ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2020.10 シュピーレンで車中泊旅 ~秋の白川郷~

2020-10-30 23:13:31 | キャンピングカーの部屋
 岐阜県飛騨地方は標高も高く、例年10月下旬くらいから紅葉が見頃になるとのこと。秋色に染まった白川郷の合掌集落なんて、きっといい感じなんだろうなあ。そう思うと、すぐに出かけられるのがキャンカー旅。思いついたのは水曜日。小型キャンカー、シュピーレンの出番です。
 木曜日の夜は一晩中サブバッテリーを充電し満充電にしました。一晩中暖房を入れて、さらに冷蔵庫に照明など、走行充電で大丈夫とは思いましたが、念のためしっかり充電しておくことにしました。


 金曜日の夕方に家を出て、道の駅「白川郷」で仮眠し、土曜日の朝イチで秋の合掌集落を散策する作戦です。


<10月23日>
 荘川まで豊田松平インターから東海環状と東海北陸道でビューン。夜の高速は空いていて走りやすい。


 荘川の道の駅「桜の里荘川」に寄って飛騨牛丼で晩ごはんです。これがまたお肉が柔らかくてうま~い。1400円は高いけど、宿泊費はタダだし、こんな時しか飛騨牛の牛丼なんて食べられない。


 飛騨牛丼でお腹がいっぱいになったら併設する「桜香の湯」でお風呂。荘川のお湯、つるっつるでめっちゃ気持ちいい。露天風呂はたぶん炭酸泉。つるっつるに加え皮膚には小さな泡がいっぱいついて気持ちよすぎです。


 体の芯まであったまったので薄着になって道の駅「白川郷」まで真っ暗なR156をシュピーレンで走りました。荘川から白川までの間には御母衣湖に御母衣ダムなどがあり、きっと紅葉がきれいなんだろうなあと思いながらドライブしました。天気はよくなるはずなのですが、なぜか雨が降ってきました。明日の天気、大丈夫かなあ。
 道の駅「白川郷」に着き、シュピーレンを停めました。車中泊と見られるクルマがキャンカーを含めて7,8台いました。隣のハイエースには「沖縄~北海道」の張り紙が貼ってありました。いい旅してるなあ。


 シュピーレンの後部はリビングモードの小部屋。FFヒーターで暖房を入れたものの、まだ体は暖かいままで、暖房を弱めました。テレビは・・・電波が入りませんでした。冷蔵庫からよく冷えたミックスフルーツを取り出し、少し遅めの食後のデザートです。それから熱いコーヒーを飲みながら明日の計画を2人で相談。このひとときがいいんです。相談と言っても、白川郷の合掌集落ともみじのコントラストを楽しもうというだけで、すいている朝イチ作戦の確認です。


 シュピーレンの中をベッドルームモードにし、ぬくぬくの部屋で横になっているうちにだんだん睡魔が~。
 明日の朝には雨、上がっているかなあ。
 国道のトラックの音がうすさい・・・と思っているうちに寝ちゃいました。


<10月24日>
 道の駅「白川郷」で朝を迎えました。


「雨降っとるじゃん」
 それはそれで雨の合掌集落も風情があっていいかもなんて思ったりして、シュピーレンの中でパンとコーヒーで軽く朝食を摂りました。そして、道の駅を出て合掌集落に近いせせらぎ公園駐車場に向かいました。
 まだ8時を過ぎたばかりなので駐車場はガラ空き。それどころか、駐車場にクルマを停めた時には雨も上がっていて、青空も見えていました。
 橋を渡って合掌集落に入ります。


色づきはじめた紅葉と合掌造りの家々、いい感じです。イメージしたとおりの風景が広がっていました。白川郷には大小様々の合掌造りの家が点在しています。まるで昔の日本にタイムスリップしたみたいな風景なのです。まだ土産店などもやっていなくて、観光客もまばら。いい雰囲気で集落を散策することができました。これこそ朝イチ作戦の最高の利点です。




