ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2014.2 雪の日の出勤はクラシック・ミニ

2014-02-18 23:23:31 | ローバー・ミニの部屋
 

大変な大雪になりました。雪が降ると心躍る僕ですが、雪に閉ざされて大変な思いをされている方々のことを思うと心が痛みます。
 かなり昔のことです。当時、クリスマス寒波として報道された時のことです。土曜日の朝、神戸に向けて名神高速を走っているうちにどんどん雪が激しくなり、お昼前くらいに関ヶ原の手前でクルマは完全にストップする渋滞となり、その後ほとんど動くことはなくなってしまいました。その後、名神は全線通行止めとなり、夜の11時過ぎに大津ICで高速を下ろされ、とりあえずビジネスホテルに泊まりました。翌日、雪に閉ざされた薄暗い朝を迎えました。R1に出るとクルマは列を作ったまま動いていません。神戸には行けなくなり、豊田に帰ることにしましたが、名神も名阪も通行止めで、地図を頼りに琵琶湖畔沿いの道を走り、夕方になって岐阜に向かうR21に入りました。数m動いては何10分も止まり、それが深夜まで続きました。琵琶湖畔の道のコンビニでパンをたくさん買い込み、ガソリンも満タンにしておいたので、ゆっくりでもなんとかなるだろうと思っていましたが、今のニュース映像と同じで雪の中で長いクルマの列そのものが立ち往生です。ハンドルを握ったまま寝てしまい、クラクションの音で目を覚ますと20mほど前が空いている。その繰り返しがしばらく続きましたが、深夜1時を過ぎたくらいからクルマはまったく動くことはなくなりました。真っ暗闇で、森の中ということ以外はそこがどこなのかさえ分からない不安と恐怖。その心細かったこと。しだいに、空が朝日で白くなってきました。標識から、そこが関ヶ原と大垣の間だと分かりました。雪に閉ざされたクルマの中で、明るい夜明けを迎えたのです。職場に欠勤の電話を入れ、外に出るとなんと清々しいこと。木々の枝に積もった雪が凍り、朝日に照らされてキラキラ光っていました。森全体が美しく輝いて見えたのです。一昼夜、雪に埋もれてつらい思いをしたはずなのに、朝が迎えられたことがDscf7429
うれしくて、不安な夜から解放され、正直、助かった~と思いました。だから、一層雪景色が美しく感じられたのかもしれません。その美しさは、今もなおしっかりと目に焼き付いています。目に焼き付いているからこそ「雪=恐怖」というトラウマにさいなまれることなく、その後も雪大好きでいられるのだと思います。
 そこで、14日の金曜日の大雪の日のことです。天気予報どおり朝から雪。道路は真っ白になっていました。雪道に強い4WDのVOXYは妻が出勤に使います。妻に危ない思いをさせるわけにはいきません。そうなると僕は雪道に弱いFRのCクラスということになります。勤務地の岐阜までは約100㎞。スタッドレスタイヤにはしてありますが、ちょっとした坂道でも気を遣います。まちがってぶつけでもしたら分不相応のクルマだけに出費が大変です。
 そこで登場するのが趣味で所有しているクラシック・ミニ。FFだし、軽いし、昔のFF車といDscf7432
うことでフロント・ヘビーのため駆動輪がしっかりと雪を噛んでくれるという特性もあり、実はとても雪道に強いのです。かつて雪のモンテカルロ・ラリーで優勝したことも十分納得できるくらい、平然と走ってくれるのです。
 まずは暖気。その間に、フロントガラスに「レインX」を塗りつけます。ワイパーがショボイので、水はじき剤は必需品です。さらに、ウィンドウの内側には曇り止めスプレーで視界の確保です。そこそこ年配の人なら分かると思いますが、その昔、冬の雨降りの日は、ウィンドウを拭き拭き走ったはずです。1959年発売のミニですから、僕の99年式でもウィンドウの曇りは激しいものです。
 準備は完了。ガレージの奥からミニをバックで出します。そして発進。3~4㎝の積雪なら何の不安もなく走り出します。いつもは豊田から三好まで下道を走り、東名三好ICから東Dscf7435
名~名神~東海北陸を通って岐阜に行くのですが、国道に出てすぐにノロノロ走行になっていたので引き返し、東海環状道の豊田松平ICに向かいました。
 道路はシャーベット状に見えたので時速70~80㎞くらいで走りました。豪快に追い抜いていく車も結構いました。しかし、雪道では無理は禁物です。チェーン規制が敷かれていましたが、70~80㎞くらいなら何の不安もなく走ることができます。それどころか、周りの山々の美しさに感動しながらの走行に、うれしささえ感じていました。ところどころノロノロ走行になりましたが、岐阜東濃の雪景色を楽しみながらの通勤になりました。
 通常1時間半くらいの通勤時間ですが、この日ばかりは2時間半を超えていました。仕事が山のようにたまっているので、「帰りが遅くなるなあ」とは思いましたが、雪の楽しさの方がそれを上回っていました。それも、積雪路を不安なく走ることのできるミニのおかげです。僕のDscf7438
ミニは10万キロを超えた、古くて、小っちゃくて、非力な、趣味性の高いクルマですが、十分実用性も兼ね備えているのです。
 岐阜では、午後2時すぎくらいに雪は雨に変わり、帰りはほとんど融けてしまいました。うれしいやら、寂しいやら、複雑な思いで帰ってきました。
 報道では、大雪による被害や交通の乱れなど大変なことになっているニュースばかりでした。雪は迷惑なもの・・・と思えてしまいます。でも、僕にとって雪は、一昼夜雪に閉ざされて大変な思いをしたにもかかわらず、やっぱり「めずらしいもの」「美しいもの」「楽しいもの」なのです。だから、雪が積もると愉快で愉快でたまらなくなるのです。通勤でつらい思いをしているはずなのに、楽しく感じるのです。今回の大雪で大変な思いをされた方、Dscf7441
今もなお雪に閉ざされている地域の方々には、心からお気の毒に感じています。僕の、大津での雪に閉ざされた朝はつらい朝でしたが、必ず明るく美しい朝はやってきます。
 雪は美しくて楽しいもの。子どもの頃、めったに積もらない雪を見て、大はしゃぎし、真っ白な雪の上を走り回り、泥だらけの雪だるまを作ったり、友達と雪合戦をしたり、雪を被った木々を見てその美しさに感動したり、そんな思い出をいつまでも大切にしたいと思う僕の戯言(たわごと)・・・です。

