ハマスからの攻撃への報復ないし自衛を主張してヨルダン川西岸とガザ地区で、イスラエル人被害者よりも遙に多数のパレスチナ人を虐殺し続けるイスラエル軍/政府の攻撃とパレスチナ人への虐待が続くエルサレムとヨルダン川西岸地区、ロシア軍の民家や多数の民衆が集まる場所への攻撃とウクライナ軍の反撃が続いているウクライナ、中村哲の用水路事業とその後10年を経たジャララバードを訪問して現地の様子を報じたルポ。
イスラエル訪問が2024年3月、ウクライナは2023年5月と10月、アフガンは2022年8月までなので、その後事情が変わっているところはありますが、それでも近年のそこで生活する人々の様子が書かれているのに興味を惹かれます。
イスラエル兵の蛮行とともに「虐殺をやめろ」というプラカードを持つユダヤ人の姿を紹介し(表紙の写真にも使用)、中村哲の事業と姿に焦点を当てる著者のスタンスは、紛争当事国と軍事同盟になく(NATO加盟国でない)平和憲法を持ち他国と戦争をしないことを国是とする日本の政府が紛争解決に取り組めばいいのにというものです。ラストワードの「これからは岸田文雄(あるいは新しい総裁)ではなく、中村哲の時代だ」が印象的です。
西谷文和 かもがわ出版 2024年8月15日発行
イスラエル訪問が2024年3月、ウクライナは2023年5月と10月、アフガンは2022年8月までなので、その後事情が変わっているところはありますが、それでも近年のそこで生活する人々の様子が書かれているのに興味を惹かれます。
イスラエル兵の蛮行とともに「虐殺をやめろ」というプラカードを持つユダヤ人の姿を紹介し(表紙の写真にも使用)、中村哲の事業と姿に焦点を当てる著者のスタンスは、紛争当事国と軍事同盟になく(NATO加盟国でない)平和憲法を持ち他国と戦争をしないことを国是とする日本の政府が紛争解決に取り組めばいいのにというものです。ラストワードの「これからは岸田文雄(あるいは新しい総裁)ではなく、中村哲の時代だ」が印象的です。
西谷文和 かもがわ出版 2024年8月15日発行
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