 まずい!。持病の神経痛の症状が出た。右尻の側面の痺れがひどくなり、右足を動かすと激しい痛みが。よりによってこんなところで。クルマの中に痛み止めの薬はありますが、痛み出したのは駐車場から最も離れた場所でした。しばらくベンチに腰かけ、足を動かさないようにして、それから少し歩く。そんなふうにして散策しました。でも、痛いことより楽しさの方がはるかに上回っていたので、駐車場に戻らず散策を続けました。それに、合掌家屋のベンチから眺める風景がなかなか素敵だということを発見しました。
 そんなふうにしていたため、9時始発の城山展望台行きのシャトルバスには間に合いませんでした。本数は多いので、少し待って2本目の9時20分のバスで展望台へと向かいました。


 城山展望台からの眺めはなんて素敵な眺めでしょう。まさに「まんが日本むかし話」の実写版です。ほんのりと色づいた山々の色までが実写版の世界のように感じました。きれいすぎる~。


 そして、美味しい五平餅と甘酒のセットで山里の気分までも味わい、下りのシャトルバス乗り場に行きました。




 驚いたことに、登ってきた10時発のバスは満席でした。僕たちが乗った9時20分のバスも下りの10時10分のバスも乗客は僕たちを含めてたった3組だけ。1時間遅いだけで大変なことになっていました。当然、集落に着いたら観光客でごった返していました。






 散策を終えている僕たちは、のんびりと飛騨牛コロッケを食べ、お土産を買って駐車場に戻りました。


 足の痛みは弱まってきていたのでとりあえずシュピーレンのカーテンを閉めて右尻の側面に湿布を貼り、駐車場を後にしました。まだ11時なのに出入り口には「満車」の大きな看板が立っていました。
 一夜を過ごした道の駅「白川郷」に戻り、併設の「合掌ミュージアム」で合掌造りの仕組みなどを見てみました。本物そっくりの人形で分かりやすく説明されていました。なによりも、間近に見られる合掌造りの屋根の大きさにびっくりしました。




 そして、R156で昨日の夜、真っ暗な中を走ってきた道を戻りました。R156は、暗くて見えなかった御母衣ダムや紅葉の御母衣湖がすごくきれいで、とても素敵な道だったので、荘川で高速に入らずそのままR156を走ってひるがの高原へと向かいました。


 途中、妻のリクエストで「たかすファーマーズ」に寄り、ひるがの高原牛乳を買いました。店内には美味しそうなチーズなどの乳製品がいっぱいで、ここでもお土産を買いました。今までなら要冷蔵のお土産は買えませんでしたが、100V電源が使えるシュピーレンには冷蔵庫も完備、本当に便利です。
 時刻は1時少し前。リビングモードのシュピーレンの中で、パンとひるがの高原牛乳でお昼にしました。ひるがの高原牛乳、飲んだ瞬間に2人で「うまい」と声を上げ、顔を見合わせてしまいました。




 R156は、清流長良川に沿って走る気持ちのいい道です。美並インターまでR156を走り、美並から東海北陸道と東海環状道をビューンと走って帰りました。
 秋の白川郷と奥美濃の風景、最高でした。

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2020北海道ソロツーリング道東 Vol.2

2020-10-26 17:44:51 | 2020北海道ソロツーリング道東
2020北海道ソロツーリング道東 Vol.2
   ~北へ北へ、そして東へ東へ、自由だなあ~


 前回は荒波の新日本海フェリーで北海道に上陸しました。今回はいよいよ北海道ソロツーリングの本当のスタートです。

<9月14日>
 バイクで走るってなんて楽しいんだろう。それが北海道だったらいつまで走っても走り足りないくらいだ。そう思うような一日だった気がする。走りに走って393km。あっちこっち寄ってこんなに走ったのはいつ以来だろう。歳をとっても楽しくてたまらない。


 8時40分に東横イン苫小牧駅前を出て、朝のラッシュを避けて森の中の一本道のR276へ。そうして行ったのが支笏湖だ。そこには僕の好きな場所がある。R453に入って湖の北岸を走ると、湖面と道路がすぐ近くになる所がある。この日は生憎空はどんよりと曇り、無彩色の地味な色彩の景色だったが、それでも支笏湖は十分美しく見えた。


