相模原市新戸の霊峰「雨降山」を望む緑豊かな地に建長寺の末寺、曹洞宗寺院「本鏡山常福寺」はある。創建は約700年前。本尊は釈迦如来。当寺は春は「桜」、秋は「彼岸花」と「萩」、初冬は「紅葉」と年に2期間にわたって境内は美しく彩られる。境内に入る石段の前には樹齢400年を越える古木「しばの木」が悠久の時を刻んでいる。当寺は禅寺として江戸時代には「寺子屋」を開き、当地の学問の中核をなしていた。「山門」前にある数本の「モミジ」も赤く色づき始め華やかな錦秋の世界を創り始めている。「紅葉」、「枯山水の庭園」、本堂横の「竹林」と静寂な初冬景色の寺域となっている。(1912)
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