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2014.2 ローバーミニ100000㎞

2014-02-04 23:17:57 | ローバー・ミニの部屋

 先月、ついにミニのオドメーターが一回転し、0㎞に戻りました。3年前の2月末に購入した時が82000㎞だったので、2年10か月で18000㎞を走ったことになります。趣味で乗っているサード・カーとしては、かなり走ったと思います。
 実は、自分のクルマが100000㎞を超えたのは初めてのことです。中古車(大古車)とは言え、メーターがまた0から始まるのを見るというのは、思った以上に感動モノでした。仕事帰りの岐阜県坂祝町の国道21号線を東進中、パジェロの工場あたりで100000㎞に到達しました。記念写真を撮ろうと思いましたが、走行中のため断念し、数㎞先で停車した時にメーターを接Dscf7373
写しました。
 この2年10か月で、トラブルはほとんどなく、強いて挙げればインジェクションの細いパイプに亀裂が入って交換修理をした程度です。修理費も確か数百円だったと思います。クラシック・ミニは壊れやすいという風評がありますが、決してそうではありません。買った時に言われたことは、3000㎞毎のオイル交換と、エンジン始動時の5分程度の暖気さえすれば、まず壊れるようなことはないということでした。とは言うものの、新規登録から15年を経過したクルマです。それなりにメンテナンスはきちんとやっていかなければなりませんが、経年劣化は旧ミニに限ったことではありません。近いうちに定期点検を受ける予定です。今のところ、走っていて気になる点はまったくないので、点検で劣化部分が見つかれば助かります。
 クラシック・ミニはクルマ本来の楽しさを味わうことができる数少ない一台です。数m走っただけで「楽しい」と思えるクルマです。見て楽しい、乗って楽しい、素敵なクルマです。もちろん、ナンバー付きの「クルマ」ですから実用性も備えています。
 今、腹立たしく思っているのは、13年以上経過した「古い」クルマは自動車税が1割程度の割り増しになっているということです。エコ・エンジンでないことがその理由らしいです。古い1.3Lエンジンですから、市街地でリッター10㎞、高速(?)で14㎞程度です。燃費だけを比べれDscf7388
ば中型ベンツのCクラスとほぼ同じです。しかし、クルマを一台作るのにどれだけのエネルギーを必要とするか考えてほしいと思います。糊とはさみで作ってるわけではないのです。一台のクルマを長く走らせることもすごい「エコ」なはずです。ドイツでは、こうした考えから古いクルマは税金が安くなるため、旧車を大事に大事に乗っている人が多いと聞きます。
 数年でどんどん新車に買い換えると「免税」で優遇され、古いクルマに長く乗ろうとすると「増税」で苦しめられるって、なんかヘンじゃないかなあ~とボヤいていますが、とにかく僕のローバーミニは「祝100000㎞」です。

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