 そのまま札幌方面へとバイクを進めると、かなりハードな峠道。しだいに雨もポツポツ降り出した。路面はすでにウェットになっていたので迷わずカッパを着た。
 それにしてもクルマのペースの速いこと。離されるのもシャクなのでおのずと気合いの走りになる。さすがにウェット路面の下り坂は怖い。途中で恵庭方面に折れると、道道117は緩やかな峠道になり、クルマもいなくなってほっとしたね。ナントカの滝がいくつかあって、気になったので一か所だけバイクを停めて見に行ったが、よく分からないのでそのまま走り続けた。断崖と谷の連続でいい感じの道だったが、滝や湖があるにもかかわらず走り続けてしまい、ちょっともったいなかった気もした。
 恵庭で燃料を入れ、道央道恵庭ICから一気に美唄ICへ。何度も利用している区間だが、いつもながら江別から岩見沢辺りまでは吹きっさらしの大平原の中を走り、横風の強いこと。でも、大平原の中を走るのは気持ちがいい。内地の高速道路ではこの気持ちよさは経験できない。
 美唄ICで高速を降り、炭鉱町跡のある美唄市我路へ行ってみた。留守番している妻の生まれた町なのでなぜか外せない。写真を撮ってメールで送り、西に向かって宮島沼へ。


 美唄市の西部は麦畑が見渡す限り広がっていた。おおお~っ、すごすぎる~。金色の世界だ。宮島沼は工事中で見られなかったが、広大な麦畑の金色の世界を見て満足満足。


 すぐ近くに、今年の5月に廃線となったJR札沼線の石狩月形駅があるはずだ。隠れ乗り鉄の僕は、ちょっと寄ってみることにした。古い駅舎のモノクロ写真が好きで、せっかく来たのだから撮ってみようと、スマホのナビに従って行ってみた。あれっ、廃線になった割には人が何人もいる。それに、駅舎はそれほど古そうにも見えなかったので、石狩月形駅をパスしてR375を北に向けて走った。
 道の駅つるぬまに寄って蕎麦で昼食を済ませ、ついでに、今日の宿、びふか温泉を予約した。朝からどこへ行っても雨が降ったりやんだりの天気なので既にキャンプは諦めていから、こうして宿が決まると一安心だ。そして、再びバイクに跨がり、次の目的地の新十津川駅に向かった。




 新十津川駅は札沼線の終着駅で、どうしても写真を撮ってモノクロ加工をしてみたかった。駅舎はレトロっぽいいい雰囲気の駅舎だ。廃線駅にたたずむオレ。こういうのを撮ってみたかった。三脚を立てて構図をよく考えて、渾身の一枚を撮ってみたものの、どうもイマイチだなあ。


 次は朱鞠内湖の紅葉だ。R275を北上するつもりが、意に反してナビが勝手に高速へ誘導するので、滝川ICから秩父別ICまでビューン。沼田から再びR275に入ると、直線と高速コーナーだけのいかにも北海道のローカル国道。ちょっと気を許すと3桁km。意識的にスロットルを緩めることしばしば。


赤っぽい色の蕎麦畑、黄色のとうきび畑、薄緑色の牧草ロールの牧場、黄緑色の草原に時々真緑の林、しかも、その全てがスケールがでかい。幌加内の道の駅でトイレ休憩をとってさらに北へ。
 朱鞠内湖に着くと、キャンプ場方面へと向かった。すると展望台の看板を見つけたので行ってみるとダムがあった。「静かな湖畔の森のかげから」の歌が聞こえてきそうなたたずまいの風景が広がっていた。実は僕、朱鞠内湖の大きい湖なのにひっそりとした雰囲気が大好きなのです。


 時計を見ると4時半を回っていた。そのままR275の森の中の道を気持ちよく走って美深町に出て、R40でびふか温泉に向かった。
 びふか温泉は先月のレンタルバイク弾丸ツーリングでも、去年の弾丸ツーリングでもお世話になっている旅館で、これまでに何度も利用しているのでなんだか心から安心できる。




 晩ごはんは美味しいジンギスカン。食後はのんびりとつるっつるの温泉に入ってほんわかとした気分になり、い~い気持ち。好きなバイクで好きな北海道を一日で400km近くも走り、今年の夏休みも天国ですよ~。

