相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

小栗判官と照手姫のお墓がある「長専院」

2024-10-15 14:08:43 | 寺院
時宗の総本山「遊行寺」の東門から右手、本堂脇の車坂を辿ると背後に山を配した寺域に「小栗堂」と呼ばれている「長生院」は鎮座している。当寺には浄瑠璃で名高い「小栗判官」「照手姫」のお墓がある。応永29年(1422)常陸小栗の城主「判官満重」が足利持氏に攻められて落城、その子の「判官助重」が家臣11人と三河に逃げのびる途中、この藤沢で横山太郎に毒殺されかけた時、妓女の「照手」が助重らを逃がし、一行は遊行上人に助けら、その後「助重」は家名を再興して「照手姫」を妻に迎えた。満重往生の後、助重は遊行寺八徳池の側らに満重主従の墳墓を建立。助重の死後、照手は髪を落とし「長生尼」として助重と家臣11人の墓を守り余生をこの長生院で過ごした。照手姫は江戸時代に歌舞伎などで広く知られた「小栗判官物」の主人公。相模原市にも上溝駅前は照手通りいわれ、横山段丘崖、姥川源流地や日金沢、横山台では照手姫を祀る「榎神社」、下溝にも古山地区とその周辺に中心に照手姫と小栗判官に纏わる伝承が残されている。(2410)
 
 
 
 
 

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