昨日と今日の2日間、6年生の修学旅行の引率でした。
朝、職員は6時集合で、子どもは6時40分。出発式を終え、学校を出ました。
東名~伊勢湾岸~東名阪~新名神~名神と高速道路を乗り継ぎ、まずは京都・三十三間堂。ずら~と並ぶ観音像に、子どもたちは目を丸くしていました。次は清水坂で清水焼の絵付け。あらかじめ図工の時間に考えた図案をもとに、カップに絵を描きました。「いつ、できあがるの?」の声に、期待の大きさを感じました。それから清水寺へ。舞台からの眺めを楽しみ、3つの滝の水は込んでいたためパス、下から清水の舞台を眺めて「すっげぇ」。
昼食とお土産を楽しんだ後、二条城へ。うぐいすばりに興味津々。それから金閣へ。大文字の送り火の「大」を見て「こうなってるんだ」と感心していると金閣に到着。バスから降りて金閣に向かい、金色に輝く鹿苑寺を目にした瞬間、「わあ~っ!」。ここは誰でも、思わず感嘆の声が出てしまう場所なのです。その美しさを目に焼き付け、一路奈良へ。
奈良に着いた時にはすっかり日も暮れていました。猿沢の池付近でバスを降り、興福寺でライトアップされた五重塔を見ると、生まれて初めて見る五重塔の美しさに目を奪われているようでした。出店の並ぶ通りでお土産を買う姿は、まさしく買い物ツアーのおばさんと同じ。お小遣い4000円のほとんどを使ってしまった子もいたようでした。
ホテルに着き、夕食、そしてお風呂。盛りだくさんの見学で疲れたのか、10時消灯がきちんと守られ、引率者の僕たちもびっくり。
朝は6時起床。5時半に起きて子どもの様子を見ても、誰一人朝っぱらから大騒ぎする子もいなくて、昨日の消灯もあわせ、さすがM丘小の子どもたちと感心しました。
朝食を済ませ、まずは徒歩で東大寺へ。「でっけぇ~」の声が次々に上がりました。そこからはグループ行動で2月堂・3月堂などから若草山、春日大社へと歩きました。僕は春日大社で全部のグループが通過したかどうかをチェック。ここでも、全員がきちんと通過して行きました。春日大社からはバスで最終見学地の法隆寺へと向かいました。そこで昼食を済ませ、法隆寺の中へと入って行きました。さすがに子どもたちも疲れ気味。リアクションも小さくなっていました。
法隆寺を出てからは、西名阪~名阪~東名阪~伊勢湾岸~東名と乗り継いで学校に戻りました。僕jの学校では、学校中の照明を点けて6年生を迎えます。まるでライトアップされたように浮かび上がる校舎を目にした子どもたちは、どんなことを思ったのでしょう。
「みんなで」いっしょにいることの喜びを実感し、大きな行事を最高の態度で、最高に楽しんだ子どもたちでした。引率者として子どもたちを陰で支えてきましたが、子どもたちの喜びは、僕たちにとっても大きな喜びになっているのです。
天気も良く、時間に遅れることもなく、けがや病気になる子もなく、はぐれたり遅れたりする子もなく、夜に大騒ぎする子もなく、本当にすてきな6年生です。小さなけんかやトラブルなどももちろんありましたが、自分たちで解決できるよう支援し、いい思いをさせようと努めた担任の先生方のがんばりもすばらしかったと思います。
このまま、素直な心を持ち続け、大きく育っていってほしいと願っています。