※本日の走行    393km
※本日のヤエー     7発


<9月15日>
 さあ困った。今日のコースだ。
 道北美深町まで来て宗谷を目指さない手はない。いや、今回は今の時期しか見られない道東能取湖のサンゴソウの群生を見るのが目的。そもそも初日に調子に乗って400kmも走って無駄に北の方まで来ただけじゃないか。いや、宗谷まであとちょっとだし。
 朝から迷いに迷って、東に向かうことにした。


 9時少し前に美深温泉を出て、名寄まで戻ってR239でオホーツク側の興部を目指した。相変わらず広大な畑の中の一本道と森の中の一本道が続く。峠道に入ってついに遭遇しました。エゾシカです。これはうれしくなってくる。
 デコッパチのような形の岩山がやたら気になった。こんな変な形の岩山は内地ではなかなか見られない。


 定休日の西興部の道の駅でトイレ休憩。さらに東に向かうと「万里の長城」の案内標識を発見。矢印に従って走ると・・・あった~。長さ(距離)は2km・・・だって?それって半里の長城じゃん。それでも、小規模な長城だけど確かに城壁が長い。


 興部に出たら道の駅でオコッペアイスだ。ハスカップ味がうまい。ただ、名前が興部のアイスで「オコッペアイス」。そのまんまなのがちょっと残念。


 それからオホーツク海沿いに南下し、紋別へ。紋別には先月妻と一緒に来たばかりだ。2か月連続で「なんだコレ」のカニのオブジェには行かないぞ-と思って走っていたが、国道から目立つんだよね、あの巨大なカニのはさみ。行っちゃいましたよ~。


 やっぱりおもしろいわあ。絶好の写真スポットだなあ。


 お昼近くになっていたので、道の駅に入った。ん?オホーツク紋別のホワイトカレー?
 カレーライスは大好物だけど、白いのは・・・。でも、話の種にと試しに注文しました。おおおっ、ルーが白いのは想像どおりなのだが、ホタテやカニのトッピングに加え、ど真ん中にカニのはさみが立ってる。変なモニュメントとおんなじだ。味は、白いけどちゃんとカレーの味だった。


 道の駅を出て、野鳥が多く飛来するというコムケ湖に行ってみたけど、野鳥は1羽もいない。


まあいいかと思い、地図を広げてキャンプ場探し。その前に天気をスマホでチェックすると、9時から1時まで雨90%、朝5時から8時まで雨90%。これではテントはベタンコになってしまい、撤収もできないじゃん。仕方がないから網走の東横インを予約した。昔みたいに情報が簡単に得られず、キャンプ場でびしょ濡れになった頃が懐かしい。懐かしいけど、そんなのイヤだ。
 その後、そのまま国道を南下し、湧別から内陸へ。遠軽のコスモス園を目指した。
 目的のコスモス園が目に入った瞬間、メットの中で「すげぇ」と思わず声をあげてしった。見渡す限りコスモスコスモスコスモス。




 バイクを停めて妻にメールと写真を送ったところへジクサーが隣にやってきた。和歌山の学生で北海道17日目とのこと。一緒にコスモス園に入り、ツーリングに出て初めていっぱい話をした。ソロツーリングって、ほとんど無言の旅なんだよなあ。ジクサー氏の人柄はとてもいい感じで、楽しいひとときを過ごすことができた。




 見渡す限りのコスモスの花花花の景色をしっかりと目に焼き付け、コスモス園を出て彼と別れた後、R333と道道7号で網走街道R238に出ようとしたが、「岐阜」の地名が目につき、なんとなく勤務地と同じ地名に惹かれ、幹線15号という農道に入ってみた。すると、直線のアップダウンが強烈で美瑛のジェットコースターの道に匹敵するくらいの豪快な道だった。北海道には「名も無いスゴイ」がいっぱいある。


 道東の「岐阜」方面に右折するととうきび畑、とうきび畑、とうきび畑。刈り取られたとうきびの入った大きな真四角の箱もごろごろ。すごい景色を見ちゃった気がした。
 R238に入った時には日も陰ってきて、寒い~。グリップヒーターONで網走の東横インまで走った。
 晩ごはんはセコマの牛しゃぶ丼。食後のコーヒーは北海道のジョージア。これで十分!


