうまい。


 7時30分、着岸1時間前。長袖Tシャツを着て、ブルゾンにはインナーwぽ取り付けて下船の準備だ。なんかそわそわして落ち着かない。8時、着岸30分前。落ち着かないのでWestを1本。
 8時15分、下船のアナウンスに従って車両甲板に行き、定刻の8時30分に下船し、バイクで北の大地に上陸した。


 フェリーで知り合った愛西市のライダーさんが僕と同じ東横イン苫小牧駅前に宿を取っているとのこと。苫小牧市街に向けてR235を走っていたら、信号待ちですぐ前のバイクが尾張小牧ナンバーだった。フェリーで出会った彼だとすぐ分かった。楽だなあ、前のバイクについて走れば宿に着くのだから。
 9時30分、東横イン苫小牧駅前に到着した。北海道の風、気持ちよかったなあ。これで北海道ツーリングのスタート地点に着いたのだ。
 明日は羊蹄山を見てから日本海に沿って北に向かおう。天気予報では曇り時々雨。雨男は返上したつもりだが、どうやらキャンプは無理そうだ。どこまで行けるか分からないけど、早めに宿を決めて宿泊難民にならないようにしなくちゃ。
 いよいよ北海道ツーリングのスタートだ。もう、ワクワクしてたまらなかった。

          ○本日の走行  28km

 こうして、無事に北海道に上陸しました。次回はひたすら北を目指します。
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