名古屋の私立高校桜通高校の「奉仕活動部」に入部した3人の1年生、奉仕活動に燃える木津鞠子、自力で何もできないことにコンプレックスを持つお坊ちゃまの堀川航、何故か人を呼び寄せてしまう部活嫌いの五条宙志が、与えられた奉仕活動の中で事件に遭遇する学園青春小説。
小振りの事件と小振りの謎解きはあるもののミステリーと呼ぶのは辛い。
タイトルは思わせぶりですが、色艶は全然なし。むしろ名古屋弁と味噌カツに満ちたご当地コメディの色彩の方が強い感じ。私の年のせいですが、登場人物で色っぽいのは生徒たちのおばあちゃん世代の独身理事長(139ページイラスト)くらい。
イラストの話ついでに言うと、陰の主役の「ミロのヴィーナナちゃん」。裏表紙では3歳児くらいの体型なのに本編では高校生っぽい(55ページ)。その辺はきちんと作って欲しいんですが。

後藤みわこ 講談社 2009年5月8日発行
小振りの事件と小振りの謎解きはあるもののミステリーと呼ぶのは辛い。
タイトルは思わせぶりですが、色艶は全然なし。むしろ名古屋弁と味噌カツに満ちたご当地コメディの色彩の方が強い感じ。私の年のせいですが、登場人物で色っぽいのは生徒たちのおばあちゃん世代の独身理事長(139ページイラスト)くらい。
イラストの話ついでに言うと、陰の主役の「ミロのヴィーナナちゃん」。裏表紙では3歳児くらいの体型なのに本編では高校生っぽい(55ページ)。その辺はきちんと作って欲しいんですが。

後藤みわこ 講談社 2009年5月8日発行