 明日は、道東に来たら必ずお世話になることにしているウトロの「酋長の家」に泊まることにしている。女将さんのアイヌのお話をお聞きするのが楽しみだ。

※本日の走行    304km
※本日のヤエー     6発


 次回は念願の能取湖のサンゴソウ群生地などを巡り、道東の季節の花を楽しみます。

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2020北海道ソロツーリング道東 Vol.1

2020-10-20 23:28:08 | 2020北海道ソロツーリング道東
 北へ行こうか南に行こうか。北海道ツーリングに出るときは、いつもこれで悩む。出発するまで、時には北海道に着いてもどちらに行こうか迷うことがある。
 出発する1週間ほど前の中日新聞に能取湖のアッケシソウの群生が見頃を迎えているという記事を目にした。淡い赤色の柔らかい絨毯のような風景の写真に心惹かれるものを感じた。アッケシソウ(サンゴソウ)は北海道でしか見られない植物で、赤く色づくのは今の季節だけ。これは外せないなあと思った。となれば、道東を目指すことにするしかない。でも、去年妻と2台で走ったのが道東だったし、8月のレンタルバイクツーリングの時も宗谷・猿払が豪雨と暴風のため非難指示が出てしまい、北に行けなかったのでそのリベンジもしたい。そして、出た答えが「やっぱりアッケシソウでしょう」ということで、迷いはあるものの一応道東を目指すことにはした。

 ※とても長いレポートになりそうなので、4回に分けて投稿します。まずは書き上げた分の「2020北海道ソロツーリング道東 Vol.1」です。

2020北海道ソロツーリング道東 Vol.1
   ~荒波の新日本海フェリーで苫小牧へ~


<9月12日>
 今年はコロナのせいで9月中旬という遅い時期に1週間の夏休みが取れることになった。1週間休みが取れれば、計画するのは北海道ツーリングでしょう。そこで、土曜日の夜のフェリーでどこを目指すか迷ったままの放浪の旅に出た。


 午前中は歯医者さんに行ったり。高齢でクルマを降りることにした義父のクルマの廃車手続きに行ったりし、午後2時45分、妻と母に見送られて敦賀に向けて出発した。
 たった一人だけでバイクで北海道。相棒はNinja650。明るいうちに敦賀に着くことのできる午後3時頃を出発の時間としていたが、その時間が近づくにつれて、なんだか怖くなってきた。歳のせいか体調が気になったり、いろいろ不安が頭をよぎるようになる。
 家を出て、近くのスタンドで燃料を満タンにした。そして、豊田の市街地を西に抜けて行く。30分ほどで東名三好ICに入った。
 一気に時速100km+ちょっとに。調子出てきたあ。
 快調な速度で東名から名神に入る。遠距離通勤の僕にとっては、一宮JCTまではいつもの通勤道路だ。でも、こうして荷物満載のNinja650で走ると気分は最高。養老SAで一休みと思っていたが、あまりにも高速走行が気持ちよくて通過だ。さすがに少しは休憩を入れなくちゃと思い、伊吹PAで小休止した。ぜんぜん疲れていないので、ペットボトルのコーヒーを一口二口飲んで、すぐにピットアウト。
 米原JCTから北陸道に入ると北海道を彷彿させる景色になってくる。出発前に「怖い」と思ってたのに、走り出したらなぜか平っちゃらになってきた。
 敦賀ICを出てR8に入ればすぐに敦賀港フェリーターミナルだ。


 着いたのは5時10分。早すぎる。なんと言っても、僕が乗る船は23時55分発なのだから。ろ、ろ、6時間半もある~。
 でも僕は、フェリーターミナルの雰囲気、好きなのです。だから6時間でも飽きずに待てる。
 手続きのはじめは体温チェック。気分が高揚しているからひょっとして・・・大丈夫だった。
 僕の前にいたライダーは三人組とソロライダーだけだった。
 しばらくして、神戸ナンバーのNinja1000がやってきた。少し話をして、彼は出発カウンターへ、僕は晩ごはん。


