秦野市平沢に天台宗寺院の「井光山西光寺」(阿弥陀院)はある。開山・開創年代(伝)は天文年間(1530年代)。明治以前は旧平沢村の総鎮守御嶽、八坂神社別当を歴代務め、江戸時代中後期(天明年間)には当山歴代住職墓に筆小塚がある。本尊は弥陀三尊(阿弥陀・観音・勢至)、脇本尊として不動三尊像。県道62号線「出雲大社入口」先を左折、背後に渋沢丘陵の一角峯山が連なり、傍に流れる室川を渡った右手に大きい「寺号標」(寺門)があり、その先に構えられた「山門」を抜けると正面に平成13年に新築再建の入り母屋造り「本堂」、堂内には「護摩堂」、本堂右手に「庫裏」がある。境内には「鐘楼」、「六地蔵」、「水子地蔵」、南はだの七福神の「毘沙門天」が祀られている。墓地参道脇には当寺のシンボル樹齢300年の「イトヒバ」(市指定保存樹木)が聳え立っている。(1811)











