顧客へのアンケートからチラシ、DM、ホームページ等でのアピール材料を得てそれを実践する方法を説明した本。
顧客へのアンケートを、すでにリピーターになっていたり、値引きなしで利用したり、高額の利用をしている顧客を対象として行うという点が、この著者の一番の着眼点で、その点はなるほどと思いました。値引きをして初めて利用した客や不満を持っている客に聞いても、「改善点」や「不満」を聞くことになり、それでは問題点の改善はできても長所・強みを伸ばすことができず、コストをかけて結局中途半端なものしかできない、現在の競争下ではアピールできる強みを磨くことが必要で、それはすでにファンになっている顧客からどこがよかったかを聞くべきだというのです。
そして1枚アンケートでは、基本として、利用前の悩み(顧客のニーズ→広告のターゲット層)、自社を知った媒体(今後力点を置くべき広告媒体)、知ってから利用を決めるまでの不安(利用の障害の除去)、他社を選ばず自社を選んだ決め手(自社の強み=広告のポイント)、利用後の感想(顧客の声として利用)の5つの質問を行い、それを広告に反映させるということです。
さらに、商品の説明が多すぎる、文字数をもっと少なくすべきではという意見に対して、商品のよさが伝わっていない広告が多い、そして商品をきちんと説明することで自社の商品に合わない顧客が来ないようにすることが大切だ(商品は悪くないのにそれを好まない客が誤解してやってきて合わないと悪口を書かれるくらいなら合わない客が最初から来ないようにした方がいい)と返している(248~252ページ)のも、なるほどと思います。
シンプルで理にかなったコンセプトで、応用範囲が広そうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en2.gif)
岡本達彦 ダイヤモンド社 2016年6月23日発行
顧客へのアンケートを、すでにリピーターになっていたり、値引きなしで利用したり、高額の利用をしている顧客を対象として行うという点が、この著者の一番の着眼点で、その点はなるほどと思いました。値引きをして初めて利用した客や不満を持っている客に聞いても、「改善点」や「不満」を聞くことになり、それでは問題点の改善はできても長所・強みを伸ばすことができず、コストをかけて結局中途半端なものしかできない、現在の競争下ではアピールできる強みを磨くことが必要で、それはすでにファンになっている顧客からどこがよかったかを聞くべきだというのです。
そして1枚アンケートでは、基本として、利用前の悩み(顧客のニーズ→広告のターゲット層)、自社を知った媒体(今後力点を置くべき広告媒体)、知ってから利用を決めるまでの不安(利用の障害の除去)、他社を選ばず自社を選んだ決め手(自社の強み=広告のポイント)、利用後の感想(顧客の声として利用)の5つの質問を行い、それを広告に反映させるということです。
さらに、商品の説明が多すぎる、文字数をもっと少なくすべきではという意見に対して、商品のよさが伝わっていない広告が多い、そして商品をきちんと説明することで自社の商品に合わない顧客が来ないようにすることが大切だ(商品は悪くないのにそれを好まない客が誤解してやってきて合わないと悪口を書かれるくらいなら合わない客が最初から来ないようにした方がいい)と返している(248~252ページ)のも、なるほどと思います。
シンプルで理にかなったコンセプトで、応用範囲が広そうです。
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岡本達彦 ダイヤモンド社 2016年6月23日発行