 カフェのカウンターで醤油ラーメンとミニソースカツ丼のセットを食べた。以前あったイクラ丼とうどんのセットがおいしかったのになあなんて思ったりしながら食べたけど、おいしさは普通のおいしさ。
 いつの間にか三人組も神戸のNinjaもいなくなっていた。たぶん敦賀市街へ食事に行ったと思う。


 それからは、妻や親友のT先生とMessengerのやりとり。とにかく暇~。
 20時30分にでっかい船がゆ~っくりと入港してきた。目の前には大きな船。いい雰囲気じゃないですか。
 乗用車に続いて次から次へとバイクが船から出てきた。素敵な旅を終えて帰ってきたんだろうなあ。その数・・・ん?たったの19台でした。9月中旬になるとそんなもんかなあ。
 まだあと1時間くらい夜のフェリーターミナルの雰囲気を楽しむことになる。
 北海道・・・数日前から、中日新聞に載っていた能取湖のアッケシソウ群生地の写真を見てわくわくしていた。今の季節しか見られない赤い絨毯。ネットには朱鞠内湖の紅葉も。一足早い秋を楽しむことができる旅になるぞ、きっと。
 の~んびりと北の大地のスケールのでっかい秋を味わう旅・・・そんな感じになるのかなあなんて想像しながらfacebookを更新してた。そうこうしているうちに、いつの間にかバイクが並べられていてポールポジションのつもりが最後尾スタート。移動の放送、あったのかなあ。まあいいか、後ろにせかされずに乗れるから。


 23時45分乗船。フェリーにバイクを載せる時は、いつもながら緊張する。それでも空いていたから楽々駐車。一日分のお泊まりセットとタンクバッグとヘルメットを持って、予約しておいたステートAの5004の部屋へ行き、予定どおり短パンとTシャツ姿になって風呂に行った。一番風呂だあ。ふう~~~。


 フェリーは定刻23時55分、僕が風呂に入っているうちに出港した。風呂から上がって北海道限定ガラナを飲んでベッドに入る。僕、ガラナ好きなんです。
 なんかよく揺れるなあと思っているうちに夢の中に入った。

        ※ 本日の走行   154km
        ※ 本日のヤエー    2発


<9月13日>
 朝8時起床。ぶらっとレストランに行ったらめちゃ空き。モーニングの洋風プレートを注文したらこれがまたうまい。コロナでメニューが変わったけど、これはいいわあ。


 朝ご飯は済ませたものの、コロナのせいでイベントは全てなくなってしまったため、とにかく暇。ロビーにもあまり人は出ていないし、やっぱりみんな密を避けているんだろうなあ。部屋から出てこない。
 カフェでコーヒーを飲んだだけで、仕方がないから僕も部屋にとじ込もっていた。それにしても今回はよく揺れる。横になっていると、頭が上になったり下になったり、これ気持ち悪いわ。


 お昼は僕の定番のカレー。これもまたうまかった。ちょうどいい辛めのルーに存在感のあるビーフ。気に入っちゃいました。


 それからまたまた暇。午前中と同じように地図を見ながらカフェでコーヒーを飲んだだけであとはほとんど部屋でごろごろ。スマホは通じないし、とにかく退屈退屈。


 それにしてもますます揺れが大きくなってきた。船長のアナウンスで「只今佐渡沖、波が2mから3mで揺れが大きくなっています。太平洋は5mほどですからより大きな揺れが予想されます」とのこと。


