国立がんセンターの疫学部長だった著者が重度の糖尿病と宣告され(ヘモグロビンA1cが12.8%って)、薬を使わずに食事と運動だけで治すと決意して、10年にわたり血糖値をコントロールして健康に過ごしてきた経験を語る本。
食事制限は、カロリー制限なので、とにかく油脂を避けて量を減らす、そのためには「おいしいものを少しずつ」ゆっくり食べるがポイントだそうです。おいしいものを少しずつという言葉は魅力的に思えますが、脂身がダメ、甘い果物もダメというのは、寂しいですね。
運動は、食後30分程度歩くのが一番いいそうです。激しい運動をすると、肝臓がグリコーゲンを分解してブドウ糖にして血中放出するのでかえって血糖値は上がるとか。なるほど。でも朝食や昼食後はふつうに歩くけど、夕食後はなかなかねぇと思います。
糖尿病の原因は、遺伝や生活習慣だけではなくて、ダイオキシン特にかつて広範に用いられたPCBが体内に残留していると糖尿病になりやすいそうです(113ページ)。それに笑うと血糖値が下がるとも(160ページ)。
人間の身体の不思議は、まだ解明されていないことが多数ありますが、力を抜いて自然体で健やかに暮らせれば、と思います。
渡邊昌 角川oneテーマ21 2004年9月10日発行
食事制限は、カロリー制限なので、とにかく油脂を避けて量を減らす、そのためには「おいしいものを少しずつ」ゆっくり食べるがポイントだそうです。おいしいものを少しずつという言葉は魅力的に思えますが、脂身がダメ、甘い果物もダメというのは、寂しいですね。
運動は、食後30分程度歩くのが一番いいそうです。激しい運動をすると、肝臓がグリコーゲンを分解してブドウ糖にして血中放出するのでかえって血糖値は上がるとか。なるほど。でも朝食や昼食後はふつうに歩くけど、夕食後はなかなかねぇと思います。
糖尿病の原因は、遺伝や生活習慣だけではなくて、ダイオキシン特にかつて広範に用いられたPCBが体内に残留していると糖尿病になりやすいそうです(113ページ)。それに笑うと血糖値が下がるとも(160ページ)。
人間の身体の不思議は、まだ解明されていないことが多数ありますが、力を抜いて自然体で健やかに暮らせれば、と思います。
渡邊昌 角川oneテーマ21 2004年9月10日発行