伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

最短時間でムダなく成果を上げる パソコン仕事術の教科書 改訂新版

2023-07-08 23:11:44 | 実用書・ビジネス書
 仕事で使うためのパソコンのしくみと設定についての知識、電子メール、ワード、エクセル、その他のソフトウェアの基本的な使い方のコツについて解説した本。
 パソコンの起動が遅いのを改善するという項目では、常駐ソフトと不要な「サービス」の無効化を提唱しています(68~69、84~86ページ)。しかし実際にやろうとすると停止・無効化しても大丈夫かどうかの判断が付かず、なかなか踏み切れません。86ページにこれは無効化してもたぶん大丈夫だろうというのが一覧表になっていて、よしこれは無効化しようと勇んで「サービス」を開いたら大半がもともと無効になっていて、ガッカリしました。もっとも、ついでにWindows10になって以来、ずっと勝手に開いてうっとうしかった右下のパネル表示をなんとか止められないかと試行錯誤していると、タスクバーの右クリックで「ニュースと関心事項」を「無効化」すると無事に消えてくれてスッキリしました。この本には書いていなかったですが、懸案事項の解消のきっかけとなってうれしく思いました。
 Edgeについて、「Microsoftのポータルサイトを利用させたいという意図が強すぎて、扱いづらい」「従来のブラウザとは使い勝手があまりに違うので、効率よく使えない」(140ページ)、Wordについて、「『みんなが使っているから』というただそれだけの理由で標準となったのです。かつて日本語ワープロソフトの標準はJustSystemの一太郎でした。むしろ、Wordの方が使いにくいという声は決して小さくはありませんでしたが、標準である以上、どうしようもありません」(176ページ)というあたり、同感だなぁと思い、やはりそう感じている人はそれなりにいるのだと安心しました。


中山真敬 技術評論社 2023年4月28日発行(初版は2017年3月28日)

コメント (2)
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