 新日本海フェリー北行きは、午後4時頃に露天風呂に入ると目の前に津軽半島龍飛崎が見える。ますます揺れが大きくなってきた午後4時、津軽半島を見ながら露天風呂なんて最高だよなあと思って風呂に行った。シャンプーしてさっぱりして露天風呂へ。うわあ~、扉を開けた瞬間、波しぶきだか雨なのか真横から吹き付けてくるわ、お湯は大きく波打ってるわ、龍飛崎どころではなかった。すぐに内湯にもどってフー。
 最後にもう一度露天風呂に行ってみたが、やっぱりとても入れる状態ではなかった。
 また部屋に戻ってテレビを観ていたが、揺れが尋常ではない。頭が上になったり下になったりの大きな横揺れに激しい上下の揺れ。感覚的には1mくらいの上下の揺れなのでだんだん気持ちが悪くなってきた。まっすぐ歩けない。
 そうこうしているうちに夕食の時間になった。気持ちが悪いけど、ここでしか食べられないから食べなくちゃ。それに、メニューにある名寄ジンギスカン定食が食べたかった。
 上下に大きく揺れながらのジンギスカン。うまい・・・気はしましたが、気持ちよく食べることはできなかったなあ。
 アナウンスでは苫小牧の天気は雨で気温は15℃。雨も、それくらいの気温は想定内だ。ただ、これに強風が加わったらイヤだなあと思いながら、ブルゾンにインナーを取り付けて秋仕様にした。寒さ対策のトレーナーと雨対策のカッパを用意して下船準備オーケー。
 なぜか突然今までの揺れが嘘のように揺れなくなりました。苫小牧東港に入ったということだろう。
 いよいよ下船だ。ん?予定より20分くらい早いけどどういうことなんだろう。それにしても何度フェリーに乗っても乗船と下船はドキドキする。これって、弱虫の僕だけかなあ。


 甲板でカッパを着て、係の人の指示を待った。
 いざ外に出ると、雨は小雨で視界は良好。厚真ICから高速に入るとしだいに雨もやみ、時速100km走行で苫小牧市街に入ることができた。暗闇の中をまっすぐにまっすぐに走る。これが北海道だ。「オレ今、北海道を走ってる~」そんな思いで沼ノ端東ICを目指した。それにしても、インターを降りてからも周りのクルマのペースの速いこと。


 予約しておいた東横インはJR苫小牧駅のすぐ近くにある。道に迷っても、駅に向かって走ればいいから便利だ。そういう理由でこれまでも利用しているから、暗い夜でも迷うことはなかった。そうして、ホテルに着いたのは9時ちょっと過ぎ。予定よりずいぶん早い到着にほっとした。留守番の妻に到着の連絡を入れて、部屋でツーリングマップルを広げてコーヒーを1杯。これで今年の北海道ソロツーリングのスタートラインについた。ただ、明日も天気予報では雨。それでも、僕は雨の北海道ツーリングも悪いものじゃないと思ってる。雨も北海道の自然だよ。そう思うと、ワクワクしてくる。

        ※本日の走行      30km
        ※本日のヤエー      0発


 次回はいよいよ北海道ソロツーリングの本当のスタートです。北海道1日目は北へ北へと走ります。
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2020.10 ホンダVTR250Fにモリワキのチタンマフラー

2020-10-15 23:32:53 | いろいろ思う部屋


 先週の日曜日のことです。
 本当ならこの日は鈴鹿サーキットでF1日本GPを観戦してるはずだったのですが、今年はコロナで開催中止。1987年、中嶋悟がロータスで伝説のドライバー、アイルトンセナと組んで初参戦した鈴鹿での初F1レースから33年間ほぼ観戦皆勤賞(予選のみ1回、日本GPでなく岡山のパシフィックGP2回)の僕にとっては辛い一日でした。33年間F1を観なかった年は一度もなかったのですから。
 そこで、先週の土日はメルセデスF1のTシャツを着て過ごしました。
 午前中の家の掃除も、午後のバイクちょい乗りも、心はF1観戦。いつもバイクに乗る時はバイク関連のTシャツですが、この日だけは応援しているF1チームのTシャツを着て妻と2台で走ってきました。


 妻と2台で走るのは久しぶりでした。足助(R153~R420)から下山(R473~R301)のぐるっと1周約2時間のお散歩ツーリングコース。このコース、どの季節に走っても季節感が感じられ、適度なコーナーが続く地のいいコースです。天気もよく、ヤエー連発でいい感じ。すぐ後ろを走る妻のバイクからは今までにない快音が響いてきます。









 妻のバイク、ホンダVTR250Fは、モリワキのチタンマフラーを取り付けたばかりでした。そして、このお散歩ツーリングがデビューライディングでした。取り付けが終わったときに僕も運転してみましたが、ノーマルとは全然違うことが実感できるほど気持ちよく走ることができるようになっていました。


