秦野の水源地「一貫田湧水」がある秦野市今泉に関東三大稲荷の一つに挙げられ「お稲荷さん」として信仰され、崇敬されている「秦野白笹稲荷神社」はある。創建当初(江戸時代初期)は「白笹」ではなく「白篠稲荷」と称する「小祠」であった。安永3年(1774)に由来を明らかにするため、新たに「伏見稲荷」を祀り再建した。秦野は古代大和豪族「秦氏」に所縁の地で風土記によると稲荷信仰を広め、秦公が山城国に伊奈利(伊奈里)を祭祀したことに始まる。祭神は宇迦御魂命、大宮売命、猿田彦命。神奈川県道62号線白笹稲荷入口より右手に鎮座している。赤い「大鳥居」を抜けると広い参道が続く。手水舎には一貫田湧水が竹筒を伝い流れている。二の鳥居を抜けると正面に「社殿」、左手に「社務所」がある。初詣には3000人超え、毎年2月の初午には五穀豊穣を祈って祭りが行われ各地から大勢の参拝者が訪れ賑いを呈する。神社のキツネは農作物の外敵であるネズミを食べてくれるため春の耕作の始めに「田神」(たのかみ)として迎えられる食べ物の神様の使いと考えられている。社殿背後には赤い鳥居が建つ「境内社」が三社の中に「南はだの七福神」の寿老人が祀つられている。(1811)