 チタンブルーのカッコよさは当然のこと、エンジンの吹けの良さは段違いによくなり、Ninja650のオレ、負けそそう(ちょっと大袈裟)と思えるほどでした。それに、ノーマルの鉄の重いマフラーが車体の右側に着いているのがチタン製のたぶん10kg近くは軽くなっているはずで、バランスも良くなってすごく乗りやすく感じました。


 一緒に走っていると、インカムで「コレいい」「すごく軽い感じ」「すごいスムーズに(エンジンが)回る」と、妻もノーマルマフラーとの違いを実感していたようでした。それに、何よりも排気音が低音が響いていい音してる~。認定品ですから、ボリュームは規制値で同じでも、確実に僕の650より上質な排気音です。
 F1観戦はなくなってしまいましたが、F1のTシャツを着て妻と2台でプチツーリング。良しとしましょう。

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2020.10 新型ジムニー!!

2020-10-11 00:04:34 | ジムニー64の部屋
 まだかなあ、まだかなあ、僕のおもちゃ。1/1スケールの実物大のミニカー。

 それはそうと、本当ならこの土日は鈴鹿サーキットでF1観戦のはずだったのになあ。1987年の中嶋悟のF1デビューをこの目で見てからというもの、F1を観戦しなかった年は一度もない僕です。忙しくて予選だけという年が1回、鈴鹿ではなく岡山(パシフィックGP)で観戦したことが2回ありましたが、とにかく毎年10月になるとF1観戦が恒例となっていました。今年は開催が中止となり、仕方がないからメルセデスF1のTシャツを着て過ごしています。コロナのバカ~~~!

 で、本題の新型ジムニーです。実は、去年の12月8日トラトラトラの日にジムニーを注文しちゃったのです。ですから、一昨日でちょうど注文してから10か月が経ちました。注文した時に販売店の人は「納車は1年3か月先くらいかなあ」。「ええっ、再来年の3月ってこと?」。
 次のおもちゃは新型ジムニー。


 「ベビーG(メルセデスGクラス)」として人気があるらしいけど、僕は「ベビーヨンマル(ランクルFJ40)」のように見えてピピピッときました。しばらく迷って決断したのが去年の12月でした。
 ところが、少量生産車で月産国内向けが1000台~2000台で、新型発表からすぐに20000台を超える注文があった上に、僕のようにあとからあとから注文する人がいて、納車まで1年以上が続いているとのこと。ただ、色やグレードなどのタイミングがうまく合えば、早い人で10か月くらいで納車されることもあるそうで、そういう人は言わば勝ち組。僕が注文したのはシフォンアイボリーのXC。勝ち組になれるかなあ。そろそろ販売店から電話があるかも。いや、まだあと半年?。このところ、コロナ事情で輸出が思うようにならなくて海外向けの一部を国内向けの生産に回しているのか、8月、9月の販売台数は3000台から4000台と多いので、年内納車、1年以内の納車の勝ち組?になれるかも、なれるといいなあ、なんて淡い期待をしちゃったりもしています。
 注文してからというもの、ジムニーのカタログやパーツカタログ、それにジムニーの雑誌なんかも買っちゃったりして、穴が空くほど見て過ごしています。


 角ばった古いランクルを小さくしたようなデザインだからレトロ調のドレスアップがいいかなあ。タイヤはホワイトレターでホイールは白がいいかなあ。リアのエンブレムは輸出用の「SAMURAI」にして、昔のランクルの4WDマークを付けて、スペアタイヤカバーは車体色と同系色で決めようかなあ、なんて空想と妄想の毎日です。
 まだかなあ、まだかなあ。


 今の1/1スケールの実物大のおもちゃは99年式ローバーミニです。古いクルマですが走りは絶好調です。かっこよくてかわいくて、その上おもしろいほどよく走る所有感満ち満ちの楽しいクルマです。でも、次のおもちゃを手に入れたら手放すしかないのかなあ。
 広~いガレージと潤沢なお小遣いがあったらいいのになあ。
僕のジムニー、まだ鉄鉱石なのかなあ。

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コメント
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